SAO二次創作小説 第七話 〜戦闘〜 |
「今回も厳しい戦いになりそうだけど……どう?」
帰り際、椿が聞いてきた。
「どうって言われてもな……。今まで通り被害者を出さずに戦うとしか言えないな」
ボス攻略の一番守るべき事は、被害者を一切出さない事だ。それさえ守れば全ギルドが赤字になっても
構わないほどである。
「絶対に死なないでよね」
これを椿は毎回言ってくる。もちろん死ぬつもりはないが、どうしても弱気になってしまう。
「お前もな」
俺は呟くように応え、転移門をくぐった。
「転移、アルゲード」
そして呟き、転移。
───次の日───
俺達は、8時半に73層迷宮区のボス部屋前に到着した。
「結構早くに来たと思ったが……」
「かなりいますね……」
もうすでに30人ほどが集まっていた。ヒースクリフ達除いたら俺達最後じゃね?
「よぉ」
背後から声がかけられた。そちらを向くと、
「おぉ。キリトとクラインか」
ビーターことソロプレイヤーキリトと、ギルド『風林火山』マスター、刀使いのクラインがいた。
「お前らも参加するんだな」
「当たり前だ。これでもトップギルドの一つだしな」
自分で言うのもなんだけどな。
「ところで……」
「ん?」
キリトが後ろを訝しげに見る。
「その青い娘は一体?」
「あぁ、最近ちょっと色々あって行動を共にしてる翔子だ」
翔子が前に出てきて綺麗にお辞儀をし、2人に挨拶をする。
「お二方、初めまして。翔子です。以後お見知りおきを」
おぉ、凄い。お嬢様みたいだ。まるでルキナ。
「俺はキリト。ソロプレイヤーだ」
「俺はクライン!今後ともよろしく頼むぜ」
俺達が自己紹介してると、硬質な足音がいくつか聞こえた。
「皆、揃っているようだな」
現れたのは、ヒースクリフと血盟騎士団の団員だった。そういえば今9時ぴったりだ。
「それでは、これより第73層フロアボス攻略を開始する。皆、準備はいいな?」
『応!!』
ヒースクリフの呼びかけに、レイドの全員が答える。凄いやる気。
「それでは行くぞ!!」
ヒースクリフは叫ぶと、3Mはありそうな扉に手をかけ、開いた。
「総員!!突撃ィィィ!!」
アズマさんが叫ぶ。
『おぉぉおおぉ!!』
レイドメンバーも叫ぶ。皆気合入ってんなぁ……。
俺達がボス部屋に入ると、ボスがその姿を現した。
「でか……」
おもわず口から出てしまった。が、本当に大きい。10M越えの蜘蛛とかどんな恐怖だよ……。
ハッとして後ろを見ると、椿と鶯ちゃんが凄い怯えて涙目になりながらも、力強く睨んでいた。
「俺も頑張らないとな……」
俺は呟くと、他のメンバー達と共にボス、『The Prostitute spider』に突っこんでいった。
説明 | ||
友人(絵描いたの)が催促したので今回は1ヶ月たってません。良かったです。 でも1つ問題が。 今回かなり短いです。いままでの半分くらいかも。 言い訳します。 キリのいい所で区切るとどうしてもこうなってしまうからです。 言い訳終わり。 と言うことで第七話、お楽しみいただけたら幸いです。 |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
837 | 820 | 0 |
タグ | ||
小説 ソードアート・オンライン オリジナル SAO | ||
funnyfaceさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |