ソードアート・オンライン『明星の勇者』第三話
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カイン「何だよ…これ」

 

 

銀髪の青年から受け取った《武醒魔導器(ボーディブラスティア)》という腕輪のステータスを見て驚かずにはいられなかった。

 

 

ステータスを見る限りこの腕輪は間違いなくこんな序盤でとれて良いものじゃない、下手をしたら100層まで使える代物だ。

 

 

確実にゲームバランスを壊すだろう…だが気がかりなことがある。

 

 

銀髪の青年が言っていたあれを扱える…という言葉それは恐らくボーディブラスティアについている《剣技》というソードスキルだろう。

 

 

だが、剣技なんていうソードスキルは見たことも聞いたこともない、正規版で追加したスキルなのか?

 

 

俺は剣技のスキルが気になり詳細を見てみる。

 

 

 

《剣技》

 

 

 

使用武器

 

片手用直剣

曲刀

片手用斧

 

 

詳細

上記の武器でのみ使用可能、このスキルには設定されたソードスキルはなく、かなりの技量を求められる。

 

 

カイン「ソードスキルがない?ということは上級者向けなのか?」

 

 

俺は技がないことに疑問を持ちながらこれをどうするべきか考える。

 

 

 

カイン「…装備…してみるか」

 

 

俺はまずボーディブラスティアをアイテムストレージに入れてメニューを開け手慣れた手付きで装備画面を開きボーディブラスティアを右手首装備した。

 

 

カイン「…目立つけどしょうがないか…」

 

 

流石に地味な胸当て付きの服に金の腕輪ではかなり目立つ。

 

 

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???「あのー!すみませーん!」

 

 

カイン「ん?」

 

 

俺はメニュー閉じると同時に後ろから声をかけられて後ろを振り向くとこちらに走ってくる女性プレイヤーがいた。

 

 

 

外見は亜麻色の長いストレートヘアーに高さはから高校生ぐらいで胸も大…げふんげふん…まあ第一人称は可愛いといっておこう、でもネカマだったら引くかも…

 

 

カイン「えっと…呼んだのって俺だよな」

 

 

女性「は、はい、えっとβテスターの方ですよね?」

 

 

カイン「そ、そうだけど…参考までに聞くけどどうして俺がβテスターだと思ったの?」

 

 

女性「それは、あの広間から一目散で走り出していきましたから直ぐにわかりました」

 

 

カイン「え?もしかして広間から追いかけて来たの?」

 

 

女性「はい!この路地裏に入るところまではついてこれたんですけど、路地裏で道を間違えてしまいまして…地図を見ながらここまで…」

 

 

正直よく後を追えたなと感心をもった。

 

 

カイン「それで…俺を追ってきた理由って…」

 

 

女性「あの、βテスターの方ならレクチャーしてもらおうと思いまして」

 

 

まあ、βテスターに教えてもらうものとしてはそれぐらいだろう、経験者が初心者に指導するように、βテスターもまたビギナーに指導するのも同じだということか…

 

 

カイン「わかった、俺はカインだ、わからないことが多いだろうから何でも聞いてくれ」

 

 

女性「あたしはシリカです、こちらこそご指導お願いします」

 

 

カイン「シリカか…それじゃあよろしくな」

 

 

そういって俺はメニューを開いてシリカにパーティ申請を出しシリカは迷うこともなく決定ボタンを押し左上の俺のHPがかかれている下にシリカという名前とHPが表示された。

 

 

シリカ「それで、カインさんは急いでどこに向かっていたんですか?」

 

 

あ、そういやあ、謎の青年やボーディブラスティアのことで当初の目的すっかり忘れてた。

 

 

カイン「この街で一番安い武器屋になβテスターならみんなそこにいく、それでこの路地を通った方が近道なんだ」

 

 

シリカ「そうだったんですか」

 

 

カイン「それじゃあ行こうか」

 

 

シリカ「はい!」

 

 

俺はシリカという女性プレイヤーと一緒に当初の目的の武器屋に向かった。

 

 

 

 

 

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シリカと出会って目的地に向かって走ること5分もたたずにその武器屋に到着する

 

 

シリカ「ま、待ってくださ〜い」

 

 

遅れてシリカも到着するこれは敏捷のステータスに差がついたからであろう。

 

 

シリカ「は、早いですよ、カインさん」

 

 

シリカは息を切らしながらそういうが普通は息切れはしないんだけどな。

 

 

