九番目の熾天使・外伝 〜改〜 クリスマス編
[全1ページ]

季節は冬、そして12月。

 

この日には一体どんなイベントがあるか、それはもう誰もが分かり切っている事だろう。

 

そう、クリスマスである。

 

大半の人達は、クリスマスパーティーで思い切って楽しむ事だろう。

 

もちろん、それはOTAKU旅団だって例外ではない―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OTAKU旅団アジト((楽園|エデン))、大広場…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お〜い、そっちに置いてある飾りをこっちに寄越してくれ〜!」

 

「こっちのイルミネーション、まだ少し時間がかかりそうだ!」

 

「おい、こっちは明らかに人手が足りてねぇぞ!」

 

「誰か暇な奴を連れて来れば良いだろ……ていうか絶対誰かサボッてるだろ、何だこの忙しさは!?」

 

「おいそこ、サボッてないで働けバカ野郎!!」

 

「おい誰だ!! 作った料理を勝手につまみ食いしやがったのは!!」

 

現在、ここでもクリスマスパーティーの準備が行われようとしていた。何人かは巨大なクリスマスツリーの飾り付けを、別の何人かはイルミネーションを担当し、また別の何人かはパーティー用の料理作りで忙しそうに動き回っていた。

 

「今年もまた、大変そうにしていますね」

 

「疲れないんですかねぇ、あんなに動き回って…」

 

スタッフ一同が忙しそうにしている中、デルタと竜神丸はコーヒーを飲みながら、目の前の光景をノンビリと眺めている所だった。

 

「しかし、今年も後少しで終わりですか……今思えば、色々な事がありましたね」

 

「まぁ、そのほとんどは旅団の仕事尽くしでしたけどね…」

 

「「…はぁ」」

 

二人揃って溜め息をついたその時。

 

「デルタん、りゅーちゃん!」

 

「「!」」

 

二人の下に、咲良がトテトテ走ってやって来た。その頭に、パーティー用の可愛らしい帽子を被った状態で。

 

「おや、咲良さん。こんにちは」

 

「私達に何か御用で?」

 

「うん。えっとね……はい、これ!」

 

「「?」」

 

咲良は二人にそれぞれ紙切れを渡す。

 

「…クリスマスパーティー、招待状?」

 

どうやら、招待状のようだ。紙切れに「クリスマスパーティー招待状」と大きい字で書かれており、クリスマスツリーや雪だるまの可愛らしい絵も描かれている。

 

「うんっとね……デルタんも、りゅーちゃんも、クリスマスパーティー楽しんでほしいの! みんないっしょなら、もっと楽しくなるだろうなぁって思ったから!」

 

「皆一緒……では、他の皆さんにもこれを?」

 

「うん、ほかのみんなにも配ってるの! デルタんとりゅーちゃんも、参加してくれるよね?」

 

「私達も、ですか。しかし私達には仕事が―――」

 

「分かりました。私達も参加しますよ」

 

「ホントに? やったー!」

 

「ちょ、竜神丸さん何を…!?」

 

「じゃあ、今日の夜まで楽しみに待っててねー!」

 

「えぇ、後でまた会いましょうね」

 

デルタの意見を全面的に無視し、竜神丸が勝手に了承。二人も参加する事が決まったからか、咲良は嬉しそうにスキップしながら他のメンバーを探しに向かって行ってしまった。

 

「…竜神丸さん、何勝手に決めてくれてんですかねぇ? 私にはまだ仕事があったんですが?」

 

「そうは言いますがデルタさん……あそこ、見てみなさい」

 

「え?」

 

竜神丸の指差した方向に、デルタが視線を向け……すぐに逸らした。

 

何故なら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フフフフフフフフフフフフフフフフフ…♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒い笑みを浮かべつつ、物陰から二人の様子を見ているアキの姿があったのだから。

 

「…あの状況で参加を断ってみなさい。その先には最早、地獄以外に何も待っていませんから」

 

「OK、把握しました」

 

もし先程、咲良のお願いを断っていたらどうなっていたか。その先に待ち構えているのは、自分にとって最悪の未来のみ。

 

その事が容易に思い浮かんだのか、デルタは僅かに身震いする。

 

「とにかくです。今回はほとんどのメンバーが参加するみたいですし、あなたも諦めたらどうです?」

 

「はぁ、どうしてこうなるのやら…」

 

いつもの予定も狂わされ、デルタは何度目なのかも分からない溜め息をつく羽目になるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、海鳴市…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クリスマスパーティー?」

 

「そうなんだ。姉貴とルイにも、俺の方から渡しておこうと思って」

 

タカナシ家の玄関にて。ルカは家族である姉と妹にもクリスマスパーティーの招待状を渡しに来ているところだった。ちなみにタカナシ家の家族構成は長男、次男(ロキ)、長女、三男(ルカ)、次女の5兄妹である。現在ルカが話しているのは、その長女に当たる“ユウナ・タカナシ”である。

 

「まぁ、渡すのは良いんだけど……キリヤ兄さんはいないの?」

 

「兄貴は…………うん。ミッドまで、彼女さんを招待しに行ってるよ…」

 

「…ふぅん、そうなの」

 

この時、『彼女』という単語を聞いたユウナの眉が一瞬だけピクッと反応したのを、ルカの目は見逃さなかった。

 

(姉貴、それなりにブラコンなのは変わってないっぽいね…)

 

「アキヤ、何か考えたかしら?」

 

「いえ、何も!!」

 

ユウナにジト目で見られ、ルカは思わずビシッと敬礼する。

 

「…まぁ良いわ。分かった、私とルイも参加する」

 

「OK、了解した……あれ、そういえばソラ兄さん達は何処に?」

 

「ソラ兄さんと咲さんは仕事が忙しいみたいだから、残念だけど今回は参加出来そうにないって。ルイは今―――」

 

その時だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――やっふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉいっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真上から、何者かの楽しそうな声が聞こえてきた。

 

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え……むぎゅあっ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ちょうど帰って来たみたい」

 

その何者かが着地する際、ルカが思い切りクッション代わりとして踏み付けられてしまった。

 

「ありがとうございます、ハルトさん。ここまで運んで貰っちゃって」

 

「なぁに、良いって事よルイちゃん。また何かあったら、いつでも俺を呼びな」

 

ルカを踏み付けた人物―――ハルトと呼ばれた男性は、背中におんぶしていた少女―――ルイ・タカナシを地面へと下ろしてあげた。

 

が、二人はここで違和感に気付く。

 

「ん? 足元に何か踏んでるような…」

 

「二人共、思いっきり踏んでるよ?」

 

「え……あ、アキヤ兄さん!?」

 

「へ? …あ、いけね。思いっきり踏んじまってらぁ」

 

「こ、腰が…!!」

 

ユウナの指摘で、ルカを踏んでしまっている事に気付いた二人はすぐにその場から離れた。しかし思い切り踏みつけられた所為か、ルカは腰に盛大なダメージを受けてしまったようだ。

 

「いやぁ〜悪い悪い。まさかルカまで来てるとは思わなくってさぁ、メンゴ♪」

 

「痛タタタ……せめて着地する前に下を見て下さいよ、ハルトさん」

 

