第9話「海賊旗が奪われた!?」
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新しい船を手にいれた麦わらの一行。俺に割り振られた自分の部屋でのんびり過ごしていた。・・・のだが。

 

○○「何で俺の部屋にお前らが居るんだ?」

 

そう、俺の知らない間に俺の部屋と女性人の部屋が繋がっていた。そこから毎日のようにナミ達が来るのだ。

 

ナミ「あら?この部屋を作ってあげたのは誰かしら?」

 

○○「フランキー達だろ?」

 

ロビン「別にいいじゃない。」

 

リモーネ「キャハハ、そうだよ。」

 

○○「ま、別にいいけどな。その代わり、ゆっくりと休ませてもらうぞ。」

 

これ以上言っても意味がないと思い、あまり追求しなかった。すると、上で休んでいたゾロが何かを見つけた。

 

ゾロ「おい、船が見えるぞ?」

 

ナミ「船ってどんな?」

 

ウソップ「ん〜どれどれ?何だありゃ?難破船か?」カチカチ

 

○○「確かに旗所か帆すらないな。」

 

サンジ「で、どうする船長?」

 

ルフィ「取り合えず行ってみようぜ!!敵ならブッ飛ばせばいいだけだしな♪」

 

こうして、難破船に行くことになった。

 

○○(・・・ん?この展開って。もしかして・・・)

 

俺の考えは当たった。これはアニメで見た話だ。確かこの船、不死鳥だとか言ってた筈だ。腹を空かせた船員達に飯を食わせるサンジ。そして、怪我人を治療するチョッパー。これから起きる事に手をうっておくか。

 

○○「式神!!」

 

俺は式神を俺の本体を含めた3人。不死鳥海賊団に連れられてアッチーノファミリーのアジトまでやって来た。で、早速サニー号と不死鳥海賊団の船と離れた。なら、式神を一体置いて動きますか。俺はルフィ達と別行動に移った。式神1はナミとフランキー、式神2はサンジとウソップ。式神3はロビンにつけた。

 

○○「さてと、取り合えず見事にバラバラになってるな。・・・ん?ナミとフランキーの方に危なそうだな。」

 

 

ナミside

 

 

ナミ「フランキー!○○、さっさとヤっちゃって。」

 

フランキー「けどよ、この状況どうするんだ?俺様のフレッシュファイヤーで溶かすか?」

 

ナミ「止めてよね!!火事になるでしょ!!」

 

○○1「ま、ひとまずコイツらの本拠地に連れてってもらおうぜ。」

 

 

○○side

 

 

○○「取り合えずなんとかなるか。サンジ達の方もいけるか。ロビンとリモーネは・・・」

 

 

ロビンside

 

 

ロビン「それで、リルは私達も連れていってくれるの?」

 

リル「うん。パ〜パは私の言うこと何でも聞いてくれるんだ。だから、お姉ちゃん達の事だけ生かしてって言ってあげる。」

 

リモーネ「キャハハ、ありがとうね。」

 

○○3「ま、俺は賞金首じゃないし、直接ドンに話させてもらうよ。」

 

リル「お兄ちゃんも大丈夫だよ♪」

 

 

○○side

 

 

○○「ん〜・・・どうするかな。」

 

一先ず俺もアッチーノファミリーがいるアジトに向かった。

 

 

ナミ達side

 

 

ナミ「ウソップ起きて。」

 

ウソップ「なんだよナミ、起こすなよ。綺麗な蝶々やお花畑が見えるんだ。メリー、お前迎えに来てくれたのか?」

 

ナ・サ・フ「いい加減起きろ!!」

 

3人の打撃により起きるウソップ。なんだか叫んでるみたいだけど気にすることはない。

 

○○1「ようやく起きたかお前ら。」

 

○○2「さっさとここから逃げるぞ。」

 

ウソップ「って何でお前が二人もいるんだ〜!!」

 

○○1「あぁ、これは俺の新しい能力だ。」

 

リル「そうなんだ。お兄ちゃんすごいね。」

 

○○3「だろ?」

 

天井を見ると、リルとロビンとリモーネ、そしてこれも式神の俺がいた。

 

○○「取り合えず、元に戻すか。」

 

そう唱えると、下にいた2体が紙に戻る。

 

ウソップ「なんだこりゃ〜!!」

 

