幼馴染みが恋人になるまで 第1章 「幼馴染みと周囲の日常」
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チッチッチッ、ピピピピッピピピピッピピピピッ!

 

気持ちいいまどろみを邪魔するようにうるさい目覚ましの音が鳴り響く。

 

?「んっん〜〜〜ん」

 

ガサガサッ。ガサガサッ。カチッ。

 

?「ふぁあ〜〜あ。んっんっ!」

 

まだ、どこか気だるい身体を起こし、首をコキッコキッと鳴らす。

そしていつものように顔を洗ってから朝メシを作る。自分で作った簡単な朝飯を食いつつ、朝刊に目を通す。

 

?「最近はろくなことねぇ〜なぁ」

 

ニュースを見るのもそこそこに、残った朝飯をコーヒーで流し込む。汚れた食器を流し台に置き、制服に着替える。それが終わるとちょうど家を出る時間だ。

俺、加山信士(カヤマシンジ)は鷲山学園高校に通う二年生だ。両親を四年前に交通事故で亡くし、今は伯父夫婦の世話になっている。世話になるといっても学費を払ってもらっているくらいだ。さすがに生活費まではと思い、週四日近くのコンビニでバイトをしてまかなっている。容姿は普通、運動はそこそこできる。勉強は・・・・まぁ、そんな些細なことは置いておこう。

 

信「いってきます」

 

誰もいない家に挨拶をしてから扉を閉め、鍵をかける。

二年間通い続けた道を今日もまたとぼとぼと歩く。

 

信「あっぢ〜〜ぃ。こんなに暑くちゃ何もやる気しねぇなぁ。ふぁあ〜あ」

 

タッタッタッタッタッタッタッ、バシッ!

 

 

?「おっはよ〜!シ〜ンジッ!」

 

速い足音とともに目の覚めるような一発の衝撃が背中に走る。

 

信「っつぅ〜〜〜〜、ってぇな!いきなり何すんだよ、伊織!」

 

伊「あんたがその無駄にでかい口を開けて欠伸してるから、一発気合を入れてあげたのよ。どう?

  目、覚めたでしょ?感謝しなさいよね。」

 

こいつは美島伊織(ミシマイオリ)。俺の家の向かいに住んでいる同級生というか幼馴染みだ。家が近いせいか、家族同士の交流もあり、昔からよく遊び相手になっていたものである。何の因果か、幼稚園、小学校、中学、高校とずっと同じ学校で同じクラスだったりする。容姿も良くて、勉強もできる。それに運動もそこそこでき、面倒見が良いせいか、下級生によくもてる。俺としては、そんなことどうでもいいが。

 

信「あ〜、ありがとよっ!おかげでばっちり目が覚めたぜっ!必要以上になっ!」

 

伊「ふん。ほぉら、ぼさっとしてないでさっさと行くわよ」

 

そう言って、伊織は前を歩き出した。

 

信「ったく、待てよ」

 

背中の痛みに悶えるのをやめ、小走りにて追いつき、隣を歩く。

 

信「あ〜ったく、何でこんなに暑いんだよ!?」

 

伊「夏だからでしょ。も〜暑苦しいわねぇ。大声で叫ばないでよぉ」

 

信「しかたねぇだろ。暑いんだから」

 

?「おはようだよ。信くん、伊織ちゃん。あははっ、二人とも今日もラブラブだねぇ」

 

そんなことを言いながら、俺たちの前に現れたのは従姉の美咲ねぇだった。世話になってる伯父夫婦の娘がこの美咲ねぇである。本名は霜柳美咲(シモヤナギミサキ)。俺と同じ鷲山学園の三年生だ。性格はいつもポワポワしているところがあると思えば、たまにものすごく勘が鋭かったりするんだよなぁ。容姿は良くて、勉強もでき、生徒会長もやっていたりもする。だが反対に、運動が壊滅的にだめだったりする。しかし、それを補って余りあるのが、バスト90のEカップの胸である。これもあって、学園の全男子の憧れの的になっているのである。噂じゃあ、美咲ねぇの親衛隊までいるとかいないとか。

