第一章【怒ると怖い青年】 |
俺新井翼は、昔に1度死んで転生した人間である。そして、神様に色々な特殊能力をつけてもらい、ここマジ恋の世界に転生したのであった。因みに強さは、この世界で世界最強と言われている百代や鉄心をも上回る。しかし、普段はそれを出さないためか周りには百代が最強となっている。そんなある日のこと・・・
pipipipipi
朝から携帯が鳴り響く。
翼「ったく、こんな朝から誰だよ!!もしもし・・・」
鉄心「朝早くからすまんの。わしじゃ、鉄心じゃ。」
電話の主は、川神院の長であり川神学院の学院長でもある川神鉄心からだった。
翼「こんな朝早くから何の用ですか?川神鉄心さん?」
鉄心「本当にすまん。じゃが、朝早くにお主に連絡しておかなければならなくての。」
翼「・・・で、要件は?」
鉄心「お主以前から自分の飲食店を持ちたいと言っておったじゃろ?」
翼「もしかして、店を持たせてくれるのか!!」
俺は子供の頃からの夢があった。それは自分の店を持つ事だ。
鉄心「落ち着かんか!!全く・・・一応その話じゃが、条件がある。」
翼「なんだよ・・・」
鉄心「ふむ、お主今日から2年F組の副担任になって欲しいんじゃ。」
翼「は〜!?何で俺が!!そもそも教員免許なんて俺持ってないぞ?」
鉄心『その点は・・・大丈夫じゃろ?お主の名前を出したら、総理は2つ返事じゃったぞ?』
翼「総理・・・」
俺は依然、現総理大臣の護衛をしたことがあった。それ以来、総理とは窮地の仲だ。
翼「分かったよ。その代わり、土日祝日は店をやらせてもらうからな!!」
鉄心『それでよい。ではよろしく頼むぞ。服装は自由で構わん。』
翼「へいへい。」
俺は携帯を切って着替える。
翼「ま、仕方ないか。鉄爺には色々迷惑かけてるし、これくらいはやってやるか。F組と言えば、確か小島が担任をしていたな。」
俺は、そのまま車のキーを取り自宅を後にした。車を跳ばして川神学院に向かう。途中で多馬大橋、通称変態の橋に着くと、百代が何時ものように挑戦者と戦っていた。今回は不良グループみたいだな。
翼「どれ、百代がやり過ぎないように見ておくか。」
俺は車を止め橋の下を眺める。すると、百代は不良グループをテトリスのように積み上げていく。
翼「いやいや、やり過ぎだろ・・・ま〜大和が既に連絡はしてあるだろうしいいだろ?」
戦いを見終わり、車に戻ろうとすると百代達と合流した。
百代「おや?翼さん、おはよう。」
大和「お早う兄さん。」
京「お早う翼さん。そして結婚して。」
翼「おお、お早う百代に大和。京もな。そして今は無理だ。」
モロ「お早う翼さん。」
岳人「ふん!!お早う翼先輩。」
一子「オハヨ〜♪」
翼「お早うさん。百代、流石にあれはやり過ぎだ。」
百代「うっ・・・」
一子「でもさすがお姉さま!!私も負けてられないわ!!」
大和「ワン子には厳しいだろ?」
一子「そんな事ないわ!!いずれはお姉さまのようにバインバインになるのよ!!」
翼「・・・希望は捨てるな。」
一子「うわ〜ん!!お姉さま〜!!」
百代「お前達、いい加減にしないと私が相手になるぞ。」
大和「いいよ。」
京「相手になるよ。」
モロ「岳人が。」
岳人「俺かよ!!」
俺は、取り合えず暴れそうな百代と一子の頭にかかと落としをして落ち着かせる。
一子「痛い〜!!」
百代「翼さん!!いきなりとは酷いぞ!!」
一同「アハハハ!!」
笑っている時に、モロが先程百代と戦っていた奴にラチられた。
一子「ちょっとちょっと!!何さっきの!?何でモロが・・・」
岳人「あいつ、さっきのちば軍団・・・」
翼「ったく、百代のせいだな。後でお仕置きだ。」
百代「えっ!?」
お仕置きと言う言葉を聞いたとたんに、百代は俺から少し距離をとる。
翼「それは後にして、大和。あいつが何処に向かうか特定出来るか?」
大和「俺を舐めないでよ兄さん。」
翼「なら、お前は車に乗れ。」
大和「了解!!場所は・・・ここだ!!ワン子に岳人!!お前達は次曲がって三つ目の路地を突っ切れ!!」
翼「百代と京!!お前達も乗れ!!これ以上離されるとさすがにヤバイ。」
大和達は車に乗りこむ。すぐにエンジンをかけて追いかける。
翼「お前ら舌噛むなよ。」
アクセルを全快に付加して追い掛ける。大和の指示で別ルートから追い掛けた一子達と合流する。しかし、何故か大和達が車から降りてこない。
翼「お前らさっさと降りろよ。」
大和「兄さん・・・無茶言わないで・・・オエッ」
京「さすがに・・・あれは酔う・・・ウプッ」
百代「わ、私でも・・・あれは・・・」
酔っていました。
翼「だらしないな。ま、取り合えず仲間に手を出したんだ。無事ですむと思うなよ?」
俺が詰め寄ろうとしたら、向こうから誰かが物凄い勢いで走ってきた。ってかキャップじゃん。
翔一「俺の朝メシ返しやがれ〜!!」ゲシッ
一同(ええ〜!!)
