リリカル東方恋姫 第八話 『プロローグは短いほうがいいと実感した by作者』
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一刀がはやてと暮らし始めて早三日目。時刻は昼の12時過ぎで闇の書もとい夜天の書の覚醒するまで12時をきっていた。

現在、一刀がいる場所は近くのバスでいける海鳴病院とういう病院ではやての定期検査の同行し、はやての診察中、フロントで一刀ははやての主治医である石田医師と話をしていた。

ちなみの一刀のことははやてが説明している。

 

「ところで北郷君、明日のはやてちゃんの誕生日の準備はどう?」

「・・・・・・えっ?」

「その反応だとはやてちゃんに教えてもらってないのね;」

 

まったくあの子ったら、と石田医師はため息をついた。

一刀の首元のペンダントは「アッチャー、いうの忘れてた・・;」とへたこいたと嘆いていた

 

「明日ってはやての誕生日なんですか?」

「そうよ。はやてちゃんのことだからきっと遠慮してるんでしょうねぇ。誕生日祝ってくれる叔父さんは仕事で忙し、あなたにも無用な気遣いをしたんでしょう」

「・・・・すいませんが、はやてに用事を思い出したから一回帰ると言っといてください。あと、こいつをはやてに渡してください。はやてのお気に入りなんで」

 

そういって、チャチャゼロを渡し、病院から出ようとした。

 

「あら、はやてちゃんを残して帰るなんてひどい子ねぇ?」

 

石田医師にそういわれると一刀はクルリと回って笑って言う。

 

「ハハハ、そんなわけないでしょう。ただ誕生日の準備するためですよ。はやてが黙っていたならサプライズで驚かしてやれますし」

 

まぁ、はやての驚いた顔を見たいのが本音ですがね、とほんのり頬を赤くして口元をあげて笑う一刀

一刀の顔をみて石田医師はホウ〜とニヤニヤした。はやてが一刀のことを説明したときの表情からはやての好意を見抜いていたのだ。

 

 

(はやてちゃんたら、こんないい子と同棲なんて幸せものね♪)

「わかったわ、ならはやてちゃんには黙っていてあげるわ」

「ありがとうございます」

「だ・け・ど、もし、はやてちゃんを泣かしたら承知しないわよ。やったら肛門にデッカイ注射を刺すからそのつもりで♪」

 

冗談をいいながら笑顔でウィンクをする石田医師。

だが、一刀にはマジでやりかねないと思ってしまい、顔を引きずった。

一瞬だが赤青の薬剤師の姿が重なったように見えたとか。

 

「イ、イェッサー・・・」

 

とりあえず、すこし早足で病院から出た一刀であった。

 

 

 

 

病院から出た後、一刀は町中を歩きながら誕生日のことを真紅と一緒に考えていた。

 

「とりあえず、誕生日の飾りつけと料理は別荘のを使えばいいが、問題はプレゼントとケーキだよなぁ。俺、ケーキとか甘いお菓子は作れないし」

「あら、一刀でお菓子作れないの?」

「いや、最初は団子やクッキーとかは作れたんだけど、あるトラウマで作れなくなってな。それ以来、甘いものは苦手に・・・・・真っ白いご飯にのったあんこがぁぁ;;」

 

ガタガタと体を震える一刀。

真紅はなにがあったなのか気になるが話が進まないため一刀に活を入れて話を戻した。

 

「プレゼントなら手作りなんてどう? 一刀ってデザインはうまいし錬金術が使えるから今日中に作れるんだし。たとえばアクセサリーとか」

「それは良いなぁ♪ 錬金術でつくる金属細工はお手の物だ。プレゼントはそれでいこう」

 

プレゼントが決まった一刀。

しかし、ケーキの問題がまだある。

なにせ、翌日に誕生日ケーキを売ってる店などそうそうない。

なので、

 

 

 

「とっいうわけで、明日中にバースデェーケーキを作ってくれる店をおしえてくれ」

「・・・・・・なんで俺に聞くんだ?」

 

ブルーキャッツでレックスに相談する一刀。

一刀はカウンターに座ってコーヒーを飲みながらカップを拭くレックスと話す。

 

「いっや〜 レックスならこの町に詳しそうだし〜 この町でレックスが知らないことはいないって商店街の八百屋のおっさんが言ってたから♪」

「まったくあのおやじさんは」

 

説明しておく一刀たちが言ってる八百屋のおじさんは海鳴町の町内会会長である。

これは作者の設定です。

 

「で、あるの店? あるならおしえて〜^^ おしえて〜^^」

 

タコのごとくレックスに言い寄る一刀。

最初に会ったときの一刀の態度の違いに困惑した。

 

「・・・・お前、最初に会ったときのキャラが違うぞ? どうしてそうなったんだ;」

「さあ〜 性格の設定なんて作者の都合でころころ変わるし、基本は優男でギャグキャラで設定だからかな?」

「一刀様。それはメタです」

 

横から茶々丸がつっこみを入れた。

 

「ん? 茶々丸いたのか?」

「・・・・・レックス様。私、一刀様がいらっしゃる30分前から店内の掃除をしておりましたが?」

「そうだったかー?」

「一刀様! レックス様が私をいじめます!」

 

茶々丸は一刀の腰に抱きいた。

うーうーと棒読み泣き、一刀の腹をスリスリと擦り付ける。

一刀はよしよし、と彼女の頭をなでる。

 

 

「どうするんだレックス。茶々丸が泣いちゃったぞ」

「そうかー、俺には涙を流しておらず、少年の胴体を頬で堪能している従業員しか見えんが・・・」

(ていうか、茶々丸ってショッタ?)

