魏伝 再び舞い降りし御遣い 第1幕 |
今日は、一年に一度あるお祭りの日である。
場所は許昌。玉座の間には、三国の将兵が集って宴を始めている。
一部の場所では大食い大会が始まっており、また、別の場所では酒盛り大会が行われている。
更には、数え役満☆姉妹が野外ライブが開催している。
街全体もお祭り騒ぎになっており、民たちの声も天高らかに轟いている。
そんな時、一人の兵が玉座の前にやってきた。
兵士「で、伝令!!」
春蘭「なんだ!!」
兵士「正体不明の黒い装束を身に纏った男が場内に侵入!!今現在こちらに向かっており・・・・うっ・・・・」
男「・・・・・・・・」
魏呉蜀「!!!!????」
愛紗「貴様!!何者だ!!」
男「・・・・・・」
男は、声を出さずに愛紗を挑発する。
愛紗「貴様ぁぁぁ!!!」
愛紗は簡単に挑発に乗ってしまい男に向かって偃月刀を振り下ろすも・・・
男「ふんっ!!」
いとも簡単に偃月刀を受け止めてしまう。愛紗は負けじと連続攻撃を繰り返すも男は冷静に受け流していく。
雪蓮「やるわね・・・あの男」
華琳「えぇ、巧く愛紗の力を受け流して最小限の力で自分への負担を減らしているわ」
祭「それだけじゃないのぅ・・・あ奴は巧く氣を使っておる」
男「はぁっ!!」
愛紗「しまった!?」
魏呉蜀「!!!!????」
男は、愛紗に刀を突きつけるが暫くすると刀を鞘に戻す。
男「もういいだろう・・・久々の再会に殺し合いは無しにしたい」