翔一「貴重な朝ごはん何だと思ってんだ!!旅先で貰ったネギを入れた特別仕様だったのに!!食べ物を粗末にしちゃいけないんだぞ!!」
翼「その辺にしておけキャップ。」
翔一「おっ!!翼さんじゃん♪それにお前らも。」
不良「ってて、なんなんだテメェら・・・」
大和「ああ、そうそう。俺達が何者かか。キャップ、教えてあげれば?」
翔一「お?おお!いいか、俺達はな・・・人呼んで、風間ファミリーってんだ!!覚えとけ!!」
取り合えずモロも助かったし、俺達は学校に向かった。途中で、金髪の女性にあったがその話は後程しよう。そして川神学院へ・・・
学院長室
翼「失礼します。」
鉄心「待っておったぞ翼。急にすまなかったな。」
翼「別にいいよ。鉄爺の急は今に始まったことじゃないし。」
鉄心「お主は優しいの。出来れば百代か一子の婿にしたいわい。」
翼「それは置いといて。小島にはもう説明してるのか?」
鉄心「まだじゃ。その方が面白いからの♪」
この爺は・・・何が『面白いからの♪』だよ!!
鉄心「それでは、転校生と一緒にF組に行こうかの。入ってきなさい。」
入ってきたのは・・・
翼「これは驚いた。まさかお前が来るとはな。久しぶりだなクリス。」
クリス「久しぶりです翼さん。」
翼「で、やっぱりフランクさんも来たんですね・・・」(ドイツ語)
フランク「ああ、久しぶりだな翼。」(ドイツ語)
翼「久しぶりです。しかし、いくらなんでも過保護過ぎでしょ。彼氏でも出来たらどうするんですか。」(ドイツ語)
フランク「なに、君ならクリスやマルギッテを任せても問題ない。それ以外の輩は排除するがね。」(ドイツ語)
クリス「父様に翼さん。そろそろ行かないと学院長が困ってますよ。」(ドイツ語)
翼「悪かったね鉄爺。それじゃそろそろ行こうか。」
俺達は、F組に向かった。先にクリスとフランクさんが入った。中から男共の歓声が聞こえる。そして、岳人がクリスに彼氏がいるか来た瞬間に、フランクさんに撃たれていた。やれやれ。
梅子「所で学院長。まだ、扉が開いてると言うことは、新しい副担任が来たんですね?」
鉄心「そうじゃ。皆にも紹介しよう。」
翼「やれやれやっとか。」
俺は教室に入る。俺と面識のある奴は物凄く驚いていた。勿論、担任の小島もだ。
翼「今日から2年F組の副担任になる新井翼だ。既に知っている連中もいるが、ま〜宜しくやってくれ。」
梅子「な・・・何で翼さんがいるんですか!!と言うか副担任って!!学院長!?」
鉄心「この方が皆を驚かせると思っての♪見事成功じゃ。」
翼「久しぶりだな小島。学生時代以来か?ま、また宜しく頼むわ。」
梅子「は、はい///・・・よ、宜しくお願いします。翼さん。///」
一子「も、もしかして小島先生も・・・」
京「まさかの伏兵!!」
クリス「父様、相変わらず翼殿の周りには女性が多いですが、私は負けません!!」
フランク「それでこそ私の娘だ。」
翼「そろそろ席につけ。フランクさんも早くお帰りを。」
俺がそう言うと、皆席に戻った。
梅子「ああそうだ、風間!椎名!直江!クリスの事だが、彼女の面倒はお前達に任せる。」
翔一「?い〜ッスけど、なんで?」
梅子「クリスはお前達と同じ島津寮に入るからだ。」
翔一「ああ、二階の女子部屋1つ空いてたっけ。了解ッス。」
クリス「なんでも島津寮には、温泉も出るとか?楽しみだ!MY桶もあるんだっ。」
岳人「女子が増えるとか、そんな嬉しすぎる情報聞いてねえぞ母ちゃん・・・信用ねえ・・・」
そんなこんなで、何とか俺とクリスの初日は過ぎていった。クリスは大和に連れられて町の散策に出掛けていった。最初は俺に案内を頼んできたが、鉄爺に用事があるので悪いけど断った。そして俺は鉄爺のいる学院長室に向かった。
翼「入るよ?鉄爺。」
鉄心「待っておったぞ。」
ルー「では、早速渡すネ。」
