序章 【転生してトールズ士官学院の生徒に】 |
??「ここはいったい・・・」
??「気が付いたんですね!!よかった〜!!」
??「君はいったい?」
俺の目の前に、天使の翼がはえた女性が立っていた。見た目は凄く綺麗で可愛いんだけど、何故天使のコスプレ?
??「違います〜!!コスプレなんかじゃありません!!!」
怒りだす天使の彼女。あれ?俺今声に出したっけ?
??「違いますよ〜。貴方の考えていることは、私には全部分かるんです!!エッヘン( ̄^ ̄)」
??「へ〜。」
ホントかな?なら・・・
??「?・・・はわっ///(*゜ロ゜*)」
急に彼女は顔を真っ赤にした。もしかして、マジでバレてる(・・;)
??「そ、そんなHな事はダメです〜!!(>_<)」
??「す、すみません。それより、貴方は誰なんです?人の考えてる事が分かるなんて、普通じゃないですよ?」
??「当たり前だよ♪私は、貴方の世界で言う神様だもん!!」
??「・・・へっ?(゜ロ゜;」
神様「だ〜か〜ら〜!!神様なの!!(>_<)」
??「マジですか〜!!(゜ロ゜)」
神様「そうだよ。やっと信じてくれたよ〜。」
??「えっと・・・それで、神様が俺になんの用で?」
ようやく疑問にありつける。
神様「そうだった(^-^ゞあの・・・実はね。」
何やらモジモジしだす神様。俺の経験上、非常に嫌な予感しかしないのだが・・・
神様「実は・・・私の手違いで、君をね・・・その〜・・・死なせちゃったの。本当にごめんなさいm(__)m」
??「マジですか!?アンタマジで言ってんの!?(゜゜;)」
神様「マジです。はい・・・」
??「な・・・何してくれとんじゃ〜!!((ToTメ)」
神様「ごめんなさいごめんなさい!!ホントにごめんなさい!!m(TT)m」
??「これからどうすればいいんじゃ〜!!まだ俺は、この歳で童●も捨てれてないんじゃ〜!!(ToT)」
神様「そ、それでですね!!お詫びになるか分かりませんが、貴方を別の世界に転生させてあげます!!」
??「転生だ?」
神様「はい!!転生先は此方で決めさせてもらいますが、その世界での貴方は、まさに最強!!その上イケメンで強くて、誰でも堕とせます!!寧ろ、ハーレムも作れますよ♪」
??「ふむ、悪くはないな。けど・・・」
神様「他にも、様々な世界の技や能力もいくらでもつけれます!!」
??「でも、一度つけて、この能力や技も欲しくなったらな〜。」チラッ
俺はチラ目で神様を見る。
神様「うう〜(^^;)分かりました!!何時でも私を呼び出せるようにしておきます!!!」
??「さすが神様♪話が分かる〜!!」
こうして、半ば脅しのようだが、交渉は成立?したのだった。
神様「コホン・・・それで、最初はどんな能力や技をつけますか?」
??「そうだな〜・・・まずは、ネギまの能力や技。Fateのサーヴァント達の技に、ルパン三世の銃と剣術の能力とルパンの色々な特殊能力。」
神様「特殊能力ですか?」
??「変装や縄抜け等々。」
神様「分かりました。此方でも勉強して、その度に能力を送ります。」
??「後、武器はそのキャラになれば付いてるようにしておいて。」
神様「分かりました。」
??「後は・・・今のところないかな?モテモテやイケメンには神様がしてくれるし。後名前か・・・面倒だし、ネギまの高畑・T・タカミチでいいや。」
神様「それは著作権的に、問題があるんじゃ〜・・・」
??「だって他に思い付かないし。・・・わかったよ。じゃあ、タカミチ・クールダラスでいいよ。他のキャラと混ぜればいいだろ?」
神様「もうそれでいいですよ。それではいよいよ転生していただきます。」
タカミチ「いよいよか。あっ!!(゜ロ゜)その前に。」
神様「どうしたんですか?」
タカミチ「どうやって君を呼び出せばいいんだ?」
神様「そうですね〜・・・これを渡しておきます。」
そういって受け取ったのは、なにやらボタンらしき物。
神様「これを押せば、瞬時に貴方の元に現れる事が出来ます。」
タカミチ「なるほど。わかった、それじゃあ元気で。」
神様「はい!!貴方もお元気で。神の導きがありますように。」
タカミチ「アンタに導かれたら、また死にそうだ。」
神様「酷いです〜!!」
こうして俺は転生する世界に旅立った。いったいどんな世界なのか。
転生先
『まもなく、トリスタ駅に到着いたします。お降りの方は、お忘れ物の無いようお気を付け下さいませ。』
タカミチ「ん?ここは・・・」
どうやら無事に転生したようだ。場所は列車内みたいだな。
タカミチ「けど、どこに向かえば?」ガサッ
ポケットに、なにやら紙が入っていた。それを開くと、神様から貰ったボタンと一緒にこう書かれていた。
神様『どうやら無事に転生出来たみたいですね。よかった〜♪初めてで上手くできるか不安だったんですけど、この手紙があるということは無事に閃の軌跡の世界に転生出来たってことですね。』
タカミチ「・・・」
手紙を見て驚いた。神様よ、俺を実験台に使ったな。フフフッ、呼び出した時に覚悟しておけよ。俺が考えてた事をアンタで実行してやる!!
