魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第六十九話
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A.s 2nd編 第六十九話 「無力だと嘆くより微動する明日を見たい」

 

 

 

ヴィータ&ライルVSサーシェス・・・

 

GNステルスフィールドの発生により、通信などが出来なくなってしまったヴィータ達。

それをいいことにアルケーは自身の性能をフルに使い、ヴィータ達を圧倒するのだった。

 

サーシェス「ハハハハハ!!オラオラどうしたんだよ!ソレスタルなんたら!!」

 

ライル「ぐっ・・・・!」

 

ヴィータ「舐めんな!!」

 

三連マシンキャノンをヴィータは乱射し、サーシェスの気を自分に向けさせた。そして、その隙にデュナメスが狙撃してダメージを与えるという事にしようとしていたが。それもアルケーには通じず、GNファングでの反撃を喰らうことになってしまったのだった。

 

ライル「くそっ・・・やっぱ狙撃は兄さんが向いてるぜ・・・・!」

 

サーシェス「ハッ。安心しな。テメェも直ぐに兄貴の方に送ってやんよ!!」

 

ライル「ぐっ・・・!!」

 

ヴィータ「無視すんじゃねぇよ!このゲテモノ二号!!」

 

サーシェス「っ!行けよファング!!」

 

そして、アルケーは再びファングを射出しヴィータ達を追い込んでいった。

ヴィータ達はファングに気を取られ、その隙にアルケーがGNハイメガランチャーを準備している事にも気付けずにいたのだった。

 

ヴィータ「ちっ・・・・!!」

 

ライル「しまった!!」

 

サーシェス「もうおせぇんだよ・・・・・!!」

 

 

 

 

刹那。アルケーはヴィータ達に向かいGNハイメガランチャーを発射し。その一閃はヴィータ達にへと向かっていき、爆発したのだった。

 

 

 

サーシェス「ハハハハハ・・・・・面白かったぜ・・・さてと・・・俺はどうすっか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

だか。

 

 

 

 

 

「おっちゃん。何言ってんの?」

 

サーシェス「あ?どういう・・・・・・・っ!?」

 

 

 

 

すると、再びヴィータ達の方に振り返ったアルケーの目に映ったのは・・・

 

 

 

はやて「まだ終わってないで。」

 

 

 

ヴィータ同様。インパルスにアーマの羽衣などが付き、機械であり、生き物でもあるという姿をしたはやてが防御陣を展開して立っていたのだった。

 

 

 

サーシェス「嬢ちゃん・・・・・・ってことは真逆・・・・!」

 

刹那「そうだ。アリー・アル・サーシェス。」

 

そして、その後ろからはセラヴィー、アリオスとそして。

 

 

 

 

GN-0000+GNR-010 “ダブルオーライザー”

 

GN-006GNHW/R “ケルディムガンダム(ヘビーウェポン装備)”

 

 

 

 

 

サーシェス「ば・・・馬鹿な・・・・テメェ等どうやってここまで・・・・・!!」

 

ティエリア「簡単な話だ。お前はGNステルスフィールドを展開して彼女とデュナメスを孤立させた。」

 

アレルヤ「でもそのステルスフィールドの発信源を辿れば、おのずと二人にも会えるし援護もできる。」

 

はやて「つまり。しようがしなかろうが結果的には感づかれてウチ等はここに来てたって訳や。」

 

サーシェス「・・・・・・ハッ・・・・いいぜ・・・・なら・・・徹底的に殺してやんよ!!

行けよファング!!」

 

ライル「ライフルビット!!」

 

アルケーはファングを射出し、対してケルディムもライフルビットを射出した。大半はぶつかり合いで破壊されたが、ヤークトアルケーにはアルケーよりも二基多い12基のファングが搭載されていたのだ。だが。それはアリオスのGNサブマシンガンなどで撃墜されていき、除々に数を減らしていったのだった。

 

アレルヤ「もう電池だなんていわせない!!」

 

サーシェス「一人で言っとけ!!」

 

刹那「アリオスを援護する!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ティエリア「では僕は彼女の前に立って?」

 

はやて「うん。しばらくヴィータも動けんと思うし・・・」

 

ヴィータ「なっ・・・・はやて・・・それは・・・」

 

後方ではセラヴィーがはやてと立ち位置について話ており、セラヴィーはヴィータの前に立って盾兼砲台として参加することになった。だがそれに対してヴィータが反論し、それをセラヴィーが止めたのだった。

 

ティエリア「無理はしないほうがいい。アルケーの擬似GN粒子は僕等のとは違って毒性だ。これ以上無理に動いたら君の体は異常をきたす。」

 

ヴィータ「・・・・・・解った。けどな・・・もしはやてに大怪我させたら・・・・!」

 

ティエリア「問題ない。彼女はココで作戦指揮と砲撃を担当する。」

 

はやて「・・そうや・・・もう・・・一人だけってのはナシや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうやろ。なのはちゃん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウ「・・・・・・・。」

 

一方でラウはその場に立ってジェネシスの発射を待っていたのだった。

そのラウの目の前には気絶しているなのはがいたのだ。

何故、ラウはトドメを刺さないかは解らない。勝利を確信したからか。それとも、再戦をする為に待っているのか。いずれにしても、何故その場に立ち止まっているかは誰にも解らなかったのだった。

