真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第三十五話 セレスの実力 |
アグスタの付近で、決闘が始まろうとしていた
セレス「楽しませてくれよ? なんといっても久しぶりの戦いだからな」
ゼスト「……………………………………………」
ゼストは、無言で槍を構える
アギト「旦那! ユニゾンだ!」
アギトは、ゼストに近づく
どうやらアギトは、ユニゾンデバイスのようだ
ゼスト「いや、お前はルーテシアを連れて引け!!」
アギト「…………わかった」
アギトとルーテシアは去っていく
セレス「…………………………………」
興味なさげに、その後ろ姿を見ている
ゼスト「以外だな、追う素振りすら見せんとは」
セレス「俺はお前と戦えればそれでいいんだよ」
ゼスト「……………お前、管理局員ではないのか?」
セレス「あんなゴミみたいな組織はどうでもいい」
ゼスト「そうか…………」
セレス「お喋りは此処まででいいな? 行くぜ!!!」
セレスは早速 仕掛ける
ゼスト(早い!!)
ガキィィィィィィィィィィン
セレスの斬撃を、自身のデバイスで弾く ゼスト
セレス「俺の攻撃を防ぐか……………やるな!!!!」
ゼスト「舐めてくれるな!!!!!」
今度はゼストが仕掛ける
セレス「当たるかよ!!」
ゼストの斬撃は全て躱される
ゼスト(スピードでは勝てんか)
セレス「ほらほら!!! どうしたよ!!!!」
ザシュッ
ゼスト「グッ」
左腕を少し斬られた
セレス「ガッカリさせんなよ? お前がメインディッシュなんだからよ!!!」
ゼスト(危険な女だ…………)
ゼストの薙ぎ払いで、セレスの脇腹が少し斬られる
セレス「いいぜ! これが戦いだ!!!!!!!!」
しかし、セレスは喜んでいる
ゼスト「お前は何故そこまで戦いを求める?」
セレス「本能だ!! 腹が減ったら飯を食らう、眠かったら寝る、それと一緒だ!!」
ゼスト「……………………………………」
セレス「俺の魂が戦いを求めている! だから戦う! お前とてヤリたくなったら女を抱くだろ!!!!」
ゼスト「本能か…………だが、本能を止める理性を人は備えている」
セレス「必要ねぇ!! 俺は本能のままに戦いを求める!!!」
ゼスト「やはり……………お前は危険だ」
ゼストはセレスの考えを聞き、彼女は危険すぎると断定する
理性を捨てた獣と同じであると
セレス「なら殺す気で来いよ!!!!! 俺もお前を殺すつもりで行く!!!」
ゼスト「行けるな? デットブレイグ」
自分のデバイスに話しかける ゼスト
デットブレイグ【Yes ボス】
ゼスト「行くぞ!!! このゼスト・グランガイツの槍を受けてみよ!!」
ゼストは、セレスに向かって走り出す
セレス「レンゲル!! 気合いを入れろ!!」
レンゲル【わかっています】
セレスも、ゼストに向かって走り出す
ゼスト「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セレス「おらぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキィィィィィィィン
槍と薙刀がぶつかり合う
何度も何度も火花を散らす
ゼスト「((槍刃|そうじん))滅却!! ((葬刀牙|そうとうが))!!!!」
槍に魔力を乗せ、一気に叩きつける
セレス「グッ」
初めてセレスが顔を顰める
ゼストの技をレンゲルで受け止めるが、それでもダメージがあるようだ
セレス「中々の威力じゃねぇか………………効いたぜ」
ゼスト「俺の葬刀牙が受けて立っていられるとは………」
セレス「もっと楽しませろ!!!!」
セレスは、再びゼストに接近する
ゼスト(強がっていてもダメージはかなりあるようだな)
スピードが落ちている
セレス「オラッ!!!!」
レンゲルを振るう
ゼスト(斬撃も雑になった……………焦っている証拠だ)
セレス「食らいな!!!」
ゼスト「お前の斬撃は軽い!!!」
ガシッ
セレス「何!?」
ゼストは、素手でレンゲルの刃を受け止める
ゼスト「ハァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!」
ザシュッ
セレス「ウグッ!!!」
ゼストに胸を切り裂かれる
ゼスト「止めだ!!!!」
セレスの首を狙って槍を振りかぶる ゼスト
カイト「プロミネンスバレット!!!!」
炎の弾丸が飛んでくる
ゼスト「む?」
槍を風車のように回転させ、炎の弾丸を弾き飛ばす ゼスト
カイト「貴様がガジェットを操っている者か?」
セレスの隣りに立つ カイト
ゼスト「何者?」
カイト「時空管理局所属 天城カイト三等空佐だ」
ゼスト「その年で三佐だと…………お前が天才なのか、それともよほどの人材不足か」
カイト「両方だ」
ゼスト「フッ 面白い男だ……………質問に答えよう、否だ」
カイト「では操っている奴……………ジェイル・スカリエッティの所在を吐いてもらうか」
ゼスト「悪いがそれも出来ん」
カイト「なら体に聞くまで!!!!」
ウィザード【セイバーフォーム!!!】
カイトは、ゼストに接近して斬りかかる
ガキィィィィィィン
カイトの攻撃は、槍によって受け止められる
ゼスト「やるな…………」
重い一撃だ…………しかも早い
ゼスト(本物の天才だな)
カイト「はぁ!!!」
ゼストの槍を弾こうとするが、
ゼスト「だが力では負けん!!!!」
ゼストは槍を振り回し、カイトを退かせる
カイト「チッ」
コイツ…………出来る
ゼスト「今回は退かせてもらう…………また会おう」
ゼストは、走り去っていく
カイト「………………………」
カイトは追う様子を見せない
ウィザード【追わないのですか?】
カイト「今はいい…………………それよりも」
セレスの方を睨む
セレス「久しぶりだな 天城カイト」
カイトにあからさまに殺気をぶつける セレス
カイト「……………………………」
カイトは何も言わず、刃をセレスの首に当てる
セレス「随分じゃねぇか」
カイト「どうやって上月と入れ替わったかは知らんが、また引っ込んでもらおうか」
セレス「クククククククク、本来なら お前を引き裂いて殺したいが、まだその時ではない……大人しく ルナの奴に体を貸してやる。俺に殺されるまで、誰にも負けるなよ? お前が本当のメインディッシュだからな!!!!!!」
それだけを言い残し、セレスの髪とバリアジャケットは黒く染まる
ルナ「ふぅ…………何が貸してやるよ、この体は私のよ」
カイト「何を思って奴と入れ替わった?」
ルナ「その事で少し話があるわ。なのはさんやはやてさんを踏まえてね」
カイト「……………………………」
ルナ「私の事、話した方が良さそうだわ」
カイト「好きにしろ」
カイトは去っていく
ルナ「冷たいわね」
ルナは、カイトの後ろを追って行く
ゼスト達が退いた為、ガジェットもあっさりと撃墜される
アグスタへの脅威は去った
ルナの秘密とは一体?
セレスは何者なのか?
セレス弱っ!!!
と作者も思っております
しかし、ゼストがかなりの強キャラだと思ってくれればありがたいです
次回、セレスの正体をルナが話す
お楽しみに!!
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セレスVSゼスト 勝つのは果たして……… |
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