真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第三十六話 2つの魂 |
ホテルアグスタでの戦闘の翌日、その時 起きたことを纏める為、六課隊長格が集められた
アグスタで起きた情報を纏めると
@やはりガジェットが襲撃してきた
Aはやてを狙う少女の存在
Bティアナのミスショット
C髪が白い、セレスという名の女性
Dシグナムが苦戦するほど強くなったガジェット
Eカイトと戦った ゼストという大男
なのは「そして、ユーノという謎の知り合いの正体」
はやて「いや、それはもうええから」
ネタを引っ張ろうとする なのはを諌める はやて
カイト「問題は八神を狙ってきたガキの正体と、ゼストとやらがスカリエッティの部下、もしくは手を結んでいる可能性があるということだ」
はやて「う〜ん…………まぁゼストって人はそうかもな」
はやてはゼストがスカリエッティの仲間と推測する
フェイト「じゃあ、はやてを狙ってきた女の子は違うって言うの?」
はやて「いや、そうじゃないけど…………」
はやての表情が曇る
シグナム「ともかく、主を狙うなら倒さねば」
ヴィータ「ああ、倒し損ねたが、実力自体は大したことねぇ…………けど」
シグナム「けど、何だ?」
ヴィータ「能力までは良くわからねぇけどよ、レアスキル持ちだったぜ」
謎の少女の蒼く発光する目を思い出す ヴィータ
フェイト「それとセレスっていう女性も気になるね」
ルナ「セレスについては私が話すわ」
はやて「え!? ルナちゃん、何か知ってるん?」
正体不明と思われた セレスのことをルナが知っていることに驚き、立ちあがってしまう はやて
ルナ「ええ…………簡単に言うと、セレスは私なの」
フェイト「????」
なのは「どういうこと?」
意味がわからず、困惑する なのはとフェイト
はやて「ああ、二重人格ちゅう奴やな」
ルナ「残念だけど違うわ」
二重人格を否定する ルナ
なのは「じゃあ、一体どういう意味なのかな?」
ルナ「人間は本来、1つの体に1つの魂が宿っているもの……………けれど、私は1つに体に2つの魂が宿っているの」
はやて「二重人格と何が違うん?」
もっともな質問である
ルナ「そうね、人間の死は2種類あるの……………体の死か、魂の死よ」
フェイト「……………………………」
何となくフェイトにはわかる気がした
自分のオリジナルであるアリシアは、間違いなく死んでいた
しかし、体は新品同様だったからだ
あれはルナの言葉を借りるならば、魂の死と言う事だろう
ルナ「魂の死が本来の「死」と呼べるものでしょうね。けど体の死は、その体が使い物にならなくなっただけなのよ」
はやて「……………つまり、どういうことや?」
はやては、ルナの言いたい事がわからないでいた
ルナ「体が死んだ場合、新しい体に魂を注ぐと、理論的には蘇えれるのよ。まぁ無理でしょうけどね」
なのは「どうして?」
ルナ「元々与えられた体以外は拒否する………それが魂の本能なのよ」
なのは「そうなんだ………………」
ルナ「話が逸れたわね、つまり私は普通の人間じゃない。体が死ねば終りだけど、魂が死んでも、もう片方の魂が生きていれば大丈夫なのよ」
はやて「そのもう1つの魂がセレスやねんな?」
ルナ「そういうことね」
漸く納得がいく はやて達
セレスは言わば、ルナの体に住む居候の魂だ
シグナム「上月、入れ替わることは自由自在なのか?」
ルナ「いいえ、今はこの体を支配しているのは私…………セレスは、私が体の所有権を譲るか、私の魂が弱まるときしか出て来れないわ」
フェイト「昨日セレスが出てきたのは、ルナが所有権を譲ったんだね?」
ルナ「ええ」
なのは「カイト君は知っていたの?」
カイト「ああ」
ルナ「一回、任務で失敗しちゃってね。私が気絶したの。その隙に体を奪われちゃったけど、カイトがセレスを倒してくれたのよ」
なのは「そうなんだ」
ルナ「セレスは戦いを求めているわ…………そして、初めて敗北したカイトと倒すことこそが、セレスの目的ね」
はやて「今回は、何もなくて良かったけど、セレスが居たら連携が崩れそうやな」
セレスという厄介な存在に頭を悩ませる はやて
ルナ「大丈夫よ、次は絶対に体を渡さないから」
フェイト「セレスが体を動かしていない時は、どうなっているの?」
ルナ「五感を共有しているわ」
