魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第六十八話
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A.s 2nd編 第六十八話 「開くのは傷を負って固くなったこの手の平」

 

 

 

 

 

 

零人side

 

その時。俺は一つの事を思い出していた。

それは俺が以前見た夢の事だ。それを見た俺は最初は何のことだかと思うものだった。

だが。今ならハッキリとわかる。

このことだったんだ。

ここで・・・・俺は・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死ぬ運命だったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グチュッ・・・

 

 

 

 

 

 

 

零人「・・・・・・・えっ・・・・・・・」

 

 

 

ソルナ『う・・・・・そ・・・・・・・』

 

 

 

俺はニューにディストーションドライブを叩き込もうと突撃を掛けた。だが。

攻撃が当たったと同時に、ニューが長髪の先にある剣で自分もろ共貫いたのだ。

結果。俺はニューと串刺しとなったのだ。そして・・・俺は心臓を貫かれたのだった。

 

 

 

零人「ごばっ!!」

 

イクス『マスター!!!!』

 

ニュー「ウフフ・・・やっと一つになれたね。レイトォ・・・・!」

 

 

零人「が・・・・・ああ・・・・・・・・・」

 

俺は何も喋れずに口からは大量の血を吐き出していたのだった。そして、心臓には冷たい鉛の感触と温度が伝わり、身体はみるみる青ざめていったのだ。

 

ニュー「大丈夫。レイトは死なないよ。だって今はニューと一緒になっているから命を共有できるようにしているの。つまりはニューが死なない限りレイトは死なないし、レイトが死なない限りニューは死なないの。」

 

零人「がっ・・・・・ごほっ・・・・」

 

びちゃっびちゃ

 

ニュー「ああ・・・レイトの鮮血だぁ・・・・とーっても暖かくてとーってもドロドロしているよぉ・・・・・」

 

ニューは俺が吐いた血を顔から浴びて、少しを舐め取った。正直、俺の今の体は心でも可笑しくはない。だが、今はニューによって無理矢理生きさせられている。これほど自分が「死にたい」と思ったのは初めてだ。

 

零人「あ・・・・ああ・・・・」

 

ソルナ『零人ちゃん!しっかりして、零人ちゃん!!!』

 

イクス『ユニゾン解除不可・・・心拍低下・・・・このままではマスターが・・・!!』

 

ニュー「ンフフ・・・それじゃあ・・行こっか。」

 

ソルナ『行くって・・・・・真逆!!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

ズズズ・・・ズズズズズズズズ・・・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

 

 

 

すると、窯の下に突如次元の穴が開き。其処にはイカルガの窯があったのだ。

どうやらここで精錬するのではなくあちらで精錬するつもりなのだろう。

だが、そんな事はどうでもいい。俺は・・・せめてアイツ等に別れを言いたかった。

もう・・・諦めきっていたからだ。

 

 

零人(ラン・・・・クリス・・・・ごめんな・・・・ずっと・・・一緒に居てやれなくて・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人称side

 

クリス「っ・・・・・・・」

 

ラン「・・・クリスちゃん?」

 

その頃。クリスとランは八神家に非難しており、其処から宇宙を見上げていたが、クリスが何かを感じ、宇宙を見ていたのだった。すると・・・

 

クリス「・・・・零人が・・・・呼んでる・・・・・」

 

ラン「え?」

 

クリス「・・・・行かなくちゃ・・・・!」

 

突如クリスは魔法陣を展開して、転移しようとしていたのだった。それを見たランはクリスに対し止めに入ったのだが、クリスは聞く耳も持たなかったのだった。

 

ラン「ちょっ・・・・クリスちゃん!?」

 

 

 

 

 

 

クリス「・・・・・・・〜♪」

 

ラン「っ・・・・・・・!」

 

すると、クリスはほぼ転移されると同時に何かを歌っていた。それを見たランは何があったかと驚いていたか、やがてクリスは転移されていったのだった。

 

ラン「・・・・クリスちゃん・・・・どうして・・・・・」

 

