ハンニバルでリリ狩るマジ狩る |
朧サイド
「さてと、バイトも終わったところだし今日はとっとと帰ろっと」
バックを肩に担ぎ海を眺めながら独り言を呟き俺はケースからタバコを一服吸っていると初めてヴォルケンリッター達と会った時と同じような物を感じてしまう。
「これって騎士たちが使う結界・・・・でもない。少し違うな」
タバコを咥えたまま辺りを見ると。
『グオオオオオオ!!』
雄叫びが聞こえた方へ走っていくと到着する場所は公園の中央、そこには巨大な木の化け物に上空からは何かピンク色と金色の光線が飛び交う。
「姐さんたちの話じゃこの世界には魔法を使える奴は少ないって言っていたのにな?」
しかも年は見るからにはやてちゃんと同年代くらいか、そんな少女たちがレーザーをバンバン木に打ち放つ。
「うわ〜、二人ともえげつない事してんな、こりゃこの前のシグナム姐さんと同等か?」
ふとこの前の恐怖を思い返してしまい身震いをしてしまった。
するとドクンと俺の心臓の鼓動が大きくなる。
「なんだこれ? 胸が苦しい・・・・」
『マスター大丈夫ですか?』
「悪い、すげえ胸が痛え。一体どうなってる?」
『あれの放つ魔力の波動にマスターのオラクル細胞が共鳴しているのかと思います。できれば此処から離れてください。そうしなければマスターの理性が破壊され最終形態になってしまいます』
第三形態を飛ばして最終形態かよ。
これじゃあ形無しだな。
「わかった、すぐに此処から離れる」
俺がこの場から離れようとすると一線、何か丸い球体が飛んできた。
「貴方は何者ですか?」
そこにも同じくはやてちゃんと同年代の黒い外套を着た少年が宙を浮いて俺を見下ろす。
「俺はちょっと通りすがりのエキストラです」
「自分のことをそんな風に言う奴がこの結界内で自由に入れると思うか?」
「言ってることがわからんが?」
「まぁいい、兎に角話だけでも聞かせて欲しいのだが?」
「はいそうですかって言いたいけど・・・・」
ドクン、さっきより心臓の鼓動が大きくなると俺の体ドンドン大きくなっていくのがわかった。
腕は第二形態のように変化するが右腕にあった楯が左腕に変わっており白ではなく黒色に体が変色していく。
「どうしたんだ急に!?」
「君、早く俺から離れるんだ!」
俺が警告するがが少年は杖を手にして。
「何を言っているのお前は!」
「速く! 手遅れになる前に!」
ボコボコと体が大きくなっていきそこから俺の意識は消えていった。
クロノサイド
結界内で他にいないか探索していると一人正体不明の男を発見して話を聞こうとすると急に男は苦しみだすと体が大きくなっていき
『グオオオオオオオオ!!』
黒い二本角の龍の様な姿になった。
『グルルル』
唸り声を出している龍を見て二人は絶句する。
その瞬間、龍の背中がモゾモゾ動き出すと巨大な黒い翼生え出し空を飛び出す。
「ユーノ君、あれも暴走体なの?」
「わからない、だけど魔力は感じれないから多分現地の生物だと」
「だけどあんな動物見たことないよ!?」
先ほど黒い少女と戦っていた白い少女とフェレットがやってくる
「君たち来るんじゃない!」
そして遂に龍が動き出す。
翼を一回羽ばたかせると一直線に私の方に向かって殴り掛ける。
結界を張っても一回で粉々になってしまった
「一撃で執務官のプロテクションを破壊した!?」
何だこいつ、一撃でプロテクションを破壊しただと、どんだけ力があるんだ!?