 

ラウ「さて・・・・・・そろそろ彼も到着する頃か。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

 

そして、その頃。とある場所では男が一人、各所の戦いを観戦していたのだ。

すると。その場所に誰かが歩いて入ってきたのだった。

 

 

男「・・・そうか。お前がココにたどり着いたか。」

 

 

その人物。それは霊太だったのだ。

 

霊太「まぁな。まさか、カグツチの統制機構支部を模した場所からここや窯に行けるとは・・思ってもいなかったけどな。」

 

男「・・・・どうやって・・ここにたどり着いた?」

 

霊太「・・あんたなら解る筈だろ。なぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レリウス=クローバー。」

 

霊太にそう言われ、今まで傍観していた男。”レリウス=クローバー”は「フッ・・」と軽く笑ったのだった。どうやら彼には既にどうやって霊太が自分の居る場所までたどり着いたか解っていたようだった。

 

レリウス「・・・アークエネミー・・「蛇双・ウロボロス」。本来ならお前は「神輝・ムラクモ」の所に行くはずであった。・・・だがお前はそれとは別の似て非なる反応を選び、ここにやって来た。」

 

霊太「そう。アークエネミーは当然別のアークエネミーに引かれる。だが。俺はそれとは別の反応を見つけ、それを選んだ。理由は簡単だ。「神輝・ムラクモ」のほうには零人が居る。だから俺はその別の方を叩く。そう考えただけだ。」

 

レリウス「・・・フッ・・・・それが「友情」というやつか・・・・」

 

霊太「「腐れ縁」とも言うんだぜ。人形遣い。」

 

レリウス「・・・・・。」

 

刹那。霊太はウロボロスを持ち、臨戦態勢に入った。

そして、そのまま霊太はレリウスに問い詰めたのだった。

 

霊太「さて・・・アンタにはいくつか質問がある。一つ。「神輝・ムラクモ」・・・ニューをココでどうするつもりなのか。二つ。アンタはどうしてパトリック・・・いや、ラウ・ル・クルーゼと手を組んだか。そしてどうしてアンタがココにいるか。」

 

レリウス「・・・・いいだろう。神輝・ムラクモをどうするか。それはアイツのアップデートをする為だ。」

 

霊太「アップデートだと?」

 

レリウス「そう。そして私がアイツ・・・ラウ・ル・クルーゼと手を組んだのは利害が一致したこと。そして・・・神輝・ムラクモを実験する為の場所が欲しかったからだ。」

 

霊太「っ・・・・・・・じゃあ・・・あと二つ・・・・アンタが・・ここで何をしていたのか・・・そして・・・・・・・・・まさかと思うが・・・・・”アイツ”もココに来ているのか。」

 

そして、霊太の次の質問を聞くと、レリウスは軽く笑ったのだった。

 

レリウス「フッ・・・・・コズミック・イラ・・・・あの世界は実に興味深い。遺伝子工学に秀で、それによって「コーディネーター」と言う新たな人種を誕生させたのだ。」

 

霊太「それが・・・・一体どういうことだ。」

 

レリウス「まだ解らんか。この調整層に入っているものが何か・・・」

 

霊太「えっ・・・・・・・・っ!!!」

 

 

刹那。霊太は回りにある調整層を見つめ驚いていた。そして。レリウスの後ろには二体のニューに似た者達が現れたのだ。

 

霊太「アンタ・・・・真逆・・・・!!!」

 

レリウス「しかし・・・・あの世界も良かったがこの世界もそれなりだ。何せテロメアが人間と変わりないものが平然と生きているのだからな。」

 

霊太「・・・。テロメア・・・細胞老化・・・・・そうか・・・フェイト・・・!」

 

テロメアとは人間の細胞の染色体の末端部にある構造で末端部を保護する役割を持っている。これが短いと細胞を保護しきれず、老化が進み、やがては死に到ると言う人間にとっては大切な部分なのである。

つまり、「クローン」として生まれたラウ・ル・クルーゼの身体は幾多もの細胞分裂をしているのでテロメアが短いのである。元々、細胞分裂をした人間(劇中で言うムウ・ラ・フラガの親父さん)から取られていたのでそれが更に細胞分裂しテロメアが短いということだったのだ。

 

そして。この世界でたった一人。そのクローンの人間なのがフェイトだった。だが。彼女は元となったアリシアと同様のスピードで成長し生きている。つまり。母であるプレシアはテロメアの問題を解決していたということだったのだ。(ちなみにアリシアが子供で細胞分裂が進んでいる途中だったと言うのも考えられる・・・ハズ・・・)

 

レリウス「まさかアレがクローン技術を用いて人間を作り出していた・・・やはりアレにはまだまだ利用価値があったという事か・・・。」

 

霊太「・・・何知ったような口でフェイトの母さんの事を言ってんだよ・・・第一。アンタとフェイトの母さんの出身世界も次元も違うだろ。」

 

レリウス「・・・・・ヒトとは。雄と雌が生殖交尾をして始めて子を宿す。そして。その子には親である二人のヒトの遺伝子が入っている。」

 

