真恋姫†無双 Another Story‘闇’の御遣い?聖なる力と復讐の魔人 |
いとも簡単に『蜀の指輪』を奪われた我々は悔やむ暇もなく
次に狙われた『呉の髪飾り』を守るべく
呉へ向かった…………
四節 ?封の五呪印‥第二石・呉の髪飾り?
愛紗「…………」
桃香「…………………」
春蘭「…………」
霞「……………」
我々は今、呉の城で待機をしているのだが、蜀の件もあり沈黙が続いていた
特に目の前で『封の五呪印』を奪われたことに責任を感じている春蘭や霞、桃香様などは口を一切開くことが出来なかった
雪蓮「これは重症ね…………」
そこへ『呉の髪飾り』を手に持った雪蓮殿がこちらへ来ていた
『呉の髪飾り』は真紅の宝石がはめ込んであり、言葉に表せないほどの綺麗な朱色の光を放っていた
愛紗「そちらが『呉の髪飾り』ですか………
とても美しい髪飾りですね」
冥琳「そして二つ目の『封の五呪印』でもある…………」
雪蓮「このままだと響窃にあっという間に取られちゃうわね」
思春「しかし立ち直れないのも事実………
危機的状況です………」
明命「しかも今回は何時奪いにくるか分からないですから尚更です」
今の現状は芳しくない………
それは分かっているのだがこの空気を壊してくれるお方と言えば…………
華琳「責任をどこまで引きずるつもり?貴方達は」
春蘭「華琳様…………」
やはり魏の覇王、華琳殿しかおらぬだろうな
華琳「春蘭、霞
確かに貴方達は敵を目の前にして『封の五呪印』を奪われてしまったわ
それは変えることの出来ない現実よ」
霞「………………」
華琳「けれど貴方達は生きて帰ってきた………私はこれだけで十分よ」
霞「華琳様…………」
華琳「勿論桃香、貴方もよ
普通なら響窃の『真爆源花』を喰らっていたのなら恐らく此処にはいないわ」
桃香「華琳さん…………」
三人の目には涙が溜まっていた……
雪蓮「そうよ♪落ち込んでいたって何も始まらないわ
次を頑張りましょう♪」
桃香「雪蓮さん………はいっ!!」
ほっ………よかった
桃香様や春蘭がいつもの調子に戻った
華佗「三人とも吹き飛ばされただけで外傷は少ない
問題なく戦えるぞ」
春蘭「当たり前だ
この夏侯惇、そう簡単に倒れなどしない!!」
霞「ウチもや!そう簡単に『神速の張遼』は怪我はせぇへん!」
愛紗「桃香様にお怪我がなくてよかったです
もしものことがあったらと考えると……私は………」
桃香「大丈夫だよ愛紗ちゃん!
かすり傷しかしてないから」
風「やはり目的を果たしたからでしょうかね??」
稟「その可能性がありますね」
紫苑「何の話しですか?お二人さん」
風「一撃で命を奪うことができる響窃の一撃が、春蘭ちゃんや霞ちゃんの命を奪えなかったとは到底思えません」
稟「昨日の戦闘で確認できました
響窃は本当に『封の五呪印』の回収だけを目的としています
恐らく今後も厳しい闘いが続くうえ、『封の五呪印』を手にした響窃はすぐに引くはずでしょう」
蓮華「でも逆に言えば響窃は本気で私達を殺しに来ない………」
風「そういうことですね〜」
愛紗「我々が本気でかかれば………」
稟「勝算は少しながらも上がるはずです」
雪蓮「やらなくて奪われるよりやって奪われた方がまだ良いわね」
冥琳「試してみる価値はありそうだな」
貂蝉「因みに雪蓮ちゃん、その髪飾りは共鳴はしてるのかしらん?」
雪蓮「ん??いや、今は何もないけど
特に痺れるような事もないし、心の蔵を打つようなこともないし」
卑弥呼「共鳴しているということはそれだけ響窃が接近しているという事
今は何も起こっていないということは共鳴範囲に響窃がいない」
冥琳「なる程な」
華琳「さぁ、そろそろ…………
作戦を練るわよ!!」
……………響窃のいる空間……………
響窃「………一つ目をようやく手に入れたな………」
響窃「あとは…………
呉と魏、大陸の象徴を手に入れればいいのだが………」
響窃「『残り一つ』は何処だ…………?」
響窃「検討がつかんな…………」
響窃「まぁ……………ゆっくり探すとするか…………」
……終……
説明 | ||
響窃の電光石火の攻撃により 『蜀の指輪』を奪われてしまった……… 「次は『呉の髪飾り』を狙う」と言われた愛紗達は 急いで呉に向かったのだが……… |
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コメント | ||
落ち込んでても仕方ないしな!でもいい策を考えんと他のもとられてまうぜ^^;(nao) | ||
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