真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第三十八話 激昂する星 |
セイヴァーの訓練終了後、レインの雪が解けるの待ち、いよいよスターズの番が回って来た
ティアナ「……………………」
スバル「ふ〜う」
2人共、緊張しているようだ
ティアナ「準備はいい?」
スバル「うん」
ティアナはスバルに話しかける
ティアナ「あの連携が決まれば、なのはさんにだって負けない」
スバル「私たちのコンビネーションを見せよう!」
ティアナ「行くわよ! 相棒!」
スバル「良し!!」
2人は拳を合わせる
ティアナとスバルには、なのはを倒す秘策があるようだ
しかし、この時2人は知らないでいた
この秘策によって、地獄を見ることになるとは………………
なのは「来た……」
2人共、あなた達の成長を実感できる またとない機会
なのは「最高の連携を見せてもらうよ」
なのはは連携さえ見せてくれれば、自分に一撃を入れなくてもいいと思っている
なのは「…………………………」
スバルの圧倒的打撃
ティアナの柔軟な思考
この2つが揃えば、恐れる者はないはず
なのはは上空に飛んでおり、2人を見下ろしている
なのは(飛べない魔導師が、空戦魔導師を撃墜するのは至難の技)
けど、決して出来ないわけじゃない
ティアナとスバル
あなた達2人なら、どんな苦境だって乗り越えられる
最高のコンビなんだから
なのは「じゃあ早速………………行くとしますか」
レイジングハート【ディバインシューター!!】
なのはは、自身の回りに大量の魔力弾を構築する
なのは「さぁ、この程度の試練………………乗り越えてみせて!!!!」
レイジングハート【シュート!!】
なのはが、レイジングハートをスバル達に向ける
すると、魔力弾は一斉にスバル達に襲い掛かる
ティアナ「まずは予想通り」
焦ることなく、頭の中にある作戦通りに動く2人
ティアナ(なのはさんの行動パターンは読めている)
一気に攻め立てる!!
ティアナ<スバル!!>
スバル<作戦開始!!>
マッハキャリバー【ウイングロード!!】
上空に居る なのはの所まで青い道が出来る
スバル「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
スバルは何の迷いもなく なのはに突進していく
なのは(単調な動き、間違いなく陽動)
ティアナの幻影かな?
幻影魔法を見破るのは至難の技であり、なのはですら見破れない
故に予想するしかないのだ
六課のメンバーでは、幻影を見破れるのはカイトのみである
しかし、ティアナの幻影魔法はかなりのものであり、カイトですら見破るのは困難である
よって、なのはは今自分に向かって来ているのはティアナの幻影で構築されたスバルであると予想する
しかし、それは誤りであった
なのは(囮でも倒さない訳は行かない)
レイジングハートを槍のように振るい、軽く幻影を消してやろうとした
ガキィィィン
なのは「っ!!」
しかし、レイジングハートはスバルの拳によって弾かれる
なのは「幻影じゃない!?」
スバル「やぁ!!!!!!」
スバルは、なのはに一撃を入れるために殴り掛かるが、
なのは「っ!!」
レイジングハート【ディバインセイバー!!!】
再びレイジングハートで薙ぎ払う
スバルは なのはの斬撃を弾こうとしたが、失敗し、吹き飛ばされる
なのは(まさか、本物のスバルを囮に使った?)