霊太「それがどうしたって・・・・・」

 

レリウス「では聞こう。フェイト・テスタロッサの髪は何色だ?」

 

霊太「・・・・・・・金色。それが一体・・・」

 

レリウス「では母親は。」

 

霊太「っ・・・・・・・・」

 

ゼクス『・・・確かプレシア・テスタロッサの髪の色は・・・・・黒だったはず・・・』

 

そう。ここで疑問が一つ浮上する。それは髪の色だ。

子であるフェイト(アリシア)の髪は金色。対してその母であるプレシアは黒だったのだ。

そうすると、結果的にはフェイト(アリシア)は髪の色が黒でないと言う結果と矛盾が残るのだ。だが・・・

 

レリウス「そう。だが・・・こう考えられないか。「夫が髪の色が金でその遺伝子を子が受け継いだ。」・・・と。」

 

霊太「えっ・・・・・・・・・真逆・・・・・・・・!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那。

 

 

 

 

 

 

レリウス「イグニス、終わらせる!」

 

レリウスは指を鳴らして人サイズの人形の「イグニス」を召喚し霊太にへと襲い掛からせた。それに少し後で反応した霊太はディストーションドライブで応戦しようとするが・・・

 

霊太「ぐっ!!蛇翼・・・・・」

 

 

 

ガシッ!!

 

 

霊太「がっ・・・・!」

 

レリウス「そして・・・・大変興味深いものだな・・・・「転生者」と言う者は・・・・」

 

霊太「なっ・・・・テメェ・・・どうしてそれを・・・・」

 

気がつけば、周りは何処かの小さな部屋に変わっており、霊太はバリアの様なものの中に入っていた。霊太はそれを破壊しようとするが開けられず、レリウスは対して椅子に座っていたのだった。

 

レリウス「では・・・お前に一つ教えてやろう。この人形についてだ。」

 

レリウスの横にはニューに似た二体の者達がレリウスの後ろに立っていたのだ。

姿はほぼニューと同じで違うとすれば色が黒と黄色をメインとしたカラーになっているぐらいだった。

 

レリウス「こいつらは・・・・・・・・アレ等の技術を元に作り上げた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「量産型次元接触用素体」だ。」

 

霊太『なっ・・・・・!!』

 

レリウス「元々は私の興味の湧く事ではなかったが・・・・いかんせん人手と言うのは必要なのでな。」

 

霊太『アンタ・・・・・やっぱり変態仮面だよ・・・・・!!』

 

レリウス「フッ・・・・では・・・・・楽しませてもらおう・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギイイイイイ・・・・・・・ガゴンッ!!

 

 

霊太「があああああああああああああああああ!!!」

 

 

 

 

ASTRAL FINISH

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ・・・

 

 

アストラルヒートを喰らった霊太は力尽き、その場に倒れた。

すると。その後ろから誰かが転移してきたのだ。

 

 

 

???「おやおや・・・何か一戦あったのですか。」

 

レリウス「・・・・問題ない。今すぐにコイツを処分・・・・っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すずか「神槍「スピア・ザ・グングニル」!!」

 

刹那。突如二人に向かいすずかがスペルカードの一撃を放った。だが、それは二人には易々と回避され。量産型素体が二人の前に立った。

そして霊太の横にすずかとアリサが現れ、アリサは霊太を担いだのだった。

 

すずか「大丈夫、霊太君!?」

 

霊太「っ・・・・つき・・・むら・・・・がっ・・・」

 

アリサ「アンタらしくない・・・しっかりしなさい!!」

 

すずか「・・・・・貴方達は一体・・・・」

 

 

男「おやおや・・・これは失礼。小さなレディ。」

 

すると男が被っていた帽子を取り、頭を下げて挨拶したのだ。

その男の名は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハザマ「私は世界虚空情報統制機構、諜報部所属のハザマと言います。以後お見知りおきを。」

 

 

 

アリサ「ハザマ・・・・・アンタ達二人揃って一体何をする気なの!?」

 

ハザマ「いえ。私達は今回あるお方の後方支援をこのレリウスが任されていたので私はそのお手伝いに・・・」

 

すずか「なら・・・・その子達は・・・・・!」

 

ハザマ「それは機密事項につきお答えできません。ですが・・・しいて言うなら・・・・私達の大切な人手・・・と言ったところでしょう。」

 

すずか「っ・・・・・・・なら・・・その子達共々、貴方達を倒します!!獄符「針の千本の山」!!」

 

刹那。すずかはスペルカードを使用し、弾幕を発生させて二人へと攻撃した。

だが、前に立っていた量産型次元素体たちが攻撃を防ぎ、反撃されるはずだったが次元素体たちも、ましてやレリウスとハザマも反撃してこなかったのだった。

 

レリウス「・・・・どうした。ハザマ、何故反撃をしない?」

 

ハザマ「その事なんですが・・・・・レリウス大佐・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この体、直してくれません?」

 

するとよく見ればハザマの右腕は肩から下がなくなっており、それを見てレリウスも内心驚いていたのだった。

 

レリウス「・・・・・どうした。そのザマは。」

 

