真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第三十三話 襲い来る影そして放たれた弾丸
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突如として アタシの前に現れた女

 

そいつの目的は はやてと戦うことらしい

 

アタシはそれを阻止しなきゃならねぇが…………

 

ヴィータ「シュワルベフリーゲン!!!!!」

 

小さな鉄球を打ち出し、何度も攻撃を繰り出すけど、

 

?「当たらない!」

 

さっきからアタシの攻撃は掠りもしやがらねぇ

 

ヴィータ「チッ」

 

コイツ、一体 何者なんだ?

 

ヴィータ(魔力量が多くなければ、接近戦が強いわけじゃない)

 

ましてや攻撃力も高くないし、スピードも普通に躱せる程度だ……………

 

ヴィータ(それなのに、避け方が上手過ぎる)

 

確かに人には得意 不得意がある

 

けど、この女の戦闘力ははっきり言って強くは無い

 

良くても魔導師ランクBと言った所だ

 

しかも、所々 動きに無駄があるしな

 

恐らくスバル達より弱いだろうな

 

それなのに、避け方だけは一流だ

 

それこそ天城の野郎より上手いかもしれねぇ

 

アタシの攻撃を躱す時だけ、動きが別人のようだぜ

 

ヴィータ(何らかの能力か?)

 

回避に専念してるだけとも思えねぇし………

 

ヴィータ(コイツは、ここで叩き潰しておいた方が良さそうだな)

 

気絶させて、捕まえる予定だったが…………

 

ヴィータ「テメェが何者か話したくなるまで、ぶん殴ってやるよ!!!!」

 

アタシは得意な接近戦で挑む事にした

 

?「クッ」

 

ヴィータ「アイゼン!!!!」

 

アイゼン【カートリッジロード! ラテーケンフォルム】

 

ヴィータ「この距離で躱せるか!!!!!」

 

アイゼン【ラテーケンハンマー!!!】

 

?「!!!!!!!」

 

アタシの攻撃が決まり、女は吹き飛ばされる……………………はずだった

 

ヴィータ「何!?」

 

信じられねぇ…………

 

ヴィータ(この距離で躱すだと!?)

 

?「貰った!!」

 

女のデバイスであろう双刃剣で、背中を切り裂かれちまった

 

ヴィータ「グッ!!!」

 

?「止め!!!!」

 

ヴィータ「舐めんな!!!」

 

ガキィィィィン

 

女の斬撃を、アイゼンで弾き返す

 

そこに隙が生まれたから、アタシは一気に畳み掛けるようにした

 

ヴィータ(これでどうだ!!!)

 

アイゼンを振り、少女を殴ろうとしたが、

 

?「当たらない!!」

 

女の言う通り、攻撃は躱されちまう

 

ヴィータ「何だと!?」

 

?「これで!!!」

 

奴はアタシに斬りかかってきやがるが、

 

ヴィータ「食らうかよ!!!」

 

バックステップで躱してやった

 

?「やっぱり強い……………流石は八神はやての部下」

 

ヴィータ「部下じゃねぇ!!! 家族だ!!!」

 

?「そう」

 

今度こそ攻撃を当ててやるぜ!

 

ヴィータ「アイゼン!!!!」

 

アイゼン【カートリッジロード!!】

 

ヴィータ「仕留める!!!」

 

アイゼン【シュワルベフリーゲン!!】

 

再び小さな鉄球を打ち出す

 

?「その技は見飽きた!」

 

当たらない………………けどな!!

 

ヴィータ「ここだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

アタシは地面をアイゼンでぶっ叩く

 

んで、その衝撃が伝わって、女はよろける

 

ヴィータ「終りだぁぁぁぁ!!!!!!!!」

 

こんなデカイ隙を見逃すはずもねぇ

 

よろけた状態じゃ、攻撃は躱せねぇぞ!

 

?「っ!!!」

 

しかし、その考えは甘かった事を知る

 

ヴィータ「バカな…………………………」

 

信じられなかった

 

絶対に当たると思った攻撃が、あっさりと躱されたんだからな

 

ヴィータ(いや、よくよく考えればアイツはよろけた時、平然としていた)

 

本来なら動揺するはずだ

 

まさか、アタシの行動がわかっていた?

