〜トールズ士官学院・正門入口付近〜

「クソッ！まさか”帝国解放戦線”が全滅するなんて……！グアッ！？」

「肝心な所で役に立たんとは……所詮は薄汚いテロリストか……！ギャアッ！？」

領邦軍の兵士達はメンフィル軍の兵士達によって次々と殺害されて行っていた。

「ハァァァァァァ…………！！」

「ヤァァァァァァ…………！！」

「ガッ！？」

「うあっ！？」

プリネとツーヤはそれぞれ走りながらそれぞれの武器で兵士達を斬り殺し

「クソ――――ッ！死ね―――――ッ！！」

それを見た兵士は手榴弾をプリネ達に投擲したが投擲された手榴弾は突如飛んできた矢によって貫かれて空中で爆発し

「エヴリーヌの可愛い妹を殺そうとするなんて…………楽には死なせないよ、キャハッ♪」

「グアアアアアアアアアアッ！？」

エヴリーヌは空中からクラフト――――五連射撃を手榴弾を投擲した兵士に放った。放たれた5本の矢は兵士の四肢をもぎ取り、腹の部分を貫き

「どっかーん！！」

「アアアアアアア―――――ッ！？………………」

そして止めに放ったエヴリーヌの魔術―――贖罪の雷を受けた兵士の死体は真っ黒焦げになって無惨な死体となった！

「プリネの親衛隊副隊長の癖に仕事をサボらないでよ！そんなにエヴリーヌに殺されたいの！？」

兵士を殺したエヴリーヌは他の兵士を斬り殺しているレーヴェを睨んで叫び

「それは遠慮させてもらおう！それに今のカリンはこの程度の輩達に負ける程弱くない！旋風斬！！」

「グアッ！？」

「ギャアッ！？」

エヴリーヌの言葉を聞いたレーヴェは答えながら兵士達を殺害し

「獅子…………衝撃波ッ！！」

「ウアアアアアアアアアアアアッ！？」

「ギャアアアアアアッ！？」

闘気でできた獅子を纏って突撃して次々と兵士達を吹き飛ばし

「―――鬼炎斬！！」

「グアアアアアアアアアアアアア―――――ッ！？」

そして振り向いて炎を纏った強烈な斬撃破を放って吹き飛ばした兵士達を真っ二つにして絶命させた！

「そちらもカリンの姉なら過保護は止めて、少しは妹（カリン）を信じてやればどうだ？」

兵士達を絶命させたレーヴェは口元に笑みを浮かべて宙に浮かんでいるエヴリーヌを見つめ

「！！！やっぱりムカツク……！お前なんかをプリネの夫になんてゼ―――――ッタイッ！認めないんだから―――――――――――！！」

見つめられたエヴリーヌは怒りの表情で膨大な魔力を解放した！すると魔術――――審判の轟雷による雷がエヴリーヌの周囲に降り注ぎ

「ギャアアアアアアアアアア――――――ッ！！」

雷を受けた領邦軍の兵士達は次々と絶命した！

「甘い、甘すぎる…………っ！」

「グアアアアアアアアアアアアアッ！？」

「ガアアアアアアアアアアッ！？」

リアンヌはクラフト――――アルティウムラッシュによる怒涛の突きで多くの兵士達を一瞬で葬り

「滅！！」

「アアアアアアアアアッ！？」

続けてクラフト――――アルティウムセイバーを放って周囲の兵達を薙ぎ払って殺害した！

「ひ、”光の剣匠”…………！」

「クソッ……！娘を助ける為にメンフィルに寝返るとは……！」

「エレボニアの恥め……！」

一方ヴィクターを見た兵士達は信じられない表情をしたり、忌々しそうに睨み

「”恥”か…………内戦を起こした貴様らに言われる筋合いはない！フンッ！！」

「うあっ！？」

「がっ！？」

「ぐっ！？」

クラフト――――洸迅剣を放って怯ませ

「逃しはせぬ……！」

「うおおおおっ！？」

「か、身体が……！？」

「ひ、引き寄せられる……！？」

自分の足元に光の渦を発生させて周囲の兵達を引き寄せ

「洸閃牙！！」

「「「ガッ！？」」」

兵達を引き寄せた瞬間宝剣ガランシャールで薙ぎ払いを放って、兵達の首を斬り落とした！

「アルゼイドの奥義……受けるがいいっ！ハァァァァァァ…………！奥義！洸刃乱舞！！」

「ギャアアアアアアアアアア――――――ッ！？」

さらに続けて膨大な闘気のエネルギーを纏った剣で乱舞攻撃を放ち、乱舞攻撃を受けた多くの兵士達は全身から大量の血を噴出させながら絶命した！

「アルゼイド子爵！」

ヴィクターがある程度の兵士達を斬り殺すとプリネ達がヴィクターに近づき

「正門付近の敵は大分減らしました！手筈通り各部隊に分かれて校舎内の制圧を開始します！」

「承知！」

プリネの指示に答えた。

「では――――各部隊、行動開始ッ！校舎内にいる領邦軍の兵士は一人残らず滅しなさい！！」

「オオオオオオオオオオオオオォォォォォォオオオオオオオオオオオ―――――――――――――ッ！！」

そしてプリネの号令の元、プリネ達率いる少数のメンフィル兵達は校舎内へ突撃し、校舎内の制圧を開始した…………！