真・リリカルDM |
なのは「千冬さん・・・」
フェイト「えっ!なのは。知り合いなの?」
なのは「・・昔よく、店にケーキ食べに来てくれたの、千冬さん。束さん。箒さんに一夏さん。・・・皆練習の後に良く来てくれたの」
アリサ「練習の後?」
一刀「千冬姉は・・・織斑千冬は、俺の父さんの教え子だった」
一刀・なのは以外「「「!?」」」
はやて「一刀君のお父さんって?」
一刀「俺の父さんの名前は、一真。北郷一真だ」
アリシア「えっ!?北郷一真って、日本人初の世界大会優勝者の名前よ!?」
一刀「ああ、母さんは父さんのD・ホイールのメンテナンスを担当していた。束姉はそこで技術を学んだ」
一刀は、テレビを見ながら説明をしていると、インタビューが始まる
----ストラトスside----
記者「織斑監督。日本代表チーム決定おめでとう御座います」
千冬「ありがとう御座います」
記者「このメンバーで勝てると確信していた点はありますか?」
千冬「いえ、確信はありませんでした。しかし代表戦は何としても優勝したいと思っておりました」
記者「今後世界戦で勝って行く為にやろうとしている事は何ですか?」
千冬「あと一人、メンバーに誘おうと思っています」
記者達「「「ざわざわざわ!!」」」
記者「その人は一体誰ですか?」
千冬「夏目・・・いえ、北郷一刀」
一刀「!?」
焔耶「何だと!?」
蒲公英「・・・一刀を、誘う?」
一刀「・・・ざけるな」
なのは「一刀君?」
一刀「ふざけるな!!」
ガン!!
一刀以外「「「!?」」」
一刀「父さんと母さんの葬式に来なかった人間がどの口で言ってんだ!!いい加減にしろ!!」
焔耶「若!」
机を思いっきり殴った一刀を、焔耶が大声で呼んで落ち着かせる
一刀「焔耶・・・ゴメン」
焔耶「いや、それは良いんだけど」
ディアーチェ「一刀、ちと厄介な事になりそうじゃぞ」
一刀「何?」
----ストラトスside----
記者「そ、それはつまり夏目一刀君の事ですよね、ジュニアチャンピオンの!?」
千冬「はい。一刀の事は、あいつが赤ん坊の時から知っています」
記者「どう言う経緯で?」
千冬「私は、一刀の父である北郷一真にライディングデュエルを教わりました。私にとっては師と呼ぶべき存在です」
記者「しかし、北郷一真は弟子は取らない人間のはずですが?」
千冬「最初は教え子ではありませんでした。私と此処にいる弟の一夏は、親に捨てられたんです。そんな私達を一真さんが拾ってくれたんです。言うならば親代わりでした」
記者達「「「ざわざわざわざわ!」」」
千冬「私は早く独り立ち出来るように、必死にD・ホイールの練習に時間をかけました。その甲斐あって、日本代表チームに入る事ができました」
記者「しかし、代表チームを抜けて自身のチームを立ち上げたのは何故ですか?」
千冬「・・・日本チームは一真さんの死を私と束に黙っていました」
記者達「「「!?」」」
千冬「私がチームを抜けたのは、それが一番の理由です、この事は、一刀も知らないでしょう。恐らく一刀は私達を怨んでいるはずです。ですが、私は真正面から向かい合うつもりです、どれだけ邪険にされ様とも」
カメラを真正面から見て、千冬はそう言い述べた
----一刀side----
一刀「・・・」
シュテル「一刀。如何するんですか?」
レヴィ「かずとん」
ユーリ「一刀。泣いてるんですか?」
一刀「いや、もしもし?秋姉さま。暫く俺は学校を休むと連絡しておいてくれませんか?」
なのは「えっ!?」
一刀「報道陣が押しかけて来るとも思えません、このままでは学校に迷惑をかけてしまいます。・・・はい、ありがとう御座います」
ピッ!