カイン「ごめん、ちょっと他のプレイヤー達より少しでも早めに行きたかったから、ほらここの武器屋に並んでる武器見てみ」

 

 

シリカ「えっと…あっ!ほんとだ、《スモールソード》が250コルだ…」

 

 

カイン「ほんと安いんだここ、さっき通った場所だったら《スモールソード》が500コル…差が激しいんだよ、おっちゃん!《スモールソード》1本ほしいんだ」

 

 

男性NPC「まいど!250コルだ」

 

 

カイン「ほい!」

 

 

俺は必要なコルをオブジェクト化させNPCに渡す。

 

 

男性NPC「ちょうどだな、ほら《スモールソード》だ鞘もおまけにつけてやる」

 

 

男性NPCから鞘に収められた《スモールソード》を渡されそれを左腰に携える。

 

 

 

カイン「ありがと、おっちゃん…さてとシリカは何にするんだ?」

 

 

シリカ「そう…ですね…武器の種類が一杯あるので…うーん」

 

 

シリカはどの武器にするかを選ぶのに悩む。

 

 

カイン「こういうのは使いやすい武器を選ぶのがいいからな…おっちゃん!試しに武器を振るってもいいか?」

 

 

 

男性NPC「別に構わねえが壊すんじゃねえぞ!」

 

 

カイン「ありがと!じゃあまずこいつを試しに振るってくれ」

 

 

俺は武器屋の置いてある品から曲刀の《タルワール》を片手で持ちシリカに渡す。

 

 

シリカ「は、はい…よ〜し」

 

 

シリカは《タルワール》を持つと一度深呼吸をして《タルワール》を構える。

 

 

 

シリカ「えい!やあぁぁっ!」

 

 

シリカは回りに誰もいないのを確認した後《タルワール》を振るう。

 

 

 

俺はそのシリカの振るう姿をじっくりと見る(決してやましい目でではない)

 

 

カイン「なるほどな…もういいよ」

 

 

シリカ「え?は、はい」

 

 

シリカはそういって《タルワール》を振るうのを止め《タルワール》はきちんと武器屋のおっちゃんに返却した。

 

 

シリカ「さ、さっきので何かわかったですか?」

 

 

カイン「ああ、ほとんどなさっきの曲刀で振るってたとき若干剣に振り回されていた所があった、要するにそれ以下の重さ…こんなのどうだ?」

 

 

そういって俺は品の中から短剣の《ショートダガー》を手に持ちシリカに渡す。

 

 

シリカ「は、はい…はあぁっ!てい!ええぇい!」

 

 

シリカは《ショートダガー》を振るい始め…じっくりと観察する。

 

 

 

カイン「うん、振り回されているところは無いし…どうだ?少し扱ってみて」

 

 

シリカ「はい、さっきの曲刀より使いやすかったです」

 

 

カイン「そうか、それじゃあそれにするか?」

 

 

シリカ「はい、ありがとうございます、すみませ〜んこれください」

 

 

シリカは《ショートダガー》を210コル買い後ろ腰に携える。

 

 

カイン「さてと武器も決まったことだし回復アイテム買ったらフィールドに行くか!」

 

 

シリカ「はい!」

 

 

その後に俺とシリカはポーションが一番安い所で五個買い、いよいよフィールドに出るのであった。

 

 

 

 

 

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第一層 《始まりの街 西門付近の平原》

 

 

カイン「さてとついにMobと戦うことになるけど準備はいいか?」

 

 

シリカ「はい!よろしくお願いします」

 

 

シリカは待ちに待ったと言わんばかりの顔をこちらに向けてくる。

 

 

カイン「そうか、それじゃあまず俺がこの世界で肝心なソードスキルを見せようと思うんだが…はぁ…口答でしか教えられん」

 

 

シリカ「え?どうしてですか?」

 

 

カイン「いやこの腕輪さシリカが来る前に銀髪の青年のNPCに貰っただよ…」

 

 

シリカ「え?貰ったんですか?」

 

 

カイン「うん、それでステータスとか見てみたらそれはそれは…序盤では普通は手に入らないだろうとんでもないチートアイテムだったわけでな」

 

 

そういって俺はメニューを開け《武醒魔導器》の詳細画面までいき可視化モードにしてシリカに見せる。

 

 

シリカ「な、なんですかこれぇぇっ!」

 

 

《武醒魔導器》のとんでもないステータスを見て驚愕してしまうのは無理もない。

 

 

