貴方と人生を共に 最終新章 〜unofficial history kazuto〜君の元へ帰る為 15話 |
桜が丘女子高校
軽音部部室
唯「ねぇねぇ〜りっちゃん。」
律「なんだ〜」
唯「何かね、一瞬空が黒くなった様な気がしたんだけど・・・」
澪「気のせいじゃないか?」
紬「それより、今日はティラミスよ。」
唯「ありがと〜ムギちゃん〜」
梓「皆さん!もう直ぐ学祭なので練習しましょうよ!」
唯「一息ついてから〜」
律「な〜」
ガチャッ
さわこ「皆!居る?」
唯「さわちゃん、どうしたの〜?」
さわこ「良かった・・・皆!部室から出ないで頂戴!」
梓「何かあったんですか?」
さわこ「それがね・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
律「なっなんだ!この世の終わりか!?」
澪「ひぃ!揺れてない!揺れてない!揺れてない!・・・」ガタガタガタガタガタ・・・
梓「なっ何!」
唯「ギー太!」
ぎゅっ
唯はギー太を間一髪で受け止めた。
唯「ギー太!死ぬ時は一緒だよ!」
梓「不吉な事言わないで下さい!」
紬「でも、揺れが止んで来たわね・・・」
律「間一髪だな。」
さわこ「そうも言ってられないのよね。」
唯「さわちゃん、どう言う事?」
さわこ「分からないけど、生徒達が凶暴になって襲ってきたのよ。」
紬「良くご無事でしたね。」
唯「さすがさわちゃん!デスデビル魂だね!」
律「あれだな、睨みつけて敵を威嚇し・・・」
さわこ「あぁっ!」
律「ひっ!」
ぎゅ〜〜っ
さわこは律のほっぺを引っ張った。
律「いはっいはいってはわはぁん〜::」
澪「自業自得だ。」
唯が外をを見ると。
唯「皆〜」
さわこ「睨みつけて・・・何だぁっ!ああぁっ!」
紬「まぁまぁ、先生紅茶が入りましたよ。」
唯「ね〜ってば。」
梓「何ですか、さっきから・・・・・・皆さん!外を見て下さい!」
一同が外を見て見ると。
律「嘘だろ・・・」
梓「憂達は!」
唯「・・・見てくる!」
さわこ「唯ちゃん!ダメ!」
ガチャッ
ザシュッ
唯「きゃっ」
ドテンッ
生徒1「平沢唯・・・殺す・・・」
ザシュッ
律「唯!」
澪「怖くない怖くない怖くない怖くない・・・」がたがたがた・・・
梓「先輩!」
生徒1が包丁で唯を刺そうとした時。
ドンッ
バタンッ
一刀「ちょっと気絶しててね。」
月音「これはどう言う事?・・・奴らが仕掛けてきた?」
一刀「おそらくな・・・薔薇水晶は此処に一旦結晶でバリケードを作ってくれ。
長くは持たないと思うけど。」
薔薇水晶「コクッ」
ガキンガキンッ
月音「大丈夫・・・おお!生唯だよ!」
唯「えっ?」
ゴチンッ
翠星石「自分が知っていても初対面の相手にはちゃんと礼儀をするです!」
月音「そうだった・・・不思議人形に教えられるとは・・・」
さわこ「うちの生徒を助けて頂いてありがとうございます・・・貴方達は?」
一刀「俺の名は北郷一刀、よろしくな。」ニコッ
さわこ「(あれは・・・刀かしら?・・・昔付き合ってた彼氏に似てるわね。)」
律「(うわ〜危険な笑顔だな・・・さわちゃんは落ちたな。)」
月音「あたしは北郷月音、おっとうと董卓の娘権嫁だよ。」
部員一同『ええええ!嫁!』
律「おいおい、実の娘を・・・鬼畜だな。」
一刀「ちょっ!」
月音「合意の上だし〜良いんじゃね?うちらの世界では当たり前・・・ではないけど、
犯罪では無いよ〜改善されたからね〜」
紬「まぁっ////」
月音「それに、おっとうの子供は100人以上居るし、嫁も50以上は居るよ?」
唯「おお!ハーレムだ!」
梓「最低ですね・・・」
一刀「待てっ!俺は嫁は沢山居るが、平等に愛してるぞ。」
月音「まあ、こうなっちゃってるし・・・話して良いんじゃない?巻き込んじゃったんだしさ。」
さわ子「そうね、詳しい状況が知りたいわ。」
一刀「はぁ〜・・・実はな・・・」
説明中・・・
さわこ「なるほどね・・・三国志のはずが、女の子武将でそれを何回も経験した結果が、
さっき言ったお嫁さん達ね。」
一刀「そう、んで君達が居るここも外史って訳。」
月音「外史の董卓と、このおっとうの娘があたし。」
律「酒池肉林じゃー!って人だよな?」
梓「まあ、間違いでは無いですね。」
ガチャッ
月「へぅ〜!」
