真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第六十八話 実力の違い
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カイトとティアナのコンビネーションが炸裂していた頃、フォアード達は奮戦していた

 

しかし、戦闘機人も後れを取っておらず、寧ろフォアード達が徐々に押され始めていた

 

エリオとキャロは、2人でトーレに挑むが、完全にあしらわれている状態だった

 

戦闘機人の中で最強とも言える彼女には、フェイトですら苦戦するのだ

 

エリオ達では歯が立たないのは当然だ

 

本来のならば、2人はとっくに殺されていただろう

 

しかし、トーレはやはり、子どもである2人を殺す気になられずに居た

 

何度かは本気で攻撃するものの、キャロのサポートによって、死ぬには至らなかった エリオ

 

例え、どれだけボロボロになっても立ち上がってくるエリオに、敵意をほとんど無くしてしまっている

 

エリオ「ストラーダ!!」

 

ストラーダ【カートリッジロード!】

 

エリオ「やぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

魔力を底上げし、キャロのバックアップを受けている エリオ

 

彼のスピードは、かなり早い

 

しかし、ライドインパルスによって鍛え上げられたトーレの動体視力には無意味だった

 

トーレ「っ!!!!!!」

 

真っ直ぐ突っ込んで来るエリオの攻撃を躱し、ストラーダの柄を掴む トーレ

 

エリオ「クッ」

 

トーレ「スピードは速くとも、動きが単調過ぎるな」

 

インパルスブレードで、エリオを切り裂く トーレ

 

トーレに殺意があったのならば、この一撃でエリオは確実に死んでいただろう

 

だが、トーレは本気で切り裂かず、精々切り傷が出来る程度に切り裂いた

 

エリオ「グッ」

 

切り裂かれた瞬間、ストラーダごと投げられ、キャロの前まで吹き飛ぶ エリオ

 

キャロ「エリオ君!! しっかりして!!!」

 

エリオの所まで駆け寄る キャロ

 

彼女の攻撃手段であるフリードは、既にトーレによって倒されており、子竜状態で気絶している

 

トーレ「ここまでだな」

 

トーレにそう言われ、キャロはエリオを抱きしめながら震える

 

殺される…………

 

その恐怖心がキャロの心を支配し、何も出来なくする

 

トーレ「震えているな、怖いのか? 死ぬ事が」

 

キャロ「……………」

 

キャロはトーレの質問に答えられないでいた

 

語る言葉すら選べない……………キャロは既に冷静さを失っていた

 

トーレ「フン、所詮はガキだな。殺される覚悟がないなら、戦場に出て来るな!!」

 

そう一括し、その場から去る トーレ

 

キャロ「助かった…………」

 

トーレが退いた事で、一命を取り留めた事にホッとする キャロ

 

しかし、彼女が最後に言い放った言葉が心に突き刺さる

 

キャロ「私は…………」

 

私には覚悟が無かった…………私に戦う資格は……………

 

キャロは その場で俯くしか出来なかった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜アマルVSウェンディ〜

 

エリオとキャロがトーレに敗北を喫した頃、アマルはレアスキルで影を操り、ウェンディを翻弄していた

 

アマル「((蠢く影|シャドーウィーク))」

 

アマルの影が実体化し、本物のアマルのように動いて、ウェンディに襲い掛かる

 

ウェンディ「この野郎!!!」

 

ライディングボードで殴り、影を消滅させる

 

アマル「っ!!!!!!」

 

アマルが手を翳すと、回りの影が蠢き、ウェンディに近づく

 

ウェンディ「っ!! 食らわなねぇっス」

 

ライディングボードに乗り、空を飛ぶ ウェンディ

 

アマル「……………」

 

アマルも追い掛ける

 

回りにある影が一か所に集まり、巨大な手となる

 

ウェンディ「デカッ!!!!!!」

 

その手はウェンディを叩こうとする

 

ウェンディ「これは躱せねぇっス!!!!」

 

巨大な影の手にビンタされ、吹き飛ぶ ウェンディ

 

さらに、追い打ちを仕掛けるようにフェリング(剣)で斬り掛かる アマル

 

ウェンディ「っ!!! なんの!!!」

 

ライディングボードでアマルの斬撃を防ぎ、逆に弾き飛ばす ウェンディ

 

力ではアマルに勝ち目は無い様だ

 

アマル「っ!!!!」

 