カイン「それでこの武醒魔導器の詳細欄にスキル《剣技》ってあるだろ今それで1つスロット埋まってるわけついさっき歩きながら外してみたが埋まったままだったからもう後戻りも出来ないってわけ…その上このスキル、ソードスキルが1つも設定されてないいわばスロットを圧迫させてるんだ」

 

 

シリカ「そ、そうなんですか…あれ?でもそれって可笑しくありませんか?それなら《剣技》なんて名前がつくんですか?あの、一度試してみたらどうですか?」

 

 

カイン「そうだな…やってみるか」

 

 

俺はそういって《スモールソード》を鞘から抜き片手用直剣のソードスキル…スラストの構えをとるが初動モーションを取ったのに関わらず剣は輝かない。

 

 

カイン「やっぱり駄目か…本当ならさっきみたいに初動モーションを取ると後は自動で技が発動するんだけど…」

 

 

シリカ「う〜んもしかしたらやり方が違うのかも…」

 

 

カイン「やり方ね…剣を意識するとか」

 

 

そう思って右手に持つ直剣を強く意識すると刀身が青く輝く。

 

 

カイン「で、できた…」

 

 

シリカ「す、凄い…綺麗…」

 

 

シリカは青く輝く刀身に見とれる。

 

 

だが10秒ぐらいでソードスキルで発する光は無くなりもとに戻る。

 

 

カイン「まあこれで《剣技》でのソードスキルの発動のしかたはわかった訳だが問題は…技がないってことだ」

 

 

シリカ「技がないってことはもしかしたら自分で作るのかも」

 

 

カイン「自分で?つまりオリジナルソードスキル…略してOSSだな……確かにそういう考えは考えたことがないな…シリカ、ナイスアドバイス!」

 

 

シリカ「い、いえ、それほどでもありませんよ」

 

 

カイン「さてと…そうとなれば技を…う〜ん…あれは…SAOだと不可能だろうな…あれも…《体術》を手に入れたら可能かもな…となると…あれにするか」

 

 

そう思った時にちょうど近くにMobが青いイノシシ…《フレンジーボア》がポップされたようだ。

 

 

カイン「ちょうどいい、あいつにするか、シリカ、参考なるかはわからんがちゃんと見てろよ」

 

 

 

俺は地面に落ちている小石を拾いそれを《フレンジーボア》目掛けて投げ、それが当たると当てた俺に敵意を見せた。

 

 

 

カイン「さっきの小石でタゲ…つまりターゲットを取った、これであのMobは俺を攻撃してくる」

 

 

そう言っていると《フレンジーボア》は鼻息を荒くしながらこちらに突進してきた。

 

 

カイン「さてとやりますか!」

 

 

俺はソードスキルを発動させ剣を中段の構えながらフレンジーボア同様真っ直ぐ突っ込む。

 

 

 

カイン「《瞬迅剣》!!」

 

 

技名を言わなくてもいいが何故か名乗ったが瞬迅剣でフレンジーボアのHPは全損したのでポリゴン化して砕け散った。

 

 

 

カイン「ふぅ…うまくいったもんだ」

 

 

 

バリバリテイルズ技パクりました。

 

 

シリカ「カインさん、今の凄かったです!ても何で瞬迅剣って叫んだんですか?」

 

 

 

やっぱりそこ気になるか…

 

 

 

カイン「瞬迅剣ってのはさっきのソードスキルの技名だ、それでなんで叫んだかというと…あれだ、叫んだ方が気が引き締まるだろ?いや、別に叫ばなくてもいいんだぞ?」

 

 

シリカ「気が引き締まるから…ぷっ…くくく…」

 

 

カイン「ちょ!笑うなよ!だから少し躊躇ったんだ!」

 

 

シリカ「ご、ごめんなさい…本当に単純すぎる理由だったので…」

 

 

カイン「…次はシリカの番だぞタゲは俺がとってやるからいくぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後…

 

 

 

シリカ「はああぁぁぁぁっ!」

 

 

 

シリカの短剣下級ソードスキル《スラッシュエッジ》はフレンジーボアを切り裂きフレンジーボアはポリゴン化して砕け散った。

 

 

カイン「…驚いたな」

 

 

 

たった10分でソードスキルのコツを掴んだ…読み込みが早いな…

 

 

 

シリカ「やりましたよ!カインさん!」

 

 

 

初のMobに勝利に喜ぶシリカ…

 

 

 

カイン「…まさかこれほどまでにのみこみが早いなんてな…それなら応用の方の《スイッチ》も教えておいた方が言いな」

 

 

シリカ「スイッチ?」

 