 

遠い目で茶々丸を見るレックスと茶々丸に性癖に疑問をおぼえる真紅。

まぁ、別の世界(外史)ではではたいてい激萌えの少年少女や主のドジや寝顔、はたまた恋した相手をビデオカメラを回したり、ご奉仕したりとショッタやロリコンというよりわが子に激甘で心配性の親馬鹿だといえよう。

 

「・・・とりあえず、ケーキ屋については心当たりあるぜ」

「やっぱレックスに相談してよかった。さすが海鳴町の裏の顔」

「裏の顔は余計だ。この近くに『翠屋』ていう喫茶店があってな、ケーキも兼ねているんだ。あそこは即日に注文が可能だ。もちろん誕生日ケーキもな。ちなみ名物はシュークリームで翠屋のコーヒー飲むと格別だ」

「ここよりも?」

「まぁ、コーヒーはうちにはまけるがな」

 

ハッハッハッと笑うレックス。コーヒー専門であるいじょうコーヒーは譲れないらしい。

一刀はケーキを買うついでにシュークリームも買おうと考える。

そして今夜、はやて守る騎士たちの分も。

 

「そしてこれが翠屋までの地図です」

 

いつのまに一刀の腰に離れた茶々丸が隣に立ってメモを渡たす。

「この子出来る!」と真紅が茶々丸に切り替えの早さに驚愕する中、一刀は茶々丸からメモを受け取った。

メモには丁寧に描かれた地図とかわいいニャンコの絵が描かれていた。

ニャンコの絵にはここを曲がるにゃん、と解説付きの台詞がついており一刀はすこし和んだ。

 

「ちなみにお昼はよく混むから早めに行ったほうがいいぞ」

「わかった。はい、コーヒー代。情報とコーヒーありがとなぁ」

 

カウンターに五百円玉を置き店のから出て行く一刀。

一刀様、おつりを、と茶々丸がおつりを渡そうとしたがもう手遅れであった。

 

「おつりは今度、来たときに渡しとけばいい」

「はい、わかりました」

 

茶々丸は一刀が飲んでいたコーヒー片付けると、ドアから金髪で吊り目、スーツを着た男が入ってきた。

 

「いらっしゃいませ。拓也様」

「・・・今日はなんの御用時だ宇崎」

 

茶々丸はお辞儀して、レックスは目を細めて聞いた。

男――宇崎拓也はカウンターに近づき口を開く。

 

「有力な情報をもってきた」

 

長い夜になるぞ・・・・・・。

 

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一方、ブルーキャッツから出た一刀は目的の店に着いてた。

 

「ここが翠屋か・・・」

「きれいなお店ね。ところで怪我は大丈夫?」

「大丈夫だ。ギャグ補正でもう直ってる」

 

翠屋に前に着いたとき一刀の服装はすこし汚れてぼろぼろになっていた。

なにせここに来るまで散々な目にあったのだ。

店から出た後、トラックに飛ばされるは、高温の油を被るは、坂を転げ落ちるは、鉄骨が落ちてきて潰されるは、蓋が開いたマンホールの穴に落ちるは、バナナの皮で滑って地面に頭を打つは、上から花瓶が落ちてくるは、運送中の牛の大群が脱走して踏まれるは、風が吹いて釘宮声似の金髪少女のスカートがめくれ上がりパンツを見てしまいビンタされるなど、とあるウニ頭の主人公のように『不幸だぁーー!』と叫ぶほどのトラブルに巻き込まれたのだ。

別荘での鍛錬とギャグ補正がかかっていなかったら死んでいた。

 

「最後のビンタは痛かったな〜 でも、いいもの見れたしいいか」

 

パンチラを思い返す一刀。

少女であったが彼にとってはあのパンツは微笑ましかった。

 

「あの娘のパンツ・・・まさにツンデレがにあう真っ白なパンツだったわね。それも今時レアな絵柄が付き!」

「かわいい下着が衰退してる世の中、まだあの年で履いてるとは。少女の純潔も捨てたもんじゃないな〜」

「メロンパンがプリントアウトしたパンツ。あの子、大物になるわよ」

 

少女が履くパンツについて熱く語りだす一刀と真紅。

他人から見ればこいつら変態である。もし、ここにさっきの少女がいたら顔を真っ赤にして一刀を殴り殺すだろう。ちなみに、障害認識魔法を使っているため周りから一刀たちの会話は聞こえない。

おまわりさーん。こっちに変態がいまーす(作者)

 

「って、こんなことしてる場合じゃなかった。 さっさとケーキの予約をしないと」

「一刀、私とチャチャゼロの分も買っといてね♪」

「わかってるよ」

 

そういって一刀は翠屋に入った。ちなみにぼろぼろの服装は入った瞬間元に戻った。

お約束である。

 

 

 

「ふー、よし! ピカピカになった」

 

翠屋の看板娘の高町 なのはは店の手伝いをしていた。

机を拭き終えたとき、ドアのベルがチリーンと鳴った。

 

「いらっしゃいませー♪」

 

笑顔で接待をするなのは。客のほうへ振り返ったとき、見惚れてしまった。

 

(わー、きれいな人〜 髪がさらさらで、ポニーテールが似合ってる〜。たしか、このまえ忍さんがいってた大和撫子て感じなの。・・・同じ年かな?)

「店内でお召し上がりですか?」

「いえ、誕生日ケーキの注文で、明日中に出来ますかね?」

(あれ? なんか女の子に間違われてる感じがするなー?)