ハザマ「・・・・あのスキマババアのせいですよ・・・・あのババア・・・くたばった筈の白ひげのじいさんから「ニワトコの杖」なんぞを修復して借りてたんだ・・・・。この体じゃあなかったら・・・・・危うく半分吹き飛んでましたよ・・・この体だからこそ、腕一本で済んだので・・・そこは勘弁してください。」

 

レリウス「・・・・・いいだろう。ここももう潮時だ。」

 

 

すずか「っ!!行かせない!!」

 

すずかの叫びに答えたのか。突如すずか達の後ろの空間が裂け、其処から一閃が放たれたのだった。

 

 

 

 

すすが「っ!?」

 

アリサ「ぐっ・・・・何っ!?」

 

 

 

 

 

 

ハザマ「くっ・・・・・禁忌ですか・・・・・」

 

すずか達の後ろには紫のスキマが出現しており、どうやら其処から放たれたようだったのだ。

 

レリウス「「境界を操る程度の能力」・・・そして・・・「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」・・・分が悪いな。」

 

ハザマ「ええ。それに今この子達を失うと後々面倒です。ここはさっさと退散しましょう。」

 

ハザマがそう言うと二人は転移し、残った次元素体も一つ残らず転移されたのだった。

そして、それと同時に部屋全体が揺れだし、崩壊し始めたのだった。

 

アリサ「っ・・・・ここはもう駄目、すずか!!」

 

すずか「うんっ!」

 

その後、二人は霊太を担いで脱出し一旦司令室に後退するのだった。

 

だが。その頃、零人となのはたちの方にも変化があったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュー「対象の排除を検討・・・・・可決。これより対象を”完全排除”する。」

 

ニューはそう言い、自分の周りに展開されている八本の剣を自分の上に展開した術式の中に飛ばしていった。そして、剣は術式に吸い込まれていき、やがて術式はかがやき始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュー「第666拘束機解放 次元干渉虚数方陣展開。

 

 

 

 

 

 

フェイト「・・・・・・・・こ・・・・・・し・・・」

 

 

 

 

 

 

その器 白銀の刃にして蒼の根源

 

 

 

 

 

 

フェイト「・・・・・・・・・・・して・・・・・・る・・・・」

 

 

 

 

 

 

八岐の尾より出で 世界を否定し粛清する者よ。

 

 

 

 

 

フェイト「・・・・・・ころ・・・・・・る・・・・殺してやる・・・・・殺して・・・・!!」

 

 

 

 

 

零人「っ!!!やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

 

フェイト「殺してやるウウウウウッ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュー「「滅べ」。」

 

 

 

 

 

刹那。フェイトに向かい、術式から巨大な剣が落ちて行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が。その一撃はフェイトには届かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「デット・スパイクッ!!」

 

 

 

 

 

何故なら。その一撃でギリギリのところでニューの攻撃が止められたからだ。

 

 

 

 

 

 

だが。その一撃を放ったのは零人ではなかった。そして、その零人も唖然していたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

其処には。

 

 

 

 

零人「・・・・へっ・・・・主役は・・・・遅れて来る・・・・ってか・・・・」

 

レイチェル「・・・・ええ・・・・彼が・・・・最後の役者。花形よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い髪。紅い服。セラミックの大剣。

 

フェイトがビジョンで見た男。

 

零人が憧れた男。

 

そして。レイチェルが打った最後の手。

 

 

 

フェイト「あなたは・・・・・・・だれ・・・・・・・・」

 

 

 

 

その言葉に男は振り返った。そう。その男の名は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラグナ「ラグナ。ラグナ=ザ=ブラッドエッジ。」

 

 

ラグナ。今ココに、蒼の死神が参上したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイチェル「全く・・・レディを待たせておくだなんて・・・やはり貴方はマヌケね。」

 

ラグナ「るせぇよ。第一、オメーがあそこで勝手に転移させるからいけねぇんだろうが。

・・・まっ・・お陰であのヤローが居る場所に来られたらよしとするが・・・」

 

 

 

 

 

ニュー「ラグナァ・・・・あああ・・・・ラグナだぁ・・・・またニューを殺しに来たんだね。」

 

 

 

ラグナ「・・・・ウサギ。コイツ、何回再生した。」

 

レイチェル「・・・・・二回よ。」

 

ラグナ「・・・・上等。ならもう一回ぐらい一人で窯の中に突き落としてやる。」

 

ラグナはそう言い、自分の腰に置いていた大剣を持ち、ニューと対峙した。

そして。

 

 

 

 

ニュー「あははははははは!!殺し合おうよ、ラグナァァァァァァァァァァァ!!!」

 

ラグナ「行くぜ・・・・ニュー!!!」

 

ラグナは大剣を構えてニューと戦いを始めたのだった。

 

 

ギンッ!!

 

ガンッ!

 

ガアッ!!

 

ドゴッ!

