恋姫学園物語 13
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この作品は、作者の妄想があふれ出して固まったという不純な動機から生まれています。

原作?なにそれおいしいの?なんてレベルは超越しております。

主人公もげろなんてしょっちゅうです。

それでも良いという方はどうぞお進みくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて、家に着いたわけだが…?

 

「ああ、やっぱり来てるよねそりゃ」

 

玄関に入ったら、案の定大量の靴があった。

明らかに来客があることを示しているわけで。

 

「ああ、怒ってなきゃいいな…。特に母さん」

 

何にせよ、止まってても仕方ないし。

いざ、突入…!

 

 

 

「ただいm「遅い!」デスヨネー…」

 

部屋に入ると同時に怒声。

予想通り母さんだった。

いつもならここからお説教なんだけど、

 

「ま、まあまあ。今日はほら、うちの行事もありましたし、仕方ないですよ」

「せや、ここは教師のウチの顔たてて一つっちゅうことにして…な?」

 

やっぱりというか、今日の来客である詠と霞先生が宥めてくれていた。

さて、なんでここまで展開が予測できたのかというと、今日は月に二、三度ある

木村家との夕食会の日だったから。

なんでも、月と初めて買い物の時に出会い、その柔らかな物腰と性格に好印象を持ったうちの母が、家庭の事情を聞いてさらに感動。

少々無理を言ったようだが、うちに誘うことに成功して以来、こうして夕食を共にするようになったのだった。

 

 

 

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「…久しぶり」

「お、久しぶりですね恋さん」

「…恋でいいっていつも言ってるのに」

「いやあ、さすがに年長者を呼び捨てってのは…」

 

さて、今オレの反応でぷくーっとふくれちゃっているのが木村 恋(さとう れん)。

木村五姉妹の二番目である。

年齢は大学2年。知り合いの中だと相当上になるのかな?後は霞先生とか、冥琳先生のお姉さんと妹さん(亞莎じゃないよ)とか位だしなあ。

 

月ちゃん曰く「最強の癒し」

詠曰く「歩くマイナスイオン」

霞先生曰く「静かな殺戮者」

 

…うん、きっと「は?」ってなってるよね。大丈夫、オレも初めて聞いたときはそうなったから。

まあ、上二つは大体予想つくんじゃないかと思う。

あんまり感情表現が得意な方ではないから割と無表情なんだけど、でもなんとなくいるだけで空気をほんわかさせるというかなんというか。

ノリが悪いわけではないからハッチャけるときはハッチャけるんだけどね。

 

さて、問題の三つ目。

これはオレの実体験を話したほうがいいよね。

その日、オレは恋さんの買い物に付き合ったんだ。

恋さんはすっごい美人だから一人で出歩くといろんな人に声をかけられるんだけど、それが嫌らしくて、オレが暇だとよくオレを連れて行くんだ。

オレで釣り合ってるのかはちょっとわからないけどね。

 

で、その日もオレは荷物持ちも兼ねて恋さんと出かけてたら、柄の悪そうなやつら十数人の団体さんに絡まれてね。

まあ、恋さんも慣れたもんだからいつも通り連れが居るって言って避けようとしたんだけど、しつこくてさ。

オレもちょっとカチンときて手を出そうとしたら、そいつらのリーダーっぽいのが「こんなガキっぽいのよりも俺たちと…」ってオレを馬鹿にしたんだよ。

そしたらもう、恋さんキレちゃって。

気づいたら、その集団全員ノされてて死屍累々。

むしろ、オレが尚も止めさそうとしてた恋さんを止めなきゃいけなかったくらい。

ここまで言ったら分かると思うけど、恋さんは身体能力すごくて見たものをそのまま所か、修正して使えちゃったりする所謂天才なんだよね。

学問のほうはちょっと苦手らしいけど、それでも大学はフツーに受験して言ったくらいだから、悪くないし。

現に、あの時も大の男を担いで投げてたし、その後の技はオレの流派の物を改良してたみたいだし。

そのときも、全く表情変わらないことから霞先生がああいったわけだ。

ちょっと分からないのが、恋さん、自分のこと言われてもあんまり怒らないけど何でかオレの事悪く言われると、家族の事言われた時以上にキレちゃうんだよね。何でかな?

