魔法少女リリカルなのは-The BLAZBLUE- CROSS WILL
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ココまでのあらすじ。

 

時空世界の中で最も恐れられている最高額賞金首の次元犯罪者「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」。彼女は管理局を潰す為に一人行動を続ける。そんな彼女の元に一人の少女が保護されたのだ。ラグナはその子を共に居る仲間の者達に預け、一人戦いを続ける。

しかし、そんな時に謎の男「カズマ=ナカムラ」に彼女のアジトと少女の所在がつかまれてしまったのだ。その事を聞いたラグナは急ぎ戻るのだった。

 

 

 

 

 

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Rebel.6  「嘘と真実と野望と」

 

六課出動の40分前。サーバルーム・・・・・

 

 

リィン「にしても・・どうやってラグナ=ザ=ブラッドエッジのアジトの位置を特定したのですか?衛星を使っても見つからなかったのですよ?」

 

カズマ「何、簡単な事ですよ。現地での情報種集は諜報の基本。そして現地に住んでいる人を使い、間接的にその場を制する事。つまり。」

 

カズマはそう言いながら一枚の写真を出した。其処にはルーテシアとアギトが現地の街に買い物に行く姿が撮られていた。

 

カズマ「最終的には自分の目こそが一番の武器と言う事ですよ。」

 

そしてカズマはもう一枚、写真を出した。其処にはルーテシアやアギトの他にアインとヴィヴィオの三人が写っていたのだ。

 

リィン「・・・・・なるほど・・・で。私にどうしろと?」

 

カズマ「いえ、兎に角ラグナ=ザ=ブラッドエッジが居る場所を突き止めたので六課にはその制圧とこの子を保護して貰おうと思います。ああ、それとこの子、ルーテシア・アルビアノの事も念のために言っておいて下さい。それと・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現在・・・・・

 

ラグナは森の中を歩いていたが、何かおかしいと考えていた。

するとディーダから突然、メールが届いた。内容を見たラグナは直ぐに走り始めたのだ。

 

 

 

ディーダ -機動六課がお前のアジトを突き止めた。急いで向かえ。-

 

 

ラグナ「どうしてだよ・・・・・・なんで・・・・・・!」

 

 

 

 

 

カズマ「認識阻害の術式・・・それくらいはお手の物ですよ。」

 

 

 

 

アジト(自宅)・・・・・

 

バンッ!!

 

ウルフ「っ!?どうしたラグナ!?」

 

ラグナ「不味い事に・・・・なった・・・。」

 

ゼスト「っ・・・・まさか!」

 

ラグナ「ああ・・管理局がココに来る。狙いは多分アタシ。ゼストさん、まだ戦える身体じゃないんでしょ。今のうちに・・・」

 

ゼスト「・・・・・いや・・多少の無理は出来る。」

 

ラグナ「・・・・・・。」

 

ウルフ「・・・・・万が一もある。奥のあれを取ってくる。」

 

ウルフはそう言い奥に走って行き、ゼストは少し辛そうにだが身体を持ち上げデバイスを持った。

 

ラグナ「・・・・無理はしないで下さい・・。」

 

ゼスト「・・・ああ。」

 

ラグナ「っ・・・そういえば・・・ルーとアインは?」

 

ラグナが唐突に思い出し、二人の行方を聞くと後ろからウルフがそれに答えた。ウルフの腰には二丁の銃が巻かれていた。

 

ウルフ「二人はタイミングが良いんだか悪いんだか、今買出しだ。」

 

ゼスト「ラグナ。あの子はどうする?」

 

ラグナ「・・・・・ヴィヴィオに極力被害が出ないように別の場所で戦う。」

 

ゼスト「・・・・・・了解だ。」

 

ウルフ「善処するぜ。」

 

ラグナ「・・・・ありがとう。んじゃ・・・行くぜ・・・・・!」

 

ラグナとゼストはモンスターボールを投げ、自分の手持ちを全て出した。

ラグナはイーブイ・ゾロアーク・ルカリオ・ハッサム・カメックスそしてフライゴンの六体。ゼストは移動用の為か少なく、ウィンディとプテラの二体だけだ。

二人がポケモン総動員すると前方にヘリが一機接近し其処から何人かの魔導師が降下した。

 