ルーさんに渡された1つの鍵。
鉄心「これがお主の店の鍵じゃ。二階は普通に住宅スペースになっておるから、今住んでおるアパートを引き払い、そこに引っ越せばよい。ちゃんと駐車場も完備しておる。」
ルー「引っ越しの時は、私や門下生達を呼んでくれて構わないヨ。」
翼「ありがとうございます。もし、百代達で無理なら、その時はお願いします。鉄爺もありがとうな。」
鉄爺「よいよい、こちらも色々と迷惑をかけておるしの。特にうちの孫達にはの。」
翼「そんじゃ、もう帰ってもいいかな?引っ越しの準備もしなきゃならないし。」
鉄爺「ああ、もうよいぞ。お主には基本的な教師の仕事はしなくてよいからの。」
翼「んじゃね。」
俺は理事長室を後にした。途中で梅子と会った。
梅子「翼さん・・・」
翼「どうしたんだよ?大学じゃ気軽に話してただろ?」
梅子「そうですね・・・改めてお久し振りです先輩。」
翼「久々に聞いたな。」
梅子「ふふっ、そうですね。」
翼「そうだ、お前明後日空いてるか?実はさ、俺休みと祝日は店を出すことにしてさ。そんで、鉄爺に店を提供してもらったんだけど、引っ越ししなきゃならなくてさ。翔一達には後で声をかけるつもりだが、良かったら手伝ってくれないか?報酬は、俺の手作り料理。」
梅子「ぜ、是非!!」
翼「決まりだな。なら、当日駅まで迎えにいくから。」
梅子「はい///」
??「おや?こんちは小島先生。」
会話に入ってきたのは、髭を生やした男性教員。確か・・・
梅子「こんにちは宇佐美先生。」
宇佐美「いや〜奇遇ですね。そうだ!良かったら後でメシ食いにいきません?」
梅子「残念ですが、今日は既に先約がありまして。」
宇佐美「なら明後日は?」
梅子「明後日は・・・新井先生との予定がありまして。」
宇佐美「はは、そうですか。残念です(誰だこいつ?随分小島先生と仲が良さそうだけど?も、もしかしてライバル出現ってやつか!?よく見れば、小島先生も満更ではない表情・・・)」
宇佐美から嫉妬紛いの殺気を感じるが、俺の覇気で簡単に消す。
翼「んじゃ梅子、明後日頼むな。」
梅子「お、お疲れ様でした///」
俺は車に乗り込み、渡された地図の場所に向かった。到着すると、そこには小綺麗な建物があった。あったのはいいけど・・・
翼「えらい川神院に近いな・・・と言うか、地味に大和達がいる島津寮にも近いし。距離からして、半分半分ってとこだな。別にいいけどさ。取り合えず、明後日空いてるか島津寮にいる連中から聞きに行くか。」
俺は大和やキャップ達が下宿してる島津寮に向かった。車でほんの10分ちょいで到着。
翼「懐かしいな。俺も学生時代には世話になったな。取り合えず、麗子さんに挨拶しとくか。」
俺は島津寮に入る。玄関に丁度麗子さんが掃除をしていた。
翼「お久し振りです麗子さん。」
麗子「おや?誰かと思えば翼ちゃんじゃないかい!久し振りだね〜!!たまには家にご飯でも食べにおいでよ。皆喜ぶよ。」
翼「そうですね、今度は是非。所で大和達は帰ってますか?」
麗子「大和ちゃん達なら、少し前に帰ってきてるよ。何か用事かい?」
翼「ええ、実は今度の土日祝限定ですけど、店をやることにしたんですよ。場所も丁度ここと川神院の間で。」
麗子「おやまあ!そうかいそうかい♪翼ちゃんは、昔から料理か上手かったからね。あの時はアタシも随分助けられたからね〜!!」
翼「いえいえ、それで引っ越しの準備を大和達に手伝ってもらおうと。」
麗子「そうだったのかい。なら、ついでにウチのバカ息子も使っておくれ。荷物運びには最適だろう。」
翼「ありがとうございます。」
麗子「いいって。」
翼「それじゃあ、お邪魔します。」
麗子さんとの挨拶が終わり、大和の部屋に向かう。
翼「大和いるか?俺だ。」
大和『兄さん?珍しいね。開いてるから入ってきて。』