つまり、ルナが見たものや聞いたものもわかるということだ
はやて「ほんなら、この状況も見てるんか?」
ルナ「多分ね」
はやて「セレス…………悪いけど、当分の間 出て来んといてな」
セレスに忠告する はやて
カイト「八神」
はやて「ん? 何? カイト君」
カイト「例のガキ、何か知っているな?」
例のガキとは、はやての狙う少女のことである
はやて「う〜ん、知っているというか、心当たりがあるちゅうか……………」
シグナム「本当ですか!! 主はやて!!!」
ヴィータ「一体 誰なんだよ!!!」
主である はやての命を狙う者の事を知っていると聞いて、居ても立っても居られない2人
はやて「落ち着きや、2人共……………名前までは知らんわ」
フェイト「はやて、何か恨みを買ったの?」
はやて「そんな所やな……………」
なのは(セクハラのしすぎだよ)
なのはの考えは場違いだった
はやて「まぁ、まだ確定したわけやないし……………取り合えず、今はティアナや」
先の戦いでミスショットを仕出かした ティアナ
フェイト「何故あんな無茶を?」
ルナ「それがわかれば苦労はしないわね」
なのは「…………………………………………」
ティアナに戦闘技術を教え込む者として、今回のティアナの暴挙とも取れる行為は、許せるものではなかった
なのは(ティアナ…………どうして?)
ティアナはミッド式の魔法を使う
ミッド式の魔法には、カートリッジ自体あまり合わないのだ
だからこそ、滅多に使ってはいけない
どうしても仕方がない時のみ、使う事を許していた
なのはやフェイトのように、カートリッジを使い続け、慣れた状態でなければ、ミッド式でカートリッジを使うのは危険を伴う場合がある
そして今回、ティアナの魔力弾は暴走
もう少しでスバルに大怪我、もしくは殺していただろう
ルナ「まぁでも、あの状況………………苦戦していたのは間違いないから、カートリッジを使うのもわからなくはないのよね」
はやて「ルナちゃん、庇うんはアカン」
はやては、ルナの発言を否定する
はやて「確かにカートリッジを使う事は良い判断やったかもしれん。けど4発はやり過ぎや」
フェイト「そうだよ! ましてやティアナは訓練でもカートリッジを1発しか使った事がないんだよ? いきなり4発なんて……………いくらカートリッジのデメリットが無くなったからって、無茶は良くないよ!!!」
ルナ「そうね、出過ぎた発言だったわ」
ルナは、はやてとフェイトに謝罪する
はやて「いや、決してルナちゃんを攻めてるわけやないねんで?」
フェイト「ゴメン、ルナ……………強く言い過ぎた」
シグナム「取り合えず、何らかの対策は必要ですね」
はやて「ああ、ウチらはチームや。1人の勝手な行動が、チーム全員の死に繋がる」
なのは「私が強く言い聞かせるよ!」
はやて「頼むわ」
フォアード達の教育は、なのはの仕事
全権を任せている
カイト「言い聞かせるだけで大丈夫とは限らんがな」
問題解決…………と思われたが、カイトが口を挟む
なのは「え? どういうこと?」
カイト「少しぐらい話したらどうだ? 貴様の得意分野だろ?」
はやて「いやいやいやいやいやいや、なのはちゃんの得意分野は力で屈服させてから話を聞くことやで?」
なのは「ディバインバスター」
はやてに向けて、ピンク色の閃光が放たれる
はやて「嘘やろ!? ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
はやては消し炭になった
部屋もズタボロだ
カイト「奴とてバカではない。考えがあって、あの選択をしたのだろう」
なのは「でも、その選択は間違ってるよ!!!」
はやての事を無視して話す なのはとカイト
カイト「だったら 貴様の好きにしろ。貴様の部下だ、俺の知った事では無い」
カイトは部屋から出ていく
なのは「…………………………………………」
その背中を静かに見つめる なのは
彼女は今、何を思っているのだろうか?
はやて「ちょ…………………ウチの心配………………してや」
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セレスについてです 正直わかりにくいかもしれません 説明が上手く書けなくて………… |
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