 

 

なのは「さぁて!皆、気を引き締めていくよ!」

 

「「「「はいっ!!」」」」

 

なのは達フォワード陣が降下し終えると退避しようとしたヘリが水の攻撃を受けた。

 

フェイト「っ!?」

 

エリオ「水!?」

 

なのは「ヴァイス陸曹大丈夫!?」

 

ヴァイス『いつつつ・・・だ・・・大丈夫っす・・・痛かったけど・・・』

 

すると通信越しから少し元気そうにヘリのパイロットのヴァイスが答えた。なのは達がそれを聞き安心すると水の攻撃が来た方を向いた。

 

フェイト「・・・今のは警告・・ってことかな。」

 

シグナム「多分な。見ろ。AMFがかなり広く張られている。どおりで分からん訳だ。」

 

ヴィータ(アレ・・・AMFって魔法を集束させにくくする為じゃ・・・まぁいっか。)

 

ヴィータの疑問をよそにフォワード陣は一斉に移動し始め、それぞれツーマンセルで行動したのだった。

 

 

ラグナ「さぁて・・挨拶はコレくらいで・・・カメックス、砲台よろしく。」

 

カメックス「ガァメ!」

 

ラグナ「他の皆は迎撃に向かうよ・・・!」

 

イーブィ「ブイッ!」

 

ゼスト「ウィンディ、しばらく乗せてくれるか。」

 

ウィンディ「ガウッ!」

 

ウルフ「・・・・やっぱ無理なんじゃ・・・」

 

ゼスト「・・・時間くらいは稼ぐ。行くぞ・・・・!」

 

 

ゼストはウィンディの上に乗り先に向かった。ウルフも少し悩んだが「仕方あるまい」と

別の方に向かって行った。そして・・・・・

 

ラグナ「・・・・・・多分、簡単にバレたのはアイツの手引きだ・・でも・・・あまりに虫が良すぎると思わなかったのか・・・・?」

 

イーブィ「ブイッ!!」

 

ラグナ「っ!・・・・・・そうだな・・・考えるのは後だ・・・・!」

 

ラグナはそう言いイーブィと共に真っ直ぐ向かって行った。

 

 

 

 

 

エリオ・キャロチーム

 

エリオ「はぁ・・・はぁ・・・・」

 

キャロ「ま・・・待って・・・エリオ・・・君・・・」

 

エリオとキャロはただ森の中を走っていたが先にキャロがバテてしまい、その場にへたり込んだ。

 

エリオ「キャロ、大丈夫?」

 

フリード「クキュ〜・・・・」

 

キャロ「はぁ・・・・・はぁ・・・・・もう少し、体力つけよう・・・・」

 

エリオ「はははは・・・・・」

 

エリオが苦笑しているとフリードが何か居るのに気が付き、警戒心を高めた。

 

フリード「キュルルルル・・・・!!」

 

エリオ「っ・・・フリード?」

 

キャロ「フリード、もしかして・・・・・」

 

刹那、二人の横から何かが襲い掛かって来たのだ。だが二人はそれをスライディングで回避しその何かの方を見た。其処には一匹の狼が居たのだ。

 

ウルフ「グルルルルルルルル・・・・・!!」

 

エリオ「お・・・狼!?」

 

キャロ「あれって・・・使い魔かな・・・?」

 

ウルフ「グルルルル・・・・・・・ふん。使い魔かどうか分からんとはな・・・ルーキーで結構。」

 

エリオ「喋った!ってことはラグナ=ザ=ブラッドエッジの使い魔か!」

 

ウルフ(・・・・・こいつ等マジで三流・・いや四流だな、オイ・・・。)

 

キャロ「お願い!先に行かせて下さい!私達は人質を助けに行きたいだけなんです!」

 

ウルフ「人質・・・?んな奴ココには一人もいねーよ。」

 

エリオ「っ・・・・・・って事は移動させたのかな・・・・」

 

エリオが考えているとウルフが牙を向き襲い掛かった。

 

ウルフ「戦闘中に考え事をしてるんじゃねぇよ!!」

 

エリオ「っ!!しまっ・・・」

 

キャロ「っ!フリード!!」

 

フリード「ガアッッ!!」

 