翼「邪魔するよ。」ガチャッ
俺は扉を開け、部屋に入る。大和は丁度ペットのヤドカリに餌をやっていた。
大和「すぐに終わらせるから、もう少し待ってて。」
翼「気にするな。」
??「はい翼!お茶だよ。」
翼「サンキュークッキー。何時も気が利くな。」
クッキー「当たり前だよ。なんたって僕は、九鬼の科学が詰まったロボットだよ。これくらいお安いご用さ。」
大和「お待たせ。それで、兄さんからわざわざ来るなんて珍しいね。」
翼「そうだな・・・実はな、お前達明後日暇か?」
大和「俺は、今のところ予定は無いけど?」
翼「なら悪いけどさ、明後日俺の引っ越しの準備を手伝ってくれないか?報酬は、俺の手料理。」
大和「それなら多分、全員参加してくれるよ。なんといっても、兄さんの作るご飯が旨いからな。 」
翼「なら、交渉成立だ。」
大和「他の皆には、俺から連絡しておくよ。」
クッキー「僕も手伝いに行くよ。」
翼「サンキュー。んじゃ、俺は戻って準備するわ。」
大和「んじゃ明後日に。」
俺は話を終わらせると、自宅に戻り荷造りを始めるのであった。そしてあっという間に二日後。俺は約束通り、梅子を駅まで迎えにいった。
翼「悪かったな。折角の休みなのに。」
梅子「別にいいですよ。先輩の頼みですから///」
店に着くと、既に風間ファミリーの連中と、プラス@が揃っていた。
??「翼ニーチャン!!」ムギュッ
翼「小雪に冬馬、それに・・・誰だ?」
??「井上準ですよ翼に兄!!アンタが電話で呼んだんでしょうが!!」
翼「冗談だ。」
準「もうやだこの人・・・」シクシク
冬馬「相変わらずですね翼先生。」
翼「まあな。後、お前達には教えておくけど、俺の店では、F組S組なんか関係なく接してもらう。これを破れば・・・」
岳人「や、破れば・・・」
翼「誰であろうと、問答無用に俺から罰が下る。」
一同「!?」
翼「ようするに、同じ人なんだから仲良くしろってことだ。俺の店ではな。」
翔一「流石翼さん!!そうだよな!皆同じだもんな♪」
翼「そうだ!!所で、クリスと黛も来てくれたのか?」
クリス「はい、翼殿が困ってると大和から聞きまして。」
由紀江「わわ、私はクリスさんから・・・その・・・聞きまして。」
翼「二人ともありがとな。」ポン
俺は二人の頭を優しく撫でた。
クリス「///」
由紀江「はわわわっ///」
百代「私達がいるのに、いい度胸ですね翼さん・・・」
翼「はいはい、さっさと終わらせて飯の準備をするぞ。」
一同「は〜い!!」
こうして、俺の引っ越しが始まった。既に荷物は、朝ルーさんが門下生を使って駐車場に運んでくれているので、後は上に運ぶだけだ。皆並んで、バケツリレーの手順で運んでいく。店の場所は見たけど、二階は見てなかったな。部屋は3部屋。
小雪「お部屋が3つもある〜。何時でも遊びに来れるね♪」
翼「小雪、それはいいけど・・・いい加減俺の布団から退きなさい!!」
小雪「キャ〜♪」
翼「おい準、どうにかしろ。」
準「無理ですよ。翼兄の事になると、俺や若でも止めれないっすよ。」
冬馬「そうですね。今のユキを止めるのは、いささか難しいですね。」
大和「諦めたら?」
百代「そうだぞ!」
翼「とか言いながら、お前は俺から退きなさい!!」
百代「つれないな翼さん・・・こんな美少女に抱き付かれていて、何も思わないなんて。まさか翼さん・・・どうt・・・フガフガ!?」
翼「それ以上は言わせないぞ!!取り合えず・・・」
俺は百代に軽く拳骨を落としておく。
百代「痛い・・・」
大和「いや、あれは姉さんが悪いよ・・・」
なんだかんだで、ようやく引っ越しの準備が終了した。
翼「んじゃ、今から作るから、よかったらお前ら先に風呂に入ってこいよ。鉄爺の計らいで、風呂が無駄にでかいんだ・・・」
百代「なら、そうさせてもらおう。」
