真恋姫†無双 Another Story‘闇’の御遣い?聖なる力と復讐の魔人 |
恋も時間を稼ぎ頑張ったが、『極死の閃光』を喰らってしまった為、私が強制的に戦闘不能にさせた
次の挑戦に名乗りを上げた人物は
思いもよらない人物だった…………
三節 ?影は消える?
??「私がいく………」
私が振り向いた先には
春蘭「なっ!?」
星「白蓮殿!!?」
左腕を失った白蓮が立っていた
華琳「白蓮…………貴方、何を言っているのか分かっているの?
これは一刀の………いえ、外史の全てが掛かっているのよ?
私達に今できる事は、一刀の傷を完治させる為の時間稼ぎ………
失敗すれば私達に未来はないわ……」
白蓮「あぁ、十分分かっているさ」
華琳「いいえ、分かっていないわ!
ハッキリ言わせてもらうけど貴方の武力じゃとても無理
更に言えば貴方…………左腕を後にのよ………
ただでさえ人並みの武力の貴方が左腕を失った時点で、そこらのゴロツキと対して変わらないのよ……」
白蓮「…………華琳」
華琳「何かしら?」
白蓮「そんな事、十分自分が分かっているさ!!」
華琳「っ!!」
白蓮は私に向かって叫んだ
白蓮「確かに私は強いか弱いかで言ったら弱い方だ………
知力も……治める者としても………全部並大抵の水準さ………
けど………一つだけ胸を張って言えることがある!」
華琳「………………」
白蓮「北郷を助けたいと思う気持ちは人一倍あると自負している!」
華琳「っ!!……白蓮…………」
白蓮「普通と言われても構わない………
影が薄いと言われても関係ない……
この気持ちは本物だ!!」
白蓮は私に向かって己の心の叫びを訴えた
白蓮「この位しか強く言えないのが悲しいけど………それでも………」
白蓮「こんな私でも北郷の傷を少しでも回復させられるだろう………」
白蓮はゆっくりと響窃の元まで歩いて行った
星「っ!!白蓮殿、お止まりください!!」
星は白蓮に呼びかけたが、白蓮は止まる素振りを見せず歩みを止めなかった
星「白蓮殿!!」
華琳「止まりなさい!星!!」
星「っ!!華琳殿、正気でございますか!?
これ以上白蓮殿を戦場に向かわせれば………死んでしまいますよ!!!」
華琳「……星……………」
星「??………何ですか?」
華琳「武人は覚悟を決め、誇りを持って戦場に赴いたら…………止める意味などなくなってしまうわ」
星「っ!!」
星は驚きを隠せていなかった
華琳「やらせてあげましょう……自分が望んだ戦いを………」
星「………………御意……」
……………白蓮の覚悟を決めた時のあの目……………
乱世の頃の私…………覇道を目指していた覇王・曹操の目だったわ………
……………ここから白蓮視点……………
白蓮「待たせたな………響窃……」
響窃「関羽……呂布と来て三人目が公孫賛………?
気分が下がるな………」
白蓮「お前の気分なんか知るか!」
響窃「心の蔵が60回脈をうつ前に息の根を止めてやろう…………」
左慈「(ようは1分以内に殺す………って事か…………
気をつけろよ……白蓮………)」
さっき迄震えが止まらなかったのに……今となっては平常を保っていられているな………不思議なものだ…………
響窃「はあっ!!」
シュンッ!!
フォン!!
白蓮「うわっと!!」
ガキンッ!!
焔耶「おぉ!受け止めた!」
詠「いや、受け止めるでしょ!」
星「しかし、やはり片腕だけでは………」
星の言う事は最もだ
片腕だけでは荷が重すぎる………
一太刀を受け止めるだけで腕の力を根こそぎ持っていかれる………
響窃「よく受け止めたな………敵ながら天晴だ……
しかし、だからといって容赦はせぬぞ………」
白蓮「情け無用の方が有難いね!」
フォン!!
響窃「ふん…………」
ガキンッ!!
いとも簡単に私の斬撃を受け止めてしまう
響窃「躱す必要がないからな………」
白蓮「言ってくれるな!」
シュンッ!!
私は『空走』をして距離をおいた
響窃「もう終わりか?」
白蓮「まさか、そんな訳ないだろ?
(これで終わったんじゃあ、時間稼ぎの『じ』の字にもならないよ
漢字変換もできない……)」
響窃「そうか…………呂布達迄とは言わぬが、楽しませてくれよ………」
全くって言っていい程、期待してないな………
そりゃあなぁ………愛紗や恋みたいな強さがあればどれだけ北郷を回復させられるか…………
白蓮「お前を楽しませる為に戦うつもりはない!」
ギュォォ!