 

 

ラグナは大剣での攻撃とケリを交えた戦い方でニューと戦い、互角の状態を作っていた。

その隙に、レイチェルはフェイトを回収し零人の止まりに寝かせたのだった。

 

レイチェル「まったく・・・・力仕事は私の担当ではないのに・・・・」

 

フェイト「ぐっ・・・・がふっ・・・・!」

 

レイチェル「・・・無理はしないほうがいいわ。でないと貴方は本当に死ぬわよ。」

 

零人「っ・・・・・レイチェル・・・・そいつを・・・・フェイトを・・・助けてやって・・・」

 

レイチェル「・・・・それは私がする事ではないわ。零人。貴方がすることよ。」

 

零人「・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

ラグナ「ちっ・・・・・インフェルノディバイダー!!」

 

ニュー「アハハハハハ!!まだだよ、ラグナァ!!」

 

ラグナ「ラグナラグナって・・・叫びすぎなんだよ、この馬鹿が!!」

 

ラグナは大剣を振り上げてニューに当てるが、ニューはそれを快楽と感じ、楽しみ、喜んでいたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ジェネシス外部ではアルケーとCBガンダム達。そしてはやてが戦闘を繰り広げていたが少しずつ戦局ははやて達に傾いていた。

 

サーシェス「ちっ・・・・・チョロチョロと!!」

 

アレルヤ「・・・どうやら、あの装備は・・・・」

 

刹那「ああ・・・勝機はあるな。」

 

ライル「このまま押してみるか・・・!」

 

そして、CBのガンダムたちは散開して別々の方面からアルケーに向かい攻撃した。

アルケーはそれに対して対応が遅れ、被弾したのだった。

 

サーシェス「ぐおっ・・・・・!」

 

 

 

はやて「・・・なんや、紅い敵さんの動きが変やな。」

 

ティエリア「恐らくは、あの装備が原因だろうな。」

 

そう。実はヤークトアルケーは長所としてスローネシリーズの装備をすべて兼ね備えて、一対多の戦闘を得意としていた。だが、逆に短所は少数の敵に対してはこの装備は無意味に近く、さらには単機で特化して能力が高い機体との戦闘には不向きだったのだ。

例えば。それがCBのガンダムだったのだ。

 

サーシェス「クソッタレがぁ!!」

 

アルケーは逆ギレしてファングを全機射出しCBのガンダムへと向かわせていったが。それぞれ各個撃破され、劣勢にへと追い込まれたのだった。

 

サーシェス「ちっ・・・・・・こうなったら・・・!」

 

するとアルケーは装備を強制パージし、GNバスターソード二本を振るってCBガンダムたちへと向かって行った。

 

それに対してCBガンダムたちも応戦しようとするが・・・

 

 

 

 

 

 

ビビビビビビ!!

 

 

刹那「っ!」

 

アレルヤ「二人共回避して!!」

 

ライル「どわっ!?」

 

突如、三機の前衛に向かい、無数のビームが発射された。幸い、全機無傷だったが問題は誰が撃ったかだった。

 

ライル「今のは・・・ファングじゃない?」

 

アレルヤ「ビームの色が緑だったもんね・・・」

 

 

 

 

 

 

ラウ「ほうっ・・・・・苦戦しているようだな。アリー・アル・サーシェス。」

 

サーシェス「・・・・おやおや・・・ここで大将さんとは・・・ありがたいものですね・・・」

 

そう。後ろにはラウが立っていたのだ。ラウは射出したビットを背部に戻すと共に、アルケーの隣に立ったのだった。

 

サーシェス「そういや。大将は白い服の小娘相手にしてたけど・・・大丈夫ですかい?」

 

はやて「白い・・・・・なのはちゃん・・・・!!」

 

ラウ「・・・高町なのは・・・・ここでは今まで以上の力だったが・・・・期待はずれだったな。」

 

ラウの言葉にはやては脱力し、内心絶望していた。そして、へたり込んだはやては再び拳を握り、ラウを睨んだ。

 

はやて「・・・・あんたが・・・・・なのはちゃんを?」

 

ラウ「・・・・・・そうだと言ったら?」

 

 

 

 

 

 

 

刹那。はやての周りに魔法陣が展開し、其処から水の渦が巻き起こった。

そして。渦が消えると、其処には完全和服で色は黒と黄色をメインとしたBJを見に包んだはやてが居たのだった。

 

はやて「・・・敵討ち・・・とは言わへんで。でもな・・・・・落とし前は付けてもらおか!!」

 

ラウ「・・・衝撃と合わせたか・・・・愚かな・・・・今の私の力の前には君達は無力に等しい。」

 

はやて「それはやってみてからや!!」

 

はやてはラウにそう言い放つとスフィア郡を発生させて一斉発射した。

その攻撃は見事にラウに命中したのだが・・・

 

 

 

 

 

 

ラウ「・・・・・言っただろ。無意味だと。」

 

 

 

ライル「なっ・・・・・」

 

アレルヤ「今の弾幕で・・・・無傷だって!?」

 

ラウは無傷で立っており、それを見たはやて達は唖然としていたのだった。

そして・・・

 

ラウ「では・・・そろそろ終幕といこう。」

 

ラウは再びビットを射出し、それにアルケーも乗りかかり、ファングを射出したのだった。

それに対してガンダムたちは回避をし続け、セラヴィーはヴィータを抱えてGNフィールドを展開していた。

 

ティエリア「ぐっ・・・・!」

 

ライル「ちっ・・・ライフルビット!!」

 