残されたランは唯一人。その場で呟いていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、なのはとラウの戦闘では意外な状態になっていたのだった。

 

 

 

 

 

ラウ「・・・・・・・・。」

 

 

なのは「・・・・・・・・・・」

 

 

ラウ「・・・・・・フッ・・・・・」

 

 

其処には、倒れたなのはと無傷のラウがいたのだ。ラウのビットはすべて無傷で戻り、対してなのはのファンネルはダメージこそ少ないものの、そこら中に飛び散っていたのだった。

 

レイジング『マスター・・・・!』

 

ラウ「・・・所詮は子供・・・・感情の起伏が激しいのが敗因だよ。」

 

ラウはそう言い、なのはを狙いライフルを構えた。当然、トドメを刺すつもりだったのだ。

対し、なのはは動かなかった。死んだのかとラウは思うほどだったが生体反応があったので気を失っているだけだったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはside

 

私は、気を失っていたのですがその間に頭の中には何かのビジョンが見えました。

それは・・・ここと同じ場所で同じような状態で私とクルーゼは戦っていました。

でも、そのビジョンの私は今以上に怒りと憎しみで戦っていました。それを見ていた私はとてもじゃないけど悲しい気持ちでした。

 

なのは(どうして・・・・私はあんなに怒っているの?)

 

星奈(・・・それは貴方の大切な仲間が・・・・・奴等に殺されたからよ。)

 

すると、私の隣には死んだはずの星奈ちゃんが立っていました。そして、何故あそこの私が怒っているかを説明してくれました。でも、皆は今は生きている。その疑問を持ち、星奈ちゃんに話しました。

 

なのは(えっ・・・・・・でも・・・皆は今・・・・)

 

星奈(ええ。今、貴方の所では生きているわ。でもこれはその前の話。前の事象。)

 

なのは(事象・・・・・?)

 

星奈(そう。すべてはループだったの。この戦いも結末も。みんなが死に。なのはが怒り。零人が悲しみ。そして二人は散っていった。これが今までの事象。悲しみのループ)

 

なのは(・・・星奈ちゃん・・・貴方は一体・・・・・)

 

星奈(・・・・私は・・・・観測者。不完全の・・・・ね。)

 

なのは(観測者?)

 

星奈(そう。あらゆる事象を見て、管理し見守る者達。それが観測者。でも・・・私は不完全の観測者なの。)

 

なのは(・・・どういうこと?)

 

星奈(言ったよね。みんなが死んで、なのはが怒り、零人が悲しむ。つまり・・・私もフェイト達同様。先に死ぬことになっていたの。)

 

なのは(えっ・・・・・・)

 

星奈(すべては変えられない運命だった。もしかしたら、この先もずっと・・・・・・・でも・・・・・何度も何度もしている内に、綻びが生まれた。)

 

なのは(綻び?)

 

星奈(二人の女の子。一人は歌い。一人は継承する。それは今まで居なかった子。貴方達の身近にいる・・・・二人の小さな女の子。)

 

なのは(・・・ランとクリス・・・・・)

 

星奈(あの二人が物語りに入り、そして二人の新たな転生者も物語りに入った。もう・・・恐らくループの輪は崩壊し始めていたのね。)

 

なのは(じゃあ・・・・・!)

 

星奈(すべてはなのは。貴方と・・・・零人。二人に掛かっているわ。だから・・・・・)

 

なのは(っ・・・・・!!!)

 

気付くと、私達の後ろには一つの映像が流れていました。それは、零人君が刺され、血を吐き、誰かと一緒に串刺しにされていたのです。

 

なのは(うそ・・・・零人・・・・!!)

 

星奈(ν-13。ただ一途な思いが破壊と殺戮に変貌した・・・ヒトのカタチをした剣。)

 

なのは(・・・・・・・。)

 

星奈(だからと言って彼を助けに行っちゃ駄目。それでは貴方も運命を共にしてしまう。だから・・・乗り越えて。彼とともに。)

 

なのは(えっ・・・・・・)

 

そして、星奈ちゃんが少し退くと。そこには倒れた零人君が居ました。

 

なのは(零人君!!)

