IS 2体の魔神皇帝番外編弐
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夕方になり一組女子達も空腹になり始めていたようなので一夏が何が食べたいのか聞いた。

すると何故か全員一致で・・・

 

「オムライス〜♪」

 

と答えた。

 

『オ、オムライス?』

 

鷹月「早く作ってニャ〜♪」

 

「織斑君のオムライス食べたい〜♪」

 

清香「食べるにゃ〜!」

 

箒「もう作るしかないんじゃないか?」

 

『解ったよ・・・』

 

とほほ・・・とでも言いたげな背中で一夏は厨房でリクエストのオムライスを作った。

しかし小さい一組女子達はどうも子供っぽくなりすぎていてジッとしていなかった。

 

鷹月「卵大きいにゃ・・・」

 

『お前等が小さいだけだ』

 

「転がして良い?」

 

『馬鹿、ヤメロ』

 

指先で軽く突いて止めさせる一夏。

しかしその足元でもキャッキャッと他のメンバーが遊んでいる。

 

箒「ほら、余り一夏に迷惑掛けるな」

 

「「「「「は〜い」」」」」

 

清香「親子みたいにゃ」

 

本音「スピ〜・・・」

 

清香の膝では女子の内数名と本音が寝ていた。

 

『もう出来るんだから机の上で待機してろ』

 

鷹月「にゃ〜」

 

箒「ほら戻るぞ」

 

箒に連れて行かれ机の上で小さな皿を持って待機する皆。

一夏が直ぐにやって来て5人前のオムライスを置いた。

 

清香「一夏は食べないにゃ?」

 

『もう食った』

 

清香「早すぎにゃ・・・」

 

スカルカイザーが完全に展開しているので如何考えても食べられないのだが

口部スリットに食べかすが付いていたので確かに食べたのだろう。

しかしどうやって食っているんだ?と疑問に思ってしまう一同だった。

 

清香「そういえばお風呂如何するにゃ?」

 

『目玉親父』

 

清香「にゃ?」

 

鷹月「お椀使うにゃ?」

 

『お湯注ぐから其れに入れ』

 

箒「一夏ならお前等裸見られても平気そうだな・・・」

 

「織斑君二人以外に欲情したりしなさそうだし〜♪」

 

「盗撮する気配もないからね〜♪」

 

鷹月「というか居ても其れが普通にゃって思えるのにゃ」

 

一夏ェ・・・。

 

『ほら、これつかってさっさと食べろ』

 

一夏は小さくなった女子達サイズのスプーンをテーブルの上に置いて食べるように促す。

小人化しているので箒、清香は可愛くて仕方が無いようだ。

 

本音「まるで皆のおかんみたいだねオリムー」

 

「「「「「「あぁ〜」」」」」」

 

本音の発言に一夏達の自室に居る一夏以外が納得してしまった。

 

『おかんって・・・』

 

本音「というか〜・・・主夫?」

 

のろのろとオムライスを食べながら本音は言う。

 

『主夫言うな・・・姉貴の事締上げたくなってきた・・・』

 

箒「片付け以外壊滅的だからなぁ・・・。ルストトルネードで吹き飛ばして良いか?」

 

清香「にゃ?フォトンプレッシャー(光子圧殺)で押しつぶすにゃ?」

 

箒「洒落になってないぞ・・・」

 

『つか光子圧殺なんてやったら下手すりゃ原始宇宙の状態の場所に閉じ込められるぞ・・・』

 

箒「無限大の圧力に押しつぶされ、無限大の熱さに焼かれるというモノか?」

 

一夏は頷いて答える。

 

清香「にゃらマグネットプレッシャーで我慢するにゃ・・・」

 

『それ以前に押しつぶしをヤメロ。スピンストーム位に留めろ』

 

清香「にゃ〜♪」

 

清香は一夏に抱きついて甘えまくる。

 

『聞けよ。イヤこの場合読めよか?』

 

箒「細かいな一夏。其れよか私もくっ付かせろ」

 

『もしも〜し?』

 

「お風呂入りたい〜」

 

皆いつの間にか食べ終えていて皿の上には何もない。

 

鷹月「お風呂にゃ〜」

 