ルカが睨み付けるが、ハルトは特に悪びれもしない様子でハッハッハと高笑いしている。それでルカもいちいち激怒しない辺り、彼の性格は既に把握し切っているのだろう。

 

「あぁ〜まだ痛い……それで、ハルトさんは何でここに?」

 

「あぁ、少し前からここで滞在させて貰ってたんだ。お前とロキ、兄弟揃って旅団の方まで向かって行っちまったと聞いてな。家事を手伝う代わりに、ここにしばらく泊めさせて貰ってた」

 

「あ、そうだったんですか……すいません。留守にしてる間、ありがとうございます」

 

「はっは、どういたしましてだ。ところで質問で返すようで悪いが、お前は何でここまで戻って来たんだ?」

 

「あぁ、それは…」

 

ルカは痛めた腰を押さえながらも立ち上がり、ルイとハルトに事情を説明する。するとルイは目をキラキラさせ、ハルトは面白そうにニヤリと笑みを浮かべた。

 

「クリスマスパーティーですか……面白そうです!」

 

「そりゃまた、旅団も良い企画を考えるじゃねぇか…!」

 

「あははは……一番最初に企画を立ち上げたのはディアラヴァーズですけどね。それに咲良ちゃんだけでなく他のメンバーも興味を持ち始めたもので、結果こういった状況に」

 

「良いじゃないの、それなら俺達だって参加してやらなきゃな!」

 

「そうですよ! そんな楽しそうなイベント、絶対に参加するべきです!!」

 

「(ルイの目がすごいキラキラしてる…)とにかく、これから((楽園|エデン))まで戻ろうと思ってるからさ。全員で一緒に行こうよ」

 

「まぁ待て待て、こういう時こそ俺の出番でしょ」

 

「へ?」

 

「えぇっと確かポケットに入れてた筈……お、あったあった!」

 

そう言って、ハルトは一つの指輪を取り出した。それを右手の中指にはめてから、黒い手形のようなバックルのついたベルトにかざす。

 

「んじゃ、行こっかね!」

 

「え、ちょ、まだ準備出来て―――」

 

≪テレポート・プリーズ≫

 

ルカの意見を聞く間も無く、ハルトは転移系魔法を発動。四人はその場からあっという間に転移してしまったのだった。

 

もちろん、家の玄関はちゃんと鍵をかけているので問題なしである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして場所は戻り、((楽園|エデン))の食堂では…

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぉぉぉぉぉぉい!! まだチキンは揚がってないのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

「もうじきだ!! だが、あまりに人手が足りない所為で、既に何人か過労で倒れてる!!」

 

「だぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! 明らかに人手が足りなさ過ぎるだろこの状況はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

調理場にて、パーティー用の料理作りに追われている支配人とokaka、そして調理スタッフ一同。しかし今回はクリスマスであるが故にその忙しさは普段の倍以上であり、既に何名かの調理スタッフは倒れて医務室まで運ばれているとの事。このままでは、料理が揃う前に全員が倒れてしまう。

 

「くそ!! こうなったら、ザビーに変身してからクロックアップを使うしか…!!」

 

「おい待て支配人!! そんな事にまでいちいちライダーシステムを使うのかよ!?」

 

「そうでもしなきゃ明らかに夜まで間に合わんだろうがぁっ!! 今のこの状況、もはや一分も無駄に出来ない戦いだってのがお前は分からんのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇっ!! こっちだって必死なんだよ!! これが深刻な戦いだってのはこっちも充分把握してんだよ!!」

 

「だったら躊躇なんぞしてんじゃねぇ!! 良いかお前等ぁっ!! 調理とは己との戦いでもある事、忘れんじゃねぇぞぉっ!!!」

 

「「「「「ハッ、すみませんでしたシェフッ!!」」」」」

 

「謝罪する前に手を動かせや手をぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

 

とうとう、支配人がマスクドライダーシステムまで使おうとし始める始末。

 

一同が調理で疲労し切っていたその時…

 

「うぉぉぉぉぉぉぉいテメェ等ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

何故か、ロキが猛スピードで調理場まで突っ込んで来た。しかも急ブレーキに失敗したのか、食器棚に思いっきり激突してしまっている。

 

「あぁ!? 何だ、こっち今忙しいんだ!!」

 

「喜べ!! 助っ人呼んできたぞ!!」

 

「「「「「へ?」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいません、お待たせしました!」

 

「一生懸命、頑張っちゃいま〜す♪」

 

「私だって手伝ってやるわよ!!」

 

「やれやれ、こっちも飾り付けで忙しかったが仕方ない…!」

 

「ふん、俺の実力ならどうって事はない!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「助っ人、キターーーーーーーーーーーーーッ!!!」」」」」

 

助っ人として駆け付けてくれた、リリィ、早苗、アスナ、Unknown、そして二百式(?)の五名。支配人達調理スタッフ一同は、突然の助っ人参戦によってテンションがMAXに到達する。

 

「よっしゃあ!! 残る料理も全部完成させるぞぉっ!!!」

 

「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」」」」」

 

全員が元気を取り戻し、一同は再び調理に取り掛かる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…って、ちょっと待てやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

「ぬぉうっ!?」

 

―――前に、ある事に気付いたokakaが思いっきり突っ込みチョップを炸裂させた。その突っ込んだ対象は他でもない、二百式(?)である。

 

「な、何だ!? いきなり何をする!!」

 

「待ちぃや、何かおかしいやろ!! 二百式が自分から調理を手伝うなんて有り得んやろうが!!」

 

「「「「「はっ!? そういえば確かに!?」」」」」

 

「うぉい!? 俺が手伝うのがそんなに悪いか!?」

 

「その前に二百式、いつの間に緑のメッシュなんか入れたんだ? さっきまでそんなのは入れてなかった気がするんだが」

 

「…メッシュ?」

 

ロキの発言を聞いて、支配人が気付いた。

 

よく見ると、二百式の見た目がいつもと若干違う。髪はオールバックで緑のメッシュ、着ているジャケットも緑。そして何よりも……鋭い爪の伸びた緑色の右腕が、彼の異常過ぎる雰囲気を分かりやすく表していた。

 

「「「「「…お前、さてはウヴァだなっ!!?」」」」」

 

「今気付いたのか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事は、数分前まで遡る…

 

 

 

 

 

 

 

「みんな、出ておいで〜!」

 

部屋の中央にて大量に集められた、銀色のメダル。その大量にあるメダルの前に立っていた咲良が色付きのメダルを複数同時に投げ入れると、大量のメダルが一斉に動き出し、それぞれが腕や足などの形に変化していく。

 

「んぁぁぁ〜よくねたぁぁぁ…!」

 

「ふぅ、やれやれ……この姿になったのも、久しぶりな気がするよ」

 

「ん〜! 腕だけの状態も、新鮮で良いわねぇ〜」

 

「ふん、なかなかの気分だな」

 

「…チッ!」

 

砲台のような指のついた白い左腕。

 

チーターと似たような形状をした右足。

 

青いマントのついた女性らしい左腕。

 

鋭い爪の生えた緑色の右腕。

 

鳥らしい羽の生えた赤い右腕。

 

ガメル、カザリ、メズール、ウヴァ、そしてアンク。

 

メダルから誕生した怪人“グリード”がここに復活したのである。

 

「みんな、お願いがあるんだけど……聞いてくれる?」

 

