真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第三十二話 やはり来るガジェット……そして、潜む影 |
なのはとはやてがユーノの事を思い出そうと真剣に悩んでいる頃、フォアード達は警護していた
スターズ・ライトニング・セイヴァの3組に別れている
ティアナ「……………………………………………………………」
スバル「まさか六課の全勢力でアグスタを警護するなんて、思わなかったね」
スバルは、終始無言のティアナにずっと話しかけていた
スバル「しかも、ザフィーラさんが人間になれるなんて驚いたよ。はやて部隊長のペットだと思ってたのに」
ティアナ「スバル」
スバル「ん? どうしたの?」
ティアナ「喋りすぎ」
スバル「…………………ゴメン」
ティアナが無言で、心配した スバルは色々と話を振ってみたが、帰って来た返答は黙れだった
2人は長い付き合いの為、言葉が違っても、どのような意味が含まれているかわかるのだ
ティアナ(ハァ〜 どうして私は六課に来たんだろ?)
ティアナが、スバルと共に受けたBランクの試験
その時に居合わせた はやてに誘われ、ティアナとスバルは六課に来ることになったのだ
六課は、エリートだけが集る少数部隊というのは有名だ
だからこそ、ティアナは自分が誘われたことが嬉しかった
自分には六課に入れるだけの才能があると……………
しかし、現実は甘くなかった
ティアナ(私と同じ年でAランク所持者のレイン、その相棒でフォアードの中では唯一 飛べるアマル…………あの年でBランクを所持しているエリオ、レアスキルで龍を扱えるキャロ、まだ未熟だけど間違いなく才能が眠っているスバル………………そして)
圧倒的な実力を持ち、管理局の切り札とも呼べる隊長格
ティアナ(それらに比べると、私など凡人以下だ)
それでも、なのはさんの訓練を受ければ強くなれると………………
いや、実際には強くなってる
けど、少しでしかない
ティアナ(私はもっと技術を教えてほしい。それこそ なのはさんの使う魔法とか)
ずっと基礎訓練ばかりだ
あんな訓練で強くなれる比率はたかが知れてる
ティアナ(なのはさんは何故 基礎ばかり教える?)
私たちの実力では応用はまだ早い?
それとも基礎だけで強くなれると本気で思ってる?
ティアナ(なのはさん、私はあなたの考えがわかりません)
無駄な1年ですよ…………このままじゃ
スバル「ティア!!!!」
いきなり大声で名前を呼ばれ、我に戻る ティアナ
ティアナ「いきなり大声で叫ばないでくれる? バカスバル!」
スバル「そんなことより、ガジェットが接近してきてるって、ルナ副隊長から!!」
ティアナ「っ!! フォアード達を集めた方がいいわね!」
シャマル<ティアナ! 聞こえる?>
シャマルから念話が届く
ティアナ<シャマル先生、聞こえます>
シャマル<知ってると思うけど、ガジェットがやって来たわ!>
ティアナ<フォアード達で、前線に出ます!>
シャマル<西に向かって! 東はシグナム、南はヴィータ、北はルナちゃんが向かうわ!>
ティアナ<わかりました!>
まさか、全方向から来るなんて……………………
レイン「おい! ティアッ子! シャマ先生からの念話 聞いたか?」
レインとアマルが走って来る
ティアナ「ええ、西に向かうわよ!!」
レイン「そこには既にエリオとキャロが戦闘中だ!!!!」
スバル「急がなきゃ!!!!」
〜?〜
アグスタから離れた場所で、ガジェットを見つめる影
?「あのホテルに八神はやてが?」
クアットロ「そうよ〜」
クアットロと話す謎の少女
見た目からして、年齢はティアナやスバルと一緒ぐらいか
クアットロ「殺したいんでしょ? あなたの大切なお姉さんを奪った女ですもの〜」
姉をはやてに殺されたということか?
?「まずはどれ程の者か……………………見極める必要が在る」
クアットロ「そんなこと必要ないわよ、さっさと殺せばいいのよ。自分の本能のままにね」
?「今回はパスだ」
どうやら闇雲に復讐しようというわけではないようだ
クアットロ「こんなチャンス、もう巡ってこないかもよ?」
?「そうだな…………………………」
クアットロ「まぁいいわ、ただ忘れてはいけないわよ? 八神はやては…………」
?「私の姉を殺した女」
彼女ははやてに家族を奪われたようだ
一体何時?
