魔法少女リリカルなのはStrikers ダメ人間の覚悟 |
なのは Side
今私達は病院内で無差別に斬り回っていた犯人と対峙していた・・・・・・・・・・んだけど・・・・・。
なのは「な・・・・・・・・んで・・・・」
フェイト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
透「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
私達の目の前には・・・・・・・・探そうとしていた、本人・・・・・・井上 透の姿があった。
私はやっとの思いだったんだと思う、透君の名前を口にしたんだんけど、他の皆は・・・誰一人声を出すことが出来なかった。
カラミティ「イヤァ、油断シマシタナァ・・・・マサカアンナ移動法デ来ラレルトハ、ツイツイ避ケルノガ遅レテシマイマシタヨォ」
カラミティと呼ばれた奴は全然驚いていない感じで喋っていた、おそらくワザと避けずに頭を狙わせたんだと思う、もし頭以外の所を狙った攻撃だったとしても態勢を変えて無理矢理頭に当てようとしたんだと思う。
だけど私も他の皆もそのことについては誰も言わなかった・・・・・だって、目の前のことについて頭が付いて行けなかったから・・・・・・。
カラミティ「ヤハリマダマダ制御ガ出来マセンネェ、デスガ「何で・・・」・・・・ハイ?」
フェイト「何で・・・・・・・何で透が・・・・・ココにいるの?!」
フェイトちゃんは頭に思い浮かんでいる事を精一杯声を出してカラミティと言う奴に聞いた、フェイトちゃんが聞いてくれたおかげで頭も少しスッキリしてきた・・・・すると皆も少し落ち着きを取り戻して行った。
はやて「せや!それに透君は・・・・・・左腕が無かったはずや!それをどうやって・・・・・っっっ、透君!透君!!何してんねん!?そないヘンテコな剣捨ててこっち来てぇな!!」
アハト「ヘンテコトハ失礼ナ」
カラミティ「ソウ言ワナイデクダサイ、ソウデスネ・・・・マズ何故彼ガ此処ニ居ルカ、ソレハ彼ヲ『使ッテ』データヲ取ッテイルカラデスヨ!」
はやて「・・・・・何やて・・・・・」
カラミティ「ソシテ確カニ彼ハ左腕ガアリマセンデシタ」
エリオ「・・・でした?」
カラミティ「ハイ、ソコデ私ノ出番ト言ウ事デス!」
ゼスト「何故貴様なんだ・・・・・・・まさか!?」
カラミティ「ソノ通リ!私ハ彼自身ヲ覆ッテイルコノタダノ鎧デハナク、彼ノ左腕ニ付イテイル・・・・・」ニョキニョキ
いきなり透君の左肩から灰色の何かが伸びて来た、そしてそれは人のような形になっていき私達の方に顔らしきものを向けた。
カラミティ「コノ私ノオ陰ト言ウ事ナノデスヨ!ハッハッハッハ!!」
人の顔のようになったカラミティは嫌な笑みを浮かべながら大笑いしていた。
ハルカ「・・・・・・成程ね、アンタが透の身体を動かしてたってわけね」
カラミティ「御明察・・・・ト言イマシテモ、流石コレマデ管理局・・・ジャナク研究所ニ怒リヲ持ッテイタダケハアリマスネ、中々シブトク上手ク動カセナカッタンデスケド」
そして今まで棒立ちだった透君がいきなり右手を上げたり下げたり、足を振り子のように振ったりしていた。
カラミティ「ゴ覧ノヨウニ!ヨウヤク文字通リ私ノ手足トナッテクレマシタヨ!」
アハト「待テ!余ハ貴様ノ道具デハ無イゾ!!」
カラミティ「オット、コレハ失礼シマシタ」
私達の目の前で透君の身体を好き勝手動かしながら、気の抜けたようなやり取りをしているカラミティとアハト。
ヴィータ「・・・・っ!・・・嘘だ・・・嘘だぁ!!オイッ透!!テメェ何そんな所で突っ立ってんだよ!?そんな奴等ブッ飛ばしてアタシ達の方に来いよ!?」
ヴィータちゃんは透君の痛々しい姿を見て必死に透君に呼びかけていた。
カラミティ「無駄デスヨ、彼ニハモウ・・・・・アナタ方ノ声ハ届イテマセンカラ」
アルフ「っ・・・・どう言う事だ!?」
カラミティ「彼ノ身体ノ制御自体ハヤット私ノ制御下ニナリマシタガ、彼ニハ自我・・・・ツマリ精神ハ既ニ我々ノ『物』デスカラ」
シュテル「なん・・・・・・ですって・・・・・」
ディア「・・・たった2体の貴様等に、アイツが屈するワケが「確カニ!」!!」
カラミティ「確カニ私トアハトノ『2ツ』ダケデハ彼ヲ操ルナンテコトハ出来マセンネ・・・・・・・・・・デハ、『3ツ』ナラ如何デショウ?!」
薫子「3つ?」
ルーテシア「っ!?」バッ
カラミティの言葉にルーテシアは首の後ろに手を置いた、私とフェイトちゃんとメガーヌさんはそれを見逃さなかった。
フェイト「どうしたの?ルーテシア?」
ルーテシア「・・・・・・」ガクガク
メガーヌ「ルー?!どうしたのルー!大丈夫!?」
