英雄伝説〜光と闇の軌跡〜 外伝〜バリアハート制圧作戦〜前篇
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同日、16:15――――――

 

〜翡翠の公都・バリアハート〜

 

「敵襲――――――ッ!メンフィルとクロスベルの連合軍だ――――ッ!!」

「馬鹿なっ!?オーロックス砦は何をしていたんだっ!?」

市内にいる領邦軍の兵士達はメンフィル、クロスベルの連合軍の唐突にして余りにも速い強襲によって大混乱に陥り

「う、うわああああああっ!?」

「メ、メンフィルに勝てるわけがない!逃げろ――――ッ!」

「キャアアアアアアッ!?」

「女神様―――――ッ!」

「は、早く建物内に逃げろ――――ッ!」

報告を聞いた市民達も混乱して、次々と慌てた様子で建物の中へと逃げて行った。そして領邦軍はアハツェンや機甲兵を出入り口付近に展開していた。するとその時!

「クスクス♪そんなオモチャで”パテル=マテル”に勝てると思っているのかしら♪」

なんとレンを片手に乗せた”パテル=マテル”が領邦軍の目の前に着地した!

「う、うわあっ!?」

「何だあの人形兵器は!?」

”パテル=マテル”を見た兵士達は混乱し

「撃て―――――ッ!!」

ある兵士は叫んだ。するとアハツェンは次々と”パテル=マテル”に向けて砲撃した。しかし!

「―――パテル=マテル、パトリオットフィールド展開!!」

「――――――!!」

”パテル=マテル”から降りたレンの指示によってパテル=マテルは絶対防壁の結界を展開した。そして砲撃が止むとそこには無傷のパテル=マテルがいた!

「ば、馬鹿なっ!?」

「む、無傷……!?」

「まさか”リアクティブアーマー”を使っているのか!?」

それを見た兵士達が混乱したその時!

「”パテル=マテル”!!ダブルアルテマキャノン!!」

「――――――――――!!」

「ギャアアアアアアアアアアアアア――――――ッ!?」

「グアアアアアアアアアアアアアア――――――ッ!?」

レンの指示によって”パテル=マテル”は『ダブルアルテマキャノン』を放ち、多くの兵士や機甲兵、アハツェンを一瞬で薙ぎ払った!

 

「う…………!?――――ば、馬鹿なっ!?一瞬で我が軍が壊滅だと…………!?」

そして運よく生き残っていた兵士は呻きながら立ち上がり、周囲の惨状―――――破壊され、残骸となったアハツェンや機甲兵、そして領邦軍の兵士達の死体を見て信じられない表情をした。

「ク、クソッ!なんとしてでもあの人形兵器を破壊しろっ!!」

その時生き残っていた数少ない機甲兵達が一斉に”パテル=マテル”に向かった。するとその時リウイがパテル=マテルに前に飛び込み

「誇り高き”父”の力が思い知れっ!ケイオスロアッ!!」

「ウアアアアアアアアアアアアッ!?」

「グアアアアアアアアアアアアッ!?」

自分を中心とした広範囲に膨大な暗黒の奔流を発生させて向かってきた機甲兵達を破壊し

「そのようなガラクタで我等誇り高き”闇夜の眷属”に勝てるとと思っていたのか、この愚か者共が!暗礁!電撃剣舞!!」

「ギャアアアアアアッ!?」

「アアアアアアアアアアッ!?」

ファーミシルスは空から強襲し、雷を宿した連接剣を振るって機甲兵達を次々と破壊し

「氷よ、力を…………!氷垢螺の氷柱…………!!」

リウイ達の背後で詠唱をしていたマーリオンが魔術を発動して、アハツェンの頭上に巨大な氷の氷柱を落としてアハツェンを破壊し

「轟け、雷鳴!審判の轟雷!!」

「ギャアアアアアアアアアアアッ!?」

「ガアアアアアアアアアアッ!?」

さらにラクリールが魔術による雷を機甲兵に落として操縦者達を苦しめ

「魔力転換砲撃、発射ッ!!」

「ガアッ!?」

リセルは銃剣から機甲兵の頭目掛けてすざましいエネルギーを放って操縦者を絶命させ

「闇の精霊よ!槍となりて、敵を貫け!死愛の魔槍!!」

「ゴホッ!?」

アルは魔術によって発生した暗黒の槍で機甲兵の頭の部分を貫かせ、頭の部分―――操縦席にいる兵士も暗黒の槍によって心臓を貫かれて絶命させ

「王の闘志の炎、受け切れるか!?フレインアルザ!!」

「ギャアアアアアアアアアアアッ!?」

「ウアアアアアアアッ!?」

ヴァイスは兵士達に強襲して炎を纏った魔法剣で兵士達を焼き尽くし

「ウフフ…………逃げられないんだら♪そ〜れっ♪」

「ガッ!?」

「グガッ!?」

レンはSクラフト――――レ・ラナンデスで強襲して兵士達の首を刈り取って絶命させた!一方残りの機甲兵やアハツェンも魔導兵器や合成獣(キメラ)の軍団によって一方的に破壊された!

「――――リウイ。市内の戦闘は任せてもいいか?」

「ああ。とっとと屋敷に乗り込んで敵将を討ち取って来い。」

ヴァイスに尋ねられたリウイは頷き

「「――――全軍、突撃開始ッ!!」」

同時に武器を掲げて号令をかけ

「親衛隊、突撃開始ッ!我らが王、リウイ様に後れを取るなっ!!」

二人に続くようにファーミシルスも号令をかけた!

「オオオオオオオオオオオオォォォォォオオオオオオオオオオオ―――――――――ッ!!」

3人の号令にクロスベル、メンフィルの連合軍の兵士達は雄たけびを上げて次々とバリアハートに突撃し、街内での戦闘を開始した………………!

 

 

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バリアハートは覇王が二人相手というエゲツなさですwwなお、イリーナやシルフィエッタ、セオビットはクロスベルに残留です。セオビットはともかくあの二人は積極的に戦争に参加する性格じゃないですし。……感想お待ちしております

説明
外伝〜バリアハート制圧作戦〜前篇
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コメント
感想ありがとうございます Kyogo2012様 確かに今のリウイならマジで可能っぽいですねww 本郷 刃様 一人でも最悪だというのに二人もいたら手が付けられませんww(sorano)
リウイとヴァイスの二大王が担当とかエグイなぁ〜・・・(本郷 刃)
今、思ったけど、リウイが本気を出すと町の一つ二っぐらい軽く吹き飛ばしそうだな。制圧はそこに済む民のためか。もし、軍しか居なかったら、躊躇なく消滅させて終りだろうな。(Kyogo2012)
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