 

カイン「ああ、これは一人じゃ無理だから…そうだな…口頭じゃなくて実際に…実戦形式でやっていくぞ!」

 

 

 

俺はスモールソードを鞘から引き抜く。

 

 

 

シリカ「はい!」

 

 

 

 

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そうしてソードスキルの応用練習兼レベリングが17:15まで続き俺はブラスティアの効果もあってかレベル3にパーティにも効果があったらしくシリカはレベル2にレベルアップした。

 

 

 

 

カイン「いや〜かなり狩ったな」

 

 

シリカ「はい、実際は疲れてないはずなんですけど、へとへとです」

 

 

俺は辺り一帯を狩り尽くした平原の地面に大の字で倒れシリカも肩から息をして座り込む。

 

 

 

カイン「ほんと、いつ見ても凄いと思うよ」

 

 

シリカ「へ?」

 

 

カイン「すまん、なにいってるか分かんないよな、いや此処はゲームの世界なのに現実だと錯覚しちまう…」

 

 

シリカ「あたしも今日が始めてですけどそんな感じです」

 

 

その時俺はふとこのゲームを作った茅場晶彦は何を思ってこのゲームを作ったのか自然に気になった。

 

 

 

シリカ「あ、そろそろ落ちますね、お母さんに怒られちゃう」

 

 

カイン「俺もそうだな…夕飯の準備しないと」

 

 

シリカ「え?カインさんって料理するんですか?」

 

 

カイン「最低限の料理なら作れるというかリアルのことはマナー違反だぞ」

 

 

 

シリカ「そうでしたね、また明日…会えますか?」

 

 

カイン「そうだな明日ははじまりの街から離れてあのクエでも受けるから…一緒に来るなら待ち合わせするが?」

 

 

シリカ「ありがとうございます、それじゃああたし、明日は学校もありますし16:00位で西門前にしましょう」

 

 

 

カイン「16時ね、俺も学校から帰ってきてるから大丈夫だ、それじゃあ、また明日な」

 

 

シリカ「はい、また明日」

 

 

 

そういってシリカはメニューを開けるがそこで何故か固まってしまう。

 

 

 

シリカ「あのカインさん、ログアウトボタンってどこにあるんですか?」

 

 

カイン「どこって、メニューの一番下にあるぞ」

 

 

シリカ「…ログアウトボタンが無いんですけど…」

 

 

カイン「はぁ?そんなはずは…」

 

 

 

俺もメニューを開き一番下のログアウトボタンを見るが…

 

 

 

カイン「無くなってる…どうなってる、シリカGMコールは?」

 

 

 

シリカ「もうやってます、でも全然応答がありません

 

 

 

カイン「おいおい、ログアウト不可能でGMコールも応答なしって…正式サービス早々になにやってんだよ」

 

 

 

シリカ「あ、あたし達どうすれば」

 

 

 

カイン「落ち着け、多分運営側が直ぐに全プレイヤーを強請ログアウトさせるだろうし大丈夫だ」

 

 

 

でも何時から?ログアウトボタンを気にしてなかったからわかんなかったが…普通は誰か気づいてGMコールしているはずだ。それなのに対応が遅すぎる…

 

 

リンゴーン…リンゴーン…

 

 

 

シリカ「な、何!?」

 

 

 

カイン「こ、これは運営側からの強請転移!?」

 

 

俺達は突然青い光に包まれどこかへ転移させられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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カイン「くっ!此処は…はじまりの街?」

 

 

強請転移で連れてこられたのはどうやらはじまりの街の始めてログインしてきたときの場所でそこに次々とプレイヤー達が転移してくる。

 

 

これを考えると恐らくブレイしている全プレイヤーが転移されられているのだろう。

 

 

どうやらログアウトボタン消滅は既にほとんどの人が気がついているようだ。

 

 

 

 

そうだ!シリカは!