シャッハ「っ!!まさか!!」
カラミティ「ソウデス!ソチラノ御嬢サント聖王教会ノ方々ハゴ存ジデショウ・・・・・ソウコレデス」スッ
透君・・・・・・というかカラミティが透君を動かして私達に背を向けた、そして長い髪を持ち上げて首の後ろを見える様にした。
すると透君の首の後ろに何か三角形の物体が付いていた、その三角形の中心には赤いコアのような小さな宝石があった。
すずか「・・・・もしかして、それで透君の精神を操ってるってこと?」
カラミティ「流石ハ月村技術士、若クシテ『メカニックマイスター』ノ資格ヲオ持チナダケハアル」
そうか、前にはやてちゃんから聞いた時聖王教会での事件ではルーテシアが洗脳されてたって話だった・・・もしかしてその時と同じものを・・・。
アリシア「なら・・・・・透は・・・・あんな道具を使わさせてる・・・・実験体って事?」
スバル「酷い・・・・・・人を人として見てないみたいに・・・・」
ハルカ「まぁでも・・・アイツ等の口振りからすると、透自体も・・・・・道具ってことでしょうね」
シグナム「っ!」
響子「っ」ギリッ
シャマル「それって・・・」
カラミティ「先程申シ上ゲタデショウ、彼モ一応我々同様兵器ト!」
カラミティの言葉で私はある事を思い出した、それは前にリニスさんが持って来た透君の両親が透君に宛てた手紙の事だった。
フェイト「・・・・・・・・・・・・」
カラミティ「彼ハ人造ノ最強魔導師!我々ヲ使ッタ試験デハ彼以上ノ『素材』ハアリマセンヨ!」
・・・・・・・・・また・・・・・・。
カラミティ「私モアハトモ、ソシテ研究員ノ皆サンモ彼ノヨウナ『道具』ヲ探シテイマシタ!今マデ私トアハトハ一緒ニ実験ヲスルトイウ事ハアリマセンデシタ、何故カ?!ソレハ簡単デス、先程アハトモ申シマシタ通リ我々ヲ一度ニ使ウコトガ出来ル魔導師ハ廃人ト化シテシマウカラデス」
・・・・・また・・・・・・言った・・・・・・・・・・。
カラミティ「マァシカシ、私トアハト・・・・互イニ一人ズツデストナントカ扱エルヨウデスガ、ヤハリ思ッタ以上ノ成果ガ見ラレマセンデシタ・・・・・ソコヘ現レタノガ彼トイウ訳デス!!マサシク、我々ニトッテ彼ハ救世主!彼ノヨウナ『兵器』ヲ私ハ待チ望ンデオリマシタ!
また・・・・・・・・・また・・・・・・・・・透君の事を・・・!!!
カラミティ「アァ・・・・・・デスガ残念デス、先ノアノ『デビル』トノ戦イデ大怪我ヲシテシマイ、一応ハ増血剤ヤ止血剤デ延命シテイルダケデスガ・・・・アマリ長クハ戦エズ且ツ我々ヲ取リ付ケタ時ノショック等カナリ消耗シテ、彼ハ今回限リトイウコトニナリマスネ・・・・・・折角良イ素材ニ巡リ会エタト思イマシタノニ、彼ガコンナ『消耗品』ダッタナンテ」
アハト「余モ残念ダ、コノヨウナ『人形』ハソウソウオランノデナ、余トシテモコノ『人形』ヲ手放シタクハ無イナ」
ブチっ
カラミティ「仕方アリマセン、彼ニハ我々ノ実験ノサポート役ニナッテモラウ為ノ謂ワバ「黙れ!!!!!」ッット?」
フェイト「それ以上・・・・・・それ以上透を・・・・道具のように言うなぁぁぁ!!」
フェイトちゃんはカラミティとアハトの言葉に耐え切れず、思わず大声を出した。
だけどそれは皆も・・・そして私も同じだった。
なのは「透君はオモチャなんて言わないで!!!」
響子「スクラップにより酷い目にあわすわよお前等ぁぁぁぁぁ!!!!!!」
シグナム「高町やフェイト・テスタロッサの言う通りだ!透はお前達のような下らないオモチャなどでは無い!!」
ギンガ「形はどうあれ私達を助けてくれた恩人に・・・・それ以上失礼な事を言わないで!!」
ティアナ「人の尊厳を踏みにじるようなマネ・・・・絶対に許さないわよ!?」
スバル「私達家族の恩人になんて事するの!?」
レン「先生離す!!」
私達の言葉にカラミティは驚いたのか、肩から出た顔が呆けていた。
だけどすぐにイヤラシイ顔に変わって・・・・・・・。
カラミティ「ホッホ〜、モシカスルトアナタ方ハ彼ト親密ナ関係デシタカ?コレハ失礼ヲ、デスガ感動ノ再会ヲ果タシタノニ何モ無イト言ウノハ些カ味気無イデスナァ・・・・・フム」
すると透君の顔がこちらを見るかのように動いた。
カラミティ「サァアナタ方ノ大好キナ方デスヨォ?大好キナ『マダラ』・・・アァコレハ彼ノ仮ノ名デシタネ、本名は・・・・ソウソウ・・・」
透「・・・・よう・・・皆・・・・俺だよ・・・・・・透・・・だ」ニコッ
いきなり透君が口を開いて片言な感じで喋り出し、私達に向けて微笑んできた。
普段なら私は照れたりして顔を背けるんだけど・・・・・でも今は違う意味で背けたい、だって・・・・今の透君の言葉は何を言っても心に響かないんだもん!あんな・・・・・あんな透君は・・・見たくないよ!!