だがそれをフリードが炎で反撃しウルフは攻撃を行うことが出来なかった。

 

ウルフ「チッ・・・ドラゴンとはな・・・・もう二度と見たくなかったぜ。」

 

キャロ「・・・・それはどういう?」

 

ウルフ「テメーらに教えるほど俺も口が柔らかくないんでな。行かせて貰う・・・・!」

 

 

 

スバル・ティアナチーム

 

スバル「・・・・・・。」

 

ティアナ「・・・・スバル、珍しいわねダンマリなんて。」

 

スバル「・・・・うん・・。」

 

スバルとティアナはスバルのデバイス・マッハキャリバーを使いスバルがティアナを背中に乗せ、森を走っていた。が・・・・・

 

ドウッ!!

 

スバル「っ!?」

 

突然、前から青い弾が二人に向かい発射されたがティアナがそれを自分のデバイスのクロスミラージュで打ち落とした。すると地面から大量の煙が発生した。

 

スバル「っ・・・土煙・・・・!」

 

ティアナ「スバル、降ろして。このまましていると二人ともやられるから。」

 

スバル「分かった!」

 

スバルはティアナを降ろし周りを警戒した。そしてだんだん土煙が晴れていったのだが・・

 

ティアナ「スバル、だいじょうっ!?」

 

スバル「「ティア、どうしたの・・・ってえっ!?」」

 

なんと煙が晴れるとスバルが"二人"居たのだ。流石にコレにはスバル二人とティアナもテンぱった。

 

ティアナ「え・・・・どうして二人!?」

 

スバル「わ・・・わかないよ!?」

 

スバル「気が付いたらもう一人・・・・・」

 

ティアナ「って事は・・・・どっちかが偽者っつて事?」

 

スバル「「・・・・・・・・こっちが偽者だよ!!」」

 

ティアナ「・・・・・・二人ハモっているし・・・・そうだ!二人とも、今から私のことについて問題を出すからそれに答えて。」

 

スバル「えっ・・それって・・・」

 

ティアナ「二人の内どちらかが正解するって事は本物のスバルって事。そうよね。」

 

スバル「あ、そっか!偽者はティアの事全然知らないもんね!」

 

ティアナ「そう言う事。それでは問題!「「ヘキサゴン!!」」・・・・・んんっ。私が今、なりたいと思っている管理局の職は?」

 

スバル「「執務官。」」

 

ティアナ「・・・・・・・・・・・アレ?・・・・・もう少し問題を難しくするか・・・私がBランク昇格試験の時に怪我した場所はどこ?」

 

スバル「「左足。」」

 

ティアナ「・・・・・アッレー・・・・・私の憧れは!?」

 

スバル「「ティアのお兄さんのディーダさん!!」」

 

ティアナ「何で二人とも間違えないのよ!!?」

 

ドゴス!

 

スバル「「ぶべらっ!」」

 

と半ば逆ギレで二人を蹴飛ばしたティアナ。このままではラチがあかないと思っていたが

ある事に気が付いた。それは・・・・

 

ティアナ「そうだ!二人とも!スバルがなのはさんの技を見よう見真似で作ってたけどその技の名前は!?(これならなのはさんに異常な憧れを持っているスバルにしか解けない筈!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし・・・・・・

 

 

 

スバル「「ディバインバスター」」

 

ティアナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」チーン

 

とうとうティアナはその場で横になってしまった。

 

 

 

 

 

ティアナ「なんで二人とも正解なのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

と大絶叫をしたティアナ・ランスター(恋人募集中)だった・・・・・。

 

ティアナ「誰も恋人なんて募集してないわよ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト・シグナムチーム

 

 

シグナム「・・・・・今、誰か叫んでなかったかテスタロッサ。」

 

フェイト「・・・・・ですよね・・・・・。」

 

フェイト達は走ってそう談笑していると少し広い場所に出た。其処には一人、ウィンディに跨ったゼストが居た。

 

ゼスト「・・・・・お前等が賊か。」

 

シグナム「・・・貴様は?」

 

ゼスト「ゼスト・グランガイツ。元時空管理局局員。」

 

フェイト「えっ!?でもゼスト・グランガイツは数年前に行方不明に・・・」

 

