戦姫絶唱シンフォギア 黒衣の剣士と装者達 |
「さあ、今度は私が相手だぜ!」
先ほどの場所にやってくると、今度はクリスがシンフォギアを展開させた状態で待っていた。
戦闘を見ていたけど・・・銃器による殲滅戦特化って感じだな・・・
となると、こっちは接近戦でやった方がいいんだろうけど・・・
『接近戦でやると、一瞬で終わりそうですね』
ソルの言う通りである。それに模擬戦だし・・・
だったら、モード3でやるか。
「ソル・ムーン、セットアップ!モード3!」
『モード3、セットアップ!』
俺はソルをモード3で構える。
『ああ、久しぶりユウヤ〜』
「な、何だ?今の・・・」
「ああ、気にすんな。後で説明してやるから」
ムーンは相変わらず暢気だな・・・
『それじゃ・・・模擬戦、開始!』
「〜〜〜〜〜〜♪」
響の時とは違う歌をクリスは歌う。
これが、クリスのシンフォギア「イチイバル」の力を引き出す歌か・・・
歌を歌いながらクリスは俺に対して両手にあるガトリングガンのような物を撃ってくる。
「うおっ!?弾幕すごすぎだろっ!?」
俺はシューターで弾幕の中に穴を開けて何とか弾幕を避けつづける。
「ここだっ!」
そう言うと、腰部アーマーを展開し、小型ミサイルを発射してくる。
【CUT IN CUT OUT】
俺はそれを避けようとするが
「いっ!?」
避けようと避けようと動いても俺を追尾してくる。
追尾弾かよ・・・!
だったら・・・!
俺は一瞬だけ足を地面につけて、
「突貫!」
((炸裂移動|バーストムーブ))でミサイルを振り切る。
俺を見失ったミサイル達は俺が足を地面につけた場所に向かっていき、爆発する。
あ、危ない・・・
しかし、安心したのも束の間、クリスは容赦ない弾幕を張る。
俺は再び、避け続ける。
このままじゃ、埒があかないな・・・
『ユウヤ〜どうするの〜?』
それを今考えてるんだよ・・・!
この弾幕を避けながら近づくには・・・やっぱり((炸裂移動|バーストムーブ))で一気に近づくしかないか・・・
(作戦は決まった!行くぞ、ムーン!)
『りょうか〜い』
俺は何とか弾幕の中に穴を作ってからそこを一気に抜ける。
「〜〜〜〜♪」
歌いながらも俺に対しての銃の乱射を止めないクリス。
「突貫!」
ムーンの形状を槍にして、俺はクリスの前まで一気に向かう。
「っ!?」
声をあげてはいないが、その顔には驚愕の表情が出ている。
俺は即座に、ムーンを形状変化させる。
「モードアックス!」
俺は斧となったムーンを地面に叩きつける。
「“爆壊連舞”!!」
地面に叩きつけ、そこから岩片が飛び散る。
「くそっ!」
クリスは一旦そこから退こうと後退するが、逃さない。
俺は叩きつけた斧を振り上げて、数多の岩片がまたクリスに叩きつけられる。
「くうぅぅぅぅ!!」
その岩片から体を守ろうと腕をクロスさせるクリス。
俺はその間に懐に飛び込み
「斬空掌!!」
「がっ!?」
腹に掌に気を集め、弾丸のように放出する。
そのまま、吹っ飛んでいくクリス。
『そこまで!』
クリスとの模擬戦も俺の勝利で終わった。
「くっそー!負けちまった!」
響がいる控え室でクリスは負けたことが悔しかったのかそう言った。
ちなみに
「っ!?//////」
響は俺と目を合わせると、顔を赤くして顔を伏せるんだが・・・俺、何かしたか?
「今度やる時は負けねぇぜ!!」
「ああ、今度も負けないように頑張るよ」
あ、そうそう。
「クリスはもうちょっと接近戦の練習をした方がいいぞ」
「何でだ?」
「だってさ・・・最後の所で俺に懐に入られて終わったじゃないか」
「うっ・・・それは、確かに・・・」
「だから、銃火器だからこそ出来る接近戦を考えるんだ」
「銃火器だからこそ出来る接近戦、か・・・」
「そうそう」
「うぅん・・・」
腕を組んで考えるクリス・・・小動物みたいだな。
「今度は翼、か・・・(戦闘を見てたけど、あの中で一番強いのは多分翼だ・・・まあ、響もクリスも十分な才能を持ってるけど、今現在の時点での最強は翼だ。こっちも剣で勝負を挑んでみたいな・・・俺の実力がどれくらいか試せるいい機会だし・・・)」
俺はどんな風に戦おうか、悩んでいると
「あ、そうだ。夕也」
「ん?何だ?クリス」
「お前の武器だけど・・・何だか声が聞こえてきたと思うんだけど・・・」
考え事をしているはずのクリスが俺に質問してきた。
「ああ、説明してなかったな・・・まあ、言ってもいいか」
俺は二人に向かい合うように座る。
二人も俺の態度から真剣な話だとわかったらしく、顔を強張らせる。
「実はな・・・」
そして俺は説明した。俺が本当は違う世界の住人で、その世界から逃げてきたのだと・・・そして、俺が使う力は魔法だと・・・
「へぇ、そうだったんですか・・・それにしても魔法ですか・・・」
「魔法って言うんだから火を出せたり・・・人を生き返らせたり出来んのか?」
「まさか。火を出すにはそれなりのプロセスを踏まないといけないし(まあ魔力変換資質を持った人ならそんなの関係なしに変換出来るんだがな)人を生き返らせるなんて無理だよ」
「そ、そうですよね」
俺は右手を握り締めながら顔の前まで右手を持ってくる。
「魔法は万能じゃない。今生きている人たちを守るために魔法はあるんだ。だから・・・」
俺は手を下ろし、二人を見つめ
「俺が守ってやるよ」
笑顔でそう言った。
「「っ!!」」
すると、二人は驚いた表情をしてから
「・・・///」
顔を真っ赤にした。
「よう、準備が出来たぞ・・・って、またか・・・(まさかクリスを落とすとはな・・・どうやったら出来るんだ?)」
「ああ、弦十朗さん。今度は翼ですよね」
「ああ、それじゃ行くぞ」
「わかりました」
「・・・お前らもいつまでも赤くなってないで模擬戦を見て、少しでも技術を盗んでいけよ〜」
「っ!そ、そんな事になってねぇよ!///」
「そ、そうです!早くいきましょう!!///」
二人は顔を赤くしながら俺の前を歩いていく。
?どうしたんだ?
「はぁ・・・(こいつは将来苦労するだろうな・・・)」
弦十朗さんも、何だか俺にガンバレ的な視線を送ってくるし・・・
俺は翼が待っているであろう場所に向かった・・・
後書き
はい、皆さんお久しぶり・・・?になるのかな?
はらっぱでございます。
今回は比較的早く投稿出来ました。いやぁ、疲れますね。
ていうか、俺もう少しでテストなのにこんな事やってていいのだろうか・・・まあ、頑張っている自分へのご褒美という風にしておくか・・・
さて、次回は翼との模擬戦でございます!
次回も、お楽しみに!
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