アリサ「一刀、あんた」
一刀「すまない皆、之が今一番の手だと思ってな」
蒲公英「一刀が謝る事じゃないよ」
すずか「一刀君は学校の皆の事を思ってやったことだもん。謝り理由なんて一つもないよ!」
一刀「ありがとう、蒲公英。すずかさん」
アリサ「ノートなら任せなさい!」
なのは「うん!一刀君の分まで用意するの!」
焔耶「にしても、すごいメンバーだよな。凰 鈴音にセシリア・オルコット、ラウラ・ボーデヴィッヒとシャルロット・デュノア」
なのは「千冬さんと束さん」
一刀「一夏兄と箒姉・・・どれも世界レベルだな。・・・あれ?」
蒲公英「如何したの?」
一刀「マドカ姉が居ない」
なのは「ほんとだ。何でだろう?」
フェイト「マドカ?」
一刀「千冬姉と一夏兄の妹なんだ。何で?」
ディアーチェ「そんな判らない事はこの際ほっとけ。今はこいつの調整を終わらせるぞ」
一刀「そうだな」
一刀達は調整に取り掛かった。時間がかなり遅くなってしまったので、焔耶に頼んで車で送って貰った
三盟食堂
一刀「・・・」
千冬(私は真正面から向かい合うつもりです)
一刀「・・・千冬姉」
???「辛気臭い顔をしているな」
一刀「思春」
思春「全然食べてないな」
一刀「まあね」
???「おっ!此処開いてるな」
朱里「お隣いいですか?」
一刀「翠。朱里」
思春「やかましい奴が来たな」
???「あら、私が何時やかましい事を言ったんだ?」
翠の後ろから蓮華が現れる
思春「れ、蓮華社長!?い、いえ社長の事ではなくこいつの事です!」
蓮華「思春。食堂では静かにするのがマナーでしょ?一刀。隣座るわね」
一刀「・・・どうぞ」
蓮華が一刀の右側に、朱里が左側に座る
蓮華「ラー油が無いわね、思春。悪いけど取ってきてくれる?」
思春「お安い御用です」
翠(ニヤッ!)
シュン!
朱里「はっ!?」
シュパ!
一刀「皆今日は餃子なんだ」
蓮華「まあ、たまにはね」
翠「ガツガツガツ!うん?」
一刀(うん?)
シュン!
朱里「!?」
シュパ!
一刀「あ、あははは」
蓮華「はあ・・・」
翠が思春の餃子を取ると、朱里が自分の餃子を思春の皿に置く
蓮華「あ、あのな翠。ばれてるんだけど」
翠「んあ?」
蓮華「さっきから思春の餃子取ってるでしょう」
思春「何!?」
翠「いやそれがさあ、私も一つで止めようと思ったんだけどさあ、何度取っても同じ数なんだよ。こりゃあ奇跡の餃子だぜ」
思春「奇跡の餃子?」
蓮華「いや、それは朱里のだ」
翠「えっ?」
朱里「ああ、大丈夫ですよ。私そんなに食べませんから」
翠「何言ってんだ、そんな事じゃあでかくなれないぞ?ほら朱里ドンドン食えって」
思春「あっ!」
思春の餃子が首里の皿に移された途端、思春が立ち上がり翠を怒鳴る
思春「何をするんだこの馬鹿!!」
翠「お前は優しい朱里が不便だと思わないのか!!」
思春「そんなのお前の餃子を分けてやれば良いだろうが!!」
翠「はあぁ!?そしたら私の分が足りなくなるでしょうが!!」
朱里「はわわ!?わ、私は大丈夫ですから!?」
翠「お前はこれ以上食ってでかくなる必要が!」
ドゴーーーーン!!
一刀「このボケ!!朱里が困ってるだろう!!」
翠「ガハ!?」
ドガーーン!!
一刀が翠を蹴り飛ばし、喧嘩を強制終了させる
一刀「何が奇跡の餃子だ!」
翠「す・・・すいません」
翠が眼を回して倒れる。無理もない、顔面にクリティカルヒットしたのだから
翌日
一刀の予想どうり学校に報道関係者が集まっていた。一方の一刀は、気晴らしにD・ボードで散歩に出ていた
一刀「午後4時。うん良い感じだな蒼龍(そうりゅう)」
キュウィィィィィィィン!!
一刀「うん?」
一刀が後ろを向くと、D・ホイールが走ってくる。先端に竜の顔の様なデザインになっている
一刀「何だ、うん?三盟のデータベースにない車輌?」
D・ホイールが一刀の隣に並ぶ
???「・・・」
一刀「何だ?」
???「フィールド魔法。スピードワールド2セットオン!」
一刀「何だと!?」
----Duel modo-----
----スピードワールド2セット----
???「受けてもらうわよ、ジュニアチャンピオンさん!」
一刀「待て、くそ!」
???「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」
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第十話「襲撃された一刀(前編)」 ※今年最後の更新です |
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