真恋姫†無双 Another Story‘闇’の御遣い?聖なる力と復讐の魔人 |
一刀が完治するまでもう少し……
それまで出来る限り抵抗したいところだけど
あいつが新技を披露するって言ってるから
それまで保つかしら………
七節 ?時は来た?
響窃「曹操…………死の舞を踊れ!!」
ピュン!!
華琳「そんな踊り、結構よ!」
フォン!!
ガキンッ!!
響窃は『極死の魔光』を放ってきた為、私は得物を真横に振り『極死の魔光』の軌道をずらした
響窃「さぁ、新技のご披露だ!」
ゴォンッ!!
華琳「っ!?」
響窃は自分の身体の周りに紫の気の壁を球状に作り出し、自分を囲んだ
秋蘭「何だあれは?」
斗詩「分かりません…………けど」
猪々子「何かヤバそうだな……」
華琳「響窃、それは何かしら?」
響窃「分かりたいなのら………」
響窃は体制を整え
響窃「動かぬことだ!!」
ゴオッッ!!
華琳「っ!?」
一直線に突っ込んできた!
華琳「危ない!!」
どうにか紙一重のところで躱すことが出来た
焔耶「響窃が地面に突っ込むぞ!」
響窃はそのまま地面に突っ込んでいき
ドカァンッ!!
地面に激しく衝突した
だが…………
響窃「ふむ………やはり扱いが難しいな…」
響窃は全くの無傷だった………
焔耶「ば、馬鹿な!あれだけ激しく衝突したのに、無傷だと!?」
桔梗「……………むっ?響窃の周りが球状に凹んでおらぬか?」
よく見ると響窃の周りは綺麗な円を描き、穴が出来ていた
風「どうやら響窃の周りにあった紫の気が関係しているっぽいですね?」
響窃「その通りだ……程cよ……」
響窃が私達の方に振り向き
響窃「今の技は『死の突撃(しのとつげき)』という……
今なら『極死の突撃(きょくしのとつげき)』だな……………
名前こそ単純だが、一撃でも掠れば致命的な威力となる
紫の気の正体は薄い『極死の閃光』なのだ」
と言った
稟「なる程………だから地面に突っ込んでも無傷だったのですね………」
響窃「そうだ………だがまだ序の口だぞ?」
華琳「くっ!!」
まずいわ……このままだと…………
響窃「これを躱せ切れるのかな………?
いくぞ!そらそらそらそら!!」
フォン!!
フォン!!
フォン!!
フォン!!
響窃が二つの『極死の剣』を振り回すと
ビュンッ!!
ビュンッ!!
ビュンッ!!
ビュンッ!!
華琳「っ!!『極死の鎌鼬』!?」
合計8つの『極死の鎌鼬』を放ってきた
響窃「一撃でも当たればお陀仏だぞ!!」
華琳「なら………当たらなければ良いのよ!!」
ゴオッッ!!
直ぐさま私は『龍走』を行い真横に全力で移動した
響窃「やはり……直接首を落とした方が早いな!」
シュンッ!!
華琳「っ!!響窃!」
響窃は『空走』をして回り込んできた
響窃「くたばれ!曹操!!」
フォン!!
フォン!!
華琳「そうなるのは貴方の方よ!!」
フォン!!
ガキンッ!!
両側から来る『極死の剣』の斬撃をどうにか受け止めることができた
響窃「よく受けとめた、っと言いたいが………まだまだいくぞ!!」
華琳「そんな事分かっているに決まっているでしょう!!」
フォン!!
フォン!!
ガキンッ!!
フォン!!
ガキンッ!!
響窃と私の一進一退の撃ち合いが続いていく
響窃「そらっ!!」
華琳「はあっ!!」
ガキンッ!!
秋蘭「華琳様…………」
焔耶「左慈!于吉!お館はまだか!?」
左慈「于吉!まだか!!?」
于吉「後もう少しです!!」
左慈「くそ!(おい、華琳!!もう少しだけ耐えてくれ!!)」
ガキンッ!!
フォン!!
華琳「くっ!!はあっ!!(中々厳しい注文ねっ!!)」
響窃「そらっ!!死ね!!」
フォン!!
フォン!!
華琳「死ぬ訳にはいかないって」
私は体制を整え
華琳「何度も言ってるでしょ!!」
フォン!!
ザシュ!!
響窃「ぐっ!!?」
祭「一撃はいったぞ!」
霞「だけどまだや!!」
華琳「くっ………」
響窃「おのれ…………はあっ!!」
フォン!!