 

零人(っ・・・・・・・・・ここは・・・・何処だ?)

 

私は一心に零人君を抱き。零人君は突然の出来事に驚いていました。

 

零人(なの・・は・・・・・・いや・・だが俺は今・・・・)

 

星奈(ええ・・・・貴方は今はν-13に拘束されている。でも・・・どうにか意志の欠片だけは持って来られたわ。)

 

零人(・・・・そっか・・・・ありがとうな。星奈・・・。)

 

星奈(うんうん・・・コレが・・・私にとって出来ることの最後の事だから・・・そして・・・・・信じているから。二人を。)

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは(・・・・零人君・・・・。)

 

零人(・・・何だ。)

 

なのは(・・・・私のこと・・・好き?)

 

零人(・・・・ああ。)

 

なのは(・・・・そっか。)

 

零人(以外に素っ気無いな。)

 

なのは(うん。でもね・・・・・私、とっても嬉しいよ。今、とっても。さっきまで・・・ずっと・・怒って・・・怨んで・・・憎んで・・・・そういった感情を押し殺して・・・・)

 

零人(・・・確かにそうするのは簡単だ。けど。んな事したら最悪、お前は壊れてしまう。)

 

なのは(・・・そうだね・・・だから・・・・私は受け入れる。そして・・・・それを胸に刻んで・・・・進むよ。)

 

零人(・・・・ああ。)

 

すると、私の手には何時しか蒼い小さな欠片がもたれていました。それは、何処か悲しく。

恐ろしいもの。でも・・・同時に暖かく、強い光だった。

 

 

星奈(・・・状況は最悪よ。そして・・・多分、零人はこのことを思い出すのはその魔道書を起動した時。つまりは・・・・・)

 

零人(俺は最悪このことを思い出せずに死ぬか・・・・はたまた・・・・)

 

なのは(・・・・でも・・・大丈夫。)

 

零人(・・・・・・おう。俺を誰だと思っている・・ってな。)

 

星奈(・・フフフ・・・・)

 

なのは(困っているヒトはほっとけない零人・・・・だよね。)

 

零人(・・・・おう。だから・・・・・)

 

なのは(うん・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。その場は突如として光輝き、私達は意識を失ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人称side

 

ニューVS零人・・・

 

 

零人「ぐっ・・・・・ニュー・・・・テメェ・・・・・・」

 

ニュー「ンフッ・・・・・やっと喋れるようになったね、レイト。それじゃあ行こっか。」

 

零人「ぐあっ・・・・・・・」

 

零人は少し話せるようになるとニューはそれに喜び、窯へと動き始めたのだった。

だが、突如上から何かが発射され、地面に刺さると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイチェル「バーテンバーテン・リリー!!」

 

レイチェルはニューに向かい、雷の一撃を放つが。ニューはそれに対して八本の剣を起動させ。自分と零人をガードさせたのだった。

 

レイチェル「っ・・・・・!」

 

ソルナ『レイチェルさん!!』

 

レイチェル「全く・・・貴方達と言うのは・・・何処まで私の手を煩わせる気!」

 

 

 

ニュー「・・対象を観測者と認識。・・・・・・対策考案・・・・・・・可決。」

 

 

 

 

ドドドドドドドド!!

 

 

 

 

零人「ぐぼっ!?」

 

レイチェル「っ!?」

 

 

すると、ニューは突如、八本の剣を零人と自分が刺さるように突き刺したのだった。それを見たレイチェルは驚き、無理矢理零人からはがそうとするが・・・

 

レイチェル「意地でも離さないというわけね。いいわ・・・なら・・・・・っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

刹那。ニューと零人に突き刺さっていた剣は何かよって斬られ。零人はニューから離れて落ちて行ったが、ギリギリのタイミングでレイチェルがナゴを使ってキャッチするのだった。

 

 

 

レイチェル「っ・・・・・この感じ・・・・真逆・・・・・」

 

 

 

 

 

そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュー「索敵範囲内に新たな反応を感知。識別完了。魔導師と断定。」

 

其処には、黒いデバイス・バルディッシュを持ったフェイトが立っていたのだった。

 

 

 

レイチェル「彼女・・・・・・・」

 

零人「ぐっ・・・・・ごほっごほっ・・・・・」

 

レイチェル「ッ・・・零人。しっかりなさい。でないと・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「・・・・・お前が・・・・・・やったのか?」

 

ニュー「・・・・・・・・。」

 

フェイトはニューと対峙すると顔を合わせずにニューに質問をした。だが、ニューは無言で何も答えなかったのだった。

 

フェイト「お前がやったのかって聞いてるの。」

 

ニュー「・・・・質問の内容が不明です。対象の排除を検討。」

 

フェイト「・・・・・そう・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バチッ・・・バチバチッ・・・・

 

 

 

 

 

 

レイチェル「っ・・・・・・これは・・・・古龍の雷・・・・・」

 

ギィ「ヒッ・・・ヒイイイイ・・・・・・」

 

ナゴ「姫様・・・・・」

 

レイチェル「二人共。今から喋らないほうがいいわ。でないと・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺されるわよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バチバチバチィッ!!!

 

 

 

 

雷が激しくなると、その雷はフェイトを覆っていった。そして、覆っていた雷が再びフェイトの周りにへと離れると、フェイトのBJのデザインは変わっていたのだった。

 

その姿はジャスティスであり、ライとユニゾンした姿でもある。まさに、なのはやヴィータと同じような姿となっていたのだった。

 

フェイト「なら・・・・・・もう言葉は不要ね。」

 

ニュー「対象の排除を開始。」

 

刹那。ニューは術式の陣から剣の攻撃を発射するがそれはフェイトの目前ですべて消えうせたのだった。そして、フェイトはいつの間にかニューの前に居ており、バルディッシュで殴りかかったのだった。

 

 

 

ドゴッ!!!

 

 

 

ニューはとっさの出来事に反応が遅れ、窯の内側にある足場まで吹き飛ばされたのだった。

その圧倒的な力を見ていたレイチェルはフェイトの中に渦巻いている感情に気がつくのだった。

 

レイチェル「憎しみと怒り・・・・・そして・・・・殺意。」

 

 

 

 

フェイト「私は・・・・・・・お前を殺す・・・・・!!」

 

そう言い目を見開いたフェイトの目は血のように紅く、禍々しい色をしていたのだった。

そして、バルディッシュを振るい、ニューに突撃をかけた。対してニューはそれに応戦し八本の剣でフェイトのバルディッシュをガードしていたのだった。

 

 

 

ガガガガガガ!!

 

ガキッ!

 

ザンッ!

 

ボボボボボ!!

 

 

スフィアを撃ち、剣を発射し、剣と槍を交わらせる。フェイトもニューも頬や腕などに僅かに攻撃が掠るが、二人共気にせず、一度距離を取ったのだった。

 

フェイト「・・・・・・。」

 

ニュー「ユニット再接続。リペアを確認。」

 

フェイト「・・・なるほど・・・つまりはほとんど死なないということね。なら・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺さない程度に殺してあげる。」

 

 

フェイトは再び殺気を放つとニューに向かい突撃した。そして、剣とバルディッシュを交えたが突如、ニューの腹に斬撃が与えられ、フェイトはニューを蹴り飛ばしたのだった。

 

ニュー「・・・・・。」

 

ニューは体勢を立て直し、フェイトの方を見るとフェイトの手にはバルディッシュと反対の手には一本の刀が持たれていたのだった。

 

その刀はバルディッシュから取り出した武器で、持ち手の所を取り外して刀身を魔力で形成したと言うものだった。ちなみにバルディッシュの本体は銃の様な持ち方で持たれており、別の銃のような持ち手があったのだった。

 

 

ニュー「レガシーエッジ。」

 

フェイト「ライトニングファルコ。」

 