フランキー「相変わらずスーパーな奴だな。」

 

サンジ「ロビンちゅわ〜ん!!」クネクネ

 

リル「そろそろ行こうよ。」

 

ロビン「そうね。」

 

○○3「だな。後、あいつらに差し入れしてやってもいいか?」

 

リル「いいよ♪」

 

俺はリルを肩車してリルの部屋に向かった。

 

看守「お前達、リル様の御友人である○○様から差し入れだ。」

 

それを受けとる私達。中身は、食料とコーラが入っていた。

 

フランキー「さすが○○!!コーラさえあればこっちのもんだ!!」

 

コーラを補充して復活したフランキー。そして、脱出し旗を探し始めた。途中でロビンと○○と会い、海賊旗は二人が何とかすると言って、私達はルフィが入ってこないように表に向かった。

 

 

○○side

 

 

○○「やれやれ、相変わらず計画無しに行動する我が船長だな。ん〜・・・流石にドン・アッチーノがいた部屋はわからないぞ。」

 

取り合えず、それらしい場所を見つけて探し出した。ま〜、ゾロみたいに迷子にだけはならないようにしないと・・・。

 

 

ルフィside

 

 

ルフィ「アチィなコイツ。」

 

ドン「フフフッ、いくらお前でも私にはさわれまい。プシュー」

 

ウソップ「ルフィがアイツにかまってる間に、俺達は旗を探しに行くぞ!!」

 

サンジ「○○の奴とロビンちゃんやリモーネちゃんから合図がない限り、俺達が探しに行くしかねェ。」

 

ナミ「私はここでルフィを見張ってるから、アンタ達は旗を探しに行って。」

 

こうしてナミを除く男3人は、ドン・アッチーノのアジトに向かった。

 

 

ロビンside

 

 

リル「どうしてなの。何で私のお姉ちゃんになってくれないの?一緒にいてくれないの?」

 

ロビン「ごめんねリル。」

 

リモーネ「でも、あたし達も行かなきゃならないの。」

 

リル「そんなに仲間が大切なの?」

 

ロビン「そうね。でも・・・それだけじゃないわ。」

 

リモーネ「そうね、私達には大切な人がいるから。その人がウチの船長に惚れてるの海賊王にするってね。」

 

ロビン「だから、私達は一緒に行くの。」

 

リル「そんなにお兄ちゃんが大切なんだ。」

 

リルがそう言っていると、サンジとウソップが入ってきた。

 

サンジ「ロビンちゃん!!リモーネちゃん!!」

 

ウソップ「あの子が操ってるのか。なら、俺がお仕置きを・・・」

 

サンジ「コラッ!!レディに手を出すんじゃね〜!!」ゴン

 

ウソップ「守備範囲広いのね。」

 

恐ろしいほど広いサンジの守備範囲。ひとまずロビンとリモーネを助けるために、サンジとウソップは蔦を狩り始めた。そこに油断したウソップが、人食い?植物に食べられた。

 

サンジ「悪い事は言わねぇ。そんなの食ったら腹壊すぞ!!」

 

呑気なこと言ってないで助けてやれよ。すると突然天井が崩れた。崩れた先にはリルがいる!!

 

ロビン「リル!!」

 

ダメ!!間に合わない。ダメかと思ったそのときに、リルに降りかかってきた瓦礫が吹き飛んだ。あの技は・・・

 

???「豪殺・居合い拳!!やれやれ、何とか間に合ったか。」

 

 

○○side

 

 

○○「豪殺・居合い拳!!やれやれ、何とか間に合ったか。」

 

そこにいたのは○○だった。

 

○○「大丈夫かいリル。式神の気をたどって来てみたけど、正解だったな。ロビンもリモーネも他の連中も無事か?」

 

ウソップ「なんとかな・・・」

 

サンジ「って○○!!ロビンちゃん達の側にいたのも、お前の偽物か!!」

 

○○「あぁ、俺はリル達が来たとき既に、別行動をしていた。で、お前らの様子は、式神を通じて見てた。あ、因みにルフィに旗を取られたのは俺が伝えた。」

 

ウソップ「何でそんなことを!!」

 

○○「一応副船長だしな。たまには船長に怒られろ。ナミは、ルフィに嘘をつくつもりだろうが、ルフィは俺の言うことを一番信じるからな。」

 

ウソップ「終わった・・・何もかも・・・」

 