神様『これから貴方には、トールズ士官学院で生徒になってこの世界で生きていってもらうね。何かあったら、渡したボタンで私を呼んでね。神様より♪』
タカミチ「ま、お仕置きは落ち着いてからにするか。しかし、まさか閃の軌跡の世界に来るとは。しかもトールズ士官学院に入学って。よく見たら、俺もあの赤い制服着てるし。・・・取り合えずこの世界を楽しみますか。」
こうして、俺の新しい人生に幕を上げた。目指せハーレムってね。
タカミチ「ここがトリスタか。随分とのんびりとした所だな。」
駅前で辺りを見ていると、後ろから誰かにぶつかられた。
タカミチ「うん?」
??「イタタ(>_<)」
タカミチ「悪かったな。ボーッとしてて。(^^;」
??「別にいいわよ。私もボーッとしてたし。」
タカミチ「ん?よく見たら、同じ制服だな。」
??「そうね・・・もしかしたら直ぐに会えるかもね。」
タカミチ「かもな。」
??「それじゃあね。」
そういって金髪の少女は行ってしまった。
タカミチ「結構俺好みだな。さてと、俺も行きますか。」
トールズ士官学院に向かい、校門前で小さい少女とポッチャリとした男性に声をかけられた。
??「ようこそトールズ士官学院へ。」
??「いきなり驚かせたね。悪いけど、手荷物を預けさせてもらってもいいかな?」
タカミチ「えっと・・・アンタ達は?(・・;)」
??「いきなりで驚いたよね。私はトワ。トワ・ハーシェル。ここで学委員長をしているんだ。」
??「僕はジョルジュ・ノームだよ。」
トワ「君は、新入生のタカミチ君だよね?」
タカミチ「そうですが・・・もしかして、Z組の連中全員の武器を預かってます?」
二人「!?(゜ロ゜)」
タカミチ「なるほど。ちゃんとゲーム通りに物事は進んでいるのか。」ブツブツ
ジョルジュ「き、君は何処でその事を・・・」
タカミチ「あんまり気にしないで下さい。後、俺は固定の武器は無いんですけど。」
トワ「あれ?入学時に自分が一番扱いやすい武器を持参してくる事になっているはずなんだけど?」
ジョルジュ「ま〜武器が無いんじゃ仕方ない。そのまま行っていいよ。」
タカミチ「それでは。」
そのまま講堂に向かい入学式を受けた。そして、入学式もようやく終わり、俺達Z組の連中だけ旧校舎に集められた。
??「はいは〜い♪皆集まってるわね。」
??「あの〜これからいったい何をするんですか?」
目の前にいるスタイル抜群の女性。名前はサラ・バレスタインというらしい。
サラ「これから君達には、特別なカリキュラムを受けてもらうわ。それじゃ行ってみましょう♪」ポチッ
サラが、柱のボタンを押すと、突然床が傾いた。
一同「うわあ!?」
次々と落ちていく。俺は魔法の力でなんともないが、先程出会った金髪の少女が落ちそうなので、助けるために一緒に落下。そのまま堕ちる。ようやく落ち終わると、なにやら顔に柔らかい感触が。もしや、これは!!!