刹那。ニューは術式から剣を発射し、対してフェイトは十個ほどのスフィアを展開して放った。当然数からしてニューが勝っていた筈だが、フェイトのスフィアは一瞬にしてニューの剣を破壊していき、ニューに直撃させたのだった。

 

ニュー「被害甚大。」

 

フェイト「まだだ。」

 

さらに、フェイトはバルディッシュをニューに突き刺し、ライフルの銃口から攻撃を連射させた。ゼロ距離からの射撃なので威力も馬鹿ならなく、ニューの腹部はみるみる穴が開き、血が吹き出るのだった。

 

ニュー「そんが・・・い・・・・」

 

フェイト「・・・・・・」

 

そして、刀を振るい、トドメをさそうとフェイトは切りかかった。だが。

 

 

 

ニュー「っ・・・・・・」

 

フェイト「っ・・・・・・・・・」

 

フェイトはギリギリのところで刀を止めてしまった。

其処にはバイザーが破壊され。ニューの素顔が見えていたのだ。ニューの目は幼く、子供の様な目でフェイトを見ていたのだった。そして、フェイトはそれを何故かランと重ね合わせ、咄嗟に攻撃を止めてしまったのだ。

 

フェイト「・・・・どうして・・・・・どうして・・・お前なんかが・・・・・!!」

 

すると、トドメを逃したせいでニューは其処から離れ、ユニットを再接続させて自身の身体を回復させたのだった。対し逃したフェイトは顔を下げて何とも言えない声を上げていたのだった。

 

フェイト「・・・・・・・うっああああ・・・・・・」

 

 

ニュー「・・・・・・・・・・・・・」

 

 

フェイト「あああああ・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュー「ごめんなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「ああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

 

刹那。フェイトはバルディッシュと刀を振るい、ニューに向かい真正面から突撃したのだった。

 

 

 

 

 

だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュー「滅べ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドズッ

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「・・・・・・・えっ・・・・・・?」

 

 

 

 

 

気がつけば。フェイトの腹の辺りには一本の剣が刺さっていたのだった。

そして。

 

 

 

 

 

 

ドスドスドスドスドス・・・!!!

 

 

残る七本の剣もフェイトの腕や足。そして肩を貫いた。

 

 

 

 

 

 

ライ『フェイトッ!!!』

 

 

 

フェイト「ごぼっ!!」

 

 

突然の事にフェイトは驚き。それと同時に刺された場所ゆ口から大量の血を吐き出したのだった。そして、フェイトは刺されたまま地面に倒れ、バルディッシュを離した。

 

 

 

レイチェル「やはり・・・彼女でも・・・・・」

 

零人「うっ・・・・・・ウサ・・・・・ギ・・・・・」

 

レイチェル「っ!零人。しっかりなさい。でないと貴方がココで死んだら何もかも無駄よ。」

 

零人「どう・・い・・・・・・う・・・・・・・!!!」

 

零人は身体を起こすと正面には剣が刺されたフェイトとそのフェイトに近づいているニューが居たのだった。そしてニューはフェイトに刺さっていた剣を抜き、再び自分の周りに集合させたのだった。

 

フェイト「・・・・・・・・・・・」

 

フェイトはそんなニューを見て小声で何かを言っていたが零人達からの距離では何を言ってるのか全く解らなかったのだった。ニューはその間にフェイトの前に立ち止まり、フェイトを上から見下すように見ていたのだ。そして。

 

ニュー「対象の排除を検討・・・・・可決。これより対象を”完全排除”する。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェネシス外部・・・

 

ジェネシスの外部ではヴィータがデュナメスと合流しアルケーと戦闘を繰り広げていた。

 

サーシェス「行けよファング!!」

 

ライル「来るぜ!!」

 

ヴィータ「わってる!!」

 

アルケーはファングを射出するとそれに合わせて一人と一機に突撃をかけた。デュナメスはふくらはぎ部からGNビームピストル(本来は未装備)を持ち、ファングを破壊していった。

その隙にヴィータはアルケーと剣を交え、鍔迫り合いをするのだったがアルケーが脚部のビームサーベルを使い斬りかかり、ヴィータのアルトの装甲に傷がつくのだった。

 