なのは「止めて・・・・・・・」
フェイト「こんな透・・・・見たくなんてない・・・」
ハルカ「―――――――――――」
カラミティ「オヤ?コレハオ気ハ召シマセンデシタカ?流石ニ顔ノ筋肉ヲ動カストイウノハ普通ヤラナイノデ上手クイキマセンネェ、デハ・・・・コウイウノハドウデショウ?」
いきなりカラミティが顔とは別の所から何かウネウネしたモノ・・・・・まるでタコやイカの足みたいなモノを2,3本出してきた。
そして何を思ったのかその足みたいなモノを透君の口や頬、目の辺りに貼りつけて顔の表情を変えようと動かしていた。
カラミティ「ン〜ヤハリ上手クイキマセンネェ、人間ノ顔トイウノハドウシテコンナニ複雑ナノカ、ソレニ声ヲ出スノモ少々興味ガ湧イテキテシマイマシタネ」
透君の頬などを引っ張っていっているうちに口の中にまで入れ、口の内側から透君の頬を弄りまわしていた。
そして・・・・・また私達の何かが切れた・・・・・。
シグナム「止めろと言っているんだ!!!!!」
フェイト「それ以上透に触れるなぁぁぁぁぁ!!!!!」
響子「テメェ何しやがるぅぅぅぅ!!!!」
フェイトちゃんとシグナムさん、そして響子ちゃんを筆頭に皆でカラミティに向かって突撃していった。
カラミティ「オォヤオヤ!?モウオ忘レデスカ?彼ハ今我々ノ手ノ中ニアルンデスヨ?」
”ザザァァッ!”と私達はカラミティに近付く前にブレーキを掛けて止まった。
シュテル「くっ・・・・・・」
ザフィーラ「卑怯な・・・・・・・」
カラミティ「・・・・ソンナニ彼ガ大事ナンデスネェ・・・・・人間トイウノハナントモ面倒ナ生キ物ナンデショウ」
アハト「余カラスレバ、余ヲ使イコナセレバ誰デモイイ事ナノダガ・・・・・ソノ点コヤツハ非常ニ良イ素材ダ!暫ク使ッテヤランデモナイナ」
確かにカラミティたちの言う通り、無闇に透君に攻撃をすることは出来ない・・・・・そんな事をすれば透君を傷付け・・・・最悪殺してしまうことになる・・・・それだけは絶対に避けないと!
・・・・・・・でも・・・・・それ以外にどうやって透君を止めればいいんだろ?・・・・・・アイツ等だけを狙って透君を助けても、まだ透君の洗脳が残ってるし・・・・・。
カラミティ「シカシ、如何シマスカ本当ニ?我々ノ目的ハアナタ方ト戦イ、ソノ戦闘データヲトラナケレバナラナイノデスガ・・・・・コノママデハアナタ方ハタダ我々ニヤラレルダケ「じゃぁやってやるわよ」ニ・・・ッテハイ?」
ハルカ「しゃぁーーーーんなろぉーーーー!!!!」ドゴォォォォン!
カラミティ「ゴワッ?!」
アハト「ヌォッ?!」
全員「え????!!!!!」
いきなりハルカちゃんが一人で飛び出して、『瞬歩』で透君の左側・・・・・つまりカラミティの傍まで行ったかと思ったら、いきなり顔を造りだしているカラミティの顔ごと透君を殴り飛ばした・・・・・しかもあの怪力で。
透君はハルカちゃんに殴られた反動で数十メートルの岩場に激突した。
はやて「ちょちょっ!?ハルカちゃん!?アンタ何してんねん!?」
ハルカ「何って・・・・・・あのキモいのをブッ飛ばしただけよ?」
はやて「いやブッ飛ばしたらアカンやろ?!しかもキモいのって・・・明らかに透君ごと殴ってたやん!?もし透君の身に何かあったら「何かって何?」何って・・・そらぁ・・・・・」
ハルカちゃんははやてちゃんに質問して、はやてちゃんはハルカちゃんの質問に答えられなかった・・・・・それはそうだよ、普通に言おうとしても透君が死ぬかもしれないなんて・・・・・出来れば口にしたくないもんね。
だけどそんなはやてちゃんを見たハルカちゃんは手を額に置いて、深い溜め息を付いた。
ハルカ「いい?私達は透を助ける為に動いてるのは覚えてるわよね?でも、その透が操られてたらって考えなかったわけじゃないわよね?」
なのは「・・・・・・それは・・・・」
フェイト「・・・・・・・・・・・・・・」
私はハルカちゃんの質問に答えられなかった、確かに考えなかったわけじゃない・・・・わけじゃないけど、心のどこかで・・・・それは無い・・・・あって欲しくないって思っていたかったから・・・・そう思わなかっただけ。
ハルカ「(一応は考えてたみたいね)・・・・・・・・で?案の定透が操られてるっていう今の状況を考えたら、今は透に何を言っても無駄!聞きはしないわよ・・・・・ならどうするか・・・・これも分かるわよね?」
はやて「・・・・・・・・・・・・」
ハルカ「ここからは・・・・・言わせないでよ?」
全員「・・・・・・・・・・・・」
私達は何も言う事が出来なかった、だって・・・・そんな事をしたら・・・・・透君が・・・・・・・透君が!