「お願い〜? うん、ガメル聞いてあげる〜」

 

「咲良ちゃんのお願いなら、いつでも聞いてあげるわよ。ねぇ、あなた達?」

 

「うん、良いよ。断る理由も無いしね」

 

「俺も構わんぞ、咲良!」

 

「…ま、聞くだけ聞いてやる」

 

咲良のお願い事に関しては、グリード達も素直に聞いてくれるようだ。約一名だけ、返事が若干捻くれてはいるが。

 

「えぇっと、今日はね…」

 

その後、咲良が何とかグリード達に事情を説明。クリスマスパーティーの仕事を手伝って欲しいと頼むのだった。

 

「わかった〜、おやすいごよう〜」

 

「それぐらいなら私達も手伝うわよ。色々楽しそうだもの」

 

「でも、一つだけ問題があるんだよねぇ……僕達、今はこんな状態だし」

 

カザリの言う通り、問題が一つ。

 

彼等グリードは、本来なら人型に実体化する事が可能。しかし彼等の存在を保つのに必要な色付きのメダル―――“コアメダル”が足りない場合、彼等は完全な形では復活出来ず、身体の一部分しか実体化出来ないという欠点があるのだ。

 

「…ハルトの奴だ。俺達のメダル、一枚ずつ持って行ってやがるんだからな」

 

「となると、また誰かに憑依する必要があるな…」

 

 

 

 

 

 

という訳で…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺に憑依したい? まぁ、少しだけなら良いけど…」

 

ガメルはBlazに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん、俺は別に構わんぞ」

 

カザリはガルムに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仕方ないね。今回だけ特別だよ?」

 

メズールはこなたに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ、うちのバカ弟なら後で使ってくれても構わんぞ」

 

(((まぁ何て黒い笑顔)))

 

アンクは料理を食べる時だけ、ルカの身体を使う事が決定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて残るはウヴァのみだったのだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、しきくんだ!」

 

「む?」

 

咲良とウヴァ(右腕)が一緒に行動していたところで、ちょうど二百式と出くわした。

 

「咲良ちゃんか。どうしたんだ?」

 

「はいこれ、しきくんの分!」

 

「…招待状?」

 

「しきくんもいっしょに、クリスマス楽しもう?」

 

咲良はものすごくキラキラした目を向けつつ、二百式にも頼み込んだ。

 

が、しかし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪いが、俺は遠慮しておく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え…?」

 

なんと、二百式は咲良のお願いを断ってしまったのだ。

 

「咲良ちゃんには悪いけど、俺は読書でもして静かにしていたいんだ。あまり騒がしいのは好きじゃないからな」

 

それだけ言って、二百式はその場を去ろうとした。

 

だが、それで諦め切れる咲良でもなく…

 

「パーティー、嫌なの…?」

 

「む…」

 

二百式の服の袖を掴み、咲良はウルウルした目を彼に向けた。これには流石に罪悪感が沸いた二百式だったが、それでも何とか彼女の手を離そうとする。

 

その時…

 

「…ッ!!?」

 

突如、二百式の背筋に大きな寒気が走った。何かと思い、二百式が後ろを振り向くと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ〜らあ〜ら♪ 何で咲良ちゃんを涙目にさせているのかしら、あなたは…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

棘の鞭を構えつつ、ドス黒いオーラを放っているアキが立ち塞がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…つまり、アキちゃんの制裁を受けた二百式の身体を、ウヴァがひとまず借りる事になったと?」

 

「あ、あぁ……そういう事になる」

 

「「「「「まぁ何て命知らずな」」」」」

 

支配人、okaka、ロキ、調理スタッフ一同の声がシンクロする。

 

咲良はディアーリーズやディアラヴァーズだけでなく、このOTAKU旅団に所属する同志達にとっても癒しと言える存在。そんな可愛らしい少女の頼み事を断るなど、もはや命知らずな行為でしかないのだ。あのクライシスでさえも、咲良の頼み事を断ったりはしないというのに。

 

「…まぁ、二百式のは自業自得として。支配人達は早く料理を作った方が良いんじゃないのか?」

 

「「「「「ハッ、そうだった!?」」」」」

 

「よし、今回は俺も手伝うぞ!!」

 

「せっかくだ、俺も協力するぜ」

 

二百式(緑)、ロキも調理を手伝う事になり、一同は今度こそ調理を再開するのだった。

 

「…はん、勝手にやってろ」

 

残っていたアンク(右腕)は、飾り付けをしているメンバー達の方に向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、時間帯は夜…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「メリィィィィィィ…クリスマァァァァァァァァァァァァスッ!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

大広間にて、ついにクリスマスパーティーは開始された。

 

部屋中がクリスマス風に飾り付けされ、テーブルにはたくさんの料理、そして広場の中央には巨大なクリスマスツリーが聳え立っていた。

 

「うっへぇ、よくもまぁここまでやったな」

 

「うん、ツリーの飾り付けが物凄い苦労したぜ…」

 

miriはワインを飲みながらクリスマスツリーを見上げ、ツリーの飾り付けを担当したFalSigは疲れ切った様子で椅子に座っている。しかし普段から遊び好きであるFalSigからすれば、こういった行事はなるべく手は抜きたくなかったのだろう。

 

「ガツガツガツガツガツガツガツガツ!!」

 

「うぉぉぉぉぉい!? お前一人で全部喰おうとしてんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

 

ZEROの場合、やはり食事にしか興味は無かったようだ。物凄い勢いで料理を喰らい尽くしていき、支配人の投げつけるフライパンも左手で軽々と跳ね返している。

 

「ちょ、おまコラァッ!! 俺にもいくつか喰わせ―――」

 

「邪魔だ」

 

「ごふぁっ!?」

 

「あぁっと、kaitoが瞬殺されたぁーっ!! 全然頼りにならねぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

 

「…ロキ、君もヤケに楽しそうだねぇ」

 

「メズ〜ル〜。これ、あげる〜!」

 

「あら。ありがとね、ガメル♪」

 

「ア〜ン娘ちゃ〜ん♪」

 

「だからこんな時までドレスは嫌だと言うにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

「い、いかん……突っ込み役が全然足りん…」

 

「…どんまい」

 

「んん、これもイケるな…」

 

「へぇ〜…じゃあ、リリィさんも料理得意なんですか?」

 

「はい。最近だと、トッピングとかにも色々と拘りがあって…」

 

「羨ましいです……私も料理上手になりたいです…」

 

「大丈夫ですルイさん。また今度、私が料理の練習に付き合いますから…」

 

ZEROの食事を止めようとしたkaitoが返り討ちにされたり、何やらスポーツ試合の実況みたいに盛り上がっているロキもいたり、そんな彼をガルム(黄)が呆れた様子で見ていたり、Blaz(白)がこなた(青)にお菓子をあげていたり、Unknownが朱音に追いかけられていたり、突っ込み役が足りない所為で胃を痛めているawsを二百式(緑)が励ましていたり、ルカ(赤)が何本もの棒アイスを食べていたり、リリィとユウナが会話で普通に盛り上がっていたり、料理上手になりたいと嘆いているルイを早苗が励ましたりと、とてもクリスマスパーティーとは思えないような壮絶なカオスとなってしまっていた。

