真恋姫†無双 Another Story‘闇’の御遣い?聖なる力と復讐の魔人 |
死の恐ろしさか………
イマイチ想像がつかないんだよな……
まぁ……死んだことないからな
けど、何か今回のは
中々ヤバそうだな………
二節 ?死の極み?
響窃「はあぁぁぁ…………」
ギュォォ!
響窃の背後には真紫色の気が見えた
左慈「何だ、ありゃあ………?
50年前にも見たことがねぇな………」
貂蝉「新技かしらん?」
于吉「分かりませんね………」
卑弥呼「嫌な予感がする事は確実じゃのう……」
一体何をするつもりだ………?
とりあえず構えておくけど……何が来てもおかしくないな……
響窃「見ろ、北郷…………
これが…………
『死の極み(しのきわみ)』だ!!」
ゴォンッ!!
響窃の身体から一瞬だけ真紫の気が大量に放出された
一刀「っ!!」
何だ………?一体…………
『死の極み』………?
響窃「さぁ…………これで貴様は終わりだ………!」
一刀「何?」
響窃「死を極めたこの響窃に勝つことは出来んぞ…………
喰らえ!北郷!!」
響窃は指先から『死の閃光』………
ピュン!!
よりも遥かに大きく、太い『死の閃光』を俺に放ってきた!
一刀「うわっ!!?」
ギリギリで躱したが、『死の閃光』と思われる技は後ろの岩に接触した瞬間
ドカァンッ!!
岩は粉々に砕け散った
春蘭「な、何だ今のは!?」
焔耶「『死の閃光』なのか!?
………それにしては威力が高すぎるぞ!」
冥琳「どうやら『死の極み』が原因のようだな…………」
響窃「その通り………流石は周瑜だな………」
一刀「一体何だってんだ?」
響窃「『死の極み』とは……死に関係する全ての技の効力を最大まで引き出すものだ………
今の『死の閃光』も、まさに死を極めた恐ろしき光…………『極死の閃光(きょくしのせんこう)』と呼ぶに相応しい……………」
ようはリミッター解除……ってことか………
一刀「つまり、技のアタマに『死の』って言葉が付く技は全て出鱈目な威力にまで上昇する………」
響窃「そういう事だ………理解したか?」
一刀「大方な」
響窃「じゃあ………続きを始めるか!」
紫苑「っ!!ご主人様、来ますよ!!」
響窃は人差し指を俺に向け
響窃「『極死の魔光(きょくしのまこう)』!!」
ピュン!!
『死の魔光』のリミッター解除バージョン、『極死の魔光』を放ってきた
見た目はあまり変わらないが、禍々しさは数倍増している
一刀「『龍走』!!」
ゴオッッ!!
俺は『龍走』を使い、『極死の魔光』を躱し、響窃との距離を縮めようとしたが
響窃「喰らえば即死だ!『極死の光波(きょくしのこうは)』!!」
ピュピュピュピュピュピュピュン!!
今度は『極死の光波』を放ってきた為、また躱しにかかった
一刀「くっ!距離が縮まらない!」
響窃「だから言ったであろう………
技数が圧倒的に少ない貴様ではこの響窃を倒すことは出来ぬとな………」
響窃は静かに両手を上げ、
ギュルギュルギュルッ!!
真紫の円盤を出現させた
朱里「はわわ!?『死の鎌鼬』でしゅよ!」
思春「大方『極死の鎌鼬(きょくしのかまいたち)』であろう………」
響窃「その通り、だ!!」
ビュンッ!!
ビュンッ!!
響窃は二枚の『極死の鎌鼬』を放った
冥琳「っ!!逃げろ!北郷!!」
一刀「言われなくても!」
ゴオッッ!!
『龍走』の速度を更に加速させ『極死の鎌鼬』を躱すことに成功した
響窃「逃げてばかりではこの響窃は倒せぬぞ………」
一刀「分かってるさ、それ位!」
ギュォォ!
俺は止まって気を溜め始めた
響窃「仕方がない………少し待ってやろう………」
響窃は余裕の表情で俺の気が溜まるの待っていた
一刀「そうやってふんぞり返ってるのも………」
ゴオッッ!!
一刀「今のうちだ!」
再び『龍走』を行い響窃との距離を縮めにかかった
響窃「性懲りもなく………それではさっきと同じだぞ………?」
一刀「分かってるさ………だから!」
ビュンッ!!
俺は掌で溜めておいた一回り大きい『気弾』を一発、響窃に投げつけた
響窃「ん………?只の『気弾』ではないか…………」
一刀「それは……どうかな!?」
響窃「ふぅ………」
バンッ!!
響窃は溜息をつきながら『気弾』を弾いた
響窃「やはり只の………むっ!?北郷は何処だ!?」
一刀「後ろだ、よ!!」
俺は『気弾』をエサに、後に回り込んでいたんだ
ドカッ!!
響窃「ぐっ!!?」
そして、背後から思いっきり響窃を蹴り飛ばした
だがこれだけ攻撃の手はゆるめない
一刀「はっ!!」
ゴオッッ!!
再び『龍走』を行い、響窃を追いかけ
一刀「そらっ!!」
ドカッ!!
響窃「がはっ!!」
響窃を殴り飛ばし
響窃「おのれ………っ!?また消えた!?」
シュンッ!!
一刀「こっちだ、よ!!」
ドカッ!!
響窃「ぬうっ!!?」
今度は『空走』を行い、響窃を蹴り飛ばし
響窃「くっ……三度も同じ手は…………っ!?」
一刀「避けられる前に、攻撃するだけだ!」
最後に『空走』で上空に移動し、
ドカッ!!
響窃「がっ!!?」
懐に蹴りをいれ、
一刀「おぉおりゃあぁっ!!!」
ドゴンッ!!
響窃「ぐあぁっ!!」
そのまま地面に叩きつけた
一刀「どうだ、響窃………?
北郷流『空中乱舞(くうちゅうらんぶ)』の味は………」
響窃「くっ…………」
響窃は地面から立ち上がり、苦虫を噛んだような顔をした
一刀「頑丈だなぁ…………」
響窃「ぬうぅぅぅ……」
響窃は体を小さく丸め
一刀「ん………?っ!!」
響窃「『真爆源花』!!」
ドッッカアァァァァンッ!!!
『真爆源花』を発動した
蓮華「一刀!?」
桔梗「お館様!?」
シュンッ!!
一刀「危ねぇ…………」
瞬時に『空走』を行い命拾いをしたが…………
一刀「いちいち逃げたり、躱してたりしても何も変わらないな……」
俺は一瞬考え
一刀「あっ!そうだ………
駄目元でちょっと『アレ』、やってみるか!」
……終……
説明 | ||
響窃を地面に叩きつけた一刀…… だがそれが切欠となり響窃に火がついた! 死の恐ろしさを一刀に見せつける為に 『ある技』を披露する! |
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どんな技も「あたらなければどうという事はない」ですな!(nao) | ||
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