英雄伝説〜光と闇の軌跡〜 859
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〜オルキスタワー・屋上〜

 

「………………………」

大樹を見たロイドは厳しい表情をし

「こ、これは……」

「大樹……?」

リィンとエリゼはそれぞれ真剣な表情で呟いた。

「クク――――素晴らしい!まさに特異点の産物……かの”塩の杭”を遥かに超える”予定外の奇蹟”と言うべきか!」

その時ノバルティスは興味深そうな表情で叫び

「…………………………」

ディーターは呆け

「なるほど。全ては”アレ”の為だったのか。」

「フン、やり方といい、考え方といい、ユン・ガソルを滅ぼしたあの野郎――――ジルタニアに似てやがるなあ?」

ヴァイスは厳しい表情で呟き、ギュランドロスは怒りの表情で呟いた。

「ま、待ってくれ!あの巨大な樹が”零の至宝”の完成形って……」

するとロイドは声を上げ

「キーアちゃん…………貴女はどこに!?」

エリィは血相を変えてキーアを見つめ

「……………あの”大樹”が”キーア自身”だよ…………」

「!!」

「そ、そんな…………」

静かな表情で答えたキーアの言葉を聞いたロイドは目を見開き、エリィは信じられない表情をした。

「フフ、既に気付いているなんて一体どこのどなたかしら?キーアさんに非常に似ているようですが………おかしいですわねえ?”零の至宝”の”予備体”や”試験体”等を作った記録はありませんのに。」

「…………………」

妖しげな笑みを浮かべて言ったマリアベルの言葉を聞いたキーアは複雑そうな表情で黙り込み

「ベルッ!!」

「テメェ………それ以上言ってみろ!マジで殺すぞ!?」

エリィとランディは怒りの表情で叫んだ。

「まあ、殺すだなんて、さすがは私達を処刑すると宣言している野蛮な考えをしているヴァイスハイト局長の部下だけはありますねえ?一体どんな教育をしたのやら……」

ランディの言葉を聞いたマリアベルは目を丸くした後呆れた表情をしたが

「少なくとも下らん妄執に囚われた貴様らクロイス家の教育よりはずっとマシな教育である事はハッキリと言えるな。」

「何ですって……………!」

不敵な笑みを浮かべて言ったヴァイスの言葉を聞いて怒りの表情になった。

「………彼女の心と身体が失われたというわけではない。そのあたりは安心するがいい。」

その時アリオスはロイド達に助言し

「だが、これより彼女は全ての”調停者”となる―――彼女にとっても、君達にとっても悪い結果にはならないはずだ。できれば見守ってあげて欲しい。」

イアンはロイド達に説明し

(そんな事をしようとしてももう無駄だよ……キーアがそんな事、させないし……エイドスやフィーナ、ミントだっているからいくらやっても無駄だよ……)

キーアは目を伏せて黙り込んでいた。

 

「い、いったい何を…………」

「ワケ判らなさぎだろ……!」

一方ティオは戸惑い、ランディは目を細めて言った。

「ホントそうだよねー。でも楽しければそれでいいんじゃない?」

「クク、まあ邪魔するつもりなら遠慮なく相手をしてやろう。これも契約の内だからな。」

「……こいつらの企みは知ったこっちゃないが……来るんなら今度こそ徹底的に潰してやるぜ………」

「ウフフ……それでは皆さん、御機嫌よう。―――それとお父様。今までお世話になりましたわ。単純で、ロマンチストで愚かしくはありましたけれど…………わたくし、お父様のことが決して嫌いではありませんでした。」

そしてマリアベル達の画面は消えた!

 

「……………ベル…………」

画面が消えるとディーターは呆けた声で呟いて地面に膝をついて顔を伏せ

「娘にまで利用された挙句、捨てられたか…………」

「本当に愚かな親子だぜ……」

その様子を見たヴァイスとギュランドロスは不愉快そうな表情で呟いた。

「フフ、役目が無ければ私も最後まで付き合うんだが…………まあ、せいぜい遠くの地で続報を聞かせてもらうとしよう。」

その時ノバルティスは口元に笑みを浮かべて装置を操作して、アイオーンを動かし始めた。

「ウフフ、そんな事をさせる訳がないでしょう♪」

するとその時、聞き覚えのある少女の声が聞こえた後大鎌がノバルティスの真上から飛んできて装置を持っているノバルティスの腕を斬りおとし、戻って行った!

