真恋姫†無双 Another Story‘闇’の御遣い?聖なる力と復讐の魔人 |
『蜀の指輪』を守るため蜀にやって来て約束の日が訪れた………
遂に響窃と『封の五呪印』の戦いの
幕開けとなる!!
三節 ?一戦目?
桃香「わわわっ!?」
桃香様が突然声をあげた
愛紗「いかがなさいましたか!?桃香様!」
桃香「ゆ、指輪が……う、動いてる!」
ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!
その指輪はまるで人の心の蔵のように脈を打っていたのだ
蓮華「なに……これ……」
真桜「ひとりでに動いてるやん………」
沙和「まさか真桜ちゃん…………」
凪「真桜…………ここまで………」
凪や沙和は冷ややかな目で真桜を見た
真桜「………いやいやする訳ないやん!!?流石に国宝には手ぇださんわ!そこまで改造に飢えてないで!?」
凪「そ、そうか………よかった………」
真桜「そんなに疑われとったんか………心外やわ?…
天の言葉を使えば『しょっく』やわ?………」
思春「自業自得だ………」
真桜「思春様、ひどいわぁ?」
思春「それより、指輪に何が起こっているのだ?」
穏「分からないですぅ
だけどあまり良い感じはしませんね〜」
卑弥呼「響窃が此処へ近づいて来ているのだ」
冥琳「っ!つまり『封の五呪印』と共鳴しているということか?」
貂蝉「そういうことねん
近づくほど共鳴の仕方が激しくなるはずよん」
桃香「じゃあ、ご主人様の体が何時来てもおかしくないということですか?」
卑弥呼「そうじゃ」
華琳「それなら今のうちに構えておいた方がいいわね」
雪蓮「けど意外よね」
蓮華「何がですか?姉様」
雪蓮殿は得物を構えながら仰った
雪蓮「まさか紙に書いてあった通り約束の日まで本当に来ないなんてね」
秋蘭「………それもそうですね」
雪蓮「あいつのことだからてっきり普通に約束を破って強奪しに来るかと思ってたわ」
響窃「心外だな………孫策………」
全員「「「「っ!!?」」」」
上空を見ると響窃が『空立』をしながら苦笑いをしていた
蓮華「響窃!!」
響窃「この響窃、そんな姑息な真似はしない…………」
霞「信じられるかいな!!」
響窃「私は魔人であってこそ泥ではないのだ………
そんなくだらないことはしない…
欲しい物や取り返すものは自身の力で、何が何でも自分の手にする………
私の誇りでもあるだ」
詠「『自身の力』で取り返すならその馬鹿の身体を返しなさいよ!!」
詠は響窃に叫んだ
………そしてちゃっかりと頬を朱色にしながら………
響窃「残念ながらそれとこれとは話が別だ………」
春蘭「同じだ!馬鹿者めが!」
響窃「ふぅ………やれやれ……
……むっ?……………」
響窃は桃香様を睨み始めた
そして右の掌にしている指輪を発見してしまった
桃香「っ!」
桃香様は慌てて隠すがもう時すでに遅し
気づかれてしまった
響窃「はっ………これは面白い……
まさか『戦のお荷物』こと劉備が私の身体である『封の五呪印』をもっているとはな…………
ただのガキに城のお守りをしているのと同等だな………一つ目は簡単に手に入れられそうだ」
愛紗「なにっ!!?」
鈴々「桃香お姉ちゃんを馬鹿にしたな!!」
星「我らの主を愚弄するとは死んで詫びても許さぬぞ!!」
翠「白蓮の件もあるんだ!!」
桔梗「我らの王を『戦のお荷物』などと言われる筋合いはないぞ!!」
響窃「………あながち間違いではないはずだがな
っと………そんなことなどどうでもいい………
劉備よ………その指輪、この響窃が貰っていくぞ………」
華琳「そうはさせないわ!!」
フォン!!
響窃「おっと………不意打ちとは………
まぁ戦場だしな………このくらいの事はよくある事だ」
華琳「わかっているじゃない
まさか『卑怯』なんて言うつもりだったのかしら?」
華琳殿は『空走』をし、得物で斬りつけたあと『空立』をしながら響窃と話していた
響窃「危なく言いかけたよ………
さて、そろそろ………指輪を頂こうかな………」
愛紗「貴様などには渡さんぞ!!」
響窃「劉備………その指輪、指を引き千切ってでも貰っていく
そして………始めに言っておくが……」
紫苑「何かしら?響窃」
響窃「今回は戦いに来たのではない
回収にきたのだ…………我が身体をな…………
遊んでいる暇はない………速攻で行かせてもらうか………」
シュン!!
桃香「っ!!?」
ガキンッ!!
響窃「くっ………」
響窃は『空走』をし桃香様が着けている指輪を奪い取ろうとしたが
霞「そう簡単に大将を取れるわけないやろ!」
霞によって妨害された
愛紗「良くやったぞ!霞!!」
春蘭「でええぇぇいっ!!!」
フォン!!
響窃「ふっ………だから言っただろう!」
ドッッカアァァァン!!!
霞「うわっ!?」
春蘭「ぐっ!?」
桃香「きゃあっ!!?」
響窃は『真爆源花』を放ち霞達を吹き飛ばした
響窃「私は『戦闘』に来たのではなく『回収』来たのだと………」
愛紗「っ!!?そ、それは!?」
キラッ
響窃は何時奪ったのか奴の右の掌には『蜀の指輪』が握られていた!
雪蓮「何時の間に指輪を!!?」
華琳「さっきの『真爆源花』の時に奪ったようね………」
響窃「指輪さえ手に入ればこっちのものだ………
この蜀にはもう用はない………」
ズズズズズッ!!
祭「待つのじゃ!響窃!!」
響窃は『闇行』を出現させた
響窃「言い忘れていた………
次は『呉の髪飾り』を三日後受け取りに行く……
勿論その時も今回のように奪うだけだ………」
卑弥呼「待て!!響窃!!」
貂蝉「響窃ちゃん!!待ちなさぁ〜い!!」
響窃「さらばだ………」
ズズズズズッ!!
響窃は闇に消えていった…………
春蘭「くそぉ!!!!おのれ響窃ーー!!!」
綺麗な青空の下………
春蘭の叫びが響いていた…………
……終……
説明 | ||
『封の五呪印』を守る新たなる戦いが 幕を開けた! そして「5日後に蜀の指輪を貰う」という響窃の手紙通りに 響窃が愛紗達の前に現れた……… |
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コメント | ||
nao様、残念ながら破壊する前に響窃に阻止されてしまいます(hoi) 異議なし!!、『戦のお荷物』に偽りなし、とはいえ周りの頭が切れる人らも考えればもう少しマシな対策出来そうなものを(禁玉⇒金球) 一個簡単に奪われちまいましたね〜;;これ指輪を破壊するってありですか?w(nao) |
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