「はい! 少々お待ちください。・・・・おかーさーん」

「はーい」

 

店の奥からなのがと同じエプロンを着た一人の女性が出てきた。なのはの母である高町 桃子である。

 

「明日中に誕生日ケーキの注文だって」

「はい、昼の12時には出来上がりますよ♪」

 

にっこりとスマイルで答える桃子。

 

「ありがとうございます。よかった〜 明日、親戚の子の誕生日だったので助かりました」

「はい、うちはどうんな注文にも答え、いつも全力全壊で作るのがモットーなので♪」

 

すてきな笑みで答える。

そんな桃子のとなりで、全力全壊という言葉にピクッと反応したなのは。

 

「あと、今日の分に、シュークリームも八個ください」

「はい。すぐにご用意しますね。ところであなた、このへんで見かけない子ね?」

「ええ、三日前にこの町に来ましたので。今は親戚の子と居候しています」

「あら〜 女の子一人でえらいわね〜」

 

この一言に一刀の頭に女の子という錘が落ちた。

 

「あの〜 俺、男なんですが?」

「「えっ?」」

 

なのはと桃子は一刀の顔をよく見た。

よく考えれば声が少し少年の声質に近い。

 

「ごめんなさいね。てっきり女の子とばかり・・・サービスするから許して・・・ね」

(お、男の子、だったんだ・・・・)

 

手お合わせて謝る桃子。となりで驚愕しながら興味深そうに一刀の顔を見るなのは。

そんな中、一刀は、

 

(・・・・・・真紅)

(なに?)

(・・・・後で作者殺しに行くから、作者の位置教えて☆)

(り、了解〜・・・;)

 

これ以上ネタにさせぬよう原因の元を断とう決断をした

 

 

 

話は変わるが、病院に残ったチャチャゼロはというと・・・・

 

「王手」

「ちょっ、 まった!」

「マッタ無シダ」

 

病院に入院中の老人と将棋をしていた。

 

「いやー、チャチャゼロちゃんはつよいね〜 これで全敗だよ〜」

「ナーニ、昔、ニートノ相手ヲシテイタカラ得意ナンダ」

「あははは、チャチャゼロちゃんは口は悪いけど面倒見がいいねぇ」

「ほんと、こんな老人とお話してくれ、孫にしたいわ〜」

「チャチャゼロちゃん。お茶飲む?」

「お菓子もあるぞ」

 

老人たちのアイドルになっていたチャチャゼロ。

石田医師に預けられたが、待ってるのが飽きたので病院内を見学することにしたのだ。

そして、病院内を歩いていると病室で将棋をしていた老人たちと目が合い、今の状態になったのだ。

 

「あー、ここにいったのね」

「あっ、石田先生」

 

病室に石田医師が入ってきた。

 

「もうすぐはやてちゃんの検査が終わるから、もどりましょうね」

「ヘーイ」

 

チャチャゼロは石田医師に持ち抱えられる。

ジャーナー、と、またおいでや〜、と老人たちと別れた。

また、石田医師の左手には老人たちからくれたお菓子や飲み物が入った袋がある。

 

「数時間で可愛がられるなって、あなた人気者ね」

「人気者ハ辛イゼ。言ットクガ、誕生日ノ日マデ、ハヤテニハ内緒ダカラナ」

「フフ、分かってるわよ」

 

お気に入りの人形が勝手に動き出す姿を見てはやての驚く顔が目に浮かばせる石田医師。

 

「最初、見ツカッタトキ騒ガレルト思ッタガ、アンマシビックリシナカッタナ」

「まぁねー。最近じゃぁ、アンドロイドを開発するための人工臓器をつかった医療技術があるから、自立型の人形があってもおかくしくないと思うし。それにしてもよくできてるわねー」

 

と、チャチャゼロをよく見る。

「アー、ソウイエバ別荘デ軍事サーバー覗イテタトキ二ソンナ技術アッタナー」とチャチャゼロが思い出す。

石田医師がいう医療技術とはオプティマ技術という、もともとアンドロイドようの部品を使った治療なので頭脳を持ったロボットがいてもおかしくないと考える医師は少なくないのだ。

また、この技術は一般的には浸透していない医療技術なので、この技術が必要な患者か技術者、軍事産業くらいしか知らないのだ。

 

「俺ハ御主人ガ丹精籠メテ作リ(改造)アゲタ最高傑作ノ芸術品ダ。ソンジャソコラノゼンマイ人形トワケガ違ウゼ」

 

話を合わせて威張るチャチャゼロ。

説明するが、チャチャゼロは一刀があらゆる世界で習得した技術で改造したオーバーテクロノジーの塊の魔法人形だが、あくまで魔法分野でほとんど構成された人形のため、科学分野でつくられたロボットではない。いまのところでは。

 

「あの子って、見た目男の娘なのに意外と天才ねー。これほどの自律人格があるロボットを作っちゃうなんて。・・・・どっかの有名な発明家の息子なの?」

「ソレハ言エネーナ。タダ言エル事ハ、御主人ノ技術力ガ世間ニバレタラ一生追ワレル身ニナッテ、ハヤテト、バイバイニナッチャウ事ダナ」

 

一刀が持つ技術は特殊で特化、異常かつ時代錯誤というものであり、それひとつで世界が変わるほどであった。

そのため、その技術を手に入れようと一刀を誘拐しようとしたり、殺そうとする者もいた。もし、一刀の技術力が世間にバレるとはやてにも害を及ぼす恐れがるため、彼女の安全のため離れなくてはいけない。一刀ならそうすると長年の付き合いであるチャチャゼロにはよくわかっていた。

 

「ダカラ、俺タチノコトハ、アンマシシャベルナヨ」

「えぇ、わかってる。私もはやてちゃんを泣かせたくないしー」

 

チャチャゼロと約束する石田医師。

このとき、殺戮人形によって身近な協力者が出来たのであった。

 

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チャチャゼロが石田医師と友人関係になってるころ、一刀はというと・・・・、