 

信「あっ、美咲ねぇおはよう。これのどこがラブラブに見えるわけ?」

 

伊「美咲さん、おはようございます。そうです!なんでこいつとラブラブにならなきゃいけないんですか?」

 

そう言って、二人共にうなづく。

 

美「そうやって、息ぴったりなとこがだよ」

 

伊「もう、からかわないでくださいよ。私先に行きますからね」

 

頬を少し赤く染めながら走っていった。

 

美「あらら、からかいすぎちゃったかな?だよ」

 

信「まったく、美咲ねぇからかいすぎだよ。お〜い、伊織。待てよ〜」

 

美「待って〜だよ〜」

 

そんなこんなで、学園までの残りの距離を走らなくてはならなくなってしまったのであった。

 

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信「ふぅ〜。何でこのくそ暑い中走らにゃならんのだ」

 

伊「うるさいわねぇ、あんたがいけないんだからね。このバカ信士」

 

信「なんで、俺のせいなんだよぉ〜。わけわかんねぇ」

 

学園早く着いたのは良いが、こんなことがまたあるわけにはいかないので、小声でつぶやいた。

 

美「もうへとへとだよ〜。これ以上は走れないよ〜」

 

と美咲ねぇが息を切らせながら追いついてきた。

 

信「そんじゃあ、教室に向かいますか。それじゃあ、また昼休みにな、美咲ねぇ」

 

伊「それじゃあ、失礼します」

 

美「うん、また昼休みに、だよ」

 

そうして俺たちは教室に向かった。

美咲ねぇのクラスは一階、俺たちの教室は二階にある。だから当然階段を上らないといけないわけなのだが・・・・・。

 

?「セ〜ンパ〜イ!!」

 

信「この声は・・・」

 

タッタッタッタッタッタッタッ、シュバッ!

 

?「セ〜ンパ〜イ!!」

 

ヒョイッ。

 

?「えっ?」

 

ゴチ〜ン!

 

大きな音を立てて、そいつは壁に衝突した。

 

?「う〜〜〜、いだい。もう、なんでよけるんですか先輩?私の愛の抱擁を〜」

 

信「何が愛の抱擁だ。お前のそれは抱擁などではなくタックルとしか呼ばん!」

 

?「ひどいですぅ〜」

 

こいつの名前は神城雪路(カミシロユキジ)。鷲山学園一年生で、俺の中学の後輩でもある。容姿は良いが、背が低いのがコンプレックスのようである。性格はとにかく人懐っこい。だから、友達も多いらしい。運動神経はずば抜けてよく、こいつの繰り出すタックル(本人曰く愛の抱擁)を食らったときの衝撃はそうとうなものだ。なぜこんなことになっているかというと、俺が中学三年の頃、不良にからまれていたのを助けたのだが、そのことがきっかけで俺を気に入ったらしく、それ以来俺によくなつく。俺の悪友曰く、「こいつは犬。」ということらしい。

 

信「毎日毎日、ほんとこりないやつだな」

 

雪「だって、私は先輩LOVEですから♪」

 

信「くだらねぇこと言ってないで、とっとと自分の教室に行け」

 

雪「は〜い、先輩。じゃあ、またお昼休みに!」

 

タッタッタッタッタッタッタッタッタッ。

 

そういって雪路は自分の教室のある方向へ走っていった。

 

伊「雪ちゃん、相変わらずね。まったくこんなやつのどこがいいんだか」

 

信「うるせぇ。ったく、雪のやつにも困ったもんだぜ」

 

伊「ほんとは嬉しいくせに?」

 

信「違うわい!」

 

そうこうしている内に教室の前に着く。

 

ガラガラガラッ。

 

信「はよーっす!」

 

伊「おはよう」

 

?「よう、お二人さん!今日も夫婦そろって仲良くご登校かい?」

 

信&伊「「誰が夫婦だ。誰が」」

 

?「わかった。わかったから、二人揃って拳を俺に向けないでくれ。お願いだから」

 