「ディバインバスター!」
白い魔導士の砲撃が放たれるが翼で体を隠して防御体制を取り爆発が起きる。
「君どうして・・・・」
「一人でなにもかもやるなんて危ないよ! みんなで協力すればあの動物さんも大人しくなるよ!」
ありがとう、僕は小さな声で彼女に礼を言う。
爆煙が晴れ僕たちが龍のいたほうを見るとそこには龍の姿はなかった。
「どこにいったんだ?」
三人の頭の上に?マークを浮かばせながらいると。
『グルオオオオオ!!』
声のする方を見ると龍の翼は無傷のままであり、地上に降りていた。
そして龍はその拳を地面に打つとコンクリートを打ち砕き三つの影が丁度私たちの足元に移動していく。
「何か不味い! 速く逃げるんだ!」
私の声に三人は頷き各方面へ飛んでいくが影は未だに追ってくる。
そして私が影に追いつかれた瞬間、影から黒い炎の柱が現れる。
さっきと同じようにプロテクションを張り炎とぶつかる。
「何なのこれ!? 一向に弱くならない!」
少女たちは、大丈夫そうだ。
後は僕だけ。
そして炎が吹き終わると目の前にはあの龍がいた。
『ガァアアア!!』
その両腕には今の僕の身長以上の巨大な炎の槍を纏わせながら突き刺してくる。
その衝撃でプロテクションは破られる。
「うわぁあああ!!」
そして背後に強い衝撃を受ける。
「カハッ」
龍は口いっぱいに火を溜めるとそこから黒い火の玉を放つ。
「っく」
すると先ほど暴走体から取り出されたジュエルシードが輝き始める。
それと同時にあの龍は炎を吐き出すのを止めジュエルシードの方を見ながら二足歩行で走り出していく。
「ジュエルシードが!」
「やめるんだ! あの龍の目的はもしかしたらあのジュエルシードだ!」
「だけどあれはユーノ君の!」
「なのはもういいよ。あのジュエルシードは諦めよう」
フェレットが白い女の子に諦めるように言われるとなのはも何も言えなくなる。
ジュエルシードの近くに立った龍は右腕が異様な顎の様な形になる。
「なんなんだあれは!?」
「気持ち悪いの」
「あんな生物がこの世界にいたなんて」
龍は右腕についた顎でジュエルシードを丸呑みしてしまうと同時に地面にいっぱいに黒い沼の様な物を出してドンドン沈んでいきその場から消えてしまった。
「一体あの龍はなんだったんだ・・・・」
残された私たちはたった一匹の龍に負けたのだという事実とジュエルシードが奪われたのだという後悔だけが残されていった。
はやてサイド
「おっかしいな、お兄さんまだ帰ってこうへんのかな?」
夕食にあのお兄さんが遅れるなんて正直考えられない。
もしかしてへんな人たちに目えつけらてへんかなって思うてみたけどあのお兄さんや逆にそんな人たち返り討ちにしてるやろな。
もしかしてお兄さんに彼女さんが出来てるんやろか!?
いいや、それもないな、あのお兄さんや彼女なんて出来るわけないか。
「朧の奴何してんだ?」
「ああ、もしかして空腹で玄関に倒れてるやもしれぬぞ?」
ヴィータが少しイライラさせながらいるのをザフィーラが抑える。
うん、もしかしたらそうやもしれへん。
いや、そうとしか考えられへんわ。
「ちょっと私外を見てきますね」
「頼んだぞシャマル」
シグナムがシャマルを見送っていくと。
「キャー! 朧君大丈夫!?」
シャマルが早速お兄さんを見つける皆で玄関のほうを見に行くとそこには本当にお兄さんが倒れてた。
「シャマル、とっとと朧を起こせよ?」
「だけどヴィータちゃん、朧君すごい熱なの!」
なんやて!
「大変や! はよ救急車を呼んで!」
「分かりました!」
シグナムが直ぐに救急車を呼んでもろうて私たちはすぐに救急車と一緒に急いで病院へと向かって行った。
説明 | ||
皆さん、ハンニバルというキャラクターをご存知ですか? 特攻野朗Aチームという映画のリーダーの様になりたいと願ったら俺はトンでもない化け物になれるようになってしまいした |
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