金糸雀「たっ助かったかしら・・・」
梨花「一刀様!」
翠星石「金糸雀ですか・・・」
金糸雀「何故、そんな残念そうな顔をするのかしら・・・」
月「へぅ〜」
ぎゅっ
月は一刀に抱きついた。
唯「なんだろね〜癒される〜」
律「だな〜」
澪「うん〜」
月音「これが董卓・・・またの名を北郷月」
月「へぅ〜主人達がお世話になってます。」
ペコリッ
梓「あっこちらこそよろしくお願いします。」
ペコリッ
梓「私は中野梓って言います。」
律「あたしは田井中律ってんだ〜よろしく〜」
澪「秋山澪って言うんだ、よろしくな。」
紬「琴吹紬って言います、よろしくね。」
唯「私は平沢唯って言うんだ〜よろしくね〜」
翠星石「翠星石です、よろしくしてやるです!人間」
律「(かっわいくね〜)」
薔薇水晶「薔薇水晶・・・にゃ・・・///」
唯「(かっ可愛い!)」
梓「(可愛い・・・)」
月「北郷月です。」
ペコリッ
金糸雀「金糸雀って言うかしら、月がマスターかしら。」
澪「へぇ〜色んな人形が居るんだな〜」
梓「(動いてる事には突っ込まないんですね・・・)」
律「一通り紹介も終わった事だし、これからどうするか決めようぜ。」
唯「はいはい!先に憂達を探したいです!」
律「そうだな・・・それも考えないといけないんだよな・・・」
一刀「俺達も仲間と合流しないと行けないし、此処に居れば安全だぞ?
外はモンスターだらけだしな。」
さわこ「生徒も居るわね・・・」
一刀「生徒と言うより、生徒に化けたモンスターだな。
生身の生徒も少なからず居ると思うけど・・・」
梓「じゃあ、皆は何処に行ったんですか!?」
梨花「おそらく、これが裏の世界だとすると、表の世界でのほほんと生きてるでしょうね。」
一刀「でも、一番怖いのが、ここの世界と、向こうの世界が統合する事じゃないかな?
それを意図的に誰かがやっているかもしれないな・・・」
月音「あのうさぎ野郎?」
翠星石「雪華綺晶かもしれないです。」
一刀「まだ、何とも言えないけど・・・君達はどうする?」
さわこ「私的には此処に居て欲しいんだけど・・・」
唯「ダメだよ・・・憂を探さないと!」
律「それに、ドラムとか持って行けないしな・・・」
梨花「それならこれを使うと良いですよ。」
梨花は丸い銀の塊のキーホルダーを渡した。
律「これは?」
梨花「これをそのドラムに付けて見てください。」
律は言われた通り付けると、ドラムが徐々に小さくなりキーホルダーがドラムの形になった。
律「おお!これは凄いな・・・」
梨花「自分で元に戻れって念じれば戻りますよ。」
ピカーンッ
律「おお!」
紬「りっちゃん!私も私も!」
律「そこの人に貰えよな。」
梨花「私の名は管路と言います・・・」
紬「あの!管路さん!」
梨花「ええ、どうぞ人数分は有ると思いますから。」
ピカーンッ
紬「これで何時でも持ち運び出来るわね!」
一刀「それより、俺達は此処を抜け出すけど・・・」
翠星石「nフィールドにも入りたくても入れないです!」
一刀「・・・打開策が有るはずだから、取り敢えず皆と合流が先だな。」
さわ子「貴方達が残るなら先生も残るけど・・・」
梓「もちろん行きます!純達を探さなきゃ!」
律「なら、決まりだな。」
澪「でも、一刀さん達の邪魔にならないかな・・・」
月音「大丈夫でしょう、おっとう一人で蹴散らしてくれるから。」
一刀「お前も戦え・・・薔薇水晶達はこの子達を守ってあげて。」
薔薇水晶「コクッ」
一刀「じゃあ、行くか。」
律「うわ〜ここ本当に学校か?」
澪「と言うより、RPGに出てくる最弱モンスターみたいな物まで居るぞ。」
ザシュザシュザシュッ
一刀「北郷流!五月雨の雨!斬!」
ザクザクザクザクッ・・・
唯「おお!モンスターが次々に消えていくよ!」
律「ただのおやじじゃなかったんだな。」
月音「ぷっ・・・」
一刀「はぁぁぁぁ!」
ピカーンッ
梓「あれは?」
月音「オーバーリミッツだね、自信の気を膨大に放出する事で能力を上げる事と、
気を膨大に使う技とかも威力が上がると言う便利な奴だよ。」
一刀「ならば!北郷流!風圧!極」
ドゴーーンッ
一刀「まだ行くぞ!爆龍!」
ドドドーーーーーーーーーンンッ
しばらくして・・・・・・・
一刀「取り敢えず、殲滅はしたけど・・・何で俺一人でやらせんだ?