だけどそんな私達にお構いなく状況は進んで行く、何でこんなことになったんだろ・・・・・・・・。
ハルカちゃんによって殴り飛ばされたカラミティがすぐさま出て来た。
カラミティ「ウ・・・グッ・・・・・イヤハヤ、イキナリデ驚キマシタヨ・・・マサカ彼ヲ殴ル事ヲ躊躇ワズ私ゴト彼ヲ殴リ飛バストハ!」
アハト「カラミティ・・・・・・今ノハ貴様ノ失態ダ、余計ナ隙ヲ見セオッタカラダ」
カラミティ「エェ、モウ見セルツモリハアリマセンガネ・・・・・デハコチラモ」
アハト「アァ・・・・先程ノオ返シトイコウゾ!!」
透「・・・・・・・・・・・」ダッ!
透君のその身体能力の高さを利用され、ダッシュで一気に私達に詰め寄ろうとしてきた。
ハルカ(速い?!)
カラミティ「ヤハリ素晴ラシイ!コレ程マデノ身体能力ノ高イ人間ハソウハイマセン!!」
アハト「余ガ見込ンダダケハアル・・・・・・ガ、『タダノ』人間デハナイガナ」
透君の身体を使っているカラミティがはやてちゃんに近付き、右手に持っていたアハトを振り上げた。
カラミティ「マズハ・・・部隊長カラトイキマショウカ!!」ブンッ
カラミティがアハトを振り下ろし、はやてちゃんを斬ろうとした。
”ガキィィィンッ!”
カラミティ「ナッ?!」
はやてちゃんに向かって行ったアハトの刃、だけどそれははやてちゃんには届かず手前で止まっていた。
はやてちゃんの前には一人の少女、そしてその少女が出した障壁のお陰ではやてちゃんには届かなかった。
ユーリ「・・・・させません!」
その少女と言うのは、前に透君を助けられずに後悔で泣き出し取り乱してしまった、ユーリと言う少女だった。
カラミティ「・・・・・貴女デスカ、今更出テ来テ何ノマネデスカ?ソレニ、貴女ノ障壁ハ造リ出サレタ中デ随一ト言エマス・・・・確カニ他ノクローン組ト違イ誰ノクローンデモナク色々ナ方々ノ情報ヲ組ミ合ワセタ・・・・謂ワバ『総合体』、ソンナ貴女ダカラコソノ力ナンデショウガネ・・・・・・デスガ」
カラミティは一旦バックステップしたと思ったら、今度はユーリに向かって斬りかかっていった。
カラミティ「今度ノハ防ゲマセンデショウネ!?」
すずか「今度も何もないよ!」
アインス「ならばカウンターを決めればいいだけだ!」
アインス すずか「「ダブル虎落とし!!」」
ユーリに向かって斬ろうとしたカラミティにすずかちゃんとアインスさんが透君の得意カウンター技の『虎落とし』を決めた。
カラミティは流石にまたやられるとは思わなかったのか、特に防御対策をしてなく2人のカウンターをモロに喰らった。
カラミティ「クッ!マタデスカ!?アナタ方ノ中ニハ彼ヲ助ケヨウトハ思ッテイナイ方々ガイルヨウデスネ!?」
シグナム「アインス?!」
フェイト「すずか!やめて!?これじゃぁ透が!」
すずか「ごめんフェイトちゃん、フェイトちゃんの言う事は聞けないよ・・・・・」
はやて「アインス!これは主命令や!今すぐ攻撃を止めぇ!今は透君を助け出すことを考えんと・・・・・」
アインス「申し訳ありません主、しかしいくら主の命と言えど今回は聞けません」
ヴィータ「アインス・・・・テメェ・・・・透とはやてを裏切る気かよ!?」
アインス「それは断じてない!!」
ヴィータ「なら!?」
ハルカ「くっ!・・・やっぱこうなるわけ?でもココでやらないわけには!」
ハルカちゃんがまた『桜花衝』という技(魔法?)で透君を殴ろうと、カラミティに近付いていった。
シュテル「待ってください!!」
だけどそんなハルカちゃんの前にシュテルが両手を横に伸ばして通せんぼをした。
ハルカ「っ!退きなさい!そんな所に居たらアイツを倒せないじゃない!私達の目的はアイツ等を倒す事よ!?」
シュテル「分かってます!分かってますけど・・・・・それでも・・・・あの人は「我々ニ背ヲ向ケテ・・・」っ!」
いつの間に移動したのか、シュテルの後ろにカラミティがアハトを横向きにして腕を背中まで振りかぶっていた。
なのは「っ!」ダッ
カラミティ「大変ヨロシイデスネ!!」ブンッ!
そしてカラミティが振り抜いたと同時に私はシュテルに向かって飛び、シュテルを抱いたまま地面に倒れた。
ハルカ「なのは!?」
フェイト「なのは!?大丈夫?!」
ハルカちゃんとフェイトちゃんが私を心配して声を掛けてくれた、幸いなことに私もシュテルも無傷だった・・・倒れた時に出来たすり傷は抜きにして。
なのは「・・・・大丈夫・・・シュテルも・・・・大丈夫?」
シュテル「あ・・・・・・はい・・・・ありがとうごっ?!」
なのは「?」
私にお礼を言っている最中にシュテルの目が大きく見開かれた、まるで何かがそこにあるかのように・・・。
なのは「っ!」
そして私もすぐに気付いた、私の後ろに・・・・・カラミティがいることに・・・・・。
私はすぐに振り向くと、私とシュテルの目の前で仁王立ちになっている透君の姿があった、下からだけど間近で見た感じでは目が開いているけど、さっきと違って白目をむいていた。
カラミティ「流石・・・・『エース・オブ・エース』デアル高町一等空尉デスネ、デスガコノ距離ト今ノアナタ方ノ態勢ナラバドウデショウネェ?」
カラミティは私とシュテルに向けてアハトを頭上まで振り上げた、カラミティの後ろではハルカちゃん達が私達を助ける為に駆けつけようとしていた。
私はハルカちゃん達の方を確認はしたけど、今は透君から目が離せないでいた。
透君の顔・・・・よく見えないけど、やっぱり目が白目をむいていて、口も半開き・・・・・・身体は今も黒い鎧の所為で見えないけど、たった2日しか経っていないから怪我した部分は治ってない筈・・・・。
そんな透君を見てると攻撃する意味での『止めて』と言うより、もう動かないでって言う意味での『止めて』と思えて仕方が無い。
だけど、カラミティはそんな私の考えを無視するかのようにアハトを振り下ろしてきた。
なのは「っっっっ!!!!!」
シュテル「っ!!!」
シュテルは斬られると思い目を閉じ、私はせめてシュテルだけでも護ろうと思って、透君に背を向ける様にしてシュテルを庇った。
私は斬られることを考えた・・・・・・・・だけど一向に斬られる気配がしない・・・・・・ただ・・・・。
”ドゴォォォォン!!”
私達の隣で地面に何かが当たったような音が聴こえて来た、しかも私の背中は全く斬られたって感じがせず背中を見たけど、どこも斬られた痕は無かった。
シュテルも少し遅れて目を開け音がした方へと顔を向けた、私も一緒になって音がした方に顔を向けた。
するとそこには私に来るはずだったアハトが地面に刺さっていた。
カラミティ「ナッ!?クッ・・・クソッ!!何故デスカ!?」
後ろではアハトが悪態をついていた、何事かと思い私とシュテルは透君の方を見た。
ポタッ・・・・・・・・・・・・・・・・。
ポタッ・・・・・・・。
透君の顔から何か液体が滴り落ちていた。
あぁ・・・・・・・・・・・やっぱり・・・・・・透君だ・・・・・・・・・・・・・・透君は死んでないんだ・・・・・・・・・・・・・。
透君の顔から流れている液体・・・・・・それは『涙』だった。
透「・・・・・・・・・・・・・」ツゥー
透君の目からツゥーっと涙が顎まで流れ、それが地面に向かって落ちていた。
おそらく透君は無意識の状態の中でも剣を振り下ろした瞬間、意識が戻り軌道を逸らしたんだと思う・・・・・・いや、絶対そうに違いないって!