 

「…いつもの宴会と、ほとんど変わらないじゃないですか」

 

「まぁ、盛り上がっているのは良い事なんでしょうけども」

 

部屋の端に立っていたデルタと竜神丸は、目の前に広がっているカオスな情況に呆れざるを得なかった。

 

「ヤッホー、お二方!」

 

「む?」

 

二人の下に、ハルトがチキンを片手にやって来た。

 

「おやおや……随分とお久しぶりですね、ハルトさん」

 

「そっちこそ元気そうじゃないの、ドクター」

 

ハルトから『ドクター』と呼ばれ、竜神丸は溜め息を付きつつも互いに握手を交わす。

 

「…まさか、また顔を合わせる事になるとは思ってませんでしたよ」

 

「そりゃこっちの台詞だな。ていうか、まだウイルスの研究は続けてんの?」

 

「当たり前でしょう。この私が、そんな簡単にTウイルスに飽きるとでも思いますか」

 

「懲りないねぇドクターも……あ、そういえばさ。今日は俺、こんなの持って来ちゃったんだけど」

 

「持って来た? 何を……え、鼻メガネ?」

 

「いや何、どうせ今回も色々と盛り上がっちゃうだろうからさぁ。ここは一つ、ドクターが盛り上げてくれると嬉しいんだけどなぁ〜」

 

「お断りします。何で私がそんなマネをしなきゃならないんですか」

 

「ありゃ、連れないねぇ。そこを何とかさぁ、頼むよドクター」

 

「嫌です。私ではなく他の人に頼んで下さ……ちょ、離しなさい。それは私のメガネです、離しなさい!!」

 

「ほ〜ら遠慮しないでさ〜、思い切ってやっちゃおうよ〜?」

 

「やめなさい!! 誰がそんな……やめなさい!! YA・ME・RO!! HA・NA・SE!!」

 

「…そこの二人は放っておきましょう、はい」

 

竜神丸とハルトの漫才を放置する事に決めたデルタは、一人静かにワインを飲むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「メリークリスマースッ!」

 

「ははは、可愛いよ咲良」

 

「あら、ウルだってドレス着ちゃえば良いのに」

 

「そこ、小声で文句言っても無駄だからね?」

 

「「「チッ」」」

 

「盛大に舌打ちされた!?」

 

ディアーリーズや咲良達も、それぞれがタキシードや綺麗なドレスを着て楽しそうに盛り上がっていた。最も、ディアーリーズがドレスを着ないと言った途端にアキ、アスナ、こなた(青)の三人から盛大に舌打ちされたが。

 

「はん、何やってんだかアイツ等は…」

 

ルカ(赤)はそんな彼等の事を気にする事も無く、行儀悪くテーブルに座りながらアイスケーキをひたすら食していた。恐らく、翌日にはルカ本人がかなりの腹痛で苦しんでいる事だろう。

 

「…さて」

 

しかしそんな中、ルカ(赤)は既に気付いていた……青いドレスを着ている美空が、何処か落ち着きの無い様子でその場に立ち尽くしていた事に。

 

「おい」

 

「ッ!?」

 

ルカ(赤)に呼び掛けられ、美空はビクッとしつつも彼の方に振り向く。

 

「あ、えっと…」

 

「お前、さっき妙に落ち着きが無いが。何やってんだ?」

 

「…分から、ないんです」

 

「あ?」

 

「その……クリスマスの事……私、よく知らなくて……どう、楽しんだら……良い、のか…」

 

そう。実は彼女、クリスマスの文化については何も知らないのだ。というのも、元々彼女はクリスマスの文化が存在しない次元世界で生まれ育っていた為、クリスマスの事をよく知らなくても無理は無いだろう。

 

「…なるほどな」

 

ルカ(赤)はアイスケーキの欠片を一口食し、テーブルから降りて床に立つ。

 

「おいウルッ!!」

 

「アンク? 急にどうし…」

 

「ちょっと来い」

 

「な、ちょ…アンクッ!?」

 

「良いから来い!!」

 

「痛い痛い痛い!? いきなり何を……あだっ!?」

 

ルカ(赤)に首元を掴まれたディアーリーズはそのまま引っ張られ、美空の下まで来た後は彼によって背中を思い切り蹴られ、美空の前まで立たされた。

 

「「…あ」」

 

ディアーリーズが体勢を立て直した時、ちょうど美空との目線が合った。

 

「美空さん…」

 

「あぅ……あ、あの…」

 

美空は何か言おうとするが、言葉が詰まって上手く話せない。

 

 

 

−スッ−

 

 

 

「…あ」

 

そんな彼女に対し、ディアーリーズが優しく手を差し伸べる。

 

「…一緒に、クリスマスを楽しみましょう。美空さん」

 

「…はい」

 

最初は戸惑っていたものの、美空はディアーリーズの差し伸べた手をゆっくりと掴んで見せた。

 

 

 

 

 

 

「全く……あなたも器用じゃないわね、アンク」

 

「…フン」

 

そんな二人の様子を、こなた(青)とルカ(赤)はしっかり見届けているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後も、皆の前でルイが綺麗な歌声を披露したり、ガルム(黄)やFalSig達がブレイクダンスを繰り広げて盛り上げたりと、皆でクリスマスパーティーを楽しみ続ける。

 

こうして残り少ない年を、一同は楽しく過ごしていくのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、そんな平和な形で終わる程、OTAKU旅団のクリスマスは甘くはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉい!! だから喰い過ぎなんだよテメェはよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

 

「はん、良いぜ。たらふく喰ったんだ、今度は食後の運動でもしようじゃねぇかぁっ!!!」

 

暴食っぷりを発揮するZEROと、ついにブチ切れてしまった支配人が乱闘を開始してしまったり…

 

 

 

 

 

 

 

「えへへへ……キリヤさぁ〜ん…♪」

 

「ちょっとぉぉぉぉぉぉぉっ!? 誰だリリィに酒を飲ませた馬鹿は……ちょ、リリィ!? 待って、お気を確かにっ!? おい、やめ…アァァァァァァァァッ!!?」

 

「「う〜ん、むにゃむにゃ…」」

 

誤って酒を飲んだ所為で酔っ払ってしまったリリィにロキが絡まれ続けている中、ユウナとルイは既に熟睡してしまっていたり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フフフフフフ…早苗ぇ〜…♪」

 

「エヘヘヘヘヘ…裕也さぁ〜ん…♪」

 

「…はぁ、やれやれ」

 

ガルムと早苗がイチャラブしている光景を、カザリ(右足)が呆れた様子で見ていたり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「一気飲みだぜヒャッハァァァァァァァァァッ!!!」」

 

「一気、一気、一気、一気!!」

 

「いいぞ〜、ふたりとも〜がんばれ〜」

 

「ウ、ウグ……気持ち悪い…うっぷ…」

 

酔っ払ったmiriとokakaが一気飲み勝負を開始してしまい、FalSigとBlaz(白)がそんな二人を楽しそうに応援する中で二百式(緑)が酒の飲み過ぎで見事に酔い潰れていたり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結局、私はクリスマスでもこうなのか……フフ、フフフ、フフフフフフフフフ…」

 

「ア〜ン娘ちゃ〜ん…♪」

 