月音ちゃんはそんなに俺の修行を受けたいみたいだな。」
月音「えっ・・・・次はあたし一人でやるよ!(もうあんな修行は嫌だーーーー!)」
一刀「言い切ったな?じゃあ、頼むな。」
翠星石「頼むです、デカスケ。」
月音「何を!・・・まあ、良いだろう・・・(かっこいい所見せて・・・)」
月音妄想
ザシュザシュッ
月音「・・・これで終わったな・・・」
梓「凄い・・・こんなに強かったんですね。」
律「月音、見直したぞ。」
翠星石「翠星石の負けです〜ぅ」OTZ
唯「すごいよ!月音ちゃん!」
澪「月音!本当に凄いんだな!」
紬「月音ちゃん!尊敬しちゃうわ〜」
月音「もっと褒めて褒めて!」
妄想終了
月音「でへへぇ〜」
獣「がうっ!」
ザシュッ
カキンッ
一刀「月音!死にたいのか!」
ザシュッ
バタンッ
月音「はっ!ごめん・・・」
律「なっさけねぇ〜」
月音「うう・・・すいやせんでしたね〜・・・うう・・・」
紬「よしよし。」
なでなで
月音「むぎじゃ〜ん」
ぎゅっ
紬「あらあら。」
一刀「・・・しっ」
一刀は何かに気づいた。
一刀「この教室か・・・」
ガラッ
キラーンッ
ドゴーーンッ
一刀「誰だ!」
???「・・・軽音部・・・倒す」
律「いちご!」
唯「いちごちゃん!」
紬「いちごちゃん!どうしたの!?」
3人がいちごの元へ行こうとした時、一刀が止めに入った。
一刀「ダメだ!生気が感じられない・・・操られてるな。」
澪「一刀さん、何とかなりませんか?」
一刀「う〜ん・・・術者を倒すか気絶させるかだけど・・・後者は戻らない場合もあるし、
自我をしろって念じられてるなら、尚更やばいな。」
梓「どうすれば・・・」
律「やっぱ気絶させるしかないか・・・」
唯「・・・皆!・・・演奏だよ!私達の演奏で元に戻る・・・かも?」
梓「こんな時に何言ってるんですか!」
律「いや、それ良いかもな。」
紬「うん!演奏しようよ!」
澪「そうだな・・・やってみるか。」
唯「それじゃあ!行くよ!」
梨花「仕方ないですね・・・」
パンッ
ブンッ
梨花「結界を張りましたので思う存分弾いて下さい。」
一刀「なら、俺達はあの子の心に隙を作るぞ!」
唯「・・・ふわふわ時間!」
♪〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♪〜〜〜〜〜〜〜〜〜
唯「ああ神様お願い〜一度だけのdreamタイムくだ〜さい♪
お気に入りのうさちゃん〜抱いて〜今夜も〜お〜や〜すみ♪」
いちご「・・・う・・・」
ブォンッ
カキンッ
一刀「その調子だ!」
唯「ふわふわタ〜イム♪」
澪「ふわふわタ〜イム♪」
いちご「・・・うう・・・!」
いちごの中から何かが出てきた。
氷姫「お主達か!邪魔をした者達は!」
一刀「この子に取り付いてたって訳か・・・」
薔薇水晶「幽霊?」
一刀「う〜ん・・・妖怪?」
氷姫「妾の眠りを妨げた罰を受けて貰うぞよ!スターダスト!」
キラキラキラキラッ
月音「・・・ちょっとアンタさ!勝手に取り付いて勝手に攻撃とは良いご身分です事・・・」
バタンッ
唯「いちごちゃん!」
いちご「・・・寒い・・・」
律「おい!体が冷えてきてるぞ!」
紬「あれを倒さないと行けないって事かしら。」
月音「大丈夫だよ・・・こいつ殺すから。」
一刀「月音!」
一刀は青鬼を投げた。
パシッ