このバカの名前は霜柳光一郎(シモヤナギコウイチロウ)。俺の従兄であり、美咲ねぇの弟である。容姿端麗、才色兼備、運動神経もかなりよく、言うこと無しってほどの完璧超人なのだが、無類の女好きであるため、もてはするが、彼女になろうとするものは誰一人いない。美咲ねぇとともに小さい頃からの付き合いで、よく一緒にいたずらしたりしていた。なので、友達というより悪友というところだろう。だが、普段間抜けなところもたくさんあったりはするが、いざって時にはすごく頼りになったりする。それに俺が悩んでるときには的確なアドバイスをくれたりする。本当に腹を割って何でも話せるのは同年代の男子の中じゃあ、こいつぐらいだ。だから、俺にとっては親友とも呼べるのだと思うこともしばしば。まぁ、こんなこと口が裂けてもこいつの前では言えないが。

 

光「で、調子はどうなのお二人さん?」

 

信「ったく、何だよ唐突に?」

 

光「何って、テスト勉強だよ。テ・ス・ト・勉・強」

 

信「あ、あ〜テスト勉強ね。うん、テスト勉強」

 

(うわっ、やっば。ぜんぜんやってねぇよ)

 

伊「何、露骨に目逸らしてんのよ!あんたのことだから、どうせ全然やってないんでしょ?」

 

信「ぐっ」

 

図星を突かれて、俺は怯んだ。

 

伊「ほぉら、やっぱり」

 

信「うるせぇな。忘れてたんだからしょうがないだろ」

 

伊「もぉ。まったく、仕方ないわねぇ。わかんないとこあったら教えてあげるから、一緒に勉強す  るわよ」

 

なんだかんだ言ってこんな俺でもちゃんと面倒見てくれるのがこいつのいいところなんだよな。

 

信「いつもすまないねぇ。ゴホゴホ」

 

伊「バーカ」

 

光「まったく、そういうところが熱いんだっての」

 

伊「何か言ったかしら?」

 

光「いいえ、な〜んにも」

 

ガラガラガラッ。

 

?「おら〜〜、おめぇら〜〜、ホームルーム始めっぞぉ〜〜。とっとと席に付けや〜〜」

 

と、いかにもやる気なさそうな声で俺達の担任である宮上先生が教室に入ってくる。この先生、教師の癖にいつもやる気がなく、何故かいつもコロッケをかじっている。こんなんで、よくクビにならないものだといつも思っているが、そんなことはどうでもいい。

 

宮「めんどくせ〜が、明日の期末テストについてだ〜〜」

 

みんなが席についていくのを見て、俺たちも席につく。

 

信「ちっ、このまま無視して寝てぇとこだが・・・。しゃあねぇ、頑張って寝ないで聞くっきゃねぇか」

 

そうして、俺と睡魔との壮烈な戦いが始まったのだった。

 

まず一限目、古文。

 

先「え〜、この文章は作者が恋人に会いたいが会えない時の気持ちを表していて・・・・」

 

信「う〜〜、ねみぃ〜よ〜。でも、がんばらねぇと」

 

次に二限目、英語。

 

先「この英文は関係代名詞とto不定詞を使っているので、ここの和訳は・・・・」

 

信「くそ〜、ぜんぜんわかんねぇ〜。しかも、ますます眠くなってきた」

 

その次に三限目、数学。

 

先「この問題は、ここにこの公式を当てはめて、とくとこの式が導き出されて・・・・」

 

信「わりぃ、おら、もうだめみてぇだ」

 

そして四限目、物理。

 

先「この問題は摩擦定数μに気をつけて、運動量保存の法則を使うことにより・・・・」

 

信「Zzzzz、Zzzzz」

 

結局最後までもたないのであった・・・・。

 

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キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。

 

信「んぁ、もう昼休みかぁ。俺としたことが結局寝ちまった。まぁ、過ぎたことを気にしても仕方  ない。とりあえずメシにするか。お〜い、伊織、光、メシ食おうぜ、メシ」

 

光「わかった。今、行く。場所はいつものところで良いのか?」

 

信「ああ、中庭でいいぜ」

 