 

 

「・・・・それでさー、旅の途中で、少女の叫び声が聞こえてな。そこにはぬいぐるみを持ったなのはより小さな女の子がチンピラたちに襲われてて、駆けつけようとしたら神父のやつがいままで見たことのないスピードで少女のほうへ走ったんだよ。いやーあれは早かった〜」

「そんなにも早かったんですか?」

 

テーブル席でなのはとお話していた。

一刀を女の子と間違えた謝罪としてサービスで作りたてのシュークリームを作ってくれるというので、出来上がるまでなのは(互いに自己紹介済み)とお話をしていた。

いろいろな所を旅をしたと話したらなのはが是非聞きたいというので、別の世界のことをはぶいて話していた。

 

「早いもなにも、もう疾風のごとく、もう豆粒くらいのサイズになる距離まで行ってな。それでようやく追いつくと女の子がチンピラ三人に囲まれてて、今にも襲われそうになってたんだ」

「そ、それで女の子はどうなったんですか!?」

「俺たちは女の子を助けようとしたとき、女の子が神父の姿を見て『神父さまー! 助けてぇ〜!』と叫んだら神父のやつがさー・・・・」

「神父さんが・・・・」

 

ゴクリ、とつばを飲み込むなのは。

きっと、神父がかっこよく女の子を助けるんだと予想する。

しかし、一刀の次の台詞で崩れた。

 

「神父のやつ・・・・・両目をハートマークになって、スロットマシンのように口から大量のコインを出して壊れちゃった♪」

 

ガッターン!!

 

笑って話す一刀の対し、なのはは机に頭をぶつけてコケた。

まさか、神に仕える神父が両目をハートマークになって、口から大量のコインを出すなんて普通思わないだろう。

なのはは腕に力をいれて起き上がった。

 

「そのあと、神父(ロリコン)のやつがチンピラ三人を瞬殺してな。もう神を殺すいきよいだったよ。あれは」

「あの〜、神父さんが神さま殺しちゃったらいけないんじゃー・・・? って、今、神父といってロリコンって言いませんでしたか!? 神父さんでロリコンなんですか!? ロリコンというなの少女愛好なんですか!!」

 

大きな声で神父についてツッコムなのは。

なぜ、十歳児の少女がロリコンについて知っているのか一刀は気になったが、直感が訴えていおり、あとで怖いので聞かなかったことにした。

 

「そのときに俺と仲間の少年が神父のやつがロリコンだって初めて知ってな。チンピラが金で許してもらおうとしたら、あいつ『人は金のみ生きるのあらず!!』って否定して、なにに生きるのか説いたんだ」

「えっ、え〜〜とぉ〜〜・・・その説は?」

「『例えば彼女とか! 姉とか!! とくに妹系とかぁぁぁあああああ!!!』って、言いながらチンピラたちを吹き飛ばした」

「・・・にゃ、にゃははは・・・それじゃぁもう、病気だよ〜」

 

なのはは顔を引きずって笑う。

真紅に至っては・・・・・、

 

(あっはははwwwwwwwwwwwwwお、おなかが破けるwwwははっはwwwww)

 

 

ツボに入ってしまい先ほどから笑っていた。

 

「なのはもロリコンとかペドの馬鹿には気をつけろよ。なのはみたいなかわいい子はなにされるか分かったもんじゃないからな。神父のやつみたいないい人でもあまり近づいちゃーだめだぞ」

「うん。気をつけるの♪///」

(えへへへ♪ かわいいなんて、照れちゃうなぁ♪)

 

親切で忠告する一刀だが、なのははかわいいと言われて赤くなる。

それ見て真紅は(一刀さまwwww またしてもフラグ建設でござるwwwww)と内心楽しんでいた。

そこへ、めがねをかけた女性が近づいてきた。

 

「は〜い。出来立てほやほやのシュークリームをお待ちしました〜♪」

 

桃子の娘でなのはの姉であ。るがエプロンを着た美由紀がシュークリームが入った箱をもってくる。レジ打ち場には桃子がいた

「ハイ、どうぞ♪」と一刀に箱を渡す

 

「それにしてもあなた・・・かわいい顔してカッコイイわねー。どう、なのはの婿になってうちで働かない〜? なのはがだめなら私でもかまわないわよ〜♪」

「ちょっ!? おねいちゃん!」

 

なのはは頬を真っ赤にし美由紀に怒る。

後ろではクスクス、と桃子が笑っていた。

 

「はっはは、冗談よ。冗談。なのはったら素直すぎよ〜。そ・れ・と・も私が彼を取っちゃうと本気で思ったのかな〜?」

「む〜も〜///」

 

なのはをおちょくる美由紀に対し、ほっぺたを赤く膨らますなのは。

その光景を一刀はほほえましく見ていた。

 

「あーそれから、よかったらなのはと友達になってくれないかな? この子男友達いないし。最近、友達になった子と別れて日が浅いからさびしいと思うのよねー」

「お、大きなお世話なの!」

「あれ、俺はもうなのはと友達だと思っていたんだが・・・・・俺の思い過ごしだったかな?」

「そ、そんなことないよ! こんなに私とお話してくたから一刀君はもうなのはの友達なの!!」

 

必死に友達だと強調するなのは。

 

「あははは、そんなに強く友達だって言われるなんて・・・うれしいかぎりだよ♪」

「//////」

 

なのはは顔全体がトマトのように真っ赤になり、頭から湯が出ていた。

後ろのほうで、桃子と美由紀が笑いながらヒソヒソと話、周りの客は青春だな〜、と一刀のなのはを見守った。

そのことに対し一刀はなのはがなぜ真っ赤になったの分からず、周り様子が見えていたなかった。

 