ケルディムはライフルビットとシールドビットを全機展開して応戦するが、ドラグーンビットのスピードが速く、ライフルビットなどはアッサリと破壊されていった。

 

ライル「何っ!?」

 

ラウ「それも無駄だよ!!」

 

はやて「ぐうっ・・・・!」

 

 

ライフルビットを破壊していったドラグーンビットはそのままはやて達に襲い掛かって行った。だが、流石にやられっぱなしと言うわけでもなく、ケルディムはGNピストルを使用し、アリオスは腕部に内蔵されているGNサブマシンガンを使用して反撃し、ダブルオーライザーはオーライザーに装備されているGNビームマシンガンで応戦し、数を減らそうとした。しかし、ビットのスピードは予想以上に速く、五回に一回当たるか否かだったのだ。

 

刹那「速い・・・・!」

 

 

はやて「しゃらくさい・・・・こうなったら竜破斬で・・・・」

 

アーマ『そんなことしたら重破斬に必要な魔力を使い果たしてしまいますよ!?』

 

はやて「じゃどうしたら・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マサキ「・・・・問題は無い。なぜなら・・・・・・」

 

レイチェル「勝つのは・・・・・あの二人よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(BGM”蒼 -iconoclast-”)

 

 

 

 

 

 

すると。ラグナの後ろで。ラウたちの後ろで蒼い輝きが光り始めた。

 

 

 

 

 

ラグナ「・・・・・へっ・・・・だったら俺もだ・・・・・!!」

 

ラグナはそう言い自分の右手を構えた。そして、ラグナ”達”は魔道書を解放したのだった。

 

 

 

 

ラグナ「第666拘束機関解放・・・・・」

 

 

 

 

 

零人「次元干渉虚数方陣展開・・・・・」

 

 

 

 

なのは「イデア機関・・・・・およびデバイスユニットに接続・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「蒼は奇跡を起こした・・・・か・・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零人・ラグナ「「見せてやるよ・・・・・これが・・・・俺の蒼の力だ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒼の魔道書・・・・・起動!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュー「っ・・・・・!?」

 

 

 

 

ラウ「なっ・・・・・・・蒼の力だと!?」

 

サーシェス「何だ・・・・・この変な感じは・・・・・・!!」

 

 

 

はやて「あれは・・・・・・・何が・・・・・・!?」

 

 

 

ラグナ「・・・・・・行けるか?」

 

ラグナがそう言うと横には零人が立っており、笑って返したのだった。

そして、なのはの方も意識を取り戻したなのはが蒼に輝くレイジングハートを持ち、ラウの後ろに立っていたのだ。

 

零人「いけるも何も・・・これからだろ?」

 

ソルナ『全く・・・・・最後まで付き合うよ。零人ちゃん。』

 

イクス『たとえ地獄の果てまでも・・・ですけどね。』

 

零人「・・・・・ああ・・・・!」

 

 

 

なのは「これが・・・・最後の戦いだよ。ラウ・ル・クルーゼ!!」

 

キラ『貴方は・・・・・ここで死すべき人なんだ!!』

 

クシャル『と言う事だ。決着付けようぜ・・・大将ッ・・・・!』

 

 

 

 

刹那。零人とラグナは大剣でニューに向かい切りかかった。

ニューはそれをガードするが、一瞬にして弾き飛ばされたのだった。

 

ニュー「っ・・・・・!!」

 

零人「行くぜ!Hells Fung!!」

 

ラグナ「ベリアルエッジ!!」

 

続けて、零人は正面から。ラグナは上から攻撃を仕掛けてニューに奇襲をかけた。

攻撃は零人の攻撃が弾かれ、ラグナの攻撃はニューを切り裂いていった。

 

ニュー「被害拡大・・・」

 

 

 

ラグナ「一気にケリつけっぞ!!」

 

零人「解ってる!!」

 

 

その勢いで、ラグナと零人はディストーションドライブを発動。

零人は右手を禍々しい存在に変化させ、ラグナはニューに向かい突進。そして・・・

 

ラグナ「カーネージ・・・・・シザァァァァァァァァ!!」

 

 

 

カーネージ・シザーによってニューは吹き飛ばされていき、その飛ばされた位置には零人が先回りしていたのだった。

 

零人「まだだぜ、ニュー!!」

 

 

ガシッ!!

 

 

零人は右手でニューを掴み、自分の足元から赤黒いオーラを出して攻撃したのだ。

 

 

零人「闇に喰われろッ!!」

 

 

 

 

 

ニュー「が・・・・あ・・・・・・!」

 

零人「これで最後だ・・・・!!」

 

ラグナ「見せてやるよ、蒼の力を・・・・!!」

 

カションッ!!