タカミチ「!!!(゜ロ゜)」
??「イタタタ・・・大丈夫・・・って!?」
少女は慌てて俺から離れた。そして、そのまま俺を叩こうとしたが、俺は普通に避けた。
タカミチ「助けて叩かれるのは勘弁だ。」
??「あっ・・・ごめんなさい。」
タカミチ「気にするな。」ナデナデ
??「///」
ひとまず落ち着くと、全員のARCUSからコールがなる。
サラ『皆無事みたいね。それじゃあ今からカリキュラムスタート。預かった武器は、置いてあるから。そして、自分の武器と一緒に置いてあるのを、ARCUSに嵌め込みなさい。』
言われた通り嵌め込むと、体に力が湧いてきた。
サラ『それはクオーツといって、ARCUSの能力を引き出す事ができるオパーツよ。それじゃ各自さっきいた場所まで戻ってくる事。』
そう言うと、ARCUSからの通信が切れた。
一同「・・・」
??「取り合えず上に向かおう。」
??「そ、そうだね。」
ユーシス「悪いが、先に行かせてもらう。」
マキアス「待ちたまえ!!この先には魔獣がうろついているんだぞ!!少しは危険をだな。」
ユーシス「ふん。なら、守ってやろうか?」
マキアス「なっ!?(゜ロ゜)君の助けは借りない!!」
ユーシスとマキアス、それに銀髪の少女はそれぞれ先に行ってしまった。
??「取り合えず我々も行こうとしよう。そこのそなたとそなた、一緒に行かないか?」
??「そうですね、ご一緒させていただきます。」
??「そうさせてもらうわ。」
残りの女性人も行ってしまい、残ったのは、俺を含めた男3人。
??「よかったら、僕達と一緒に行かないかな?」
??「ふむ、なら一緒に行かせてもらおう。ガイウス・ウォーゼルだ。」
??「リィン・シュバルツァーだ。」
??「エリオット・クレイグだよ。」
タカミチ「タカミチ・クールダラスだ。」
ガイウス「宜しく頼む。俺の武器はこれだ。」
ガイウスは自分の武器を見せた。十字の槍だな。
エリオット「へ〜立派だね。僕のはこれだよ。」
リィン「見たことないな?」
エリオット「なんでも、試作型みたいなんだ。」
ガイウス「これは珍しいな。」
エリオット「えへへ♪リィンのも珍しいよね?」
リィン「そうだな。東方の剣だ。」
タカミチ「日本刀みたいだな。」
ガイウス「知っているのか?」
タカミチ「ああ、昔使ってた事がある。いや、今もかな?」
エリオット「所で、タカミチの武器は?見たところ、それらしいのは持っていないみたいだけど?」
タカミチ「俺は武器は多いな。ま、魔獣が出たら見せてやるよ。」
リィン「楽しみにしてるよ。」
タカミチ「一つは拳だな。」
ガイウス「ほう。」
タカミチ「取り合えず出発だな。」
挨拶も済ませて、ようやく俺達も出発した。暫くすると、早速魔獣があらわれた。4匹も。
タカミチ「丁度いい。一人1体相手にしようぜ。」
ガイウス「よかろう。」
リィン「俺もいいぞ。」
エリオット「ええ〜!!」
ガイウス「まずは俺からだ。ハァッ!!」
ガイウスは持っていた槍で1体撃破する。
タカミチ「ほう、いい立ち振舞いだな。」
リィン「次は俺だな。八葉一刀・・・紅葉切り!!」
エリオット「二人とも凄いね。僕も負けないぞ!!眠って!!」
3人とも魔獣を撃破した。残りは俺の分だな。
タカミチ「さてと、俺もとっとと終わらせるか。左手に魔力、右手に気。合わせて咸卦法。」
3人「!?」
タカミチ「悪いが、これでゲームセットだ。<豪殺・居合い拳>!!」ドゴーン!!