翼「お前ら男子は島津寮で入ってこい。」
岳人「横暴だ〜!!俺達が出ていった後に、覗くに決まっている!!」
梅子「わ、私は・・・その・・・先輩なら///」
由紀江「はうう///」
クリス「じ、自分も翼殿なら・・・」
百代「私も構わんぞ!」
京「寧ろwelcome!!」
小雪「翼ニーチャン、一緒に入ろ〜♪」
岳人「クソォォォォォ!!」ダダダダダッ
叫びながら岳人は店を出ていった。
モロ「相変わらずだね。」
大和「はははっ、取り合えず俺達も一度戻って風呂に入ろうよ。」
翔一「だな。葵も来いよ。」
冬馬「それは嬉しいお誘いですね♪」
冬馬の言葉は、何処か危ない感じがする。
翼「・・・取り合えず、貞操頑張って守れよ大和にモロ。」
大&モ「何で俺(僕)!?」
準「お〜い・・・俺を忘れるな〜!!」
男性人は島津寮に戻り、女性人は店の風呂を使う。その間に俺は食事の準備をする。
(キッチン)
翼「今日からここが俺の戦場か・・・使い勝手は良さそうだな。」
俺は火をいれる。すると、今まで我慢してた料理人魂が震える。
翼「心置きなく作らせてもらうぜ!!」
いざ、レッツクッキング!!まずは皆大好き唐揚げを大量に作ろう。
翼「秘技、油攻め!!」
手際よく唐揚げを揚げていく。次は、皆で仲良く作れる手巻き寿司。ちゃちゃっと酢飯を作る。
翼「次は・・・」
次の料理に取り掛かろうとしたときに、女性人が風呂から上がってきた。
由紀江「つ、翼さん!!おお、お風呂頂きました。」
翼「おう。」
小雪「凄くいい匂い〜♪」
クリス「何か手伝える事ありますか?」
翼「ん〜・・・じゃあ食器を並べてくれ。」
由紀江「なら、私は材料を切るお手伝いでも・・・」
まゆっちがそう言いかけたが、翼の目に見えない包丁捌きに唖然としていた。
百代「相変わらず翼さんの包丁捌きは、流石の私も見えないぞ!」
一子「お姉様でも見えないの!?」
翼「無駄話してるなら、さっさと食器を並べろ。次々に出来てるぞ。」
振り替えると、先程までなかったはずの料理が沢山出来上がっていた。
女性人「何時の間に!?」
そんなことは無視して、俺はそのまま料理に取り掛かるのだった。そして、ほとんど作り終えたときに、男性人が、鉄爺とルーさんに麗子さんを連れてやって来た。
ルー「相変わらず、翼の作る料理の量には驚かされるネ。」
翼「いや、これくらい作らないと、ブラックホールみたいな胃を持っている人物が数名いますし。」
モロ「確かに、ワン子や岳人にモモ先輩がいればね・・・」
翼「さてと、今日は引っ越しの準備を手伝ってくれてありがとな。一応感謝の意味を込めて、手料理でもてなさせてもらった。存分に食ってくれ。」
一同「いただきます!!」
ようやく引っ越しパーティが始まった。
一子「美味しい〜♪」
クリス「うむ、素晴らしい味付けだ。」
由紀江「凄いです!!」
松風『まゆっちの手料理とほぼ互角だぜい!!』
麗子「腕は落ちてないみたいだね翼ちゃん。」
梅子「先輩の料理、久し振りに食べました♪」
百代「う〜ん・・・いくら食べても飽きないな。」
大和「だね。」
岳人「ガツガツ・・・バクバク!!」
モロ「岳人、もう少し落ち着いて食べなよ。」
翔一「うめ〜♪」
小雪「ん〜♪おいし〜♪モグモグ」
冬馬「流石ですね。」
準「はじめて食ったぜ!!」
どうやら皆満足したみたいだな。しかし、無事には終わらなかった。鉄爺が持ち込んだ酒を、百代達が飲んでしまい、かなりの人数がダウンしてしまった。当然、持ち込んだ鉄爺には俺やルーさんがきつく説教をしました。
翼「しかし、どうします?」
ルー「ん〜・・・これだけ酔いつぶれてはネ。」
麗子「取り合えず、男共は家で寝かせればいいでしょ?」
梅子「なら先輩、すみませんが今日泊めてもらってもいいですか?」
はい?今なんて言いました?泊める?何処に?ココニ〜!!