朱音に捕まったUnknownが、結局ドレスを着せられて涙目になっていたり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は〜い、お嬢さん? 俺と一緒に、楽しい夜を過ごさ…グヘッ!?」

 

「やめんかアホッ!!」

 

女性スタッフにナンパしようとする蒼崎の頭に、awsの踵落としが炸裂したり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あらぁ〜可愛い子ねぇ?」

 

「坊や、私達と一緒に……あつ〜い夜を、過ごさな〜い?」

 

「いや、あの、すいません、遠慮しま……アーッ!?」

 

いつの間にか、kaitoがオネェ集団に取り囲まれていたり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから、いい加減これかけてやりなってドクター…!!」

 

「絶対に嫌です…!! だから離しなさい、ていうか離せ、HA・NA・SE!! YA・ME・RO!!」

 

ハルトと竜神丸が、未だに鼻メガネを懸けて掴み合い勝負を続けていたり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う〜ん、むにゃむにゃ……もう食べられないや…」

 

「「「大変、酒を飲んじゃったっぽい」」」

 

ディアーリーズまでもが間違えて酒を飲んでしまい、酔っ払った状態になってしまっていた(ちなみにこの時点で咲良は就寝中であり、アンクとメズールが腕だけの状態で一緒に寝てあげている)。

 

「ありゃりゃ、せっかくメズールが離れてくれたのにこうなっちゃうとは…」

 

「あの……ウル、さん…大丈夫、です、か…?」

 

美空が心配そうに、大の字で寝転がっているディアーリーズを揺さぶっていたその時………………ついに、事故は起こった。

 

「う〜ん……みしょらしゃ〜ん…」

 

「え、あ…!?」

 

酔っ払っているディアーリーズが、自身を揺さぶっていた美空の腕を掴んで自分の方へと引き寄せ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−CHU☆−

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ッ!?」

 

ディアーリーズの唇と美空の唇が、ぴったり合わさってしまった。つまり、美空のファーストキッスを一瞬で奪ってしまったのだ。

 

「「「…エ?」」」

 

それを見たディアラヴァーズが唖然とする中、美空は突然の事態に顔が真っ赤になっていく。

 

「…はぁうっ!?」

 

そしてとうとうオーバーヒートを起こした美空は頭から煙を吹き、ノックアウトされてしまった。

 

「…ウ〜ル〜? な〜にをやっているのかしら〜?」

 

テンションが一気に下がっていったアキは再びドス黒いオーラを放ちつつ、棘の鞭を持ってディアーリーズに接近していく。

 

しかし、事態はまだ終わってはいなかった。

 

「えへへへ……ア〜キ〜…」

 

「え…?」

 

ディアーリーズが突然、ムクッと起き上がり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−CHU☆−

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「んなぁっ!?」」

 

「ッ!? ッ!? ッ!?」

 

なんと、アキにまでキスをしてしまったのだ。それも普通のキスではない。

 

「ン、チュ、レロ…」

 

「!? ウ、ル……ンァ、ン……クチュ…」

 

予想外な事に、そのキスはより深い方だった。あまりのテクニックにアキは顔を赤くしたまま、少しずつ骨抜きにされていく。

 

「ん、ぷはぁ…」

 

「ンァ……ハァ、ン…♪」

 

そしてディアーリーズが離れ、散々蹂躙されたアキは恍惚な笑みを浮かべたままその場にパタリと倒れてしまった。

 

「ね、ねぇ…」

 

「うん……これはヤバいね」

 

ディアーリーズの異変を察知したこなたとアスナが、その場からコッソリ逃げようとしたが…

 

「…あ♪」

 

「「ヒィッ!?」」

 

そんな二人に、ディアーリーズが気付いてしまった。

 

「えへへへへへ……こ〜なた〜…ア〜スナ〜…♪」

 

「「ヒッ……ヒャァァァァァァァァァァァァァッ!!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、こなたとアスナも同じ目に遭ったのは言うまでもないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

((楽園|エデン))最上階、バルコニー…

 

 

 

 

 

 

 

「結局、いつもの状態に戻っちゃいましたか…」

 

パーティーを抜け出して来たデルタは椅子に座り、一人静かにワインを飲み続けていた。

 

「はぁ……今日は色々な意味で疲れましたね。全く」

 

 

 

 

 

 

「随分と盛り上がっていたそうだな、デルタ」

 

 

 

 

 

 

「…クライシス」

 

デルタの下に、クライシスが姿を現した。こんなクリスマスの時期であっても、彼の黒いコートにシルクハットは相変わらず顕在のようだ。

 

「盛り上がったも何も、結局いつもの宴会と変わりないでしょうね。何の為にツリーを飾ったのやら」

 

「ははは……まぁ、普段の息抜きとしてはちょうど良いだろう?」

 

「…まぁ確かに、息抜きにはちょうど良いでしょうよ」

 

デルタの隣にクライシスが座る。

 

その時…

 

「…む?」

 

デルタは手の甲に冷たさを感じ取った。

 

「! これは…」

 

「…雪か」

 

ちょうど、雪も降り始めたようだ。月夜に照らされる中、綺麗な雪が静かに舞い落ちていく。

 

「全く、今年はもう雪は降らないだろうと思っていたんですがねぇ…」

 

「だが、雪の降る中で飲むのも悪くはない……だろう?」

 

「…確かに」

 

二人はグラスに注がれたワインを手に取る。

 

「…来年もまた、こうして飲もうではないか」

 

「…来年も、生きていたらの話ですがね」

 

二人は小さく笑ってから、互いのグラスを当てて乾杯したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あ、そういえばクライシス。げんぶさんを見ませんでしたか? 今日一日、何処にも姿が見当たりませんでしたが」

 

「あぁ、彼には休暇を与えてやったよ。この日くらい、休みをあげても罰は当たるまい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海鳴市、とある民家…

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、やっと着いたか…」

 

今ここに、げんぶが到着していた。彼はとある事情から((楽園|エデン))のクリスマスパーティーを途中で抜け出し、一人ここまでやって来ていたのである。

 

「…よし、準備完了」

 

彼は今、サンタクロースの格好をしていた。白くて立派な付けヒゲを上手く装着した後、彼は家の窓をこっそり覗き込む。

 

(…やっぱり、((蓮|れん))はもう寝ている頃か)

 

げんぶは自身の娘―――((本郷蓮|ほんごうれん))がすっかり眠りについている事を確認してから、家の玄関を通じて娘の部屋へと入っていく。

 

(プレゼントは……うん、ここに置いておくか)

 

プレゼントをベッドの傍に置いた後、げんぶは蓮の頭を優しく撫でてから静かに部屋を出る。

 

(娘へのプレゼントは、これでよし。今度は…)

 

げんぶはまた別の部屋へと静かに入って行ったが……部屋のベッドには、本来いる筈の人物が何処にもいなかった。

 

(? 何処に―――)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遅かったじゃないか、耕也」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…!」

 

突然、後ろから一人の女性が抱きついて来た。本当に突然だった為にげんぶは危うく倒れかけるが、どうにか踏み止まる。

 

「私をこんなに待たせるなんて……夫として、それは失格なんじゃないか?」

 

「…せっかくこんな姿をしてるんだ、その辺は察してくれても良いだろう? 白蓮」

 