華琳「っ!!はあっ!!」
フォン!!
ガキンッ!!
響窃の斬撃を受け止めたけど、情けない話、体力的には限界寸前だわ………
奴の攻撃は体力の消耗が激しすぎる
生身の人間にはかなり酷だわ
だけど相手は魔人………体力の違いが大き過ぎる!!
響窃「どうした………………?もう燃料切れか……?」
華琳「くっ!!」
季衣「っ!!華琳様が押され始めちゃったよ!!」
流琉「華琳様!!」
華琳「くっ…………!!」
駄目だわ………力が……………
響窃「終わりだ…………曹操!!」
ガキンッ!!
華琳「きゃあっ!?」
響窃は左手の『極死の剣』で私の得物を弾き
響窃「くたばれ!」
フォン!!
ザシュ!!
右手の『極死の剣』で斬りつけられ、秋蘭達の元まで飛ばされてしまった
華琳「ぐっ!!?」
秋蘭「華琳様!!」
私は秋蘭に受け止められた
秋蘭「ご無事ですか!?華琳様!」
華琳「えぇ……大丈夫よ………秋蘭……っ!!」
くっ……結構傷が深かったようね……
秋蘭「華琳様、もうお休み下さい」
華琳「っ!?秋蘭!?」
秋蘭は私を止めにはいった
秋蘭「これ以上戦わせる訳にはいきません
これ以上の死者を出せば一刀が悲しみます」
華琳「っ!!」
悔しかった…………
秋蘭に真実を言われるのが
私が響窃に敵わないことを言われるのがたまらなく悔しかった………
響窃「おや?もう終わりかな?」
上空を見れば響窃が不吉な笑みを浮かべていた
響窃「曹操が最後の要なら終わりか………つまらんな…………
ならばこれで終わりにしてやろう……」
ギュォォ!
響窃は静かに気を溜め始めた
華琳「くっ!!于吉!まだなの!!?」
于吉「もう少し…………!」
響窃「無意味な回復だったな……于吉
安心しろ………全員馬岱や楽進、呀猟と同じ地獄に送ってやる……」
響窃は右手の『極死の剣』をしまい、掌に紫色の気を溜め始めた
卑弥呼「っ!?あれは…………」
貂蝉「50年前の『あの技』じゃないのぉ!?」
っ!!あれが……50年前に放った技………
響窃「この響窃のとっておきの技、『死の砲撃(しのほうげき)』……いや『極死の砲撃(きょくしのほうげき)』を喰らうがいい………」
音々音「『死の砲撃』とは何なのですか!!?」
卑弥呼「『死の砲撃』は『死の閃光』を掌で撃つようなものだ
ようは『死の閃光』の攻撃特化型だ」
貂蝉「あれの軌道をずらす事は出来ないわよん!大き過ぎるわん!!」
華琳「そんな…………」
響窃「さらばだ!喰らえ!『極死の砲撃』!!」
ゴオッッ!!
巨大な『死の閃光』が響窃掌から放たれた……………
??「『不通壁』!!」
ドッッカアァァァァンッ!!!
響窃「むっ!?貴様………」
卑弥呼「左慈!?」
貂蝉「左慈ちゃん!?」
私達の目の前には『不通壁』を作り出した左慈が立っていた
左慈「そう簡単にくたばってたまるか!!」
響窃「ふん………只の意地ではないか………」
左慈「響窃………よーーく耳を傾けて聞け!!
北郷を殺すのはこの俺だ!!!」
響窃「………………」
左慈「お前なんかに殺されてたまるか!!」
響窃「ふっ……………どっちみち皆死ぬ運命なのだ………そんなのどうでいいだろう?」
??「生憎どうでも良くないんだよね……」
全員「「「「っ!!?」」」」
私達は一斉に声のする方に振り向いた………
その声は耳に安らぎをもたらし、心に安心を感じさせたから
この声の持ち主は私達が知っている限り………
いや、この大陸上一人しかいない………
左慈「やっと終わったか………于吉」
于吉「申し訳ありません、遅くなってしまいました」
響窃「…………おとなしくくたばっていればいいものを………………」
一刀「だから…死ぬ訳にはいかないんだよ、響窃……………」
天の御遣い・北郷一刀が復活した瞬間だった…………
……終……
説明 | ||
大陸の最後の要、『覇王』・曹操こと華琳が挑む! 響窃も新たなる技を放ち、抵抗していく だが愛紗達も等々追い詰められてしまう………… しかし、遂に…………!!? |
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かっこよく復活したけど勝算はあるんだろうな?一刀よw(nao) | ||
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