それに私には透君は意識が無い状態でも私達に必死に訴えかけているような感じがした。
透『頼む・・・・・俺を・・・・・・・止めろ・・・・・・・俺は・・・・・・お前等を・・・・・・斬りたくない・・・・・傷つけたくねぇ・・・・』
と確かに私にはそう言っているように見えた。
そんな状態の透君を見た私も、何故か希望を持てた気がして自然と泣いてしまった。
なのは「・・・・・・アハハハ、やっぱり透君ってば優しいなぁ」
シュテル「・・・・・本当ですね」
私の隣でシュテルも私と一緒で泣いていた、この子も私と同じことを思ったに違いない。
私は涙を拭って、透君を見た。
なのは「待ってて透君、絶対・・・・・絶対に助けるから!」
Side Out
フェイト Side
フェイト「なのは!大丈夫?!」
私達は急いでなのは達の下に駆け付けた、カラミティは近付いてきた私達に警戒して離れた。
なのは「う、うん・・・大丈夫だよフェイトちゃん」
ディア「シュテルも無事か?」
シュテル「私もなんとか・・・・」
シグナム「しかし、本当にどうする・・・・あんな状態の透をどうやって止めれば・・・・・・」
なのは「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・倒すしかないよ」
ハルカ「!」
ザフィーラ「何?!」
なのはの口から信じられない事が聴こえて来た、私もなのはが何を言っているのか分からなかった。
フェイト「なのは・・・・・・何言ってるの・・・・」
なのは「フェイトちゃん・・・・・フェイトちゃんの言いたい事は分かるよ、でも・・・ここはハルカちゃんの言う通り透君を止める為に戦わないと!」
フェイト「でも・・・そんなことしたら・・・・・透が・・・・」
なのは「・・・・・・・泣いてた」
フェイト「え?」
なのは「透君がね・・・さっき私とシュテルを攻撃して来た時、ワザと軌道をズラしてくれて助けてくれたんだけど・・・その時の顔を見たらね、透君から涙が出てたんだ・・・・あの時の透君はまだ本人だったよ」
シャマル「そんな・・・・・」
フェイト(操られた状態でそんなこと・・・・・でも、それはアイツ等が操ってやったって事も考えられるんじゃ・・・・)
なのは「まだ・・・透君は助けられる、透君も・・・・・それを望んでるよ・・・・」
私はなのはの言葉が信じられないでいた、でも同時になのはが嘘を言ってなくて本当にそう感じたんだとも思っていた。
だけど皆はまだ透を攻撃しようとは考えることが出来ないでいた、私だって何をどうすればいいか、なのはを信じたいけど・・・でも・・・・。
ハルカ「(あのなのはが・・・ね、聴かせるなら・・・・今しかない!)ヤクモ!透が残したって言う録音、今ここで流して!」
ヤクモ『え?!ですが・・・』
ハルカ「今しかないのよ!早く!」
ヤクモ『・・・・了解です、録音を再生します』
フェイト「え・・・・・ハルカ、録音って何?それにヤクモを持って来たの?」
ハルカ「・・・・透が、私達に宛てた声よ・・・・コレを聴いてからでも遅くないわ」
アインス「ヤクモは事前に持って行くようハルカから言われていたんだ」
するとアインスがポケットから透のデバイス、『ヤクモ』を取りだした。
透『ウィ〜ッス、お前等ぁ元気にしとるかぁ?これ聞いとるって事は、お前等の前に俺が敵の洗脳やら何やらで立ちはだかっちゃってたりなんかしちゃってたりするんやろうなぁ』
なんか・・・・・透らしいと言えば透らしいんだけど、この状況下でこんな気の抜けたような言い方をされてもこっちとしてはどう反応したらいいか分からないんだけど・・・。
透『しかも!コレが流れとるってこたぁよ?洗脳もしくは実験体の俺相手に戦ったらええんかどうしようかってビビッとるんじゃろ?どうしたら俺を助け出せるんか、どうしたら俺の洗脳を解けるんか、俺に怪我をさせんでどうにかすることは出来るんかって感じに悩みまくっとるんじゃろ!?』
アルフ「・・・・・・なぁ・・・・透って意外と余裕なんじゃない?」
リニス「・・・・・・・それは・・・・無い・・・・・と果てし無く言いたい所ですが・・・・否定できませんね」
透『あ!・・・・・今そこ俺ってば意外と余裕なんじゃね?とか思っとるんじゃないじゃろうな?』
シャマル「透君実はどこかで見てる?!」
透『とまぁ適当ブッこくのはここまでにして、お前等に言えるんは・・・・・・・・・・別にやっちまってええよ』
なのは「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
透『遠慮せんでええけぇ、存分に俺をやっちまってええけぇ』
フェイト「何・・・・言ってるの・・・・・・・・透は・・・・・・」
私達は録音越しの透の言っている事が理解できないでいた。
透『だってさぁ、俺ってばこんなクソ最低な奴等に操られるって考えただけで自殺モンなんじゃけど・・・・それじゃったらお前等の手でヤられた方がいいって思ったんよ・・・・あぁ〜・・・・・アレよ、よくあるさぁ・・・・お前等に殺られるのは本望じゃってやつ?」
シグナム「止めろ・・・・・透・・・・・・・そんなことを・・・・言うな・・」
透『いや・・・・ホンマにさぁ、いつかはこんな時が来るって思っとったんじゃけどさぁ・・・・・・・・・ホンマに俺が操られた状態でお前等の前に立ってお前等を殺そうとするとかなぁ、やっぱ俺は耐えられんわ・・・・・・それやったらお前等に始末された方が俺も成仏できるっつーわけ』
ヴィータ「こんなの・・・・透じゃねぇ・・・・・透が・・・・・こんなこと言うハズ・・・・・・・ねぇって・・・・・」
透『ほいじゃぁ、俺の倒し方は・・・・お前等に任せるわ・・・・・・あ!でも俺の遺体は・・・・出来りゃぁ地球がええね、元々俺地球人じゃし』
はやて「こんなん聴かせんでや!?私等・・・・・こないなモン聴く為に今まで頑張ったんやない!?」
透『そろそろじゃな・・・・・・・ほいじゃぁ・・・・・俺を・・・・・・ぶっ殺しちゃってや・・・』
嫌だよ・・・・・そんな・・・・・・・・・殺してとか・・・・・・・・・・言わないでよ!!
