バカとテストと召喚獣 五つの鎧を持つもの 第三十九話 |
今年は例年よりも騒がしかった夏休むが明けた文月学園二年Fクラス。ここは文月学園で唯一の成績が悪い者が集まる教室。例外として姫路と鋼牙は頭が良い。ほかにも雄二、秀吉、土屋などは徐々に成績を上げてきている。美波は国語が少々苦手であるものの成績は上がってきている。
そんなFクラスで鋼牙は頭を抱えていた。
「先生、それを返してください!」
「ならん!貴様らにとってこれは不要なものだ!」
「いいえ!それはいわば教科書です。」
「ほう?どんなものか言ってみろ。」
「はい。それは保健体育の具体的且つ図にしてよく僕らのような奴でもわかりやすい教科書です。だから・・・・・」
『僕らの聖書(エロ本)を返してくださ〜〜〜い!!!』
今日は抜き打ち検査があったことにこいつらの不要なものが見つかった。というか持ってくんな!土屋は幸いにも貸金庫に保管しているから免れたようだ。
「お前たちの言いたいことはわかった。しかし!学校はあくまでも勉強するところであってこのような本を持って来ていいものではない!したがってこれは俺が鍵を掛けて厳重に保管しておく。」
そう言って西村先生は馬鹿どもから取り上げた本をダンボールに入れ職員室の方へと向かった。
「よし!今この機会を逃すな!」
「まさかお前ら職員室に向かうつもりじゃないだろうな?」
「その通りだ!」
鋼牙が尋ねると清清しい顔で須川が答えた。
「今鉄人がいない今を逃してはあれは俺たちが卒業するまで手元には戻らない!今この時を逃してなるものか!いくぞ!同士たちよ!」
『おおおおおお!!!!!!!』
馬鹿どもは職員室に向かって行った。
「雄二、掛けでもするか?」
「いいぜ。俺はあいつらが奇跡的に取り戻す方に一万掛ける。」
「なら俺は職員室に西村先生がいて馬鹿どもを倒し補習室送りにする方に十万掛ける。」
「待て!それって不釣合いじゃないか!」
「ああ、自分の取り分を多くしたいからな。」
「現金だなおい!」
結果、鋼牙が予測した通りに西村先生が待ち構えており、結果馬鹿どもは補習室送りになった。
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ナガクサワガシカッタナツヤスミガオワッテシンガッキ。 「新学期」 バカドモニハアタマヲナヤマスヨナ、鋼牙。 |
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