ヴィータ「ぐっ・・・・まだだぜ!!」

 

だが、それでもヴィータの突撃は止まらず、至近距離でクレイモアを発射し少なからずアルケーにはダメージを与えたのだった。

 

サーシェス「ちっ・・・ガキンチョのくせにいい武装持ってんじゃねぇか・・・!」

 

ヴィータ「テメェに言われても嬉かねぇよ!!」

 

再び鍔迫り合いをしたヴィータは再びクレイモアを至近距離で発射しようとするがアルケーは咄嗟にヴィータらケリを行い、距離を取ったのだった。だがその隙を突き、デュナメスがアルケーを狙撃。左足に直撃しアルケーは左足を無くすのだった。

 

サーシェス「ちっ・・・・・・!」

 

ライル「俺の居ること忘れんなよ。」

 

サーシェス「・・・・・へっ・・・へへへへへ・・・・・」

 

すると。アルケーは突然笑い始めヴィータは気が狂ったかと言ったのだがアルケーはそれを否定したのだった。

 

ヴィータ「テメェ・・頭のねじでも吹っ飛んだか?」

 

サーシェス「・・・いいや・・・ちげぇよ・・・・こんなにオモシれぇ戦いは久々だからよぉ・・・・そろそろ本気で行かせて貰うぜ・・・・・!!」

 

ライル「なっ!?」

 

突如アルケーの身体は光り始め僅かながら姿を変えた。そして、光が消えると其処には・・・

 

ヴィータ「・・・・・それが・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GNW-20000/J “ヤークトアルケーガンダム”

 

 

 

アルケーの元になったスローネシリーズのすべての長所を取り入れた機体が其処には立っていたのだった。

 

 

 

ライル「っ・・・・・・・んなデカイ装備してたら機動性は・・・・!」

 

サーシェス「ところがぎっちょん!!」

 

アルケーは腰部のバインダーからファングを射出し更にはGNミサイルをも発射させたのだった。それを見てヴィータたちは驚きつつも回避して行った。

 

ヴィータ「なっ・・・ミサイルまで!?」

 

ライル「ぐっ・・・・・スローネって奴等の全部乗せかよ!!」

 

サーシェス「まぁな。つまりだ。」

 

 

そして、アルケーはスローネドライの装備であるGNステルスフィールドを展開し周りとの通信を遮断した。

 

 

サーシェス「これでお前らは孤立無援って理由だ。」

 

ライル「テメェ・・・・・!!」

 

サーシェス「キレても無駄なんだよ、ファング!!」

 

再びファングとミサイルを発射したアルケーはヴィータたちにへと向かって行った。

ヴィータたちはアルケーと戦闘態勢に入るがミサイルが分裂し細かくなってヴィータたちに襲い掛かって行ったのだった。

 

ヴィータ「があっ!?」

 

ライル「ぐわっ!」

 

サーシェス「ハハハハハハ!やっぱ戦争はこうでねぇとなぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深手を負った零人。

 

答えを見つけたなのは。

 

憎しみに包まれたフェイト。

 

激戦のヴィータ。

 

 

 

全てはいよいよ終焉に向かい始めるのだった。

 

 

 

 

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次回予告ッ!!

 

零人「全てはいよいよ終焉に向かう。」

 

なのは「果たして勝つのは私達か。それとも。」

 

ソルナ「次回「無力だと嘆くより微動する明日を見たい」。」

 

 

 

 

 

零人「見せてやるよ・・・これが・・・・俺の蒼の力だ!!」」

 

 

 

説明
イレギュラー"アインスト"の存在を知った零人達。
彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・!
そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。

A,s 2nd編イメージソング

OP2「Realize」機動戦士ガンダムSEED より
ED2「Distance」 機動戦士ガンダムSEED HDリマスター より
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コメント
題材はBLAZBLUEのカラミティトリガーを取ってますので一応主人公はここで死に掛けます。はい。(Blaz)
零人が死にかけるなんて………(ohatiyo)
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