 

 

 

俺は辺りを見渡してシリカの姿を探すがこの近くにはいないようだ。

 

 

男性プレイヤー「おい!上を見ろ!」

 

 

 

俺は反射的にその声に釣られて上を見る

 

 

 

空は赤く染まりそして巨大な赤いローブをきた何かが出てきてそいつは茅場晶彦と名乗った。

 

 

そして告げられたのはあまりにも衝撃的な話だった。

 

 

 

ログアウトボタン消滅は本来の仕様…

 

 

外部から手を加えた場合…ナーヴギアが俺達の脳を破壊する。

 

 

ログアウトするには100層のラスボスを倒さないといけないこと

 

 

もしこの世界でゲームオーバーつまりHPが無くなればこのゲームからも現実からもご退場というわけだ

 

 

そして茅場から渡されたのは《手鏡》というアイテム…それをオブジェクト化させて見るといたって普通の手鏡だったが…次の瞬間青い光に包まれ一体を何があったと思い不意に手鏡をみると絶句した。

 

 

先程までは19歳ぐらいの黒髪のイケメンだったはずが…赤茶髪の髪にイケメンとは見えない良くも悪くもない少しだけ可愛いの顔…間違えないこれはアバターの顔ではなくは現実での姿そのままだ。

 

 

 

だがなぜ?茅場はこんなことしたのかその答えは直ぐに明かされた。

 

茅場?「諸君は今、なぜ、と思っているだろう。なぜ私は――SAO及びナーヴギア開発者の茅場晶彦はこんなことをしたのか?これは大規模なテロなのか?あるいは身代金目的の誘拐事件なのか?と。私の目的は、そのどちらでもない。それどころか、今の私は、すでに一切の目的も、理由も持たない。なぜなら……この状況こそが、私にとっての最終的な目的だからだ。この世界を創り出し、観賞するためにのみ私はナーヴギアを、SAOを造った。そして今、全ては達成せしめられた。………以上で[ソードアート・オンライン]正式サービスチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の―――健闘を祈る」

 

 

茅場と名乗る赤いローブは姿を消しその場はあまりの出来事に理解できずに静かな時が続きだがその時を壊したのはどこの誰だかはわからないが女の子の悲鳴だった。

 

 

そうして始まってしまったのはプレイヤー達の怒りや悲しみ、絶望の声、俺も何故こんなことをと混乱してしまったが直ぐに冷静さを取り戻す。

 

 

カイン「ってことはシリカも此処に!表示があるってことは話に聞いた213人のなかにはシリカは居ない…ここから探すのもものすごく時間がかかる…パーティチャットでシリカに指定した場所で合流しよう!」

 

 

 

そういって俺は直ぐにチャット画面を開いて簡潔に短くメッセージを送る。

 

 

 

『シリカ、直ぐにそこから出て俺とシリカが出会ったあの路地裏で合流しよう』

 

 

完成すると直ぐに送り俺は絶望の声あげるプレイヤー達から抜け出して合流予定の場所へと駆け出した。

 

 

 

カイン(デスゲームとなった今、βテスターは自分の身の安全だけに必死になってビギナーを見捨てるだろう…でもそんなの…!)

 

 

 

俺はこれから起きるであろう出来事を予想する確実に何もわからないビギナーはどうしていいかわからずに下手をしたら自殺するかもしれない…

 

 

カイン(俺が…俺がやるんだ…βテスター、ビギナーを助けないと!一人多く!この世界から抜け出すために!)

 

 

そうして俺の…命を賭けた戦いが始まるのだった。

 

 

 

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後書き

 

 

どうも〜作者のウィングです!

 

 

さあデスゲーム宣言が終わり慌てるプレイヤー達…

そのなかでカインは直ぐに冷静さを取り戻し行動を起こしました

他にも行動を起こした自分といえばキリトですがあともう一人行動を起こしたプレイヤーがいます、それは以後わかることですが、お楽しみにしていてください。

 

 

今回の長文の中でふと思ってしまったことがあります。

 

 

中盤位で完璧オリジナルで作りましたシリカが武器を選ぶシーンで曲刀をシリカに持たせましたが、一瞬両手用斧を持たせた場合どうなるか…考えてしまいました。

 

 

はっきり言いまして、絶対に合いません、確実に武器に振り回されます。

 

 

というか武器のサイズとシリカの体の差が激しすぎて逆に持てたらあれですよ、恐怖ですよ。

 

 

 

それでは次はあの路地裏でシリカと合流するのですが…それだけでは終わりませんよ?

それでは今回は此処まで!コメント投稿を何時でも待ち望んでます。それでは次回会いましょう、さいなら〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんと今回長かった…

 

 

 

 

説明
『レクチャーとデスゲーム開始』
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コメント
なる、OSSを作れる腕輪でテイルズ技を使うんですね・・・・・・そういえば、技名を言うのって技発動のキーだったり、技を成功させる為の自己暗示だったりすることが多いらしいですね?(本郷 刃)
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テイルズ要素多数 ソードアート・オンライン オリキャラ クロスオーバー SAO D.C.U 主人公は転生者 

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