げんぶは溜め息をついてから、自身に抱きついて来た愛する妻―――((本郷白蓮|ほんごうぱいれん))と正面から向き合う。

 

「仕方が無いだろう? お前と会えるこの日を楽しみに待っていたんだ。私とて、何時までも耐えられるほど我慢強い訳じゃない」

 

「はぁ……本当に変わりないな、お前という奴は」

 

「それは、お前も同じだろう…?」

 

白蓮がげんぶの帽子と付けヒゲを取り、二人は一緒にベッドに倒れ込む。

 

「おいおい、いきなり過ぎないか」

 

「何を言う。お前こそ、これを待ち望んでいたんじゃないのか?」

 

「…蓮が起きないように頼む」

 

「ふふふ…♪」

 

げんぶの上に白蓮が跨る形となってから、白蓮は身に着けている寝巻きを脱ぎ捨て、その綺麗な素肌を晒していく。

 

「耕也…」

 

「…あぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「メリークリスマス」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

互いの唇を押し付けるのを合図に、二人はとことん愛し合うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだしばらく、雪は降り止みそうにない。

 

説明
聖夜:壮絶なるクリスマス
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
1945 773 3
コメント
旅団以外のキャラ設定、更新しました(竜神丸)
取り合えず、正月辺りに新作等を一斉に出します。(Blaz)
俺明日から一週間ぐらいインできないや(ZERO)
っつ 夜符「ナイトバード」(kaito)
そーなのかー(ZERO)
門矢士の名前をバラバラにすると…  門→も  矢→や  士→し(竜神丸)
なんでもやしなんだ?(ZERO)
うん、ディケイド。ゲームのバトライド・ウォーにも出てるし、ウィザードの特別編にも出てるし、意外と呼びやすいのかも(竜神丸)
もやし?ディケイド?(ZERO)
あと、もやしと翔太郎も本人の可能性あり(竜神丸)
よし、絶対見に行こう(kaito)
乾巧>演じる人が、ツイッターでそれらしい呟きをしていた  草加雅人>雑誌のネタバレ写真に、ファイズと一緒にいる姿が写っていた  あれ、意外とマジかもしれん(竜神丸)
マジで?(ZERO)
次の仮面ライダー映画……………………乾巧と草加雅人がまさかの出演、だと…!?(竜神丸)
竜神丸さんどうしたんだ?(ZERO)
(゜Д゜ )(竜神丸)
yes(支配人)
冬コミ?(キリヤ)
俺行くの3日目ですけどね(支配人)
私も参加します!(二百式)
明日から某イベントの準備のため、大晦日までインできませんm(__)m(支配人)
先生……… 三階から窓から落ちました(左腕負傷)(キリヤ)
その次のスパロボで劇ナデでないかな〜(ZERO)
某種シリーズの関さんの役にも効果があったアイツねww(Blaz)
あとJもそうだった(okaka)
スパロボWでもそうだっけ?(キリヤ)
ACERでも大活躍だったしな………(キリヤ)
参戦作品にふもっふ・・・またボンタくん無双か・・・(okaka)
Zが劇場版だからなぁ…そういえば某大尉はどうするんだろう…周りから釘刺されてたし、UCのあの人がそのままかなぁ…(支配人)
ZZ?ああ、あの火力が売りの恐竜ガンダムね(キリヤ)
そして、省かれるZZ。(Blaz)
ヒイロと宗介のカロリーメ◯トトークwktk(キリヤ)
待ちに待ったボトムズとフルメタの競演、今から楽しみですw(miri)
もうね、それのPV見た時は感動だったよ………是非とも自己紹介パンチorコッペパンチもしくはラムダパンチを再現して欲しい(切実)(キリヤ)
キリヤ:スパロボZの新作でどっちも参戦ですし、そしてフルメタは声付きは今回初です。(Blaz)
ダイガード面白いねww(ダイガード、フルメタを視聴中)(キリヤ)
AC更新っす。(Blaz)
旅)まぁお前がそれ以上狂ったら俺が処理してやるよ、二百式(キリヤ)
旅)では二百式さん。あなたには、その八神はやてが進む道の為に……彼女にとって一番の“闇”となって貰いましょう(ニヤリ(竜神丸)
旅) それに、誰にも理解等されなくても良い。彼女の為に、狂ってみせよう。それが俺の生きる理由・・・・・(二百式)
旅) 一つだけ言っておく。 彼女の進む道には光だけで良い。闇は全て俺がなぎ払う、世界を的に回してもな!!(二百式)
じゃぁ恨む!(有澤グレネードガトリング)(キリヤ)
許しは請わん 恨めよ(Blaz)
なーむ(-人-)チーン(kaito)
ちょ………ま……(ベキッ)(キリヤ)
ナイス判断!>>竜神丸(kaito)
では、そのフラグは回収しなければ(←作者の特権)(竜神丸)
大丈夫だ、問d(バキッ!)(キリヤ)
フラグじゃボケ(kaito)
大丈夫だ、問題ない。(キリヤ)
問題あるわボケ(kaito)
…………意味深?だから問題ない!?(キリヤ)
嫁さんに怒られてこい!(kaito)
もっと色んな利用(意味深?)の仕方があったろうに………(キリヤ)
悪戯心を暴走させた結果がこれさ!(kaito)
蒼崎さんと並ぶスケベですよねぇ〜(←kaitoをスケベっぽく書いた全ての元凶)(竜神丸)
エロ魔人っていうか………ドドドドドドドスケベ?(キリヤ)
kaito:・・・・・・・・・・(白い目線)(Blaz)
ヒドイ!? (´Д⊂ヽ(kaito)
狙ったかのような攻撃だったよな(支配人)
本編エロ魔人だったじゃん(キリヤ)
先生!私は周りが何と言っても私はまともだと思われます!(kaito)
現在、熾天使・外伝製作中。メンバーの内、九名が暴れます。(Blaz)
まぁげんぶさんの言う「虹色のGN粒子」なら、人と人が理解し合うには最適でしょうね(竜神丸)
え、アン娘さんもまともではありませんよ何バカな事を言ってんですか←(竜神丸)
核よりひどい汚染物質だからなぁ…(支配人)
……(←この時点で、二百式のこの先の結末が確定した)(竜神丸)
私は悪ではないな!なんせ次世代のために緑化運動行っているからな!!(ゲス顔)(Unknown)
旅)あれは大丈夫だろ。蒼崎がやるさ……あいつはバカだが仕事はする(キリヤ)
旅) ふん、まぁ殺さない程度に痛めつけるさ。(二百式)
おやおや、それだと八神はやての為にならないのでは?(竜神丸)
旅) バトルマニアはお帰りください。面倒だ(二百式)
二百式:え、シグナム達はどうなっても知らんと?←(竜神丸)
正確に言うと八神はやてとシャマルかな?(二百式)
その点なら最初から悪人か、悪じゃなくて死ねるとかの方がスッキリするしね(キリヤ)
逆に言えば大切な人じゃなきゃ悪じゃなくなるからね……(キリヤ)
というか「大切な人の為なら喜んで悪になる」とか言う奴は、本質的には悪じゃないと思うんですよねぇ、個人的には(竜神丸)
旅)正義?悪?そんなもん自分が決めるもんじゃないだろ。あるのは信念か心情だ(キリヤ)
旅)ふぅむ…(やはり、げんぶさんも完全な悪にはなり得ませんか)(竜神丸)
旅)正しい人間など、この世には存在しません。いっそ自分は悪だと認識する方が、かえって楽な気分になれるでしょうねぇククククク…(竜神丸)
旅)そもそも「八神はやて以外はどうなっても知らん」とか言ってしまう辺り、二百式さんも既に人格が破綻してるでしょうよ(竜神丸)
旅)二百式さんがどれだけ否定しようとも、あなたが周りからまともだと認識される事は無いでしょう(もちろん、私もまともではないが)(竜神丸)
旅) !?馬鹿な!!まともだと思っていたのは俺だけなのか!? 認めん、認められるか!!(二百式)
旅)どっちかって言うとお前は狂犬だ(キリヤ)
旅) 失礼な!! 俺はまともだ!!(二百式)
なので「どうやったら団長さんに勝てるかなぁ〜?」と少しでも考えている人、すいません諦めて下さい(竜神丸)
そんな自分勝手な連中を、嫌でも従わせる事が出来るくらいの実力が無ければ旅団はまともに機能しないでしょう。そう判断し、団長さんには文字通り最強ポジションの座に座って貰いました(竜神丸)
そうか・・・(kaito)
まぁ……ね……二百式は俺がなんとか出来るとして……ZEROさんは難しいな(キリヤ)
あと本編の私も超悪人ですし(竜神丸)
カリスマだけじゃどうにもならない人もいるんですが>二百式やZERO(竜神丸)
そこは溢れんばかりのカリスマで・・・(kaito)
クライシスさんが考えた能力ではありません。ですが考えてみて下さい、このチート集団ですよ?下手すりゃ制御も難しい奴ばっかりなのに、リーダーが弱かったらそれはそれで大問題でしょう?(竜神丸)
そもそも団長が持つ能力は団長が考えた能力なのか?(キリヤ)
ちなみに、団長さんの持つ能力については詳細を明かす気はありません←(竜神丸)
だったらもうあれだね。全てを無効化する絶対能力と異常な身体能力があればそれでいい気がした。(キリヤ)
誰も勝てないからこそ、団長さんの持つ権限が絶対な物になる訳であって(竜神丸)
このチートな連中を纏める事になる以上、どう考えても団長さんにはバグチートになって貰わないと困るんですよね(竜神丸)
それでも兄さんは団長に勝てないがな…………フルメタ面白過ぎるww((キリヤ)
チート=団長、兄さん…………あ、間違った。絶対的バグチート=団長、兄さんだったな(キリヤ)
それでも団長さんには絶対勝てないよう、私がバグチート化させちゃいましたけども…ww(竜神丸)
まぁ、めっちゃヤバいチートが二次元ではいくらでもいますしねぇw(竜神丸)
え、無理でしょ。だってあれ、「死」ですら余裕で「無かった」事にしちゃいますし(発動する前に殺されようが関係なし)(竜神丸)
でもアレですよね。大嘘憑き持ちが相手だと、げんぶさんは間違いなく詰みますね←(竜神丸)
というかげんぶって旅団最弱と聞いたが(キリヤ)
げんぶさんRXなれないの?(ZERO)
okakaさんに一票(げんぶさんの場合、RXへの変身が出来ない時点で絶望的)(竜神丸)
okakaに一票(キリヤ)
オリジナル同様カードがあれば可能です(スーパーヒーロー大戦参照)ただし一度に使えるカードに枚数制限があります。(okaka)
ハルト:質問。okakaさんのプロトディケイドって昭和ライダーにカメンライドできんの?(ディアーリーズ)
いやいや無いとぶっちゃけ普通のより弱いし・・・(okaka)
okaka:…え?(←そのつもりが無かった人)(竜神丸)
できないよ?普通のディケイドはだけどね(ニヤリ)・・・そろそろ仕事に戻るよ。(okaka)
okaka:ドレイクはないけどなw ってかディケイドってハイパーフォームってコンプリートじゃなくても仮面ライドできたっけ?フォームライド?(支配人)
考えたのはこんな感じのつ 右半身:キック、パンチ+ケタロス 左半身:サソード+ザビー+ヘラクスの右肩 胴体:コーカサス 頭部:ダークカブト(支配人)
なぁに後で返すさw(okaka)
俺のゼクター達が盗られる!?Z(ーー;)(支配人)
虫取り棒・・・俺が使おうか?(仮面ライド)(okaka)
竜神丸:あぁ、あの虫取り棒ですか……考えてるのは身体の各所に各ライダーの特色を持たせてみようって感じで。(支配人)
今更だけどリリィ未成年ですよね?(キリヤ)
ゼクトライダーの場合、ハイパーカブトのパーフェクトゼクターがありますしね(通称:虫取り棒)(竜神丸)
………久々に電王のてんこ盛りをみてゼクトライダーのてんこ盛りができないか模索中。(支配人)
早苗といちゃつけて私は満足です。 早苗はどうしたって?ぐっすり眠ってるよ?(黒笑)(ガルム)
…zzz(←二百式が壊れる原因を作った張本人)(竜神丸)
二百式が壊れた!?(キリヤ)
咲良ちゃんごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい(二百式)
そろそろ仕事行ってくるか!官庁御用納め?知るかそんなん!(泣)(okaka)
…zzz(竜神丸)
仕方ないだろ!俺だって書いたあと気づいたんだよ!(okaka)
ジーーーーーーー(キリヤ)
し・・・新境地って意味だから・・・(震え声)(okaka)
…zzz(竜神丸)
こじ開けるっていうかアン娘さんがこじ開けられる(意味深)ような・・・(okaka)
朱:そんな説・・・私達の無理でこじ開けるわ!(Unknown)
知るかンなこと、喧嘩売ってンですかァ?(kaito)
最近思うんだが…………俺の周りでは玉砕回数が多いほどモテてる奴がいる(キリヤ)
もういいよ………そもそも幼馴染とは結ばれないっていう説があるな。あれは有力だ。だが、確実にそうとは言い切れない(キリヤ)
ド〜ウ〜ユ〜ウ〜コトナノ〜(ゆっくりボイス)(kaito)
朱:アン娘は覚えてないと思うけど・・・あの子中学3年で喪失してるわよ?(Unknown)
ヤベェ間違えて消してしもうた、というわけでもう一度キリヤ>> m9^Д^)m9^Д^)m9^Д^)ジェトストリームプギャー(kaito)
女の幼馴染みがいるくせにそんなことのうのうと良く言えるの (#゚Д゚)ゴルァ!!こちとら女の友達(腐が付く)しかいないんだぞ?しかも大人の階段昇る?ふっざけんなよ!?(kaito)
うちの教師の一言「これ使えないな……腹立つ腹立つ原辰徳!(ドヤァ」(キリヤ)
腹立つな…………(キリヤ)
アン娘>> ( ゚Д゚)<モゲロ!(kaito)
朱:私達全員に貪られてたわよ?今はテンションがおかしい状態ね。(Unknown)