翼「いやいやいや!!流石に女性人全員を泊めるの!?マジで!!」
ルー「心配ないネ。翼なら何があても、師範代は許すと言ってたネ。」
鉄爺「うむ。孫達を頼むぞい。」
梅子「宜しくお願いします♪」
こうして、何故か女性人だけが俺の所に泊まることとなった。人数は俺を入れて合計7人。3部屋あり、うち1つは俺の寝室。残りの2部屋も、1部屋3人が限界だ。
翼「・・・とにかく、コイツらを空いてる2部屋に運ぶぞ。」
梅子「はい。」
小島と手分けして、百代達を部屋に運び込む。そして・・・
翼「・・・お前は俺の寝室を使え。俺は今日はココで寝る。」
梅子「駄目です!!いくらなんでも先輩をこんな所で寝させられません!!」
翼「じゃあどうするんだ?」
梅子「・・・どうぞ。」
小島が起こした行動。それは、二人で一緒のベッドに寝るというもの。
翼「・・・」
梅子「あ、明日も早いですし・・・そそ、それに今日は冷えますし///」
翼「・・・お邪魔します。」
俺は、上目遣いで俺を見てくる小島に負け、渋々ベッドに入るのであった。そして翌朝、一番最初に目が覚めたのは俺だった。手探りで携帯を探し、時間を確認する。
翼「ん〜・・・!?」
俺は時間を見て驚いた。時間は午前11時。本日・・・月曜日。結論・・・遅刻。というか大遅刻です。
翼「まずい!!起きろ小島!!」
梅子「う〜ん・・・」
翼「他の連中も起きろ!!」
百代「なんだ朝から・・・」
一子「わふ〜・・・」
京「・・・なに?」
由紀江「ほえ〜・・・」
クリス「いったい何事だ?」
小雪「まだ眠いよ〜・・・」
翼「起きたな。お前ら今日は何曜日だ?」
百代「何を言っている翼さん。」
一子「月曜に決まってるじゃん。」
翼「よし、なら・・・今何時だ?」
由紀江「えっと・・・11時ですね。」
梅子「11時・・・」
クリス「そして月曜・・・」
一同「遅刻だ〜!!」
ようやく理解したみたいだ。全員慌てて学校にいく準備を始める。すると、俺の携帯に着信が入る。
翼「誰だよ・・・ルーさん?・・・もしもし」
ルー『翼カイ?』
翼「そうです。すみませんが今は呑気に話してる時間がないんです。」
ルー『落ち着いて。学校の事なら心配ないネ。師範代が、昨日の事を気遣って君達全員今日はそのまま休んでもいい事になったヨ。』
翼「ホントですか!!」
ルー『止めれなかった私にも責任がある。ので、今日はゆっくりと休むといいネ。』
翼「分かりました。それでは・・・」ピッ
俺は電話をきり、皆に事情を説明した。すると、全員安堵の表情を浮かべていた。そして、皆はそれぞれの自宅に戻っていった。これから色々な生活が始まる。
翼「取り合えず明日はちゃんと学校に行かないとな。」
まずは学校に行こう。
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真剣恋の話です。オリ主は百代の5歳年上。小島梅子の1つ先輩です。正直百代や鉄心より強いです。 | ||
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