真・恋姫†無双 AFTER STORY 聖なる魔人と過激なる外者 |
響窃を倒して一日が経った…………
今、俺達には元には平和が戻ってきている
今までと同じように笑顔に満ち溢れ、騒がしく、愛おしいこの時間が………
だけど…………
この時間も長くは続かなかった………
半年後、俺達は『新たなる戦い』に挑むこととなるのだが………
その前に、この話を語っておこうと思う………
この話は俺……………北郷一刀の身にに起こった話しであり
俺の『もう一つの戦い』でもある…………
一刀「………なんだこれ?」
右手には鼠色より若干白い灰のようなものが掌全体に付着していた
一刀「響窃の魂を埋めるときについたのかな?
……………まぁいいや、とりあえず行こう」
俺はそう簡単に考え、部屋を後にした
俺が部屋を後にしたあと
月「ご主人様?いらっしゃいますか?」コンコン
詠「ちょっと?入るわよ」ガチャ
少し時間が空き、詠と月が掃除に来ていた
詠「はぁ………何でこう簡単に部屋を汚せるのかしら?
少しはこっちの身にもなって欲しいわ」
月「仕方ないと思うよ、詠ちゃん
ご主人様も色々忙しいから……」
詠「それにしてもよ!
何で箪笥の上に灰が乗っかってるのよ!?
まず部屋で灰を使う仕事なんて聞いたことないわよ!」
月「ご主人様にも色々あるんだと思う………」
詠「………まぁひとまずさっさと終わらせて、こんな部屋から出るわよ」
月「そんな事言いながら、本当はご主人様のお部屋に居られて嬉しいんでしょ?」
詠「そっ、そんな事ないわよ!!
ほら、早くするわよ!」
詠は頬を赤らめて掃除をし始めた
詠「…………た、確かに…嬉しいけど……」ボソッ
月「えっ?何か言った?詠ちゃん」
詠「っ!!な、何でもないわよ、月!!」
月「??(ふふっ、本当は聞こえていたんだけどね♪)」
詠「えっと…………けど、この灰一体何なのよ……何に使ったのよ」
詠は小声で言いながら灰を片づけ始めた
詠「ふぅ…………ん?あれ?」
月「??どうしたの?詠ちゃん……」
詠は片づけている最中、何かに気づいた
詠「何これ?」
詠が見ていた先………そこは
月「……………手形?」
詠「手形なんだけど…………こんなに綺麗に彫れるのかしら?」
箪笥の上部分、丁度一刀の右手が付いていて灰が溜まっていたところに綺麗な右手の手形がついていたのだ
しかも物の見事にその部分だけ凹んでいるようになっていた
月「ご主人様、これを彫ってこんなに灰をだしたのかな?」
詠「にしても綺麗過ぎるでしょ
アイツがこんなに器用とは思えないけど
しかも木を彫っても灰は出てこないわよ」
月「へぅ…………た、確かに、そうだね………」
詠「これが終わったらアイツのところに言った方が良いわね」
月「詠ちゃん…………『アイツ』じゃなくて『ご主人様』だよ?」
詠「あぅ………まだ慣れなくて……」
ここだけの話、詠や焔耶、桂花など一部のツンデレグループは一刀の事をちゃんと呼べるよう裏で頑張って練習していたらしいのだが
俺を目の前にすると緊張のあまり、いつもの呼び方に戻ってしまうらしい…………
特に詠は部屋でも若干緊張してしまって、いつもの呼び方に戻ってしまう………と月から後日聞いた……
詠「と、とりあえず!さっさと終わらせましょうよ!!」
月「ふふっ、そうだね」
詠と月は特に何も違和感を感じず、掃除を再開した
だが………
この時から既に
俺の…………北郷一刀の戦いが始まっていたんだ………
それは一言で言うならば………
まるで『毒』のようだった…………
一刀「さて、仕事しなくちゃな!」
痛みを与えることなく、ゆっくりと…………
愛紗「そうですね
それでは、政務室に参りましょう!」
雪蓮「ふふっ♪一刀ったら張り切っちゃって♪」
一刀「平和を楽しみたいからな!」
確実に………
華琳「貴方にそう簡単に平和は来ないと思うわよ?特に………夜はね♪」
一刀「うぐっ………言い返せないのが悔しい………」
俺を蝕んでいった………
……終……
説明 | ||
復讐の魔人・響窃……… 響窃は『天の御遣い』及び『聖なる御遣い』・北郷一刀との戦いに敗れ あの世へ旅立った…… しかし、魔人の恐怖はまだ終わっていなかった! 『‘闇’の御遣い』のAFTER STORYの序章開幕! |
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なんか呪いみたなやつなのだろうか?後ツンデレグループ頑張ってるんだなw(nao) | ||
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