 

 

「闇に喰われろ」で飛ばされたニューはバインドで固定されて二人の前に落ちて行った。

零人とラグナはトドメを刺す為に大剣を変形させて鎌のようにして二人同時に攻撃を始めたのだった。

 

零人「Black Onslaught!!」

 

 

 

ラグナ「恐怖を教えてやる。」

 

零人「Black The Come」

 

 

ラグナ「地獄はねぇよ。」

 

零人「Nightmare Rage・・・・・」

 

 

 

 

ラグナ「あるのは・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒼の力と・・・「無」だけだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

零人「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!Destructionッ!!!」

 

 

 

 

 

ASTRAL FINISH

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で、なのは達はいつの間にかガンダムたち殆ど魔力切れで戻ってしまい、ヴィータを後ろにして戦闘を始めようとしていた。

 

 

なのは「はやてちゃん、大丈夫だよね。」

 

はやて「ウチはいける。でもな・・・ヴィータはどうにかせんと・・・・」

 

 

すると。後ろにはいつの間にかマサキが立っており、ヴィータを抱えていたのだった。

 

はやて「っ・・金龍君・・・」

 

マサキ「・・・・こうするしか今の俺に出来ることは無い。行け。」

 

 

 

 

なのは「・・・・うん。ありがとう。」

 

マサキ「・・・・・・・ああ。」

 

マサキはそう言ってヴィータを抱えてジェネシスへと戻って行った。

そして、再び二人はクルーゼとアルケーと対峙したのだった。

 

なのは「・・・さて・・・刹那さん・・だっけ。はやてちゃんを頼めますか?」

 

刹那「ああ。だが相手も強敵だ。無理はするなよ。」

 

なのは「・・・・大丈夫。もう・・・・・ね。」

 

はやて「・・・・・なら・・・行こか。」

 

 

 

(BGM”儚くも永久のカナシ”)

 

 

 

刹那。なのはとクルーゼは上昇し、はやてとダブルオーはアルケーに向かい接近していった。

 

刹那「ダブルオーライザー 刹那・F・セイエイ・・・目標を・・・・・駆逐するッ!!」

 

サーシェス「やって見ろよ・・・・・ガンダムさんよぉ!!」

 

 

はやて「シルエットをフォースにっ!!」

 

シン『了解ッ!!』

 

はやて「行くで・・・傭兵さんっ!!」

 

アルケーはファングを放ち、その間を通過してGNバスターソードで斬りかかった。だが、それをはやて達は回避、ダブルオーはGNソードVで反撃した。だが、周りからファングが近接攻撃を仕掛けて来ており、それに気付くとはやてはファイアーボールでダブルオーはGNミサイルで反撃した。

 

はやて「っ・・・・まだまだぁ!!」

 

サーシェス「へっ・・・甘いっ!!」

 

続いてアルケーはバスターソードに内蔵しているビームライフルをはやてに放ち、はやてはそれをシールドでガード。隙を突いてダブルオーがGNソードVをライフルモードで発射するがそれを回避した。

 

刹那「っ・・・・・!」

 

サーシェス「甘いって言ってんだよ!!」

 

はやて「それは・・・・そっちがや!!」

 

しかし、回避したアルケーは後ろにははやてが居ており、フォースのサーベルを抜いて斬りかかったのだ。アルケーはギリギリで回避するが脚部に当たり、アルケーの右足が破壊されたのだった。

 

サーシェス「ちっ・・・・!!」

 

はやて「ヴィータに聞いたで。さっき左足を失ったそうやないか。まぁ元に戻っているからあんま意味はないんやけどな。」

 

サーシェス「へっ・・・・だがなぁ・・・・嬢ちゃんはここでリタイアしてもらうぜ!!」

 

刹那「っ!」

 

サーシェス「トランザム!!」

 

 

刹那。アルケーはトランザムを使ってはやてに高速で攻撃を仕掛けた。はやてはバリアとシールドでガードするが、段々とバリアは破壊されていきひび割れていったのだった。

 

 

はやて「くうっ・・・・・!」

 

サーシェス「ハハハハハハハ!!」

 

ついにはバリアは破壊されてアルケーはバスターソードを二本とも振りかかって斬りかかったが、はやてはそれをシールドでガードした。しかし、シールドにバスターソードがめり込んでしまった。どうやらアルケーはバスターソード二本で破壊しようとしたのだが威力が何故か中途半端になってしまい、途中で止まってしまうのだった。

 

サーシェス「あ゛っ・・・・・どう言うこった!?」

 

はやて「っ!!いまやああああああ!!」

 

はやてはその隙にサーベルを二本抜いてアルケーの両腕を切り裂いた。そして。

 

はやて「ディル・ブランドッ!!」

 

魔法で無理矢理距離を取って自分から遠ざけたのだった。

一方でアルケーはどうしてバスターソードが切れなかったかと焦っていた。

 

サーシェス「ちっ・・・・どうして切れなかったんだよ!」

 

 

 

 

 

 

刹那「それは機体の粒子残量切れと・・・このオリジナルのGNドライヴの力だ・・・!」

 

そして、アルケーの前方にはダブルオーが突進して来ており、それをアルケーは残ったファング全機で応戦しようとしていた。

 

サーシェス「っ・・・・・行けよファング!!」

 

だが。アルケーは気付いていなかった。ダブルオーの背中に人がしがみついていた事を。

 

 

ヴィータ「これだけのクレイモア・・・貰ったぜ!!」

 

ダブルオーの後ろにいたのはヴィータで、彼女はクレイモアを放ち残りのファングを破壊していったのだった。遠距離の攻撃方法が無くなったアルケーは距離を取ろうとするが、逃さずにダブルオーが接近して上下を真っ二つにしたのだ。そして、ヴィータはアイゼンの弾倉を回転させ、一気に突撃した。