ゼスト「行方不明になっただけで死んだとは限らん。そんな事も分からないのか。」

 

フェイト「っ・・・・・・。」

 

フェイトに当然の事を言うとフェイトは唇を強く閉めた。ゼストはまだ完全に回復していない身体でデバイスのゲイボルグを構えウィンディを降り臨戦態勢に入った。

 

ゼスト「・・下がっていろ。」

 

ウィンディ「っ・・・・・」

 

ウィンディは渋々下がりゼストはそれを見て軽く微笑んだ。

ウィンディの後ろにプテラも居たがプテラも同様で心配な顔をしていたのだった。

それを見たシグナムはゼストがまだ完全な状態ではないと悟った。

 

 

シグナム「お前・・体が完全ではないのか・・・・・」

 

フェイト「えっ!?」

 

ゼスト「・・・そうだ。数年前から病魔にやられていてな。いつまで持つか分からん。」

 

フェイト「そんな・・・・そんな身体でどうして!?」

 

ゼスト「・・・・どうしてだろうな。俺にも分からん。・・・だが一つだけ言える事がある。」

 

シグナム「・・・・・何だ。」

 

ゼスト「過去を知り、未来を見届ける・・・ただそれだけだ。」

 

フェイト「そんなの・・・・・勝手すぎますよ!」

 

ゼスト「・・・そうだが。お前等にもいずれ分かる。」

 

ゼストは言い終わると顔を険しくし殺気を放った。フェイト達はそれに圧倒されながらも臨戦態勢に入った。そして・・・・

 

ゼスト「では・・・行くぞ!!」

 

戦いの火蓋は切って落とされた。

 

 

 

 

 

 

なのは・ヴィータチーム

 

なのは「・・・・・・・・。」

 

ヴィータ「・・・・・・・・・。」

 

なのは「ようやく・・・・・・見つけたの。ラグナ=ザ=ブラッドエッジ・・・・・!」

 

一方でなのはとヴィータはラグナと対峙していた。

 

ラグナ「・・・・・・・・・。」

 

ヴィータ「ケッ随分余裕じゃねぇか。いくらSSSだからってな今回アタシ等は全員リミッターを外しているんだ!ここらで観念してもらうぜ!」

 

ラグナ「・・・・・・・。ガキ。五月蝿いぞ。アタシが今用があるのはそっちの女だ。」

 

ヴィータ「がっ・・・ガキってこのや「待ってヴィータちゃん。」っ!?」

 

なのは「・・・・用って何ですか。」

 

ラグナ「・・・・・・お前等にココの情報を提供したのは誰だ。」

 

なのは「・・・・・それは答えられません。」

 

ラグナ「・・・・・フッ・・・だよな。」

 

なのは「・・・・・・・私からも一つ聞いていいですか。アナタはどうしてリニアレールの時にスバル達を殺さなかったのですか?」

 

ラグナ「・・・・・・・・どうやらアタシはただの殺人鬼かなんかと勘違いしているみたいだな。」

 

なのは「・・・・・・そうですか。」

 

なのははそう言い終わるとレイジングハートを構えた。ラグナも腰の大剣を構え、臨戦態勢に入った。

 

なのは「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ。管理局管轄施設連続破壊と人質拉致そして管理局反逆罪で逮捕します!!」

 

ラグナ「やれるもんならやってみろ!!」

 

刹那、ラグナは大剣を振りなのはに向かった。ヴィータは多少戸惑りはしたがそれをガード。しかし戸惑っていたせいかあっさり抜かれてしまった。

 

ヴィータ「がっ!?」

 

ラグナ「貰った・・・・・!」

 

なのは「っ・・・・・・!」

 

なのははシールドを張るがAMFのせいで思うように張れずラグナはその隙にヤクザ蹴りをした。

 

ラグナ「オラッ!!」

 

なのは「くっ・・・・!」

 

ラグナ「はっ!魔法に頼りっきりだからそんなに体がもろいんだよ!」

 

ヴィータ「なら、アタシはどうだっ!!」

 

ヴィータは横からラグナに奇襲するがラグナは上半身のみを動かし回避。そのまま一回転し後ろに下がった。

 

