IS 2体の魔神皇帝
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今回楯無にギャグ的な死亡フラグが立ったかな?

 

 

 

 

 

 

 

キャノンボール・ファストの数日後、束は光子力研究所に一夏を連れて戻って来ていた。

目的は形状不変体質を司っていた再生パーツの解析を十蔵にも手伝ってもらう為だ。

 

十蔵「厄介な技術を持ち出したものだ」

 

一夏「・・・確か古代文明の滅んだはずの技術だった筈だよな?」

 

十蔵「うむ、それに他にも再生に関する技術はもう一つあったはず・・・」

 

束「え・・・?」

 

一夏と十蔵の話に驚く束。一夏は十蔵の助手として時折、遺跡発掘に同行していた。

その時一回Drヘルと戦闘になったことがある。その際ある石版に書かれていた技術があった。

Drヘルはその解析を十蔵より先に行なっていた。その時、鉄仮面軍団と一夏は戦闘を行なった。

十蔵はDrヘルと石版の奪い合いを行い、何とか石版を取り戻したがその時既に殆ど解析を終えていた

Drヘルは撤退していった事がある。

解析を終えていたのを見ると何年も前から調査を行っていたようだ。

石版に書かれていた文字なども写し取られていた形跡もあった。

 

十蔵「まだ例の石版の解析が終ってないからもう一つの再生技術がどのようなものか見当が付かん」

 

束「じゃぁ、このパーツの解析は?」

 

十蔵「ふむ・・・形状不変体質か。魔神パワー再生が発動された時と似たような現象が起こるようじゃが?」

 

一夏「似てはいるが人体等の再生は不可能だと思うぜ。生体パーツは可能みたいだけどな」

 

十蔵「奴め、機械化技術も既に手の内か・・・」

 

束「そんな・・・。じゃあ少し前に人口の増大しすぎていた○○で人が沢山行方不明になったのって・・・」

 

十蔵「恐らく、奴の仕業じゃろう。機械獣には使えぬが自らの肉体をほぼ機械化し不老も同然になった

   奴の事だ。予備パーツとしてその者達を機械化しておるやもしれぬ」

 

一夏は十蔵の話を予想していたようで溜め息をつき、束は嫌悪を示す。

 

束「あのクソジジィ・・・」

 

一夏「形状不変体質を自身にも持たせている可能性があるか・・・」

 

十蔵「恐らく例の石版の技術も解析が殆ど済んでいる可能性もある。ワシや三博士、弓で

   急ぎ解析を始めるとしよう。束、時折戻り手伝ってくれ」

 

束「ん!」

 

その後一夏と束はIS学園へ戻って行った。

その頃、学園では箒が清香と剣道の試合を行なっていた。

 

箒「ハァ!」

 

清香「うわっ!?」

 

箒の面を何とか防御し跳ね返した清香。反撃をするがやはり簡単に防がれてしまう。

清香は本気だが箒はかなり手加減をしている。(当然といえば当然)

しかし鈴達との試合の時より手加減のレベルは低い。

 

箒「動きも大分良いな。専用機持ちになっても可笑しくは無くなっているな」

 

清香「専用機なんてカスタム機興味ないよ」

 

箒「カスタム機で無ければいいのか(汗)」

 

清香の個性的な感覚に理解に苦しむ箒だが他人のことなので直ぐに理解をやめた。

 

千冬「お前たち何時までやっているつもりだ?もう一時間は打ち合っているぞ」

 

千冬がやって来て試合は中断されたが清香は満足していた。

 

清香「ゆくゆくは手加減なしの箒と打ち合えるといいなぁ・・・」

 

箒「成長速度が凄いから暫く時間が掛かると思うが出来ると思うぞ。

  だからと言って簡単に追いつかせたりしないが」

 

千冬(相川は来年当り専用機持ちになるかも知れんな)

 

箒は清香と楽しそうに会話しながら食堂に向っていく。

そんな二人を見ながら千冬は自身の生徒の成長を喜んでいた。

と言っても清香ほど成長出来ている生徒は居ないが(当然だろうけど)

しかし清香やセシリア達に触発されて一年一組の生徒達は得意分野でのスキルアップに

切磋琢磨しているので千冬にはそれが嬉しいのだろう。

 

千冬「ん?」

 

千冬が懐から出したのは携帯電話。着信音が鳴っているので誰かから掛かってきたのだろう。

 

千冬「もしもし?・・・一夏か」

 

相手は一夏だったようだ。

 

千冬「お前バイク運転しながら掛けてないか?束がインカムと一体型の携帯を作ってくれた?