響窃「気を溜め始めたか………ならば、貴様のトラウマを蘇らせてやろう……」
ギュルギュルギュルッ!!
白蓮「っ!!?」
あっ…………あれは………………っ!!
華琳「白蓮!」
秋蘭「あれは『極死の鎌鼬』………」
紫苑「っ!!白蓮ちゃんの身体が!?」
ガクガクガク…………
白蓮「うっ…………」
ふ、震えが…………と、止まらない…………
卑弥呼「まずいぞ………
心や身体に『極死の鎌鼬』の恐怖が刻み込まれてしまっている……」
白蓮「くっ……はっ………はぁ……」
響窃「今度は右腕を切断してやる………喰らえ!」
ビュンッ!!
ビュンッ!!
翠「っ!!来たぞ!!」
白蓮「わわわっ!!?」
震える足をどうにか動かし、『極死の鎌鼬』を躱すことが出来たが
響窃「もう一発いくか………」
ギュルギュルギュルッ!!
白蓮「く、くそ!」
このまま躱していくと確実に右腕を失って、最後には命も…………
白蓮「っ!!」
どうする………どうやってこの状況を打破する…………!?
っ!!そうだ!!
白蓮「はあぁぁっ!!」
ギュォォ!
詠「??何をするつもりなの?アイツ」
秋蘭「分からん………」
響窃「何をしたいかは知らんが、これで終わりだ!」
ビュンッ!!
ビュンッ!!
霞「もう一発きたで!!」
貂蝉「白蓮ちゃん!何をする気なのん!?」
白蓮「こうするのさ!!いくぞ!!」
私は得物を構え、
白蓮「『蛇狼返し(じゃろうがえし)』!!」
ゆっくりと得物を横に振った
桃香「……………え〜と………白蓮ちゃん?」
春蘭「真面目にやらんか!!!」
白蓮「大真面目だ!!ほら、見てみろ!」
左慈「ん!?」
ガキンッ!!
ガキンッ!!
『極死の鎌鼬』は縦に真っ二つに割れ、更には
ザシュ!!
響窃「ぐうっ!!?」
響窃の身体を一文字に切り裂いていた
秋蘭「なっ…………なんと……」
流琉「凄いです!白蓮さん!!」
白蓮「『蛇狼返し』は攻撃速度こそ遅いが、障害物を無視して斬撃できるんだ
私は響窃に向かって斬ったんだけど、その軌道に『極死の鎌鼬』がはいってたんだ」
華琳「やるわね………白蓮」
白蓮「まぁな…………だけど……」
あの響窃を相手にしてるんだ
この程度の攻撃で終わる訳ない
響窃「くっ………公孫賛、油断しておったわ………」
白蓮「そりゃあ、残念だな………っ!」
蓮華「っ!!白蓮の左腕から血が!」
左慈「傷が開いちまったんだ!やべぇぞ!!」
響窃「ふっ………どうやらここまでのようだな………」
白蓮「くっ……………」
足元がふらついて………
響窃「死ね!!」
響窃が突っ込んでくるのが分かるけど………足が…………動かない
星「白蓮殿、お逃げ下さい!!」
響窃「遅いわ!!」
フォン!!
??「死んだら元も子もないでしょう………白蓮殿」
ガキンッ!!
響窃「むっ!?貴様は…………」
私の肩を支えていてくれたのは
白蓮「……………思春?」
呉の隠密、思春だった
思春「離れろ、響窃」
ドカッ!!
響窃「ぐっ!!」
『極死の剣』を受け止めていた思春は鳩尾に蹴りをいれた
思春「『空走』」
シュンッ!!
思春は『空走』をして私を星のところへ運んでくれた
星「白蓮殿!!」
私の意識はここで途絶えた…………
……………ここから思春視点……………
白蓮殿は気を失ったようだな………
思春「次は私が参りましょう」
蓮華「思春!?」
思春「蓮華様、ご理解お願いいたします
于吉、まだか?」
于吉「もう少しです、白蓮さんのお陰で回復がかなり進みましたよ」
思春「わかった
…………響窃、次の相手は私だ
輪廻の鈴の音を聞き、地獄へ送ってやろう………」
響窃「恐ろしい奴が来たな………中々面白そうだ
だが、地獄へ行くのは貴様だけだ…………甘寧」
思春「『隠密』の力………思い知れ!!」
……終……
説明 | ||
響窃に挑む三人目は何と左腕を失った白蓮だった! だが華琳は頑なに白蓮を戦わせることを拒否する そんな華琳に白蓮は 自分の『覚悟』を叫んだ!! |
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コメント | ||
白蓮頑張りすぎだろう!?w片腕ないとゴロツキとかわらないとかいいすぎだろwナイスアシスト思春!(nao) | ||
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