伊「わかったわ。行きましょう?たぶん、美咲さんや雪ちゃんも待ってるだろうから」

 

こうして俺たちは中庭に向かった。ちなみにうちの学校の校舎はコの字型になっていて、→コに中庭がある。

 

美「お〜い、信く〜ん、伊織ちゃ〜ん、光一郎く〜ん」

 

雪「センパ〜イ!」

 

中庭に着くと案の定、美咲ねぇと雪が待っていた。たいていいつも、このメンバーで昼メシを食っている。

 

信「あ〜腹減った〜。よし、食うぞ〜」

 

そういって、俺は購買で買ったパンにかぶりつく。

 

伊「ねぇ、信士。いつもパンだけど、栄養偏ったりしてない?健康管理とか大丈夫なの?」

 

と、伊織が、弁当のおかずの玉子焼きを食べつつ聞いてきた。

 

信「大丈夫だよ。自分のことは自分が一番よくわかってるんだから」

 

伊「そうはいってもねぇ」

 

雪「先輩、そんな時こそわたしの手作り弁当を食べてください。ほぉら、先輩の好きなたこさんウ  インナーですよ〜。はい、あ〜んしてください?」

 

そう言って、雪は自分の弁当のおかずのたこさんウインナーを自分が使っていた箸で掴んで、俺の口元まで持ってきた。

 

信「バカ、そんな恥ずかしい真似ができるか!?」

 

雪「え〜、どうしてですか?周りのことなんか気にしないで。ほら先輩、あ〜ん?」

 

信「だから、できんと言うとろうが〜!」

 

雪「もう〜、先輩のいけず〜」

 

そうしてあきらめて雪は自分の弁当を食べ始めた。

 

信「ったく、あんな恥ずかしいことできるかってんだよ、まったく〜」

 

美「あはは、雪ちゃん、今日も信くんにラブラブだねぇ?」

 

雪「はい。だってわたし、先輩LOVEですから!」

 

伊「まったく、あの二人はいつもああなんだから」

 

三人は俺の話をしつつ、仲良く弁当を食べている。女三人寄れば、姦しいと言うが、この三人は俺からすれば、その限りではない。ったく、伊織なんて、俺に対しての文句しか言ってねぇじゃねぇか。そういうのは、本人のいないとこで言えっての。

 

信「そんなことより、おい光。また女の子の手作り弁当かよ?」

 

光「あぁ、今日のは一年生の娘なんだ。まだ穢れを知らない純真さ。発展途上の幼い身体。あぁ、  なんて素晴らしい!?」

 

信「まったく、この色ボケ野郎が」

 

伊「これさえ無ければ、彼女ができるだろうにねぇ?」

 

信「どうだかな?」

 

俺と伊織は二人して肩をすくめた。

 

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キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。

 

信「はぁ〜〜。終わった、終わった。さてと、帰ったらバイトの時間までゆっくり休むとしますか」

 

伊「何言ってんの?さっきまでぐーぐー寝てたくせに。それに明日からテストなんだから勉強しなき  ゃダメでしょ」

 

信「げっ、そうだった」

 

伊「ちゃんと勉強してるか、後で見に行くからね」

 

そう言ってから伊織は自分の帰り支度を始めた。

 

光「やれやれ、幼馴染は辛いですなぁ」

 

信「うるせぇ!そんなにやけた面でじろじろ見るんじゃねぇ!」

 

光「はいはい」

 

信「ったく、俺はもう帰るぞ。じゃあな」

 

光「あぁ」

 

そうして俺は学園を後にした。

 

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バイトが終わり、家路につく。

 

ガチャッ。

 

信「ただいま〜」

 

?「おかえり〜」

 

玄関のドアを開けると、誰もいないはずの家にいたのは、伊織だった。

 

信「って、何でお前がいるんだよ?」

 

伊「あぁ!?ついさっきここに来たんだけど、あんたいなかったから勝手に上がらせて貰ったわ」

 

信「何だって!?お前、鍵はどうしたんだよ?」

 

伊「鍵の隠してある場所から取ってきたに決まってるでしょ?」

 