(一刀の鈍感は天下一品ね〜 これ以上の鈍感の人なんていないんじゃないのー)

 

呆れすぎて納得してまう真紅。だが、一刀と同等以上の鈍感がいることに彼女は知るよしもなかった。

そして、外が暗くなってき一刀はシュークリーム代を払い店から出ようする。

 

「それじゃー、明日の12時ごろにケーキを取りに行きますので」

「はい、またのご利用お待ちしてます♪」

「また明日ね一刀君」

「あぁ、なのはもまた明日な」

「うん♪///」

 

一刀は手お振りながら翠屋から出た。

 

(また、明日・・・)

 

なのははドアから出て行く一刀の後姿を見つめていた。

 

 

 

ケーキを買った一刀は家に戻るとすぐに別荘に直行。明日の誕生日の道具と料理の仕込みにプレゼントつくりを始めた。

準備を終り別荘から出ると外は暗かったであった。

時計を見てみると7時を過ぎていた。

 

「もうこんな時間かー。そろそろはやてが帰ってくるころだなー」

「はやてが帰ってくるまで家で待っとく?」

「う〜ん」

 

一刀はチラリと窓の外をのぞいた。

 

「すこしそのへんを散歩していくか」

「それなら私と夜のデートになるわね〜」

 

いつもはやてとチャチャゼロと一緒のため、今日ほど一刀と二人っきりになるのがうれしがる真紅。

二人は家を出て、夜の街を歩く中、海鳴市を見渡せる丘まで足を運んだ。

 

「きれいだな」

「そーねー。だけどそれだげじゃないわね」

「あー、まえから感じたけどこの町はずごい。力が集まり場所がたくさんだ。レックスや茶々丸。それになのはとか達人級とか個性的な人が集まっている」

 

海鳴市を見渡す。

町のあっちこっちに達人級の気や高い魔力などが感じていた。

 

「わるそうな人たちじゃないからいいけど。・・・・・・真紅」

「えぇ、ここまでの距離ならばれないでしょう。ジャミングはばっちりよかけたから、なのはでも気づかないでしょう」

 

二人はなのはとあったときから彼女から駄々漏れの魔力と首に掛かっていた赤い丸い宝石のデバイスをみて、彼女が魔導士だと見抜いていた。

で、なのはにばれないようにここまで来た理由はというと・・・、

 

「それでは〜〜♪ 隔離結界〜〜・・・・発動☆」

 

ドラム音が聞こえてきそうな声で真紅がいうと、

結界が発動し、半径一キロ範囲は世界から隔離された。

結界内に存在していた一般人は消える。

一般人だけが・・・・、

 

「・・・・・もう、出てきたらどうだ? ここには俺たちしかしないぞ」

 

一刀が後ろに振り向き言うと・・・

 

ガサガサ!!

 

木の陰に草むらから黒のスーツを着た男性たちが出てきた。

その数15人。巨漢で気迫とを見て全員戦場を渡り歩いてきた者だと確信する一刀。

 

「いつから気づいていた?」

「・・・・はやての家に着いたときから感じてた三日間の気配と視線。とくに今日のトラブル・・・おまえらの仕業だろ。俺を殺そうと事故死に見せかけるために」

「なぜそういえる」

「これでも記憶力と五感が敏感でな。その場いた貧弱一般人から硝煙と血の匂いつき相手の顔は覚えているんだよ。すごいだろ。トラックの運転手さん♪」

 

声をかけた男はピクリっと反応した。

一刀は話を続ける。

 

「もっとも、あなたたちの行動をこっちには筒抜けだからな…。なんせ・・・・」

 

タカ・タカ・タカ・タカ

バッタ・バッタ・バッタ

 

「こいつらが監視していたから…」

 

どこから現れたのか手のひらサイズの鳥たちやバッタたちが一刀の周りに出現した。

はやての護衛にと町に配置していたタカカンドロイドとバッタカンドロイドである。

男たちは突如現れたメカに少し驚く。

ご苦労様、と一刀がタカカンドロイドと撫でると、タカカンドロイドとバッタカンドロイドは電子音を発せながら一刀から散っていく。

一刀は男たちに目を向ける。

 

「トラックに飛ばさたのも、高温の油を被るときも、鉄骨が落ちてきたときも、マンホールの穴に落ちたのも、バナナの皮で滑って地面に頭を打ったのも、花瓶が落ちてきたのも、牛の大群に踏まれたのも、釘宮声似の金髪少女のスカートがめくれ上がりパンツを見てしまいビンタされたのも全部おまえらが仕組んだってことは、くるっと丸めて全部お見通しだ!」

 

どこぞの売れないマジシャンなのに他人のトリックを暴くことができる人のように男たち指を指していう一刀。

それに対して男たちは「最後のはちがうちがう」と手を振ってビンタされたとのは自分たちの仕業ではないと断言する

一刀と真紅は「まじめにツッコまれるとまじで凹むな〜;;」と、「空気を読んで「どうだったか? 少女のビンタは」てボケなさいよー」と反論した

男たちはどうリアクションすればいいか困ったが、

 

(ハッ! あぶねーあぶねー。あわゆくガキのペースの乗せられてしまうところだった)

 

リーダーらしき男が気を取りもどした

 

(しかし、こいつはいったいなんなんだ?)

 

見た目、普通の少年だがまるで空気のようで摘めず、認識するとどうやって意識してしまうほどの存在。人生のなかでこのようなやつは見たことがない。だが今分かることはある

 

(魔法を使えるだけで厄介だが・・・それ以上に危険だな。おもしれいガキで好きだが、これからの作戦に支障を浸すし・・・もったいね〜けど殺るか・・・)

 

一刀の首にかかっているアクセサリーが魔導師が使うデバイスだと確信し、

男はほかの者に目を送って指示をした。

そして、

 

「ん? いまのはなんの合図をだs――」

 

一刀が気づいた瞬間、

 

バババババババババッバ!!!