月音「はぁぁぁぁぁぁ!」
月音の剣に炎が纏った。
スッ
ザシュッ
氷姫「何じゃ!その炎は!近づけるでない!」
月音「いやだな・・・もう燃えてるじゃん。」
氷姫「なんじゃと!・・・」
氷姫は自分の腕を見ると、蒼く燃えていた。
氷姫「あっあついのじゃ!たったすけてたもれ・・・」
月音は既に氷姫の背後に回っていた。
月音「消えろ。」
ブォンッ
メラメラメラメラメラ・・・
氷姫「おのれーーーー!」
氷姫は水になって行き、蒼い炎で蒸発していった。
唯「何か可哀想・・・」
いちご「・・・軽音部」
律「おお!良かった。」
いちご「・・・私はどうして此処に?」
澪「実はな・・・」
説明中・・・
いちご「そう・・・ありがとう」
薔薇水晶「どうする?」
一刀「でも、大勢で移動するのはな・・・どうするか・・・」
さわ子「それなら、私達は部室で待ってるわ。」
一刀「そうだな・・・戻す手段が見つかるまで待っててくれると助かる。」
花澄「なら、私が付き添うわ。」
梨花「では私もお供しましょう。」
一刀「月も一緒に行って。」
月「・・・私・・・付いて行きたいです!・・・」
月音「良いんじゃない?応急手当出来るしさ。」
一刀「う〜ん・・・金糸雀!」
金糸雀「はっはい!」
一刀「月を必ず守ってくれよ?戦闘中は俺達じゃ行き届かない事もあるからさ。」
金糸雀「任せるかしら!」
月音「・・・はぁ〜」
唯「大丈夫〜?」
月音「大丈夫だけど・・・おっとう・・・本当に御免。」
一刀「まあ・・・気を抜くなよ?これから敵はじゃんじゃん襲って来るかもしれないんだ。」
薔薇水晶「次の戦闘から私達も参加する」
一刀「でも、軽音部の子達を守って貰わないと・・・」
律「おっさん!なめちゃいけないな〜私達の身は私達で守る!」
澪「私は律見たいに死に急ぐタイプじゃないからな。」
梓「私達は歌で後方支援すればい良いんじゃないですか?」
唯「さすがはあずにゃん!」
ぎゅっ〜
梓「唯先輩!いきなり抱きつかないで下さいよ〜」
スリスリスリッ
唯「あっずにゃ〜ん」
一刀「なるほどな、そっちか。」
梓「何がそっちですか!」
月音「いやいや、女同時ってのも悪くは無いぞ。」うんうんっ
翠星石「それより、先に進です!」
金糸雀「次は2階かしら。」
一刀「だな・・・行くぞ。」
2階
炎上フロア
月音「さっきは何とも無かったのに〜暑い!暑過ぎる!」
律「それには同意するわ・・・」
唯「ああ〜しんきろうがみえる〜」
梓「唯先輩!正気に戻って下さい!・・・あ〜私も蜃気楼が〜」
一刀「そんなに暑いか?」
月「へぅ〜・・・へぅ〜」
金糸雀「月!しっかりするかしら!氷は何処かしら!」
律「つか、おっさん・・・何で平気なんだよ!」
一刀「?この暑さなんて三国の夏に比べたら何とも無いし、別に暑いと言うから暑いんだよ。
心頭滅却すれば火もまた涼しって言うじゃん・・・それに俺も汗でびっしょりだぞ?俺の今唯一持ってる
服だから結構困るんだよな〜・・・それに、もっと暑苦しい人達を約二名程知ってるし。」
律「それはおっさんだけだ・・・」
月音「しょうがないよ〜化け物なんだからさ〜」
唯「あたしゃそうまとうがみえるのじゃ〜」
梓「唯先輩!現実に戻ってきて下さい!」
紬「まぁ、唯ちゃんったら・・・ふふふっ・・・ゲル状が良いの?・・・ふふふっ」
澪「ムギまで!気を確り持て!」
