ソードアート・オンライン『明星の勇者』第十五話 |
同時に…俺と同じようにいったのはキリトだった。
キリトには悪いが言わせてもらうぜ
キバオウ「ほぉ、随分といさぎ良いやないか。ほな、今すぐこの場で土下座して、アイテムや金を出してもらおか」
カイン「…はぁ…」
思わずため息をする。
カイン「キバオウさん、あんた…はじまりの街の掲示板に書き込まれた、第一層の情報とこの攻略本を知っているか?」
キバオウ「そりゃあな…それがどうしたや!」
カイン「気づかないのか?その情報を流したのはβテスターだってことを!」
その瞬間回りがざわつく。
カイン「それにな俺はあんたのさっきの発言にかなり切れてんだ、なんせあんたはアイテムとコルを渡せだ?キバオウさん、あんたこの状況をただのβテスターからアイテムとコルを巻き上げる好都合の場だと勘違いしてないか?此処は第一層を攻略する場だ、場をわきまえてほしい、それにあんたがいったことでアイテムとコルを巻き上げた奴はどうするつもりだ?まさかそのままボス戦に参加させるとか本気で思ってないよな、それだとあんたが言っていることは此処にいるβテスター全員にあんたは間接的に死ねといってんだよ!その上戦力も大幅に下がり攻略できるのが攻略失敗するかもな、だからあんたの発言で此処にいるβテスターの全滅…そして攻略失敗の足掛かりをする気なら…この場から出てって…「おい、カイン…もういいと思うぞ」ん?キリト、少しだまって…ああ…」
よく見るとキバオウは既に意気消沈しており…これだけいったから当たり前か…
キリト「んん!要するにボス攻略は全員の力を結集してこそ叶うことなんだ、それとこれを見てくれ」
そういってキリトは何かの紙をディアベルに渡した。
ディアベル「なんだい?これは?」
キリト「そこに聞いてある273人…その数字はこの一ヶ月で死んだβテスターの数だ」
キリトがもたらしたこの情報に回りはざわつき始める。
カイン「やっぱ、考えは同じだったか…」
キリト「βテスターの25%が命を散らせた、これを見ると確実にβテスターの方が死んでいる…たぶんこれはβ時代と同じようにやって…死んでいったと思う、正直いってβ時代の情報もあてにはならないだろう」
ディアベル「た、確かに…その通りかもしれない…ならキリトくん、君なら第一層のボスについて何か予想はつくのかい?」
キリト「そうだな…恐らく一層ではボスが使ってくるのは曲刀ではなく手に入らない刀なんかを使ってくる可能性がある」
ディアベル「なるほど…武器が変わっているか…確かにもし気づいてなかったら命取りになる…キリトくん、君は刀のソードスキルは見たことが?」
キリト「ああ、戦ったことがある」
カイン「俺もキリトと一時コンビ組んだことあって刀使うやつとは戦った」
ディアベル「なるほど…それじゃあこのまま攻略会議を始めよう!」
その後、キバオウのような割り込みもなく攻略会議が進んでいき6人パーティを組むことになった。
キリト「カイン、もしよかったら…」
カイン「悪いなキリト、俺の方は6人決まっててよ…悪いが組めない…」
キリト「そうか…組むやつがいるんだったらそれでいい…じゃあ俺は戻る…」
そんなこんなで俺とシリカとムラマサとヨシユキとココとワタルでパーティを組むことになり攻略会議は閉幕となった。
後書き
たさどうも〜ウィングゼロです!
いや〜今回はカインのスーパークロノタイムならぬ、スーパーカインタイムが炸裂しました。キバオウざまぁ!
はい、次回はボス戦までやっていこうと思います。
それでは次回にまたお会いしましょうさいなら〜
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スーパー論破タイム!! | ||
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コメント | ||
正論での説教タイムはスッキリしますねw(本郷 刃) | ||
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