魔獣「グギャアァァァ〜!!」
タカミチ「ん〜♪いいねいいね。ちゃんと使えてるね(^^)」
3人「・・・(゜ロ゜;」
タカミチ「ん?なに間抜けな顔してんだよ。」
エリオット「いや・・・だってね。(^^;」
リィン「今のはいったい・・・」
ガイウス「先程の技は?」
タカミチ「簡単に言えば拳を見えないスピードで放ったんだ。」
エリオット「あれが拳・・・普通に後ろの壁、穴が空いてるよ(^^;」
タカミチ「・・・気にするな。」
空いた穴は気にせずに、俺達は先へと進んだ。途中でマキアスと合流した。
タカミチ「頭は冷えたか?」
マキアス「ああ、だいぶ落ち着いたよ。すまなかった。マキアス・レーグニッツだ。」
リィン「リィン・シュバルツァーだ。」
ガイウス「ガイウス・ウォーゼルだ。」
エリオット「エリオット・クレイグだよ。」
タカミチ「タカミチ・クールダラス。取り合えずお前も一緒に行くか?」
マキアス「ああ、是非一緒に行かせてもらおう。」
こうして、マキアスを加えた俺達は出口を目指した。すると、今度は先に行っていた女性人達と出会った。
??「そなたたちか。」
タカミチ「お前は・・・」
??「紹介が遅れたな。私はラウラ・S・アルゼイドだ。」
??「エマ・ミルスティンです。」
??「アリサ・Rよ。」
タカミチ「タカミチ・クールダラスだ。所で、残りの連中は?」
エマ「それが・・・どうやらまだ先にいるみたいなんです。」
タカミチ「なるほど。」
エリオット「ん?これ、なんだろう?」カチッ
エリオットが近くにあった宝箱?らしき物を触ったら、地響きが聞こえてきた。しかも若干だが、床が傾いている。
リィン「いったい何が?」
ラウラ「どうやら、何かの地響きみたいだが。」
タカミチ「・・・」
俺は少し皆と離れて様子を見に行く。すると・・・
タカミチ「なっ!!(゜ロ゜)」
巨大な鉄球が転がってきた。
タカミチ「は・・・走れ〜!!」
俺は力一杯叫び、リィン達を追い抜く。
ガイウス「いったい何があったのだ?」
アリサ「さあ?」
エリオット「・・・えっ!?み、皆・・・逃げよう!!」
一同「なっ(゜ロ゜)」
リィン達もようやく巨大な鉄球に気が付いた。そして、全員が必死に逃げ出した。
アリサ「な、なんなのよあれ〜!!」
ラウラ「分からぬが、逃げねばやられるぞ!!!」
エマ「わ、私あまり走れないんです〜!!」
タカミチ「ってかエリオット!!お前が触ったのが原因だ!!!」
エリオット「皆ごめん〜!!」
俺達は必死になって走る。走る!!でなければ死ぬ!!当然だが、全員物凄い顔で走っている。
タカミチ「で・・・出口はこっちだ!!左に曲がれ!!後、ユーシスに銀髪っ子!!お前らも急いで左に曲がれ。」
そして俺達は出口がある左に逃げ込んだ。
タカミチ「はぁ・・・はぁ・・・」
ラウラ「ふう・・・ふう・・・」
リィン「な、なんとか・・・無事にすんだ・・・」
マキアス「全く・・・だ。」
エリオット「本当に・・・ごめんね・・・皆。」
ガイウス「気に・・・するな。」
アリサ「あそこに・・・何かあれば・・・私も・・・触るわ。」
エマ「私・・・もう・・・だめです・・・」
全員息を整えて、出口に向かった。エマは本当に駄目みたいなので、俺がエマを担いで行く。
エマ「え、えっと・・・タカミチさん///」
タカミチ「歩けないなら、暫くはこうしていろ。」
エマ「す、すみません///」
そして、ようやく出口が見えてきた。しかし、そんなあっさりといかなかった。石像だったのが、突然魔獣に変身した。
リィン「くそっ!!簡単に行かせてくれないみたいだな。」
タカミチ「ああ、そのようだな。」
全員で攻撃を仕掛ける。すると、俺達の体になにかが纏わりついていた。
マキアス「これは!?」
エリオット「力がみなぎってくる。」
ユーシス「ほう・・・」
リィン「ハァッ!!今だタカミチ!!ラウラ!!」
タカミチ「おう!!」
ラウラ「任されよ!!」
ラウラと二人がかりで、なんとか魔獣を撃破した。ま、俺だけだったら負けないけど、皆に合わせておかないとな。すると、階段の上から拍手が聞こえてきた。
サラ「いや〜♪やっぱり最後は友情とチームワークの勝利よね。うんうん、色々あったけど、お姉さん感動しちゃった。」
あらわれたのは、教官のサラ・バレスタインだ。
サラ「さて、これでオリエンテーリングは修了したけど、君達はこのままZ組の生徒になる?今ならまだ入学したばかりだし、各自に配属になる予定だったクラスにも普通に溶け込めるはずよ?」
一同「・・・」
全員考える。このままこのクラスでやっていくかどうか。すると、一番最初に名乗り出たのは・・・
リィン「リィン・シュバルツァー。Z組にお世話になります。」
リィンだった。皆は驚いていたが、リィンを筆頭に次々と名乗り出ていた。そして、残ったのは俺だけだ。
サラ「タカミチ君はどうするの?出来れば、あたし的にはクラスにいてくれた方が嬉しいかな?」
タカミチ「ま、別に構いませんよ。このクラスの方が、他より楽しめそうだだし。」
サラ「決まりね♪それでは改めて、ようこそZ組特別クラスへ。」
こうして俺達の騒がしい入学式は幕を下ろしたのであった。これからどうなることやら。
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