偉いショックを受けてるな。そんなに嫌か?取り合えずウソップはほっといて、旗どうするかと考えてたら、リルのペットの鳥?が俺達の旗を持ってきてくれた。

 

ロビン「もしかして・・・リル?」

 

○○「・・・だな。」

 

俺とロビンは、誰が旗を返してくれたかわかっていた。

 

リル「・・・?なにこれ??」

 

リルは、足元に落ちてた紙を拾った。中には、電伝虫の番号が書いていた。

 

リル「お兄ちゃん!!」

 

○○「・・・ま、俺個人の番号だし、ドン・ファミリー達には嫌な顔されないだろ。」

 

俺達は急いでサニーに戻ることにした。表に出ると、ルフィとドンの戦いは終わったようだ。こちらに気が付いたルフィは、早速旗の事を聞いた。

 

ルフィ「お〜いお前ら!!旗は無事か?」

 

○○「おぉ、無事だ!!」

 

ウソップから奪い取った旗をルフィに見せる。他の連中が何か言ってたが、気にすることはない。けれど、ロビンまで文句を言ってきた事は以外だった。

 

ルフィ「お前らな、旗を奪われるなんて・・・」

 

○○「ルフィ、説教は後にしてさっさと脱出するぞ。」

 

ナミ「そうよ!!海底火山が噴火するわ!!急いで島を出るわよ!!」

 

一番最初にナミが指示を出す。サニーを出向させた。フェニクス海賊団の連中も逃げ切ったようだ。

 

ウソップ「島が消えちまった・・・」

 

ロビン「・・・リル。」

 

ロビンは、リルが心配のようだ。そんなロビンに、俺専用の電伝虫を渡した。

 

○○「出てみな。」

 

ロビン「・・・もしもし。」

 

リル『ロビンお姉ちゃん!!無事だったんだね。』

 

ロビン「リル!!」

 

リモーネ「リルちゃん!!」

 

サンジ「リルちゅわ〜ん!!」

 

リル『こっちは皆無事だよ。』

 

○○「ならよかった。渡した番号は俺専用の電伝虫に繋がるから、何時でもかけてきな。」

 

リル『うん!!』

 

ロビン「お姉さんと仲良くね。」

 

リル『じゃあねロビンお姉ちゃん!!○○お兄ちゃん!!あ、後カンパチーノお兄ちゃんがそっちに向かったって。』

 

○○「わかった。ありがとうな。」

 

リル『じゃあね』ガチャッ

 

リルとの連絡を終えると、リルの言った通りカンパチーノがやって来た。

 

カンパチーノ「麦わら〜!!アッチーノファミリーの名に懸けて、貴様らを逃しはせんぞ!!」

 

ルフィ「しつけ〜ぞ!!分身のやつ!!」

 

カンパチーノ「パ〜パの敵!!覚悟しろ!!」

 

すると、フェニクス海賊団船長のアズールが叫ぶ。

 

アズール「カンパチーノ!!お前の相手はこのフェニクス海賊団だ!!!」

 

カンパチーノ「アズール!?」

 

カンパチーノ「麦わら、コイツは俺の獲物だ。手を出すなよ。お前らとの決着は新世界だ!!」

 

ルフィ「あぁわかった!!新世界で待ってるぞ!!!」

 

カンパチーノをフェニクス海賊団に任せて、俺達はその場を後にした。

 

ルフィ「行くぞ!!新世界へ!!の前に、お前らいくらなんでも旗取られるか?」

 

ナ・ウ「やっぱり〜!!」

 

○○「アハハハ、滅多にみれない船長のお説教だ。いい薬だろ?」

 

サンジ「テメェ・・・」

 

○○「それとも・・・俺が直々に手を下そうか?」

 

俺はそう言いながら、ポケットに手を入れ戦闘体制に入る。

 

一同「申し訳ありませんでした。」

 

チョッパー以外が土下座をした。まさかロビンまでするとは・・・

 

○○「んじゃ船長、後は任せたぞ。俺はキッチンでコーヒーでも飲んでから。チョッパー、お前も来いよ。ジュースくらいあるだ?」

 

チョッパー「おう。」

 

俺とチョッパーはキッチンに消えていった。後ろからは未だにルフィが旗の事を言っていた。皆正座で聞いていたとさ。

説明
アニメのお話です。
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