 

アタシは女を見つめる

 

すると、女の右目が妙に明るい気がした

 

元々 女の目は青いけどな、右目だけはまるで発光しているようだったんだ

 

ヴィータ「何だ?」

 

明らかに光の反射で、そう見えるわけじゃねぇ

 

間違いなく、あいつの右目は青く光っている

 

?「私のレアスキルだ」

 

ヴィータ「……………やっぱりそうか」

 

?「今回は大人しく引き下がる。でも、何れは八神はやてと戦う」

 

そう言い残し、去っていく女

 

本来ならあいつを追うべきだろうが、生憎アタシは魔力切れが近かった

 

ヴィータ(仕方ねぇ………………今回は見逃す)

 

取り合えずアタシは、シャマルの所へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜フォアード視点〜

 

ガジェットT型及びU型を相手に奮戦するフォアード達

 

しかし、ガジェットの数が中々減らない

 

ティアナ(このままじゃ……………やられる)

 

どうすればいい…………

 

どうやったら、この状況を打破出来る?

 

レイン「クッソ……………魔力が切れる」

 

エリオ「僕も限界です…………」

 

レインとエリオは序盤から魔力を使い回っていたから、魔力切れが近いようだ

 

アマル「…………………………………………………」

 

アマルは何も言わないが、肩で息をしている為、体力の限界が近いだろう

 

ティアナ「スバル!! アンタは?」

 

スバル「まだ行けるよ!!!!」

 

スバルはまだ元気そうだ

 

ティアナ「良し!! キャロ、スバルにブースト!! スバルはガジェットの足止め! その間に私は魔力を溜める!!!!!」

 

スバル「わかった!!!」

 

キャロ「はい!!!」

 

レイン「おい!! 俺らはどうすんだよ!!!」

 

ティアナ「一旦 下がって!! 限界でしょ?」

 

レイン「…………しゃあねぇ、言葉に甘えっか」

 

エリオ「すみません」

 

アマル「………………………………………………………………」

 

3人は一旦 後方に下がる

 

スバル「ナックルダスター!!!!」

 

ガジェットを殴り、破壊していく スバル

 

ティアナ「もう少し……………もう少しで」

 

スバル「リボルバーキャノン!!!!!」

 

ガジェット達を次々と破壊していく スバル

 

いささか飛ばし過ぎか………………

 

スバル「まだまだ!!!!」

 

キャロ「スバルさん! そんなに飛ばされては、ブーストが間に合いません!」

 

スバル「え? ご、ごめん」

 

フォアード達がガジェットと戦っている間、その救援に来た ルナ

 

ルナ「苦戦中ね………………来て良かった」

 

そこで、ルナはティアナに視線をやると……………

 

ティアナ(ランスターの弾丸は全てを撃ち抜く)

 

ガジェットなんかに止められてたまるか!!!

 

クロスミラージュ【カートリッジロード】

 

一気に4本も消費する

 

ルナ「っ!? ティアナ!! 待ちなさい!!!」

 

ルナが止めようとするが、時すでに遅し

 

ティアナ「ヴァリアブルシュート!!!!!」

 

カートリッジによって強化された魔力弾は、一気に放たれた

 

その魔力弾は、次々とガジェットを破壊していった

 

ティアナ(やった! これが私の実力!!!)

 

しかし、最後の一発が、スバルに向かっていた

 

ティアナ「っ!!!!」

 

スバルは気づいておらず、このままでは間違いなく当たるだろう

 

ティアナ「スバルゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!」

 

スバルはティアナの声で気付いたが、躱せる距離では無い

 

当たる……………誰もがそう思った

 

スパァァァァァッン

 

しかし、その魔力弾は綺麗に真っ二つにされた

 

ティアナ「え?」

 

キャロ「だ、誰ですか!!」

 

スバル「………ルナ……さん?」

 

魔力弾を切断したのは、髪とバリアジャケットが真っ白に染まった ルナだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言う訳でまた謎な展開になりましたね〜

 

はやてを狙う少女の正体はまだわかりません

 

そして、今回登場した謎の人物

 

ティアナのミスショットを切り裂いた女性

 

髪とバリアジャケットが真っ白なルナ

 

彼女は一体何者なのか?

 

ルナか?

 

それとも全くの別人か?

 

次回もお楽しみに〜

 

 

 

 

 

説明
ティアナのミスショット!!
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あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 魔法少女リリカルなのはStrikerS 

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