 

 

 

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「…一刀には恋って呼ばれたいの」

「いや、そういってくれるのは嬉しいんですが」

「…一刀は恋の事、嫌い?」

「そんな事あるわけないですよ」

「…なら、呼んで」

「い、いや、ですから…」

「…(じーっ)」

「………れ、恋?」

「…ん(///)」

 

な、なんだあの上目遣い!あれは男には必殺過ぎると思うんだが…はっ!?

 

((((((じとー…))))))

 

も、ものすごく冷たい目でこちらを睨んでらっしゃる方々が。

 

「一刀お兄!恋お姉ばっかりずるいです!」

 

そんな中、はきはきとした口調で物申す子が一人。

 

「ねねもお兄の事好きなのです!もっと構ってほしいのです!」

 

五姉妹の末妹、木村 音々音(さとう ねねね)。皆から「ねね」と呼ばれており、彼女自身も一人称を「ねね」としている。

中学二年にしてこのデレデレ具合は正直大丈夫なのか?と疑っているが、本人曰く「一刀お兄以外の男なんて興味もない」との事。

特にこちらからしたわけではないが、気がついたらこんな感じに。

好意を向けられて嫌なわけないが、どうしてと聞いても顔を赤くするだけで明確に返ってきたことはない。

ちなみに、なぜかは不明だがうちの妹とは仲があんまりよろしくない。

とはいえ、オレが絡まなければ普通なのだが・・・。

これが、男には永遠に理解できないとされる女心というやつか…。

 

 

 

 

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「ごめんね、別にほっといてるつもりはなかったんだけど」

 

そういって頭をナデナデ。

 

「///べ、別にそれならいいのです!さあ、お腹も空きましたし早くお兄も座るのです!」

 

顔を赤くしながらも手を引っ張るねねちゃん。

気のせいか、周りの視線の温度も少しは上がったように感じる。

…気のせいだと思いたいが、ある二人からの視線はさらに冷たくなったような。

 

「帰ってきて早々にイチャイチャしおって」

「?イチャイチャなんてしてないよ。いつも通りだっただろ」

「…周りの気苦労が知れるというものだな。夜道には気をつけろよ?」

「それ、オレよりも女の子に言うべきだろ。特に、ここの皆は美人揃いなんだから」

「「「「「「!!?」」」」」」

「…ハァ〜」

 

母さんがなんか言ってきたが、思ったとおりに返答したらため息つかれた。

何かおかしいこと言ったかな?

 

「えっと、じゃあ食べますか…って皆、どうした?」

「い、いやあ何でもないわ。さ、さあ早く食べましょ!」

「お、おう…」

 

何か皆の顔が赤くなっているように見えたけど、詠がやや早口に促してきたので、気にしないことにした。

 

「じゃあ、いただきます!」

 

皆も手を合わせて挨拶した後は大体いつもどおりの展開に。

 

「ふぅ〜、やっぱ姐さんの料理は酒によう合うな〜!」

「当たり前じゃ、酒飲みがそれ位出来んでどうする」

 

年長者である母さんと霞さんはもっぱら酒を飲んでる。

 

「詠ちゃん、これもおいしいよ?」

「そうね、また部活でのメニューが増えそうよ」

 

月ちゃんと詠は姉妹というよりはむしろ友達のような感じで一緒に食べて。

 

「さ、さっきは油断しましたが、もう好きにはさせないのでしゅ!」

「そんなの知らないのです!一刀お兄に近づいちゃ駄目なんて言われる筋合いはないのです!」

「あ、あわわ…。け、ケンカは駄目だよぅ、で、でも…」

 

妹二人は何時ものごとくねねと一緒に口げんかしつつもなんだかんだ仲良くしているようで。

 

「…(ぱくぱくもぐもぐむきゅむきゅはぐはぐもきゅもきゅ)」

 

残った恋s「(チラッ)」…恋はオレの隣にいて手当たり次第に食べていっている。

ちなみに、早逝してしまったご両親の教育が良かったようで、こんなに食べているのに大変マナーのよろしい食事風景が展開されている。初めて見たときはそのあまりの美しさに感動し、そのあまりの食事量に唖然としたものだ。