 

四方八方から機関銃の銃撃音が空間に響きわたる。

目標の物体は周りを土煙に包まれて何も見えない。

リーダーらしき男が手を上げると彼らは銃撃をとめた。

男たちは土煙が舞う中心を凝視した。

煙が上がるとそこには・・・・・、

 

「オイ。人がしゃべってる途中で割り込んじゃーいけないって母親に言われなかったのかー?」

 

無傷で立っている一刀がいた。

手には一騎当千を持っており、足元には何かに潰された弾丸が多く転げ落ちていた。

あれだけの弾を木刀ですべて打ち落としのか!? 男たちは一瞬驚愕したがすぐに顔を戻した。

 

「テメィ・・・いったい何者なんだ?」

 

男がそういうと、一刀はニッ、口元をあげて答えた

 

「ただの通りすがりの何でも屋だ。覚えとけっ」

 

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一方、はやてとチャチャゼロは診察を終えて、バスに乗って帰宅していた

 

「もうこんなに暗くもうたわー。一刀がお腹すかしてるさかいに、はよう帰って夕食つくらと。な〜チャチャゼロ」

 

はやては膝に乗っているチャチャゼロを見下ろして撫でる。

俺モ腹減ッター、とチャチャゼロは内心つぶやいた。

 

「それにしても・・・・」

 

車椅子にかかっている袋を見た。そのなかにはチャチャゼロが老人たちから貰った菓子と飲み物が入っていた。

 

「ぎょおーさん貰ったなー。石田先生がチャチャゼロを病院のおじいちゃんたちに紹介したら気に入られて貰ったって、ほんまチャチャゼロは人気者だなー」

 

よしよし、とチャチャゼロを多く撫でるはやて。

だが、すこしして、撫でるのをやめると窓の外を見た。

窓に写った顔はすこし悲しそうであった。

 

「一刀にも用事があるのは分かっているけど、一緒にいないとさびしー」

 

一刀が一人で帰ったことに心配していた。

はやては足のことでコンプレックスを持っていた。自分の足の障害などで不満があったのではと不安があったのだ。それに、一刀は旅人いつか別れる日が来るかもしれないという不安もあった。

そして、

 

(やっぱり、誕生日黙ったままで良かったのかなー)

 

三日間、一刀と暮らす中、彼の性格である程度分かったことがある。それは一刀が祭りや他人の祝などが大好きだということ・

テレビとかで祭りなどの特番やある国の家族の誕生日会なので人が喜んでいるのを一刀は楽しそうに見ていた・

一刀は他人の幸せは自分の幸せなんだとはやてはそう思った。

それなのに自分の誕生日を言わなかったことに後悔していた。

ハァー、とため息をつくとチャチャゼロを見ると顔を変えて微笑んだ。

 

「ごめんなー。悲しいこと考えて…。あんたのご主人さまは私を置いてどっかにいったりせーへん。なんせ一刀は女の子を悲しませへん男の子だし。そーやよー」

 

動かないしゃべらない人形あいてと会話する。

まるで自分自身にそう言い聞かせてるようであった。

 

(・・・・俺モソウ思エテーヨー)

 

チャチャゼロは一刀の旅の目的を知っている。

そのために仲良くなっても出会いは一期一会程度しかなく別れのときもあった。

 

(マー、コノ世界デ目的ヲ達成スレバコノ土地デ骨ヲ埋メル事ニナルカラ、サイナラハナイト思ウケド・・・。ナレバノ話ダガ)

 

トラブルメーカが服を着て歩いている自分の主人である以上、一刀とはやては共に平穏な日常を送ることはないだろう。

それよりも、

 

(御主人ノ存在自体ノセイデ同ジ時間ハ共ニ出来カワカラネーシ)

 

あれは呪いに近い、と自分の主人のこと考えているチャチャゼロ。

だが、その思考はすぐに止められてしまった。

 

「それにしても…診察のとき感じたあれなんやったんだろうー?」

 

一刀が病院から出たあと、はやての脳に電波が受信されたような感覚が響いた。

 

「そう、あれは・・・・一刀が別の女の子と楽しんでるような予感が・・・・」

 

はやてはチャチャゼロを撫でていた手に力をこめる

 

「帰ったら一刀を問い詰めたろう。昼間、どこにいたんかって。もし、女の子と一緒だったそのときは・・・・・、ウフフフフフ・・・・」

 

黒いオーラーを出して笑うはやて。

まわりの乗客と運転手は身を引いてしまう。

先ほどまでのシリアスはどこへいったのやら。

さらに手に力を入れる。

その結果、

 

(痛タタタタタタ! チョッー頭ガ割レr――『ピキビキ』 っオイ!? 今ピッキってイッタゾ! ヒビ入っちゃったじゃないのかこれ!? 俺ノ硬イ頭ヲ割ルッテドンダケノノ握力ナンダ!? ・・・・これが乙女の力というものなn――『バキバキ』ってボケ場合じゃない! マジで頭潰サレテルー!? くるみ割り人形で潰されるクルミのよーにー! 俺人形なのに・・・; 頼ムカラソレハ御主人ニヤッテクレー;;!! )

 

少女を思えない握力でアイアンクローされた。

あまりにも痛みに一部標準語になっていた。

今すぐにでもしゃべって動きたいがサプライズ優先のため我慢した。

それでもやめてほしいと念で訴える。

しかし、

 

「フフフフフ」

(駄目ダコリャー・・・・ギャァアアアアアアアア!!)