それがわかるのは少し先だろう
クアットロ「わかっていればそれでいいわ〜」
?「では、行ってくる。ここまで協力してくれた あなたには感謝する」
クアットロ「別にいいわよ〜」
クアットロは去っていく
?「八神はやて……………………………………」
アグスタを眺める少女
?「どれほどの者か……………………見極めさせてもらう」
もし、屑だった場合は………………………
?「首を刎ねる」
謎の少女は、アグスタに向かって歩きだす
彼女は一体?
そして、彼女の姉とは?
〜フォアードVSガジェット〜
エリオ「やぁ!!!!」
槍型のデバイス ストラーダで、ガジェットを切り裂いていく エリオ
時折シグナムと模擬戦をしたり、技を教えてもらったりしていた
その為か、最初の頃より大分 強くなっている
エリオ「紫電一閃!!!!」
ご存知シグナムの必殺技
本来、炎熱 所持者が剣型のデバイスで行う技であるが、エリオは2つとも持っていない
シグナムとの激戦の最中、自分流にアレンジしたものだ
我流紫電一閃と言った所か
キャロ「ブースト!!!」
ストラーダの先端を魔力刃でコーティングし、攻撃範囲を伸ばす
キャロもフルバックとしての役割を十分に果たしていた
レイン「これでもくらいやがれ!!!」
スノボー型デバイス ウィンタムソードを乗り回し、ガジェット達を凍らせては砕く
アマル「…………………………………………………………」
自身の影と共に、次々とガジェットを切断していく アマル
スバル「やぁ!!!!」
拳でガジェットを粉砕していく スバル
フォアード達は、なのは達 隊長格なしでもガジェットと渡り合えるほどに強くなっていた
ティアナ「ファントムブレイザー!!!!!」
ティアナも確実にガジェットを1機ずつ落している
ティアナ「クッ」
他のみんなは、一撃で2機も落してるのに…………………………
ガジェットは、見た目 以上に強い
管理局でも、勝てる魔導師ははっきり言って少ない
つまり一撃で、一機を落しているだけでも相当凄いことなのだが……………
ティアナ「私は弱い…………」
〜ヴィータ視点〜
ヴィータ「ラテーケンハンマー!!!!!」
ガジェットを一気に4機も破壊する ヴィータ
ヴィータ「ラスト一機!!!」
アイゼン【シュワルベフリーゲン!】
小さい鉄球を打ち出し、ガジェットを破壊する
ヴィータ「いっちょ上がり!!!」
良し、フォアードどもの援護に行くか
ヴィータが、その場所を移動しようとした時、
ヴィータ「魔力っ!!!」
そこそこ強い魔力を感じ、後ろを振り返ると、少女が立っていた
?「…………………………………………………………」
ヴィータ「…………何者だ? てめぇ」
警戒する ヴィータ
?「映像で見たことがある。八神はやての仲間」
クアットロから八神家の情報を貰っている少女
ヴィータ「何が目的だ?」
?「八神はやてと戦う為に来た」
ヴィータ「何だと!?」
?「八神はやてはホテルの中だろう?」
ヴィータ「行かせると思ってんのか!!!!」
アイゼンを構える ヴィータ
?「道を開けてもらいたい」
ヴィータ「無理に決まってんだろ!!!!」
?「仕方ない」
少女は、恐らくデバイスであろう剣を構える
その剣は、2本の剣が柄同士が連結している
双刃剣と言った所か
?「お前を倒して、八神はやてに挑む」
ヴィータ「させるか!!! てめぇはぶっ潰す!!!!」
はやての命を狙う謎の少女
ヴィータは、彼女を止めることが出来るか?
はい、と言う訳で久方ぶりにオリキャラが登場!
彼女は一体何者なのか?
始めから読んで下さっている方は気づいたかもしれませんね
キーワードは「はやてに姉を殺された」です
しかし、復讐者とは思えぬ雰囲気ですね〜
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オリキャラ登場!! | ||
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 魔法少女リリカルなのはStrikerS | ||
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