 

「母さん、オレ風呂の準備してくるよ。どうせこの後も何時もどおりだろう?」

「おう!今日は飲み明かすからな!」

「へいへい…」

 

食事会の後は大体泊まってるからな。霞先生と二人で飲んでるし、つぶれた後の片付けはオレの仕事だからいい加減自重してほしいもんだが。

そういや、言ってなかったと思うけどうちの風呂はでかいし、何でか軽い露天風呂のようなものまで付いてる、というか母さんが付けたんだが。

父さんはとある会社の重役だったらしく、うちには結構な資産があった。

普段は誰もしない散財だが、家だけは例外で両親のやりたかったことが詰まってるらしい。

だから、風呂どころか家自体が相当大きい。

なんだかんだ一等地であるこのあたりにこれほど大きい家を建てられたのだから相当だったのだろう。

何せ、風呂もだけどうちの裏には北郷流のための武道場まであったり。

まあ、オレの意思では入れないんだけどね。

じいちゃんとか、高位の師範もしくは代がうちで稽古を行うときだけ入れるんだ。

 

まあ、家の説明はこのくらいで。

んじゃま、さっさと準備してきますかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 あとがき

 

どうも、作者のmorikyouです。

今回はいかがでしたか?

 

さて、まずは謝罪から。

遅くなってしまい申し訳ありませんでした!(スライディング土下座

一応言い訳というかなんと言うかをしますと。

ちょうど大学の中間試験がぶつかってしまったorz

まあ、そんなことよりも私のネタが少々こんがらがってしまったんですけどね。

…だが、私は一話で言ったはずだ!

これは、電波を受信した結果であって、思いつきでしかないと!

だから、こうなることはすでに予見出来ていたはず!

…すいませんでしたorzorz

まあ、この先も不定期に陥りやすいですが、寛大な心で見下してくれるとうれしいですw

 

話を変えて。

今回の話では、隣の家庭状況が判明+北郷家のちょっとした説明がなされました。

少々どころでは無い無理矢理感がありますが、そんな貴方にこの言葉を

 

「外史ですから!」

 

…まあ、後はお察しください。

ちなみに、一刀君は父親が働いていた会社を知りません。が!これは後で必ず判明させます!というか、この話での唯一といっていいほどの伏線です(ネタばれw

まあ、間違ってもシリアスにはなりませんが。なってもシリアル位かと。

そして、断言しましょう。この時点でもし万が一この伏線を読みきった方がいたら、この著作権(?)をその方に譲ってもいい位、予想を裏切ると思うので、期待しててください!

???「そんなフラグを立てて大丈夫か?」

morikyou「大丈夫だ、問題ない」

まあ、いつ回収されるかなども未定なので、気長にお待ちください。

 

もうひとつの話の方はしばらくお待ちください^^;

ちょっと話の整合性とるのに苦戦しておりまする故。

 

では次回もこっちの更新になりそうですが、お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

説明
一刀と恋姫たちが現代の学校で繰り広げる物語。
笑いといちゃこらと(視聴者と私の)嫉妬からできています!




更新が遅れて、申し訳ありませんでした!
詳しくはあとがきにて!
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コメント
>nakuさん まあ、だからといって勉強してたのかと言えば首をかしげる結果というかw デレねねは可愛いですよ! ロリが好きというわけではないですがねw(morikyou)
>禁玉⇒金球さん そう言っていただけてよかったです 可愛ければ許される・・・そういうのってイイですよねw(morikyou)
音々が素直だってかまわない、カワイイは正義ではないがカワイイからOK.(禁玉⇒金球)
>GUNさん もともとツンなキャラがデレてるのって嫌いな人もいると思うのでなかなか難しいですが、そう言っていただけてよかったです。 私自身あまりアンチとかが好きではないので、この外史では基本存在しないと思いますよw(morikyou)
よかった…ねねがデレてる。 この外史にはアンチ一刀君はいなさそう(GUN)
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真・恋姫無双 一刀 学園物 現代 

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