弾き飛ばされた瞬間 影が動き、ウェンディの右腕を縛る

 

ウェンディ「仕舞ったっス!!」

 

まるで鎖に縛られているかのようにキツく締め付けられる

 

ウェンディ「引き千切ってやるっス!」

 

しかし、ウェンディはあっさりと影を引き千切ってしまう

 

ウェンディ「止めっス!!!!」

 

アマルに向けて、エネルギー砲が放たれる

 

アマル「っ!!!!」

 

殺傷である為、この攻撃を受ければアマルは死ぬだろう

 

しかし、ウェンディのエネルギー砲はピンクの閃光にかき消される

 

ウェンディ「今のは!!!」

 

砲撃が放たれた方角を見ると、まだ少し距離があるが、なのはが接近してきていた

 

ウェンディ「ガジェットはもうやられたっスか!?」

 

流石にアレとは戦いたくないっス

 

ウェンディ「撤退するっス」

 

状況不利と見て逃げだす ウェンディ

 

なのはも深追いはせず、アマルに近づいて行く

 

なのは「アマル! 大丈夫?」

 

アマル「…………………」

 

何も答えない アマル

 

普段から返事をしない子だが、何やら違和感を覚えた なのは

 

なのは「どうかしたの? 何所か痛む?」

 

アマル「…………負けた」

 

ウェンディとの勝負の事だろう

 

意外にもショックを受けているようだ

 

なのは「そうだね……………自身なくしちゃった?」

 

アマル「……………………」

 

アマルは何も話さず、ただ立ちつくすのみだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜スバルVSノーヴェ〜

 

未だに格闘で戦う2人

 

スバルもノーヴェにダメージを与えてはいるが、ノーヴェの方が押している

 

スバル「やぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

 

ノーヴェに殴りかかるが、

 

ノーヴェ「食らうかよ!!!」

 

カウンターで顔を蹴り返される スバル

 

スバル「グッ」

 

スバルが怯んだ隙を狙い、猛攻してくる ノーヴェ

 

お得意の突破力も通じず、ただ防御だけするしかない スバル

 

ノーヴェ「これでどうだ!!」

 

ノーヴェの膝蹴りが、スバルの顎を捕えた

 

スバル「ガッ!」

 

ノーヴェ「終りだ!!!」

 

ノーヴェの拳がスバルの腹に突き刺さり、吹き飛ばされる

 

ノーヴェ「へんっ タイプゼロね…………」

 

全然大した事ねぇじゃねぇか

 

ノーヴェ「さて、他の奴らの援護に「行かせない!!!」チッ」

 

倒したと思っていたスバルが、いきなり殴り掛かって来る

 

しかし、ノーヴェはあっさりと躱す

 

ノーヴェ「まだわからねぇのか!!! お前じゃ私に勝てないんだよ!!!!」

 

スバルは顔をノーヴェに蹴られ吹き飛ぶ

 

スバル「まだ…………戦える」

 

しかし、何度でも立ち上がる スバル

 

スバル「諦めるもんか……………絶対に勝つ!!!」

 

ギンガ「その意気よ!! スバル!!!」

 

突如、2人の間に割り込む女性

 

ノーヴェ「誰だ!! テメェ!!!」

 

スバル「ギ、ギン姉…………」

 

スバルの姉であるギンガ・ナカジマだった

 

ギンガ「待たせたわね、スバル」

 

スバル「どうして、ギン姉が?」

 

ギンガ「説明は後よ、まずはあの子を倒す」

 

ノーヴェを睨み付ける ギンガ

 

ノーヴェ(アイツの姉……ということは)

 

タイプゼロのファーストか!!

 

ノーヴェ(ドクターには捕えろって言われてたけど………)

 

どの程度の強さか、確かめさせてもらうぜ

 

ノーヴェ(私の攻撃で潰れたなら、所詮はその程度だった…………それだけだ)

 

ノーヴェもギンガを睨み付け、構えの姿勢を取る

 

ギンガ「行くわよ!!!!!」

 

ギンガ参戦!!

 

彼女の実力は如何に?

 

そして、ノーヴェを倒せるのか?

 

次回、2人の拳がぶつかり合う!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、ギンガVSノーヴェ

 

彼女はノーヴェを撃退出来るのか?

 

次回もお楽しみに〜

 

 

 

説明
フォアード達は戦闘機人に勝てるのか?
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 魔法少女リリカルなのはStrikerS 

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