ラグナ「・・・・・・・・はぁ。弱いったらアリャしねぇ。魔法ばっかりに頼っているからAMFが掛けられた時にこんな事になるんだよ。」

 

ラグナがなのは達に向かい駄目だしを言った。それを聞いたなのはは少しずつだが目の色を変えた。それはヴィータも同様だがラグナはそれでも平然としていた。

 

なのは「あなたに・・・・・何が分かるの・・・・・」

 

ラグナ「あ゛?」

 

なのは「アナタみたいにそう平気で、楽に力を持てた奴に何が・・・何が分かるって言うの・・・・!」

 

なのはは自分なりにドスを効かせ言ったがラグナはそれでも平然としていた。

そして彼女から出た言葉が・・・・

 

ラグナ「ああ。分かりたくも無いね。そんな魔法に執着する奴の気持ちなんてな。そして自分の道を他人に勝手に決めさせている奴の事なんてな。」

 

ヴィータ「っ・・・・・・!!」

 

ラグナ「何「自分は皆より厳しい場所を潜り抜けてきました」みたいな顔をしているんだよ。テメーより強い奴なんて・・・・この世界の外にはゴロゴロいるんだよ。」

 

なのは「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ラグナがそう言っているとなのはは無言で魔力を集束し始めた。AMFのせいで多少チャージが遅いがそれでもかなり集束させていた。

 

なのは「ディバイン・・・・・・・・バスタァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

刹那、ディバインバスターが放たれるがラグナはそれを回避。そしてその隙にヴィータがアイゼンで殴りかかったがかわされ、肘でカウンターを喰らった。

 

ヴィータ「がっ・・!!」

 

なのは「っ・・・・・・・・・!」

 

ラグナ「・・・・な。せめて・・・・・楽にしてやるよ。」

 

ヴィータ「っ!!なのは!!」

 

ラグナは大剣を持ちなのはに突撃した。なのははシールドを張ろうとしたがAMFのせいで張れずなのはは絶対絶命となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギイィン!!

 

 

 

 

 

 

ラグナ「っ!?」

 

なのは「・・・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ラグナ「AMFが・・・・・・消えた!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、なのはのシールドは正常に展開されていた。つまりはAMFが破壊されたか、もしくは中和されたのだった。

 

ラグナ「チッ・・・・・・!」

 

ラグナは再び距離を取ったがなのはは反撃とばかりに魔力スフィアを大量に展開した。

 

なのは「アクセルシューター!!」

 

アクセルシューターは雨の様にラグナに向かった。ラグナはそれを回避か大剣で応戦した。

 

ヴィータ「貰った!!ラケーテン・・・・ハンマァァァァ!!」

 

ラグナ「っ!」

 

だが再びその隙を狙いヴィータが声撃を仕掛けて来たのだ。しかも今度はカートリッジを使っているらしくガードしたラグナの地面は少しだが減り込んだのだ。

 

ラグナ「ぐっ・・・・・・」

 

ヴィータ「テメーのその能天気な頭・・・ぶち抜いてやるっ!!」

 

ラグナ「・・・・・・・・・・!」

 

だがラグナは体を滑らせその攻撃を受け流した。

 

ヴィータ「何っ!?」

 

ラグナ「このやろっ!!」

 

ラグナはヴィータを掴み荒々しくなのはに投げつけた。当のなのははヴィータが避けた時にディバインバスターを放つつもりだったがヴィータが投げつけられてきたのでそれを中止しヴィータをキャッチした。

 

なのは「っ!ヴィータちゃん大丈夫?」

 

ヴィータ「ああ。問題ねぇ。」

 

ラグナ「・・・・・・・・。」

 

ラグナが再び剣を構えたがその時、突如アジトあたりに爆発音と煙が上がり始めた。

 

ラグナ「っ!?」

 

 

ヴィータ「何だ!?」

 

なのは「一体何が・・・・」

 

するとなのはに通信が入り誰かと出て見たら相手はスバルだった。

 

スバル『なのはさん!』

 

なのは「スバル!?今何処なの!?」

 

ティアナ『今、ラグナ=ザ=ブラッドエッジのアジトらしき場所です!』

 

ラグナ「何っ!?」

 

スバル『そこに行って入ったら人質の子がいたので保護しました!』

 

ラグナ(っ!!フライゴン達が負けた!?)