 

ヴィータ「これで最後だ・・・・!」

 

刹那「アリー・アル・サーシェス・・・今こそ・・・すべてを贖え!!」

 

刹那。ヴィータはアルケーの上半身に向かってアイゼンを叩き込み、トドメの一撃を放った。それを受けたアルケーは刺されたアイゼンからゆっくりと取れていき、やがては狂気とも言うほど狂った声で笑っていたのだった。

 

 

 

サーシェス「あは・・・ははははは・・・・ははははは・・・・・はははは・・・戦争だぁ・・・戦争だァ・・・・・・・ぬおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 

 

 

 

やがて、アルケーば爆散しヴィータはそれを見届けると軽く笑うのだった。

 

ヴィータ「・・・へっ・・・畜生の世界で一生戦争してろ・・・この戦争野郎・・・・」

 

はやて「っ!ヴィータッ!!」

 

ヴィータは体から力が抜けて動かなくなった。そこをダブルオーが抱きかかえてはやてと共にジェネシスに戻るのだった。

 

はやて「なぁ・・・ヴィータは・・・」

 

刹那「擬似GNドライヴの粒子を浴びている。一応治療は出来るがここでは何が起こるか分からん。一旦ジェネシスに居る仲間の元に戻ろう。」

 

はやて「・・・・・・うん・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

ジェネシス、司令室・・・

 

アリサ「・・で今度はヴィータが負傷って訳ね・・・」

 

はやて「うん・・・そんで・・・零人君となのはちゃんは・・・・」

 

すずか「多分、この振動から見てまだ・・・」

 

ジェネシスに戻ったはやて達はヴィータの治療に入っていた。幸い、ダブルオーが擬似GNドライヴに対する治療薬を持っていたためにそれを使って治療したのだった。

 

マサキ「・・・・・・。」

 

アリサ「で、金龍。二人は?」

 

マサキ「結論から、不知火は大丈夫だ。ただ・・・紅子だけはどうとも言えん。」

 

はやて「それって・・・どういう・・・」

 

刹那「擬似GNドライヴか。」

 

マサキ「ああ。毒性があるといっていたな。恐らく長時間それを浴びていたから僅かだが細胞が吸収してしまったんだろう。回復は出来ても。その後はどうかわからん。」

 

はやて「そんな・・・・・」

 

刹那「だが、擬似GNドライブの粒子がこれ以上増えることはまず無い。それだけはいえる。」

 

すずか「つまりは命には問題ないって事?」

 

刹那「ああ。」

 

それを聞くとはやては安心したのか腰を抜かしてへたり込んだのだった。そして、それを見てアリサ達も軽く安堵の息を吐くのだった。

 

刹那「・・・そろそろ時間だ。」

 

はやて「もう戻るんやな・・ありがとう・・・えっと・・・」

 

刹那「刹那。刹那・F・セイエイ。そしてその機体はガンダムダブルオーだ。」

 

 

 

そして。ダブルオーは召喚陣の中に戻っていき、はやては何処かを見上げて呟くのだった。

 

はやて「後は・・・零人君達だけや・・・・・」

 

 

 

 

-2ページ-

 

 

次回予告。

 

レイチェル「今ココにすべての終わりが告げられる。次回。「iconoclast」。」

 

 

 

 

 

なのは「貴方は・・・・貴方だけは・・・・!!」

 

レミリア「全ては変わる。受け継ぎ。歌い。そして抗う。果たして貴方はどうするの?」

 

 

 

オマケ。

 

シュトゥルム・アポステル

 

魔力:SSS+

 

体力:S

 

功:SS

 

守:SSS

 

スキル:天の羽衣

 

はやての強い意志で覚醒した姿。見た目は完全和服となったのでシルエットもそれに合わせて形が変化している。劇中では完全に引き出せていなかったが実は高い防御力と魔力総量などを持ち合わせている。その為、攻撃はあまり強化されていないが超広範囲の砲撃などに特化するようになった。また、展開時のもう一つの能力として常にブースト(魔力増強)が掛かっている。結果、竜破斬を最大5発。重破斬でも二発は可能となっている。嵐の力を持っているため風の力を持つなのはと雷の力を持つフェイト達と相性がいい。

そして、アーマの持っていた水が刀身の刀も実は使用可能で自身で刀身の調節も可能となっている。

 

天の羽衣

シュトゥルム展開時のスキル。はやてが纏っている羽衣の事で触れた相手を回復させたり魔力を渡したりすることが可能。また、防御にも優れて防御魔法展開時は羽衣が増強させてくれる。

 

説明
イレギュラー"アインスト"の存在を知った零人達。
彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・!
そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。

A,s 2nd編イメージソング

OP2「Realize」機動戦士ガンダムSEED より
ED2「Distance」 機動戦士ガンダムSEED HDリマスター より
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コメント
ニワトコの杖www 某魔法世界における最強の杖じゃないですか!?やだー!!(ガルム)
死神きたーーーーーー(≧▽≦)(カイル)
遂にサーシェスが滅んだか………(ohatiyo)
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