進撃の阿仁鉱山 | 次 |
説明 | ||
秋田県の阿仁に存在した鉱山「阿仁鉱山」について最近研究調査してスライドで発表した時に使用したイラストたちです。 テーマはずばり「阿仁鉱山と馬の関係」というもの。表紙がアニとジャンなのはそういうわけです(^^;) ログみたいに脈絡のない絵ばっかりなんですが…せっかくなのでここで供養することにしました(笑) 分かりやすくするために絵を使用したスライドも一部載せてます。 【阿仁鉱山とは】 秋田県北秋田市阿仁合町には、かつて産銅日本一を誇った鉱山「阿仁鉱山」があった。1903年に開山し、その周辺はかつて多くの人でにぎわっていたが、1978年に閉山したのちは人口は減少し、当時の賑わいは影を潜めている。しかし、阿仁には(有名なマタギ文化以外に)鉱山をきっかけに生まれた、馬肉を使った「ナンコ鍋」という郷土料理を食す文化が地域に根付いた。 江戸時代頃、仏教の影響で「四足の獣を食べること」はけがれたものとして忌み嫌われていた。しかしその頃から、「桜肉」のように、干支で午が南を指すことから馬肉を「ナンコ」と呼び、東北地方で馬肉を密かに食べる習慣が出来た。中でも鉱山では、この馬肉が鉱山の職業病である塵肺に効果があるという迷信が生まれ、鉱山労働者を中心に馬食の文化が形成されたとみられる。 阿仁鉱山ではもともと鉱物の運搬や街中での荷物の運搬・移動手段として馬が労働力となり、身近な存在であった。その中で馬食文化が形成されるというのは一見矛盾しているが、当時は労働用の馬を食用に転嫁することはほとんどなかったと言われていて、2つの用途に上手く折り合いをつけて暮らしていたとされる。 今では鉱山は廃れているが、地元では郷土料理「ナンコ鍋」を観光資源として活用しようという取り組みが行われ、秋田県内の物産展への出店や全国地方発送などが行われていて、認知度は徐々に高まりつつある。県内では「阿仁ひらやま」という店が有名である。 |
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