 

ティアナ『それと・・・わっ!もう一人のルーテシア・アルビアノなんですがコッチに攻撃してきて・・・ってこのっ!!』

 

ラグナ「チッ・・・・・!」

 

刹那、ラグナがヴィヴィオ達の方に向かおうとしたがヴィータが先回りし道を塞いだ。

 

ヴィータ「おおっと!お前の相手はアタシ等だ!!」

 

ラグナ「くそっ・・・・・・(ヴィヴィオ・・・・・!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバル・ティアナチーム

 

 

ルー「ガリュー!!」

 

ガリュー「っ!!」

 

スバル「おわっ!?」

 

ガリューの攻撃を回避したスバル。その後ろではヴィヴィオを抱えたティアナが援護射撃を行っていたのだ。だが、何故こうなってしまったのか?話は十数分前にさかのぼる。

 

 

 

 

十数分前・・・・・

 

アイン「よっと・・・ルー大丈夫ですか?」

 

ルー「うん。コレくらいは。」

 

ルーテシアとアインは少し大きな袋を持ちアジトの帰り道を歩いていた。今回は買い足しが多かったのか二人ではすこし大きいくらいだった。だがその時。アギトが何か不審な事に気が付いた。そして森の方を見ると管理局のヘリが飛んでいたのだ。

 

アギト「ルー!アイン!アレっ!!」

 

アイン「? ・・・・・っ!!」

 

それに気が付いた二人は袋を何処かに置き、急いで森の中に入って行った。

 

 

 

 

 

一方でスバルとティアナは小屋の中を捜索していた。ラグナが置いた守備隊ポケモン達は

無念にもバインドには勝てず、全員拘束されていた。

 

スバル「・・・・アジトって言うより・・ただの小屋だね。」

 

ティアナ「そうね・・・っ!スバル、あそこ!」

 

するとティアナが隠れていたヴィヴィオを見つけゆっくり近づき、ヴィヴィオはそれに気づき逃げようとした。

 

ティアナ「待って!私達はアナタを助けに来たのよ。」

 

ヴィヴィオ「っ・・・・・・・・」

 

スバル「大丈夫。私達はアナタを悪い人から守る為に来たのよ。」

 

ヴィヴィオ「あっ・・・・・嫌・・・来ないで・・・・。」

 

ティアナ「っ・・・・聞いて。ラグナ=ザ=ブラッドエッジは犯罪者なの。悪い人よ。分かる?」

 

ヴィヴィオ「ラグナが・・・・?違う!ラグナは悪い人じゃないもん!!」

 

ヴィヴィオが叫ぶと外からヴィヴィオを呼ぶ声がした。スバルが外を見るとアインとルーテシアが走って此方に向かって来たのだ。

 

アイン「ヴィヴィオ!!」

 

ティアナ「仲間!?・・・・こうなったら・・・・ゴメン!」

 

ヴィヴィオ「っ!?」

 

ティアナは多少強引にヴィヴィオにバインドを張りヴィヴィオを担いで小屋から出た。

しかしタイミング良く、アイン達が追いつきスバルとティアナに攻撃を開始した。

 

アイン「このっ!!」

 

スバル「くっ・・・!」

 

そして現在に至る・・・・・

 

 

 

ティアナ「アナタ達!今すぐ戦闘を止めて!ラグナ=ザ=ブラッドエッジは犯罪者なのよ!?」

 

ルー「知ってるよ。」

 

ティアナ「っ!?ならどうして味方するの!?」

 

アイン「・・・簡単な事です。私達は管理局を信じられないだけです。それに・・・・そう信じられてないのは私達だけではないのですよ。」

 

ティアナ「えっ・・・・・」

 

アイン「考えても見てく下さい。近年、管理局は局員減少に悩まされその結果入局年齢を初期の二倍近くまで下げているのですよ。そんな組織がこの先持つと思いますか?」

 

ティアナ「っ・・・・・・・・・・」

 

ルー「それにね・・・もしかしたら隣の人が・・・いつかは敵になるのかもしれないんだよ。」

 

スバル「えっ・・・・・・」

 

アイン「・・・・・ルー・・時間がありません。一気に倒しましょう。」

 