 

暗黒面の少女に動けない人形の願いは届かなかった。

頭部が像の足で潰されるスイカのようになろうとしたとき、この哀れの人形に救いの光が差し込んだ。

 

ピピピピピピ・・・

 

「あ、石田先生からメール」

 

はやてはケータイからのメールに気づきチャチャゼロの頭から手を離す。

 

(助カッタ・・・;)

 

チャチャゼロは石田医師の感謝する中、目的のバス停についた。

運転手にバスから降ろしてもらい。バスは次のバス停に向かった。

はやては交差点で青信号を待ちながらメールを呼んだ。メールには明日一刀と一緒に食事でもどう、と誘いの文章が書かれていた。

 

(尋問した後、一刀に聞いておこう)

 

あとで連絡します はやて、とメールを送った。

ケータイをしまうと丁度青信号になり、車椅子をゆっくり動かしながら歩道を進む。

交差点にははやて(+チャチャゼロ)しかおらず、静かであった。

だが、

 

ブゥウウウウウウウウウウウウウウウ!

 

トラックのエンジン音が静けさをけし飛ばし、トラックははやてにぶつかろうとしていた。

しかも、運転手は居眠り運転していたためはやてに気づいていなかった。

 

「!?」

 

はやてはトラックのライトが自身を照らすなか、一瞬、思考が停止し悲鳴を上げず固まった。

 

「チッ!」

 

チャチャゼロははやてを助けようと動こうとした。

さすがに緊急事態のため舌打ちしていまったが、それどころではなかった。

チャチャゼロははやてを掴んで交差点の向こうに飛ばして回避させようとした。

その刹那、

 

「アレハ――」

 

トラックのライトをバックに、自分たちをまもろうとの壁のように空中に浮かんでいたものがあった。

それはライトの光だったのそれとも浮かんでいたモノが発したものなのか、チャチャゼロとはやては真っ白な光に包まれた。

だが、作り物の眼球の目からそれを見逃さなかった。

作り物の瞳には写ったモノ。

それは、

 

 

鎖に巻かれた本であった

 

-5ページ-

 

 

「おかたずけ終了ーっと」

 

結界を解除し、一刀はパンパンと手を払った。

横には地面に突き刺さった一騎当千。

後ろにはやまずに詰まれた男たちがいた。男たちはウガ・・・、グァァ、と呻きをあげている。満身創痍だが死んではいない。

 

「手加減はしてやった・・・と言いたいけど手加減しなくていいほど丈夫な体だったからあまり手加減はできなかったけど」

 

「ごめんな♪」とあやまると地面に突き刺さっていた一騎当千を引き抜いた。

木刀に男たちの真っ赤な血は少しでほどんどは真っ白な血がただれていた。

 

「人工血液の『ホワイト・ブラット』に人工筋肉と強化骨格・・・・立派なサイボーグだ。別荘で調べたとき驚いたけど、まさか直接会いに着てくれるとは手間が省けたよ」

 

一刀は山積みに積みあがった男たちに近づき、一番下に敷かれているリーダーらしき男のまえに座り目線を合わせた。

 

「・・・グゥ・・言っとくが俺は何も話さないぞ」

「それは傭兵のプライドか?」

「!?・・・なんで俺が傭兵だと分かった」

「これでも傭兵企業に属していたから・・・・すこしだけど。なんとなく分かるんだ。傭兵の人種てもんを」

 

一刀は男の顔を見下ろしながら目を見た。

男は一刀の目を見て悟った。

こいつはなにからなにまでお見通しっか、男は負けを認めた。

 

「・・・・殺せ。どうせ、このまま帰ったら依頼主に申しわけたたねー。傭兵てもん知ってるなら、今すぐこr――」

「ヤダ☆」

 

一刀はすてきな笑みで殺すのを断った。

テメー、男は眉を寄せて睨むが、一刀は口を開く。

 

「言っておくが、傭兵企業に属していたけど俺は傭兵じゃない。ただの何でも屋だ。付け足しておくと武士道(ルール)を持った美少年」

「美少年? 化け物の間違いだろう・・・イッダ!」

「ことばに気をつけろよ。いまのは傷ついた」

 

一刀は男にデコピンをした。

男が痛がるが手が人山に埋もれているため押さられない。

一刀は語り続ける。

 

「俺は俺のルールに従って行動する。たとえ罪人だろうが殺人鬼だろうが殺し屋だろうが神だろうが魔王だろうが俺には関係ない。殺す殺さないも俺が決める。俺が俺であるために。だから俺はおまえらを殺さない。傭兵の死場は戦場で死んでくれ」

 

多くの戦場を巡り歩き、その場所で戦いながら生きるものたちを未届けだ一刀にとって、彼ら生き様は理解していた。

 

「・・・・殺さなかったことに後悔するぞ」

「そのときはそのとき。それにもし、俺の大事なもんに傷つけたらそのときは、おまえの命・・・刈り取るから♪」

「お〜怖い怖い」

 

素敵な笑みの一刀と微笑する男。

男の目には普通の少年ではなく鬼がいた。その鬼に前で男は普通の接していた。

この男も普通ではない。一刀も理解した。

 

「そんな怖い人からのお願いがあるんだが」

「なんだ。雇い主とか機密事項以外だったいいが?」

 

それは後で調べるからいい、と一刀は気になっていたことを聞いた。

 

「おまえらの間で蛇を名前と狐の名前、それと活人剣を志すサイボーグしらないか?」

 

ミッションを共に完了させ、戦場を駆け抜けた仲間たちがこの世界に存在するのか気になった。

だが、

 

「蛇に狐に活人剣のサイボーグ? 俺の耳にそんあやつら知らんなー。お前の知り合いかなにかか?」

 

この世界にいなかったようだ。

 

「・・・・・・そう。それないいよ」

「これでおしまいか?」

「いや、最後にひとつ教えてくれ」

「なんだ?」

「お前の名前、教えてくれ」

「アッハッハッハ、おかしなガキだ。テメーを殺そうとしたやつの名前聞くなんて。馬鹿だろおまえ」

「それ、よく相棒に言われるよ。俺を殺そうとしたんだから知ってるかも知れないけど、俺は北郷一刀。お前は?」

「・・・サム。サムエル・ホドリゲス。サムやジェットストリーム・サムとか呼ばれるな。今度はリベンジしてやるから覚えとけよ、お・じょ・う・さん」

 

ボッカン!!