   ・・・で何の用だ?」

 

一夏『いや、一寸姉貴に言ってたそっちに到着する時刻より遅れそうだから電話した』

 

千冬「わかった。どの位遅れそうだ?」

 

一夏『遅れて2時間。早くても一時間ってとこ』

 

千冬「わかった。気をつけて帰って来い。箒達にも伝えておく」

 

一夏『頼むわ』

 

千冬は電話を切ると箒達の後を追って食堂に向う。

箒は清香とラウラ、マドカ、シャルロットと一緒に食事をしていた。

千冬はそれを見つけると自分も食事を取っておこうと思い注文をして商品を受け取り

彼女達の下へ向った。

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千冬「いいか?」

 

箒「はい」

 

マドカ「お姉?」

 

千冬「そうだぞ」

 

清香「織斑先生は何時ももう少し後に来ますよね」

 

千冬「一夏から伝言を頼まれた。それに腹も空いてきたしな。丁度良かったのだ」

 

一夏からの伝言と聞いて箒は千冬に伝言を聞く。

 

千冬「今日は大分遅くなりそうだと言っていた。5時には戻ると言っていたが遅ければ7時ごろになるそうだ」

 

箒「そうですか。・・・何をしているのだ・・・」

 

ラウラ「さぁ?」

 

シャル「ラウラ〜♪これ食べてみて♪」

 

シャル一人だけが何時もの調子で清香が被害を受けるラウラを庇っていた。

 

清香「一夏に言いつけるよ」

 

シャル「それだけは勘弁!」

 

箒「私が許さんがな」

 

ラウラ「怖かった・・・」

 

千冬は小さく笑いながら「平和だなぁ〜」とのんびりし食べ終えると風呂に入り直ぐに寝てしまった。

一方一夏と束は・・・

 

一夏「すっかり遅くなっちまったな」

 

束「仕方ないよ。車だったし」

 

一夏「俺が運転してるのも変だと思うけど?」

 

一応一夏は車の免許を持っていて大型牽引と二種免許以外の免許は十蔵の助手をしているという事で

取得する事ができた。

 

一夏「しかしなんで86トレノ?しかも3ドアって頭文字○かよ?」

 

束「私の趣味だよ。たしかにその漫画によるものだけど。でも束さん運転してないと直ぐ酔っちゃうのに

  なかなか酔わないよ。いっくんの運転のおかげかな」」

 

一夏「やっぱりか・・・」

 

溜め息を吐きながらも束が乗っているので安全運転をする一夏。

彼は車のハンドルを握るとスピード狂になる事がよくあるが流石に自重している。

 

一夏「んあ?」

 

一夏がバックミラーを見ると後ろから煽って来る車が一台居る。

 

束「いっくん少し休もう」

 

一夏「・・・仕方ないか。酔っ払ったらしょうがないからな。山を下り終えた所に

   道の駅があるから」

 

束「う〜・・・」

 

一夏「後ろも五月蠅いから一寸飛ばすけどいいか?」

 

束「いっくんなら安心できるからいいよ」

 

一夏はシフトレバーを操作し、アクセル全開で加速する。

後ろの車もあわせて加速してきた。

 

一夏「なんだ、女が運転しているのか」

 

一夏はルームミラーを見て後ろの車のドライバーを見る。

コーナーをドリフトで旋回して後ろを見ると車はフェラーリ系のようだ。

 

一夏「嫌味な女だ」

 

一夏は道路を脇を見て排水用の溝を確認した。

 

束「いっくんさすが加重移動が上手・・・ていうか職人の域だね・・・」

 

束は酔いそうで酔っていない状態で一夏の運転技術を誉めた。

一夏は後ろの車を睨みつけながら次にあるヘアピンカーブで溝にイン側のタイヤを

引っ掛けて一気に後続車との距離を離した。

 

束「気持ち悪い・・・」

 

一夏(とうとう酔っちまったな)

 

その頃もう麓近くまで降りて来ていたのでラストスパートを掛けてバックミラーから後続車を消した。

そして道の駅に到着すると束は外に出て深呼吸をした。

 

束「はぁ〜・・・危なかった・・・」

 

一夏「此処が良く通る道で細かい所まで知っていたから良かったけどよ・・・

   それに研究所の敷地範囲内だったからほぼ無法地帯だったのも幸いしたな」

 

束「あれ?あの無人トラックに載せられてる車・・・何処かで・・・」

 

一夏「さっきあおってきた後続車。俺が運転しているのが生意気だとでも思ったんだろ」

 

束「なにさそれ・・・(汗)」

 

