真恋姫†無双 Another Story‘闇’の御遣い?聖なる力と復讐の魔人 |
響窃の狙いは『封の五呪印』を全て手に入れ、自分の身体を取り戻すこと
その為には我らの国宝が必要だということが分かった
そしてまずは………
『蜀の指輪』を死守しなければならない
二節 ?封の五呪印‥第一石・蜀の指輪?
ひとまず我々は響窃が来る日迄に着く事ができたが、修行をする時間がないとのことなのだ
何でも響窃の影響で『次元の狭間』の時間が現実世界に近くなりだしているためらしい
しかも術をかけても効果が長続きしないらしいのだと言う
愛紗「響窃め………厄介なことをしてくれたものだ」
貂蝉「あの子を不良した覚えはないわよん!」
詠「………封印されれば不良にでもなるでしょ!」
音々音「更に不良なんて生易しいものじゃないのですぞ!
魔人ですぞ!魔人!!」
今は桃香様が指輪を取りに行っている為、待機という状態になっている
因みに待機場所は鍛錬場だ
卑弥呼「うむ…………」
雪蓮「??何かあったの?卑弥呼」
卑弥呼「否定穏便派と連絡が取れんのだ」
冥琳「連絡が?
それも響窃の影響か?」
卑弥呼「そうであろうな」
蓮華「響窃の影響力が思ったより大きいわね」
卑弥呼「響窃は魔人、魔人は外史を破滅させる存在
これ位の影響力はマシな方だ
酷くなれば生態系にも異常が発生する」
秋蘭「………厄介この上ないな」
などと話をしていると
白蓮「離してくれ!華佗!」
華佗「白蓮殿!そんな身体では無茶だ!大人しく寝ているんだ!!」
慌ただしく白蓮殿と華佗が部屋の入り口で言い争っていた
白蓮「私だけ戦わず、部屋で大人しく寝ていろと言うのか!?そんなこと真平ゴメンだ!!」
華佗「だがそんな身体で戦闘をすれば死んでしまうぞ!
気を悪くしないで欲しいが、更に言えばその身体では大した戦闘力にならない!」
白蓮「っ!な、何!?」
白蓮殿はこれ以上にないほど顔を真っ赤にさせた
華佗「ましてや俺は医者だ!!
病人や怪我人をそう簡単に戦場に出す訳がないだろうが!」
白蓮「なら私も怪我人の前に大陸を治める者のうちの一人だ!
しかも今回の戦闘はこんなことをどうこう言っている場合ではないんだぞ!」
華佗「分かっている!
だが体力が完全に回復した者と中途半端に回復した者、どちらが勝つと思うのだ!?」
白蓮「っ!そ、それは…………」
その言葉により白蓮殿の顔色は一気に青くなった
華佗「どう考えても後者だろう?
白蓮殿、頼むから休んでいてくれ………」
白蓮「華佗…………」
華佗「只でさえ君は普通の怪我ではない………腕がないんだ………
並大抵の回復力では完全に治りはしないぞ」
白蓮「……………分かったよ、華佗」
白蓮殿は華佗の願いにとうとう折れ、静かに部屋へと入っていった
愛紗「白蓮殿………」
桔梗「お館様を助けたいという気持ちは同じじゃからのぅ、余計に辛いであろうの」
華琳「だけど華佗の言っていることはもっともよ
今の白蓮では危険過ぎる………精神も不安定だし」
雪蓮「ここは華佗に任せるしかないわ」
すると桃香様が走ってきた
桃香「ありましたー!これでーす!」
桃香様の右手には指輪が握られていた
その指輪は太陽によって深緑色の美しい光を放ち、『蜀』の文字が表面に彫られていた
………それと桃香様の目には涙がうっすらと写っていた
探している間も責任を感じておられ泣いていたのだろう………
雪蓮「これが『蜀の指輪』…………」
華琳「そして………これが『封の五呪印』の一つ……………」
桃香「……何か………持ってる手が少し痺れます………」
卑弥呼「恐らくそれが奴の本当の気、『邪闇気』であろうな………
禍々しさは50年前と変わらないのぅ……流石、響窃と言ったところか」
明命「何ですか?『邪闇気』とは」
卑弥呼「『邪闇気』とは『気』のことだ
『気』にも種類があるのだよ、三つ程のな」
凪「三つもですか?教えて下さい、卑弥呼様」
貂蝉「一つ目は『月光気(げっこうき)』
一般的な気ねん
今の皆は全部この『月光気』ねん」
月「『月光気』ですか……」
貂蝉「二つ目は『聖流気(せいりゅうき)』
『気』を極めた者が習得可能な聖なる気なのよん
この気を会得すれば技の習得範囲が広がるわん」
斗詩「『聖流気』………」
卑弥呼「最後の三つ目が先程言った『邪闇気(じゃおんき)』
これが厄介な気でな魔人や否定過激派の者たちが作り出した禍々しい気なのだ」
風「『邪闇気』ですかー………
名前の通りあまりよろしくない感じですねー」
卑弥呼「ただし『邪闇気』は『聖流気』に弱くての儂等はそれをどうにか会得したお陰で、過激派の行動を最小限まで抑えることができたのだ」
貂蝉「けどぉ常人には、特に『月光気』を会得している者には苦痛に近い物を発するのよん
だからぁ桃香ちゃん、気をつけて扱わないとどんどん気力を消耗するわよん」
桃香「えぇっ!?」
桃香様は激しく慌て始めた
紫苑「ひとまず約束の日まで私達にできることをしましょう」
貂蝉「そうねん、そうしましょう」
焔耶「しかし………奴がこの紙に書いてある通りに来るんでしょうか?
罠ということはないでしょうか?」
焔耶がそんなことを呟いた
その可能性はなくはないからな
奇襲をかけられてもおかしくはない
桔梗「そのことも警戒しながらじゃな」
華琳「そうね、『闇行』を使っていつ来るか分らないわ
警戒は厳重にしましょう」
……………ところ変わってある空間…………
響窃「ふむ………全員蜀に集まったようだな………
こうでなくては面白味が感じられん………」
響窃「狩りは楽しく…………やらねばな………」
響窃「待っていろ………我が身体よ………」
響窃は不気味に微笑んでいた………………
……終……
説明 | ||
『封の五呪印』の一つ、『蜀の指輪』を守るため 愛紗達は蜀に移動した 三日後、激戦が始まる……… 果たして指輪を守り抜くことが出来るのか………? |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1231 | 1138 | 8 |
コメント | ||
それがいいですな!戦いは武人に任せるのが一番!そして並大抵の回復力なら完全に治せるのか!さすが医者王!(nao) | ||
タグ | ||
北郷一刀 真恋姫†無双 | ||
hoiさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |