真・恋姫†無双 〜鬼が支えし者〜 |
‥‥和弘は荀コンの話が終わった後、一人先に街に出ていた。
向かった先は、屋敷を出る時に荀コンに教えて貰った鍛冶屋である。
「‥‥ここか」
和弘の目の前には、今にも落ちてきそうな看板を掲げた鍛冶屋、
それを見て内心不安になったが、「腕は確かだから♪」と言った言葉を思いだして
意を決して鍛冶屋に入って行った。
「‥‥こんにちは、」
しかし声は帰って来ず、また何度か声を出したがやはり帰って来ず、
「‥‥留守か‥‥‥仕方がない、出直すか」
和弘は鍛冶屋を後にした、
鍛冶屋から和弘が離れると、
「‥‥‥よかったのですか?おじいさん」
「ふん!構わん、いくらあの嬢ちゃんの頼みでもな!」
老人がそう言うと鍛冶屋から声は聞こえなくなった。
和弘が鍛冶屋を出て街をぶらついていると前方に、
「あ、李厳さんお仕事お疲れ様、」
「あ、和弘様、ありがとうございます」
李厳を見て和弘は訓練中に考えていた事を思いだして、
「そうだ李厳さん、この後なんか予定は?」
「いえ、ありませんが」
「なら少し話があるから‥‥そうだ、そこの茶屋に付き合ってくれない、」
「ハァ、構いませが」
李厳が了承すると、李厳を連れ茶屋に向かった、
和弘達は茶屋に入ってお茶を堪能すると、
「で和弘様、御話とは?」
その言葉に、
「うん実は李厳さんに街を出立後、ある人物達を調査してもらいたいんだ」
そう言うとお茶で口を潤した、
「和弘様、それは何の為ですか」
李厳の言葉に和弘はどう言ったらいいのか考えた、
「うーん、‥‥なんと言うか‥李厳さん、桂花、呂岱さんにいずれ関係して来るかもしれない‥人物かな、」
「関係して来る‥‥ですか‥」
「うん、まっ、それは今は置いといて、」
「え!そこまで言ってて置いとくんですか!」
和弘の言葉に李厳はツッコムがそれをスルーして、和弘は話を続けた、
「まず最初はこの頴川郡にいると思われる郭.奉孝、次は、山陽郡キョウ野県の李.曼成の二人」
和弘の出した二人の名前に、
「李.曼成と言う人は分かりませんが、郭家は荀家ほどではありませんが其なりに名は通っています、」
「‥‥そうか」
「はい、で調べる内容は?」
「うん、その人物がいる街もしくは邑の不意気と、其処で流れてる人物の事について事細かく、」
「分かりました、それでは調べる方法はあの育成した部隊を使います」
すると和弘は直ぐそれを止めた、
「いや、あの部隊ではなく‥‥‥」
すると和弘は小声で、
「俺が内緒で訓練した10人を使ってくれ」
そう言うと和弘は李厳に部隊について説明した、
それは和弘が荀コンに頼み、犯罪者の中で重度の泥棒経験者を許城から連れて来た、
そして荀家の私兵監修の元で内密に訓練をしていた。
「そんな部隊が‥‥、まさに暗部ですね‥」
李厳の言葉に和弘は頷き、
「うん、桂花にはあの部隊を、そして李厳さんには暗部を」
「え!私ですか!」
「うん李厳さんに、因みに暗部の事は桂花に内密に、」
また和弘は李厳が驚くのをスルーして、
「基本的に暗部の持って来た情報は李厳さんが整理して俺に報告してくれ、
後、絶対に無理はさせないでくれ、犯罪者とはいえ同じ人だからね、」
「‥‥分かりました、ではその者達との顔合わせは何時ですか」
「今日の夕刻にやろうと思うけど、どう?」
「了承しました、」
「うん宜しく、後はお茶でもたのしもいか♪」
そう言うと和弘は冷めた茶を入れ直して貰い、李厳と静かな時間を過ごした。
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こんにちは! ま〜、ノンビリ行きます。 来年も「鬼が支えし者」「鬼の爆進」の二作品を宜しくお願いします! それでは幼稚で駄文劇場の始まりですよ! |
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コメント | ||
いたさん、指摘ありがとうございます。(義弘) 誤字かわかりませんが報告を。和広の台詞「犯罪者と同じ人」の部分ですが、もしかして「犯罪者とて同じ人」と入れるのではないかなと。憶測ですので、もし違ってましたらごめんなさい。(いた) |
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