その後19時頃に学園に到着し、束と一夏は箒とラウラ、清香の待つ自室へ行こうとすると

 

楯無「待ってたよ♪」

 

何故か楯無が駐車場に居た。

 

一夏「んで、俺飯作るけど姐さんも食う?」

 

束「うん。軽めの物が良いかな?」

 

一夏「了解」

 

しかし無視する二人。楯無は暫く呆けていたが慌てて追いかける。

 

一夏「箒?ラウラに清香も?」

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途中何やら物凄い怒っている恋人と妹と親友に会った。

3人は一夏達を見ると物凄い勢いで突進してきた。箒は超合金ニューZαの刀を抜刀の構えで、

ラウラは仕込みワイヤーが指先から出るグローブを(ワイヤーは超合金ニューZ)

清香は何処から持ち出したのか牙斬刀を構えて鬼の形相で近づいてくる。

 

一夏「?」

 

束「ヒィィ・・・」

 

楯無「ギャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

一夏は何で怒っているのか解らずそのまま首をかしげ、束は一夏の後ろに隠れ、

楯無は叫びながら逃げて行った。

 

箒「一夏!!!!」

 

ラウラ「兄様!!!」

 

清香「一夏!!!」

 

一夏「ん?」

 

3人「生徒会長と同室になる事に同意したってホントか(なの?/ですか)!?」

 

詰め寄った3人に問い詰められる一夏だが全く動じる事が無い。

 

一夏「なんのこっちゃ?ってかあのゴミ蟲そんな大法螺吹いたのか?」

 

とんでもなく冷静に箒達に逆に質問する。束は・・・

 

束(この子達怖いよ〜・・・)

 

箒「如何したんですか姉さん?」←元に戻った

 

清香「もしかして怖がらせちゃった?」

 

ラウラ「すいません、束義姉様・・・」

 

束「いいよ、束さんに対しての怒りじゃなかったのが解ったから・・・」←苦笑いしながら

 

一夏「それで?如何なんだ?」

 

箒「そのとおり・・・だ?」

 

4人が一夏の事をみるとどうやら簪に電話でこの事を知らせていたようで簪が大鎌を肩に抱えて

服も死神のような物になっている(イメージはモンハンのデスギアシリーズ)

しかも背後にはマジンカイザーを更に凶悪にしたような化け物が見える。

 

一夏(青ゲンゴロウの奴終ったな)

 

箒「か、簪?」

 

死神簪「ゴメンネ、オ姉チャンがトンダ迷惑カケテ・・・今カラシメテクルネ・・・」

 

一夏「ワイヤーも持って行け。あと2,3発粘着弾渡しておく」

 

死神簪「アリガトウ・・・サァ・・・狩リノ時間ダァ!!!」

 

物凄い勢いで楯無の逃げた方向へ走り出す簪。嗅覚、聴覚、視力全てが人間を超えた

レベルまで強化され、パワー、スピード、スタミナなども箒に匹敵するまでになっているだろう。

しかも怒りのレベルが半端じゃないので楯無は逃げ切れる可能性は0に限りなく近い。

 

一夏「ありゃ嗅覚は犬の数千倍、聴力は多分地球の裏側辺りのヒソヒソ話も聞こえるだろうなぁ・・・

   視力も光が無いところでも真昼間のように見えるかも・・・(汗)」

 

箒「彼女は怒らせたくないな・・・ていうか敵にしたくない」

 

ラウラ「それはないでしょう。あれは姉が相手の時のみの怒りのようですし・・・」

 

清香「私達には凄くて箒の威嚇の少し下のレベルじゃない?」

 

束「それでも十分怖いよ・・・」

 

一夏「それよか飯だ。3人は飯まだか?」

 

3人が頷いたので早速5人分の料理をしようとするがマドカがやってきたので

更に多めにつくり、美味しく6人で食事をしたのであった。

弾も鈴、セシリア、本音、シャルと食堂で食べていたが楯無が簪に殺されそうになりながら逃げているのを見て大笑いしまくっていた。

説明
久しぶりの投稿・・・投稿スピードが落ちているが俺は気にしない
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コメント
道産子国士さん>簪の怒りは主に姉の非常識な行いへの物、その内この簪を原作に一夏と共に介入させようとか考えてますwww(HIBIKI)
正妻・夫妹・親友の横入野良猫への怒りと身内の恥曝し(塵姉)粛清!原作青ゲンゴロウと皇帝簪の姉妹バトルやったら、猫ゲンゴロウ姉涙目!(道産子国士)
タグ
マジンカイザーSKL マジンカイザー 一夏×箒 インフィニット・ストラトス 

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