透『ぬぅわぁぁぁぁぁんちゃっっってぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!』
↓の4人以外全員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハ?」
ハルカ「・・・・・・・・ハァ・・・・・ったく」
アインス「クッフフ・・・・・・」
ユーリ「フフフ」
すずか「アハハハ・・・・・」
ハルカとアインスとユーリとすずか以外は皆ポカンとした顔になってたはず・・・・だって透がサヨナラみたいな言葉を言った後、ちょっと間があったけどいきなり『なんちゃって』を大声で言い出すんだもん・・・・ビックリを通り越して聞き取れなかったよ。
透『俺がホンマにお前等に俺を殺させるぅ〜・・・・なぁーんて言うわけ無いじゃろうが、俺ってどんだけ鬼畜やねんって話じゃろ?』
ティアナ「・・・・・・・・・・・」
スバル「え?・・・・・・・・え?」
透『お前等・・・・地球組以外の人等なら分かるで?じゃけど、地球組のお前等は分からんといけんじゃろう・・・俺がビビりじゃって事』
地球組「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ!!」
透『今お前等『あっ!』とか思ったじゃろ?!『あっ!』じゃねぇよ『あっ!』じゃ・・・・・・まぁ分からん奴等の為に言っとくとのぉ?さっき言った事は大半は合っとる、じゃけど『殺す』は止めてくれん?』
エリオ「えっと・・・フェイトさん・・・・この人は何言って「シッ!」あ・・・すみません」
透『確かにお前等にやられるんは本望って言うんは合っちょる・・・じゃけど俺だってまだ死にたかねぇわ〜』
透『まぁ相手が操られとる俺じゃったら、まず手加減は出来んけぇブチのめすのはしゃーないじゃろうな、だってそうせんと俺止まらんし・・・・じゃけどもう一回言うけど、出来れば殺さんどって欲しいなぁ・・・・・・て儚い願望を言ってみたり』
ゼスト「・・・・・・・・・」
透『じゃけどまぁ仮に半殺しか俺が死ぬ一歩手前くらいのダメージでも大丈夫じゃろ、なんてったって・・・お前等には・・・・ってね!こっから先言わんでもわかるじゃろ?』
はやて「っ!」
透『じゃけぇ遠慮せんと、俺をブッ飛ばしんさい・・・・・それでもまだ抵抗があるっつーんなら・・・・・そうじゃのぉ・・・・・』
透は何かを考えてるのか、しばらく黙り込んでいた。
透『ん!アレじゃ!抵抗があるんなら、俺に攻撃する時は・・・・・日頃の鬱憤やらを込めて攻撃せぇや!』
ギンガ「・・・・・・・へ?」
透『簡単に言ってしまえば、ストレス発散に俺をサンドバックみたいにせぇっちゅーとんじゃって、ほらぁ日頃事務やらもじゃし・・・・何より俺の所為でストレス溜め込んどるじゃろ?居らんようなってからもじゃし、『マダラ』として迷惑かけまくっとるしでの?』
ハルカ(ま・・・・そんくらいなら・・・ね)
透『まぁそんな感じで思いっ切りやっちまいねぇぃ!・・・・・・じゃけどあんまヤり過ぎんなや?・・・・たぶんあり得んとは思うんじゃけど、俺トラウマになるかもしれんけぇ・・・・・・・ホンマ頼んますわ』
アインス(お前の戦術ならな・・・・・)
透『てな感じで、やっちまってやね?ほいじゃぁなぁ♪』
ヤクモ『再生を終了します』
そこで透の録音は無くなり、また私達の間で沈黙が広がった。
カラミティ「ナ・・・・・今ノハ一体何ダッタノデスカ?」
アハト「サァナ、ダガ何カノ録音ヲ聴イテイタヨウナ感ジダッタヨウダガ」
カラミティ「先程モ一瞬デスガ勝手ニ動イテイマシタシ・・・・・コレハ当人タチニ直接聞クシカナイヨウデ「くっ」・・・・ン?」
なのは「くっ・・・・・ッフッフッフッフ・・・・・」
カラミティ「・・・・・・・・・・・・・・ドウナサッタノデショウ?」
アハト「分カラン」
フェイト「フフフフフ・・・・・ハハハハハ・・・・・・」
全員「アッハハハハハハハハハ!!」
私達は透の録音を聴き終わると、笑いが一気に込み上げて来た。
レヴィ「先生!・・・何言ってんのさぁ・・・ッハハハ!」
ヴァイス「この状況で・・・・ハッハッハ、自分助けろなんてよぉ・・・・・」
ティーダ「普通いわないだろうな・・・・・それにビビりって・・・ハハハハハハハ!」
シャッハ「プッ・・・・フッフフ・・・失礼・・・・・フフフッフ」
アリシア「アッハハハハハハ!やっぱ透って面白いやぁ♪」
はやて「ホンマや!思わずツッコむのも忘れてしもぉたわ!」
ライラ『今のは事前にマスターが録音したモノです、マスターは自身が操られること等を事前に想定し、もし皆さんと戦うことになった時この録音を聞かせろと言われておりました』
リコ『マスターは他の誰よりも、皆さんを信頼しての事でした・・・・・・マスターの代わりに、お願いします!マスターを助けてください!!』
透はずっと前から・・・・そんな風に思っていたんだ、やっぱり一度も私達を敵とか思ってなかった・・・・私達の事を裏切ってなんか無かったんだ!