そうだよ………委員長は来なかったがあの娘は初心だから予想はしてた。今の癒しだよ……(キリヤ)
今日はこの辺で切り上げます、お休みな、さ…zzz(竜神丸)
二人・・・咲さんとヱヴァさん?(kaito)
あ〜あ、とうとうアン娘さんもヤられちゃったか……南無(−人−)チ〜ン(竜神丸)
今の体力で二人相手したら死にます(キリヤ)
そのまま潔く食われちまえば良かったのに・・・>>キリヤ(kaito)
俺は撃退したがな!(ネットガン)(キリヤ)
聖夜じゃなくて性夜の方か………(キリヤ)
R-18か?R-18なのか!?R-18の「エッチいのは嫌いです(CV 福圓美里)」なのか(kaito)
朱:アン娘をよ・・・さすがに気分が高揚するわね♪(Unknown)
朱音:…何をですか?(竜神丸)
送ることにいますか・・・。(FalSig)
………え?(キリヤ)
朱:ヤりました(Unknown)
どうでもよかったのですが熾天使・外伝のクリスマススペシャル投稿っす(Blaz)
(出番が欲しいのなら、旅団加入前の過去設定とかもちゃんと送っておけば良かったのに…)←過去設定がハッキリしてるメンバーの方が案外扱いやすいと思ってる(竜神丸)
FalSigに良いこと言ってやる、旅俺はZEROさんにブッ飛ばされてその後オネエにヤられたんだあんたの方が扱いはましだ(kaito)
も、もちつけ!大丈夫だ!出番はある!……ほら、あれだよ。特別エピソードとかがないからメインにしにくいだけだよ、(キリヤ)
いったった〜、あひゃはひゃは(FalSig)
ありゃりゃ、FalSigさん……いったった?(支配人)
旅ZEROさんの暴食加減が完全にゼブラw  喧嘩してるけど…勝ち目あるのか、旅俺…? GEの神機以外でZEROさんに効果あるのなんだ…?(支配人)
飯喰ってkaitoさん吹き飛ばして支配人さんと喧嘩して・・・・か旅俺ぇ(ZERO)
うおう・・・(^^;FalSigが壊れた・・・(kaito)
うふふふふふふふふふふうふふふふふふふふふふふふふふふふふふふh(FalSig)
どうでもいい事ですけどなのはEX更新ッス(Blaz)
旅「まったく、だからパーティーには参加したくなかったのに・・・・・・はぁ、やれやれです」(パーティー後黙々と遅延していた仕事を片付けていく(デルタ)
旅)ハルトさんのやる事には敵いませんね、全く…………さて、早い内に「黒き咎人」の対策を打たねば(←シリアスモード突入)(竜神丸)
旅)・・・ピッ『もしもしハルトか?ターゲットは〜〜にいるぞ』(kaito)
旅)やっと落ち着いた………酒はゆっくり飲むものだぜ?(キリヤ)
旅)ふぅ……助かりましたよ、イーリスさん。 イーリス「いえ、博士の為なら」(←イワンと共に、カンドロイド達を追い返している)(竜神丸)
旅ハルト)《タカカン!》《バッタカン!》《タカカン!》《バッタカン!》《タカカン!》ry(無数のカンドロイ達に竜神丸さんを追わせる)(ディアーリーズ)
旅)Σなぬ!?おのれ…!!(テレポート連続転移で逃げ続ける)(竜神丸)
旅ハルト)《テレポート、プリーズ》おー、戻ってきたのはほんとーだったのねー。ありがとね、タカちゃん(タカカンドロイドを撫でながら)(ディアーリーズ)
旅)…よし、上手くダミーに引っ掛かってくれましたね。私には魔力なんてありませんのに(←すぐにテレポートで戻って来た)(竜神丸)
旅ハルト)ちっ逃げたか…ならこっちもだ。ドクターの魔力は覚えてる…《テレポート、プリーズ》(テレポートで竜神丸さんの後を追う)(ディアーリーズ)
旅FalSig)影薄いな、オレ・・・。(FalSig)
旅)い・い・か・げ・ん・に・してくれませんかねぇ!!こうなれば……せいっ!!!(テレポート転移で逃亡)(竜神丸)
旅ハルト)だ〜いじょうだって、絶対盛り上がるから!面白いって!!(思いっきり力を込める)(ディアーリーズ)
旅)あのですねぇ、さっきからやらないと言っているでしょうが…!!駄目なものはDA・ME・DA!!!(鼻メガネをかけられまいと、全力でハルトと取っ組み合いながら)(竜神丸)
旅ハルト)ド・ク・タァァァ…!いい加減観念してかけてくんないかなぁぁぁ………!!!!(竜神丸さんとがっぷりよっつで組みながら)(ディアーリーズ)
旅)んあ?もう空かよ・・・酒が足りないぞ、どんどん持って来い!ヒック(miri)
長男さんの登場はまだ当分先です(竜神丸)
そういえば兄さんがいなかったが………どっか行ってるのかな?(キリヤ)
だがそれはひと時の幻想だ!(キリヤ)
といっても、あくまで番外編限定ですけどね(竜神丸)
旅)俺の腕力なめんなよリリィ!!………あ、腕を捻るのははんそkあいたたたたたたた!!!???(キリヤ)
結局やっちまったよ畜生…orz(竜神丸)
ハルトンと竜神丸の掛け合いが面白過ぎてお腹痛いww(キリヤ)
…腑に落ちないけど、バイト行ってきます……(ディアーリーズ)
あれぐらいならリアルであったから大丈夫。急所蹴って顔面殴って鳩尾殴って前のめりになったところに顔面膝蹴り喰らわせたけど(kaito)
なんだ、まだ食われて無いのか。ディアラヴァーズは何時ディアを食うのかな(kaito)
おのれリア充&マッドサイエンスぅぅぅうううう!!!!!!(ディアーリーズ)
〜♪(←反省度ゼロ)(竜神丸)
おいちょっと聞き捨てならん上に洒落にもならん事言わないでくれませんかね(ディアーリーズ)
そもそも昨日のデートでもキス…それも深い方なんてしてないのに……(ぶつくさ)(ディアーリーズ)
…いっそのこと食われちまえば良いのに(ボソッ(竜神丸)
頭に入れといてよ!しかもこの間のことを蒸し返さないで!?(ディアーリーズ)
ほんと何してくれてんですか!ただでさえ姫初めとか恐ろしい単語が出始めてるのに………!!(ディアーリーズ)
こなたさん達が読む事については、正直に言うと頭に入れてません←(竜神丸)
ディアーリーズ:本当はもっと過激な事をやらかす予定でしたが……咲良さんが読む事も考えて、今の状況に至りました(竜神丸)
良かった……いや良くはないけど、キスですんで良かった……。まずいのは最後の部分をこなた達が読んだとき…。もっとまずいのは咲良が読んだとき……………………(ディアーリーズ)
なのはEXのオリキャラ総紹介投稿ッス(Blaz)
旅)誰がやるもんですか…ちょ、コラ!!YA・ME・RO!!HA・NA・SE!!(竜神丸)
旅)ん…リア…充………ロストぶれいじゅで葬ってやるぅ…Zzzzz(ディアーリーズ)
ニュー「Blaz〜」 旅Blaz「あ。ニューだ。」(Blaz)
タグ
魔法少女リリカルなのはシリーズ OTAKU旅団 ある意味で戦争 ネタ祭り もはや何でもあり もう色々とカオス 

竜神丸さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com