 

景気がいいほどの音が周囲に響いた。

一刀が一騎当千の柄を振り下ろしてサムを気絶させたのだ。

サムは頭にでっかいコブを作り伸びていた。

 

「たくー、最後の最後でそのネタかよ」

「いいじゃない。ショッタ・男の娘は最高のネタなんだからー」

「・・・・・・真紅。ホルマリン漬け」(ボソ

「すいませんでした」

 

土下座が出来ないが土下座をしてるような気持ちであやまった。

 

「それにしても、こいつがサムだったなんてなー・・・。気魄と剣圧がちがかったら見間違えるところだったよ。まー俺が知ってるあいつは年上だったから、ここのこいつは経験がたりなかったから勝てたけどもしかしたら負けていたかもな」

「たしかに・・・・こいつなら達人級を超えるでしょうねー」

 

サムの実力を見抜く真紅。

一刀は別の世界で出会ったサムを思い出してみる。

これから、あのような戦闘凶になっていくのかと思うと寒気がしてくる。

このとき、バスに乗っていたはやてが黒化してたときの原因でもあった。

 

「やっぱ念のために殺っとくか?」

 

面倒ごとがおきるので始末しようとしたが、彼のような人種は嫌いではないので結局は殺さないでおいた。

 

「さーてと。そろそろはやてが家に着いて頃だから帰ろうー・・・・・・ん?」

「どうしたの一刀?」

「・・・・・はやての身になにかあった」

「えっ!?」

 

何かを感じた一刀。

念のためチャチャゼロに念波を送るが応答がない。

 

「視覚共有やほかの回線も打ち切られている。やっぱりはやてたちの身になにかかが起きたんだ」

 

はやてとチャチャゼロを心配する一刀。

もっとも、チャチャゼロと連絡出来ないのは、はやてがチャチャゼロの頭を握り潰そうと結果、回線の一部が損傷してしたのが原因であることに一刀は知らなかった。

 

「真紅。はやての現在地は?」

「まってて、えっ、えーと。場所はバス停前の交差点――・・・・の上空!?」

「上空だと!? なんでそんなとこr――・・・もしかして・・・・」

 

一刀は周囲の気を感じて町全体の様子を把握した。

それにより、交差点の上空で魔方陣らしきものの上に座っている無傷のはやての存在を確認した。

側にもチャチャゼロも居る。

そして、

 

家に大事に置いていたアレもはやての側に居た。

 

「闇の書が起動してる」

 

 

 

舞台の始まりを告げるブザーはもう鳴っていた。

 

 

 

つづく

 

 

-6ページ-

 

 

あとがき

 

 

 

チャチャゼロ「酷イ目ニアッタゼー」

 

真紅「頭、大丈夫?」

 

チャチャゼロ「ナノマシンデヒビ割レハ修復出来タガ、マダ、頭ガズキズキスルー。真紅。イイ頭痛薬クレ」

 

真紅「外部からの痛みには頭痛薬はきかないわよ」

 

チャチャゼロ「残念。トコロデ御主人ハ何処二? マー分カッテルケド」

 

真紅「一刀なら作者にO☆HA☆NA☆SIしに行ったわ。なんでも投稿が遅いから説教しも兼ねて」

 

チャチャゼロ「フーン。デモヨー、投稿ガ遅イノハ、ショウガナイジャネーノ。ナンカコノトコロ課題トカデ忙シカッタシ」

 

真紅「あら作者の肩持つの? 言っておくけど作者のやつスパロボZを完・全・攻・略をしようと期限のぎりぎりまでやっていなかったんだけど」

 

チャチャゼロ「・・・・・事業自得ダナ」

 

真紅「そうでしょう。こんなペースで次回の投稿は大丈夫なのか心配だわ〜」

 

チャチャゼロ「マ〜 ナントカナルンジャネーノ」

 

真紅「マイペースに言うわねー; 現在の展開で一番危険なのは貴女なのよ。大丈夫?」

 

チャチャゼロ「マー、ソノトキハソノトキダ。ケケケケ」

 

真紅(はぁ〜、ペットは飼い主に似るっていうのは本当なのかも)

 

真紅「とにかく。次回でようやく物語が動きだすから気合を入れていきましょうかー!」

 

チャチャゼロ「作者ガ力尽キナイ事ヲ願ウゼ」

 

真紅「不吉なこと言わないでよ!」

 

チャチャゼロ「ソレジャー次回二会オウ。ジャーナー」

 

真紅「あっ!? 私の出番をとるなー!!」

 

 

 

ちゃんちゃん♪

説明
メリークリスマース&投稿おくれてすいません(作者土下座)
今回はいつもより長いため書くのに時間がかかってしまいました
こんな駄目作者の作品を楽しみにしてるみなさん。まことにすいません

まー、正月があるから次の投稿も遅れるのは決定的明らかですか・・・:

そんなことより、リリカル東方恋姫 はじまります
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コメント
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