なのはが困惑していると、後ろから魔力弾が撃たれた
なのは「………………………」
無言で魔力弾を弾き飛ばす なのは
なのは「ディバイン!!!!」
魔力弾が撃ち込まれた方向に、砲撃を撃とうとしたが、スバルが割り込んで来る
スバル「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
なのは「クッ」
砲撃をキャンセルし、スバルと交戦する なのは
スバルが時々 隙を見せるが、その隙を狙ってティアナが、なのはに発砲する
スバルからは死角になっており、躱すことは出来ないだろう
つまり、ティアナがミスを犯せば、スバルに直撃してしまう可能性が高い
なのは「何て危険な戦い方を……………」
なのはの顔に若干 怒りが見える
スバル「やぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
それを気にすることなく、なのはを攻め続ける スバル
なのは「そんな戦い方!!!!!」
魔力弾を大量に構築する
なのは「認めた覚えはない!!!!!」
レイジングハートでスバルを薙ぎ払い、魔力弾はティアナが居るであろう場所に放つ
ヴィジョンとはいえ、建物がどんどん破壊されていく様は恐怖である
スバル「まだまだ!!!!!!!」
再び なのはに攻めかかろうとするが、
なのは「バインド」
スバル「仕舞った!!」
スバルはバインドで縛られる
ティアナ「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
すると、ウイングロードを走ってくる ティアナの姿が……………
なのは「ディバインバスター!!!!!」
お得意の砲撃で、ティアナを吹き飛ばそうとする
訓練ではディバインバスターを一度の使った事がないというのにも関わらず、今回に限って使った……………
なのはは怒り心頭のようだ
ピンク色の閃光に飲まれたティアナだが、それは幻影だった
なのは「幻影魔法……………」
ティアナ「これで!!!!」
声がした方を見ると、ビルの屋上で砲撃魔法を使おうとしている ティアナが居た
なのは「ディバインバスター!!」
しかし、なのはの撃ち出すスピードに勝てるはずもなく、閃光に飲まれていく
なのは「また幻影……………」
ティアナ「今!!!!」
なのはのすぐ傍まで接近していた ティアナ
自身のデバイス クロスミラージュの先端から魔力刃を出し、なのはに切り掛かる
しかし、なのははレイジングハートで軽く払う
ティアナ「クッ」
なのは「ティアナ……………こんな危険なやり方、教えた覚えないよ?」
ティアナ「ええ、自分で考えたんですよ…………あなたが何も教えてくれないんでね!!!」
ガラムシャにクロスミラージュを振るう ティアナ
なのは「本物のスバルを囮に使い、それが失敗すれば自身が飛びこんで来る………………戦場なら、2人共 死んでいる」
ティアナの攻撃を躱しながら、話す なのは
ティアナ「あなたが基礎ばかりをやるから!!! 私たちは…………私は、成長出来ないんですよ!!!!!」
ティアナは涙を流し、自分の想いを訴える
しかし なのはは、
なのは「もっと教えた通りに戦ってよ…………今までの訓練を水の泡にしてどうするの?」
ティアナの訴えには耳を貸さず、自分の意見を話す なのは
なのは「そんなに死にたいなら、他の訓練を受けて来い!!!」
ティアナに向けて、レイジングハートを構える
スバル「っ!? なのはさん!! 待って下さい!!」
スバルの声にも耳を貸さない なのは
なのは「頭冷やして、出直して来なさい!」
レイジングハート【ディバインバスター!】
スバル「ティアァァァァ!!!!!!!!!!!!」
ティアナ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
砲撃で吹き飛ばされる ティアナ
光が収まると、ボロボロのティアナが倒れていた
スバル(違う………私が憧れていたのは、こんな酷い なのはさんじゃない……)
ディバインバスターは私にとって…………………光なのに……………
なのは「不合格」
それだけを言い残し、去っていく なのは
訓練場に残された スバルはどうしていいかわからないでいた
廊下を歩いて行く なのは
すると、1人の男性が壁にもたれかかっていた
なのは「………………………何か私に言いたいことがあるの? カイト君」
その男性はカイトだった
カイト「別に………ただ随分と稚拙な真似をするなと思っただけだ」
なのは「…………………………………………」
カイト「他者の意見に耳を貸さない。実に貴様らしくないやり方っだたな?」
なのは「…………………………………………」
なのはは、終始無言でカイトの話を聞いていた
カイト「それがお前の教育か? だったら貴様に教えを乞う奴らは哀れだな」
なのは「……………何が言いたいのかな?」
口調は優しいが、その目には怒りが籠っていた
カイト「貴様の方こそ頭を冷静にして、先ほどの事を考えるんだな」
そう言い残し、去っていく カイト
カイト「貴様の本当の想い……………伝えないのならば、思っていないと同じだ」
なのは「……………………………………………………」
私は間違った?
でも、どうして?
基礎が出来ていないと、応用なんてしてはいけない
私のように悲惨な目に会うかもしれない
なのは「私は………………」
どうすればいいの…………
悩む なのは
惑う ティアナ
2人の答えは見つかるのか?
説明 | ||
なのはの怒り解放! どうする? ティアナ…………… |
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コメント | ||
なのは「ん?僕達も砲撃の餌食になりたいって?しょうがないな〜」(ohatiyo) そうでした・・・・ごめんなさってギャアアアアアアアアアア!?(桃色の光が降り注いだ)(Blaz) 違いますよBlazさんあのなのはは魔王なんて生ぬるいです、魔帝です(ウィングゼロ) とうとう魔王様が尻尾を出しましたか・・・(Blaz) |
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