信「何でお前が鍵の隠し場所知ってるんだよ?」

 

伊「あら?私、鍵の隠し場所なんて知らなかったわよ?でも、郵便受けか植木鉢の下にでも隠して  あるんだろうって思って探してみたら、案の定見つかったわ。相変わらず単純なんだから」

 

信「あぁ〜、どうせ俺は単純ですよ。ったく」

 

俺は上着を脱いで、ハンガーに掛けてから、ソファーに座った。

 

信「はぁ〜、疲れた疲れた。バイトも楽じゃないなぁ。さぁてと、そいじゃあメシ作るかぁ」

 

疲れた身体に鞭を打って立ち上がろうとすると、伊織がそれを制した。

 

伊「あんたご飯まだなんだったら、私が作ってあげるわ。バイトで疲れてるんだから、あんたはお  となしく座って待ってなさい!」

 

そう言って伊織は冷蔵庫を開けた。

 

伊「この中のもの使っていい?」

 

信「おお、いいぞ」

 

伊「わかった〜。じゃあ、腕によりをかけて作りますか」

 

そう言って伊織は、料理を始めた。

 

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信「いっただっっきま〜す」

 

伊「はい、召し上がれ」

 

挨拶が終わると、俺はテーブルに並んだ夕食を勢いよく食べ始めた。

 

伊「はいはい、そんなにがっつかなくてもご飯は逃げないから」

 

信「モグモグモグ、ゴクン。うんめぇ〜〜」

 

伊「んふふ〜、そうでしょうそうでしょう?」

 

信「お前はいい嫁になるよ、ほんと」

 

伊「バッバカッ!?何言ってんのよ!」

 

顔を真っ赤にしながら、伊織は言った。

 

信「なに本気にしてんだよ」

 

伊「う、うるさいわね。フンッ」

 

信「ハハハハッ」

 

伊「何がおかしいのよ?」

 

信「だってさ、ハハハハハッ」

 

このなにげない雰囲気が好きだった。伊織とこんなくだらない会話をしているのが、楽しくて仕方なかった。この雰囲気が辛い時いつも俺の助けに、支えになっていたんだ。そう、四年前のあの日も伊織がいたから俺は立ち直れたんだと思う。それだけこいつが俺の中でかけがえの無い存在になっていったことも、どこかでわかっていた気がする。

 

信「ごちそうさん」

 

伊「はい、お粗末さまでした」

 

信「ふぅ〜〜、食った食った」

 

伊「それじゃあ、本題に入りましょうかぁ?」

 

信「何のことでしょう、伊織様?」

 

伊「ほほう、何のことねぇ?」

 

信「ピュルリ〜♪」

 

伊「なに口笛吹いてごまかしてんのよ。さぁ、勉強するわよ、勉強」

 

信「うへぇ〜〜」

 

伊「ほぉら、さっさと行くわよ!」

 

信「あ〜〜れ〜〜、お助け〜〜」

 

そうして俺は首根っこを掴まれ、部屋に連れて行かれたのだった。

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続きはいずれ書くつもりではいますが、なにぶん気分屋なものでいつになるかはわかりません。もし、続きを期待する方は、気長にお待ちください。

説明
これは自分の友達が小説を書いていると聞いて書き始めた作品です。自分の妄想等を元に面白く書いたつもりですが、他人に見せることをあまり考えずに書いたので、お見苦しい所もあると思います。なにぶん初めて書くもので、その辺はご容赦ください。読んでくれた方にはできればコメントを貰えると嬉しいです。この小説の題名はまだ仮名なので、後に変更する予定でいますが、こんな題名が良いという案があれば、そちらを採用させていただく場合もありますので、ご意見があればお願いします。
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コメント
遅くなりましたが、感想ありがとうございました。これを励みにがんばります。(米坊)
顔が自然と笑ってました。幼馴染みの二人だけでなく彼らを取り巻く人々も面白い。それと一番気になる信士君と伊織ちゃんがどんな過程ででラストを向かえるのか楽しみです。(華詩)
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オリジナル 幼馴染み 学園もの 

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