一刀「・・・まあ、力は劣るけど・・・紛らわせる幻術位なら・・・」
一刀は剣を構え何かを唱えだした。
澪「何をするんですか?」
薔薇水晶「・・・幻術」
一刀「皆!氷がある!」
律「どこだーー!」
唯「氷ですと!」
一同はこの後、厚さから涼しさに変わった。
一刀「はぁ〜、こんな事に幻術を使うとはな・・・」
唯「おお!りっちゃん!ここはパラダイスですか!」
律「唯!あたし達は生き延びたんだ!」
唯「りっちゃん!」
律「唯!」
ガシッ
2人「「生きてるって良いな〜」」
一刀「取り敢えず、注意しとくけど・・・俺の幻術は今は完全じゃないから、
暑いと感じてはダメだ・・・これさえ守れば、涼しいままだからさ。」
唯「了解しました!」
翠星石「・・・お前は何故翠星石に引っ付いてるです?」
月音「決まってるじゃん!あたしの汗を流してるのさ!b」
蒼星石「は・な・れ・る・で・す!」
月「涼しい・・・あっ!そうだ、皆さん!かき氷にしましょう!」
翠星石「これは幻術です!氷は幻です!」
月音「すりすり〜」
翠星石「はなれやがれです!」
月音「マスターとドールのスキンシップじゃん〜」
翠星石「暑くない時にやりやがれです!」
月音「ぶぅぶぅ〜」
一刀「(暑くない時には良いんだ・・・本当仲良いな。)」
唯「おお!月ちゃん!わたしいちご!」
梓「唯先輩まで乗らないで下さい!」
一刀「それより、先に進むぞ・・・そこ!」
ザシュッ
バタンッ
一刀「隠れてないで出てこいよ。」
姫子「良く分かったわね。」
唯「姫子ちゃん!」
姫子「唯?!待っててね!今直ぐ私の物にしてみせるから!」
月音「うわ〜・・・そっち系?」
翠星石「そっち?」
月音「ああ、同性同士でイチャイチャが好きだって略。」
翠星石「気持ち悪いですぅ!・・・はっ!デカスケも!」
月音「ちゃうわい!至ってノーマルだ!」
姫子「ああ〜?唯〜?待っててね!」
律「こう言うタイプだったか?」
澪「本能が引き出されたって事じゃないか?」
一刀「まあ、強ち間違いではないかもな。」
姫子「唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯唯!貴方が欲しい!私の物にしてみせる!」
月音「来るよ!」
姫子「唯〜?」
火の玉を作り出し、放り投げた。
ドゴーーーンッ
律「うわっ!・・・あれ本当に学生か!?」
唯「エンチャントマジックだね!」
梓「唯先輩!それ少し違う!」
姫子「唯?」
ヒュッヒュッヒュッ
ザシュザシュザシュ
月音「どうする?」
唯「皆!」
律「おう!準備万端!」
澪「曲は何で行く?」
紬「ふわふわで良いんじゃないかしら?」
姫子「唯〜?私の気持ち!受け止めて!」
ヒュッヒュッヒュッヒュッ
月音「ええい!風圧!」
ブォーーーーーーンッ
梓「行きますよ!」
唯「姫子ちゃん!待っててね!」
♪〜〜〜〜〜
♪〜〜〜〜〜
唯「君を見てるといつもハートドキドキッ」澪「ドキドキッ」
姫子「うう・・・唯の声!可愛い〜?」
金糸雀「破壊のシンフォニー!」
♪〜〜!
姫子「クっ!」
唯「ああ神様お願い〜一度〜だ〜けの・・・」
姫子「うう・・・ああぁあぁ!」
炎姫「ぐぐッ!その雑音をやめろ!」
一刀「出た出た・・・お前らは何故此処に出てきた?目的はなんだ?」
炎姫「平沢唯と言う人物を殺せば、我らに土地をくれると言うのだ!