ルー「・・・分かった。テッカニン!アギルダー!」

 

アインは構えを取りルーテシアはテッカニンとアギルダーを出した。

スバルとティアナは再度臨戦態勢を取りそして・・・・・

 

 

ルー「テッカニン「ツバメ返し」。」

 

スバル・ティアナ「「っ!!」」

 

刹那、テッカニンのツバメ返しを合図に再度戦闘が再開された。ツバメ返しは二人を過ぎヴィヴィオのバインドに当てるつもりだったがティアナがそれに気づきテッカニンに向かい乱射した。

 

ルー「アギルダー「エナジーボール」!!」

 

アギルダーは隙を突きティアナにエナジーボールを放ったがスバルがそれをガード。だがそれを突きアインがスバルに攻撃を仕掛けた。

 

アイン「せいっ!!」

 

スバル「くうっ・・・・!」

 

スバルはその攻撃をガードしたがガリューが追撃を掛けて行った。

しかし、その攻撃をティアナがフォローし一進一退の攻防を続けるのだった。

 

 

 

 

 

一方でゼストと対峙しているフェイトたちは・・・・・

 

フェイト「ふっ・・・・ふっ・・・・」

 

ゼスト「・・・・ぐっ・・・・体が完全ではないが・・・・」

 

シグナム「・・・・・・・・」

 

二対一。そしてゼストは不調だと言うのにフェイト達は劣勢だったのだ。

しかしゼストの身体は徐々に動きが鈍くなりつつあった。

 

シグナム「・・・やむえん・・テスタロッサ。先に行け。」

 

フェイト「っ!?でも・・・!!」

 

シグナム「大丈夫だ。私だけでも・・・だから・・・!」

 

フェイト「・・・・・・分かりました!」

 

ゼスト「っ!?プテラ!!」

 

プテラ「っ!!」

 

フェイトはシグナムにこの場を任せ先に進もうとした。しかしゼストはプテラを応戦に出し抵抗するがフェイトのスピードの速さに追いつけずそれでもプテラは追撃するのだった。ゼスト「くっ・・・・・!」

 

シグナム「・・・・ここは・・・私が相手だ!!」

 

 

 

 

そしてラグナは・・・・・

 

ラグナ「まだ終わりじゃねーぞ!!」

 

ヴィータを掴み上げそのままアッパーを喰らわした。だが隙を突きなのはがディバインバスターを放つ。そしてそれをラグナは避けてヴィータの攻撃を回避する。そういった繰り返しが続いていた。

 

ラグナ「チッ・・・しつけぇ!!」

 

ヴィータ「しつけぇのはどっちだよ!!」

 

ラグナ「お前等に決まってんだろ!!」

 

 

 

ラグナは再び攻撃に転じるがそれをヴィータがガードした。そしてヴィータはなのはに言い放った。

 

ヴィータ「なのはっ!ココはアタシに任せて先に行って助けてやれ!」

 

ラグナ「っ!?」

 

なのは「えっ!?でもヴィータちゃんは!?」

 

ヴィータ「へっ・・時間稼ぎぐらいはするさ・・・!」

 

なのは「っ・・・・・・・」

 

ラグナ「チッ・・・!!」

 

 

 

なのは「分かったよ・・・ヴィータちゃんも頑張って!」

 

なのははそう言って奥地に向かっていき、それをラグナが足止めしようとするが、ヴィータに防がれてしまったのだ。

 

ヴィータ「アタシが・・・アンタの相手だよ・・!」

 

ラグナ(・・・ヴィヴィオ・・・・!)

 

 

 

続く

説明
少女は再び生を貰い己が意志で生き抜こうとした。
だがある事件により少女には深い後悔が残った。
「・・・あの人を助けたい。」
たったその一つの願いを目的に少女は"蒼"を手にし
かつての友と戦う運命を選んだのだった・・・・・
果たしてその先にある運命とは・・・?

イメージソング

OP「蒼 -iconoclast-」 BLAZBLUE -CALAMITY TRIGGER- より
ED「RAY OF LIGHT」   鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMISTより
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コメント
こちらは随分と久しぶりですね。そしてヴィヴィオは捕えられてしまうのか?(ohatiyo)
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