『その前にこの二人何とかしてくれ。何も出来ん』

 

一夏には箒と清香がガッチリとくっ付いていてプラカードを掲げている腕以外全く動かせていない。

引きかがそうにも物凄い力でくっ付いているのでまるで吸着しているようである。

 

10分程してから一夏は2人から開放された。

 

箒「それじゃあ私達は風呂に入ってくる」

 

清香「皆の事お願いにゃ〜」

 

本音「ふにゅ〜・・・ま〜って〜〜〜」

 

3人が束の用意した風呂に入りに行くと一夏は大きめの皿とお椀を用意しヤカンでお湯を沸かしながら暖める。

 

鷹月「お風呂にゃ〜♪」

 

『頼むからパイルダーの部分に乗っかるの止めてくれないか?』

 

「熱すぎない?」

 

『41℃だが?』

 

「ならいいや・・・」

 

ヤカンと大きい皿、お椀、とても細かい網目の金網にボウル、簡単に千切れるスポンジに大きめのスポイトを持って

机に戻るときっちりと待っている女子一同。一応と言う事でタオルに包まっている。

一夏は更にお湯を張り、体や髪の毛を金網の上で洗うように指示する。

最初に体をぬらしたり洗い流す時はスポイトを使って洗い流す。最初はお湯を出しすぎたりしたが数回で慣れた。

スポンジを千切らせて体を洗うときは意外と苦労したようだがそれ以外は順調だった。

 

鷹月「ながしてにゃ〜」

 

『はいはい』

 

「こっちも〜」

 

『一寸待て、俺の手は2本だ』

 

何とか全員を洗い終えさせて皿やお椀の湯船に浸からせる。

 

『巨人が小人食うのかと思えてきた・・・』

 

鷹月「お皿とお椀にゃからね〜」

 

普通に見たら怖いスカルカイザーが小人の女子を皿の風呂に入らせているというシュールな光景

は楯無に盗撮されたがやはり簪と千冬に見つかり、制裁を受ける楯無だった。

 

『ほら、バスタオルで体拭け。そして着替えを着ろ』

 

本当にぶっきらぼうな言い方である。因みに着換えは束と千冬、真耶が用意していた。

真耶は一夏が風呂に入らせているのが解ると「卑猥だ」といったが当の彼女達は気にしていない、

それ以前に女と見られておらず幼い子供としか見られていない事を解っている事を聞いた。

しかも一夏に関しては子供の面倒を見るのと同じレベルにしか感じられておらず、邪な気が感じられないので

普通のクラスじゃなくなっているのを痛感したのだった。

 

真耶「織斑君って相川さんと篠ノ之さん以外は女としてみないんですね・・・」

 

『普通だろ?』

 

鷹月「織斑君なら普通にゃ〜♪」

 

「「「「「「普通〜」」」」」」

 

完全に一組女子達も箒達と同じ様な常識(という名の非常識)に染まっているのだった。

 

真耶「じゃぁ普通の織斑君がいきなり大浴場に来たら如何思うんですか?」

 

「「「「「「「「「「別に何も?居て普通だと」」」」」」」」」」

 

真耶「織斑君二人に一途過ぎです・・・そして皆篠ノ之さん達に毒されてますね・・・」

 

「「「「「「「五反田君や普通の男の場合は違うけどね〜♪」」」」」」」」」

 

やはり一夏に関してだけ羞恥心の欠片もないようだ。

 

真耶「もう・・・」

 

千冬「ハハハ!愛い義妹達だ」

 

真耶「義妹!?」

 

千冬「義理の姉妹の契りを交わしてるだけだ」

 

其れはもう一夏も見た事が無いように豪快に笑う千冬。

 

『黒一点の俺には辛いんだが・・・』

 

千冬「細かい事は気にするな!ハハハハハッ!!!」

 

偉大な勇者の豪快さに髑髏の魔神皇帝は全く付いていけないのだった。

 

説明
前回より短いです。
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コメント
HNさん>気に入って頂けたようでwww(HIBIKI)
ヤベェ可愛いwwPart2(HN)
タグ
ギャグ インフィニット・ストラトス IS マジンカイザー マジンカイザーSKL マジンガー 清香×一夏×箒 

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