そしてここで私に・・・・いや、私やなのは達にある事が頭を過った。
なのは「・・・・・ソレダッタラ・・・別ニ私達ニ黙ッテナクテモイイヨネ?」
フェイト「ホントニネ・・・・・」
アリシア「透ッテバ・・・・ソレトナクデイイカラ、教エテクレレバイイノニ」
はやて「透君ニハ・・・イツモ振リ回サレテバッカリヤモンナァ」
すずか「ソレハ・・・私モ同感ダネ」
なのは「コレハ・・・・透君ニハ『O☆HA☆NA☆SHI』・・・・・・ジャ・・・・・・・・・・足リナイネ、『O☆SHI☆O☆KI』・・・シナイトネ」
なのはの意見には私も賛成だった、透にはココでたっぷり『O☆SHI☆O☆KI』しないとね。
でも、もう1つ分かった事がある・・・・あの時透が連れて行かれる瞬間、透の顔が一瞬だけど笑ってたように見えた・・・・でもそれは気のせいだったんじゃないかって思ってた。
だけど後でなのはや皆に聞いてみると、皆も見たって言ってた。
あの時の透の笑顔・・・・・アレは私達に向けた信頼の証・・・・・・。
ハルカ「覚悟・・・・決まったわね?」
フェイト「うん」
はやて「もちろんや!」
なのは「なら・・・・・」
私達の目は透を見据えた、もう透にこれ以上苦しい思いをさせたくない!もうどうにかして・・・なんて甘い考えもしない!そう思えた。
なのは「カラミティ・・・・ううん、透君・・・・・覚悟・・・・・してね?」
私達はデバイスを持ち透に向けて構えた、その時・・・・気のせいかもしれないけど、透の顔が一瞬笑っているように見えたのは私の気のせいだったのかな?
あとがき
というわけで、意外と早く投稿出来ましたmakeです。
今回は操られた透相手に皆尻込みしてしまった話でしたが、その中でもハルカ・すずか・アインス・ユーリは堂々と透に殴りかかったようですね。
ですが、皆さん覚えてますか?前々回の後半辺りにヤクモ達に呼び出された面子を。
そして前々から録音されていた透のメッセージ、透は事前に自分が操られることを想定していたようですね。
それと前回の話での透の姿、色んな方からの予想がありましたが、私は『Fate/Zero』の『バーサーカー』の鎧を想像して載せました・・・・前回のあとがきでその事を言うのを忘れてました、申し訳ありませんでした。
あと今回の透の『なんちゃって』からのくだりはどうでしたでしょうか?笑って頂ければよかったんですが・・・・あそこは私結構知恵を絞った方だったので苦労しました・・・・・ちなみに『なんちゃって』の部分はアニメ『ケロロ軍曹』と同じポーズを想像してください。
さて次回は!操られた透と戦うことを決めたなのは達!しかし、完全にカラミティの手中に堕ちてしまった透にどうやって勝てるのか?!
しかし、ハルカにはある秘策があった!その秘策とは・・・・・・。
ではでは皆様!次回をお楽しみに!!
説明 | ||
第33話 冗談と決意 | ||
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コメント | ||
そして、透を素材と抜かした研究者は、自分が何を相手にしたのかを想像して震えていれば良いよ。(俊) 例え身体を操られても、心までは完全に操られていない透は本当に心が強いですね。早く開放される事を祈ってます。(俊) 透『ぬぅわぁぁぁぁぁんちゃっっってぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!』 で盛大に吹いたww 牛乳返せww(神余 雛) さて…、アハト、カラミティ。小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK? (まぁ、したところであの娘達許さないだろうが…)(タイプ・マァキュリー) 二機のデバイス(?)終了のお知らせ(((・・;)(slash) 最早 響子の発言が女の子じゃない………(ohatiyo) そして、排除した後はやっぱりハルカの出番でしょうね。彼女の能力ならどんな状態でも何とかなるでしょうし。透の『なんちゃって』からのくだりは楽しく読ませて貰いました。(俊) …透らしいって言えばらしいですね、日頃の鬱憤を晴らすついでに自分を助けろって言うのは。透のメッセージを聞いたなのは達は覚悟を決めた様で、次回で如何アハトとカラミティを排除するのか、楽しみです(俊) |
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