ならばそこの女を殺す・・・!」
一刀「それなら、何処でも住めるんじゃないのか?」
炎姫「人間は自然を破壊し、発展し過ぎたのだ・・・何れ我らの居場所も無くなる・・・
ならば、人間も居ない我らだけの土地を求めて何が悪い!エクスプロージョン!」
一刀「っち!月音!」
月音「うん!秘技!十三破障壁!」
一刀「ただの気の結界じゃん・・・」
月音「こう言った方が格好良いでしょ?」
炎姫「死ね!」
ドゴーーーーーーンッ
一刀「これくらいの炎なら!」
一刀は炎の中に飛び込んだ。
翠星石「ちゃっちゃと片付けやがれです!」
月音「なら、手伝えよ・・・」
翠星石「この人間共を守ってやってるです!」
炎姫「馬鹿か!自ら妾の炎の中に・・・」
ザシュッ
炎姫「がはっ」
一刀「中に・・・何だって?」
一刀は炎姫の心臓部分に剣を刺していた。
炎姫「な・・・ぜ・・・」
一刀「俺の剣は人でない者まで切れるんだよ・・・読みが甘かったな。」
一刀はそのまま抜かずに横から斬り取った。
炎姫「おぬ・・・し・・・ほ・・・んと・・・う・・・に・・・にんげん・・・か・・・」
一刀「人より少し運動神経が上なだけだ・・・紛れもなく『人』だよ
・・・(いつまで人で居られるか分からないけどな。)」
炎姫「わら・・・わ・・・たち・・・の」
ドゴーーーーーーーーーン・・・・
一刀「・・・でも、人間もこうしないと生きていけないんだ・・・君達の様にね。」
澪「ふぅ〜・・・暑く無くなったな。」
そこへ
薔薇水晶「一刀、蒼星石達見つけた」
一刀「何処に居るんだ?」
薔薇水晶「外で敵を倒してくれてる」
姫子「・・・ん・・・あれ?ここは・・・唯・・・」
唯「姫子ちゃん・・・ごめんね・・・私は姫子ちゃんの事も好きだけど・・・
皆が好きなんだ・・・」
姫子「ううん、今はそれで充分だよ。」
律「(ん?今は?)」
一刀「取り敢えず、先生が居る軽音部の部室に行っててくれないか?
あそこが唯一安全な場所だから。」
姫子「えっと・・・分かりました・・・唯!もしも助けが必要になったら直ぐに言って!
助けに行くから!」
唯「ありがと〜姫子ちゃん〜」
翠星石「そう言えば、薔薇水晶はいつから居なかったです?」
薔薇水晶「一刀が、皆の気配が近くに有るから誘導してきてって」
ガラッ
ユーリ「どうやら、皆揃ったな。」
なのは「良かった〜・・・外にはまだモンスターがいっぱい居るよ。」
月音「それよりさ、何処に居たのさ。」
蒼星石「実は、1Fに居たんだけど・・・」
和「この人達に助けられてね。」
唯「わぁ!和ちゃんだ〜」
ぎゅっ
和「ちょっ!唯。」
澪「和も無事だったんだな。」
和「ええ、職員室に今日使うプリントを取りに行ってたのよ・・・
そしたら、地震が起きて気がついたら倒れてたって訳。」
唯「それにしても、無事でよかったよ〜」
一刀「話は後、君も部室・・・」
ユーリ「いや、協力を頼もうぜ。」
蒼星石「・・・あの・・・言っちゃ悪いかなって思ったんですが・・・」
ユーリ「はっきり言って、頭脳担当がいねぇ。」
月音「それならおっとうが・・・」
ユーリ「いや、俺達は戦いに集中しなきゃいけないかんな。」
一刀「一理あるな・・・」
唯「和ちゃんも一緒なの〜?やった〜!」
澪「でも、良いのか?」
和「私で役に立てるなら協力するわ・・・それに、結構興味あるしね。」
律「(結構・・・)」
梓「(ノリノリですね。)」
紬「(あらあら。)」
一刀「後は1Fだな・・・」
なのは「1Fには何も無かったよ。」
雛苺「なのは〜お腹すいたの〜」
和「そう言えば、家庭科室なら材料はあると思うんだけど・・・」
律「本当か!」
和「ええ、今日は調理実習があったはずだから・・・でも期待はしない方が良いわ。
此処が私達の知ってる学校じゃないかもしれないから。」
月音「はらへった〜」
翠星石「情けないですね・・・」
月音「怒る気にもならん・・・」
ユーリ「まあ、あの戦いの後何も食わずに飛び出してきたかんな。」
蒼星石「そうですね・・・」
一刀「そうだな・・・行ってみるか・・・」
こうして、一同は家庭科室へと足を運ぶ事に。
続く・・・
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