「え―――――――」

その事に気付いたノバルティスは呆け

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア―――――ッ!?わ、私の腕が……!?」

斬りおとされた部分から大量の血を噴出させて悲鳴を上げた!その時レンを片手に乗せた”パテル=マテル”がノバルティスの側に着地した!

「あ――――」

「レ、レンさん!?」

それを見たロイドは呆け、ティオは驚きの表情で叫んだ。

「クスクス。みんな、オルキスタワーの攻略、お疲れ様♪まあ、その前に……邪魔者は消しておかないとね♪」

”パテル=マテル”の片腕に乗っているレンは微笑みながらロイド達を見つめた後飛び降りてノバルティスを凶悪な笑みを浮かべて見つめ

「や、やめろ………この私を殺せば世界は大きな繁栄に導かれないのだぞ……!?」

レンに見つめられたノバルティスは恐怖の表情でレンを見つめて叫んだその時

「お生憎様♪”結社”の”盟主”は既にパパ達によって殺されているから、もう”結社”は完全に崩壊しているわよ♪」

「なあっ!?」

凶悪な笑みを浮かべて言ったレンの言葉を聞いたノバルティスは絶句した。

 

「”パテル=マテル”―――――握り潰しちゃいなさい。」

そしてレンは凶悪な笑みを浮かべて指示をし

「―――――――!」

”パテル=マテル”は目を光らせて両腕をノバルティスに伸ばし

「や、やめろ、”パテル=マテル”!創設者であるこの私を殺――――――」

何かを言いかけたノバルティスを両腕の中に閉じ込めて握り潰した!

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア―――――――――――――――――――――ッ!?」

敵を両腕で握り潰して圧死させる残虐なクラフト―――――ギガントプレスによって握り潰されたノバルティスは断末魔を上げながら絶命した!すると”パテル=マテル”の両腕から絶命したノバルティスの血が流れ出し、”パテル=マテル”は両腕で掴んでいるノバルティスを放した。するとペシャンコになり、無残な死体となったノバルティスが地面に叩きつけられた……………!

 

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という訳でノバルティス、えげつない殺し方をされましたwwそれと先程エウシュリーサイトを確認しましたが……ついに来ましたね、新作が!しかも待ちに待った戦女神1のリメイク!!セリカが微妙に変わっている事にも驚きましたが、何よりシュリがまたもやイメチェンwwまあ、VERITAのシュリよりはよっぽどいいですが。もしかしてVERITAのシュリは不評だからまた変えたのでしょうかねえ?というか下手したらサリアもイメチェンの可能性もあるのでは……?戦女神2のリメイク(早っ!)の時にエクリア達がイメチェンしていないか微妙に恐いですね……(ガタブル)後は男性陣にも魔導功殻みたいに声があるといいですねー。セリカもヴァイスみたいに戦闘時のみは声があって欲しいですし。いっそ幻燐もリメイクして欲しいと思ったのは私だけでしょうか?リウイの声とか絶対聞きたい……!…………感想お待ちしております

 

 

説明
第859話
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コメント
K'様 もしかして、リウイが持つ魔剣の”本来の持ち主”ですか? 無惨な殺し方ベスト3に全部レンちゃんが入るのはレンちゃんが”殲滅天使”だから仕方ないかとww(sorano)
リウイの声ですか……私の中では大川透さんのイメージですね(完全にとある別キャラのイメージに引きずられてますが)それにしてもこのシリーズの無残な殺し方ベスト3、全部レンちゃんじゃないかと思うぐらい残虐な殺人が似合うキャラですねw(K')
感想ありがとうございます さすらいのハリマエ様 サイトを見た感じかなり変わっているみたいですよww Kyogo2012様 ホント、あっけない最後ですww 本郷 刃様 それがレンちゃんの素敵な所ですww(sorano)
さすがは殲滅天使レンちゃん、やることが過激ですねw!(本郷 刃)
プークスクス。なんとも、あっけない終りですこと。ベルもアリオスもイワンも怒らせてはならないものを怒らせた様だ。ナムー(Kyogo2012)
リメイクかぁ追加要素あるのかな…(黄昏☆ハリマエ)
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