リリカルなのは〜翡翠の戦士と7つの才牙〜 |
杏樹の言葉に聖兄弟は怒り、強いかどうか模擬戦で決める事になった(場所は川原)
「これより聖兄弟と柊の模擬戦を始める。双方ともに準備は良いな?」
審判役をかって出たシグナムが言った
「何時でも良いぜ(此処で俺の強さを見せつければアイ達は俺の虜に……ぐへへっ)」
「とっとと始めてくれ(此処で俺の強さを見せつけたらアイ達は俺の虜に……ぐへへっ)」
……同じ事を考えながら気色悪く笑って(流石双子!?)
聖兄は武器を構えず立ち、聖弟は剣を構えた
「(槍さんは後衛型かな?弾さんは前衛型のようだけど……あの構えからして全く剣に慣れてない……オマケに二人共魔力のコントロールが目茶苦茶だ……)此方も良いですよ」
そう言いながら棍になったウィルを構えた
一方観客は……
「あの二人って強いの?」
「単純に魔力だけなら私達より上なの」
「オマケに強力なレアスキルも持っているしなぁ…」
「それに障壁魔法も強力だよ」
「質量で戦うタイプね」
「一対一の闘いには向かねぇな」
「同感だ、本人達は全くそれに気付いていないがな」
アイの問いになのは、はやて、フェイト、シャマル、ヴィータ、ザフィーラの順に答えた
「ふむ…剣也君は構えからしてかなりの腕前の様だね」
「確かに…綺麗な構えだし何より隙が無い」
ついでに興味があったという事で高町一家も来ていた(但し美由紀さんと桃子さんは杏樹とローズの面倒を見る為いない)
審判役のシグナムが手を上にあげ
「始め!!」
手を勢いよく振り下ろし、模擬戦が始まった
「喰らえ!!王の財宝(ゲートオブバビロン)!!」
聖兄は数百個の武器を出し剣也に向かって飛ばした
「くたばれ!!!」
ズドドドドドド!!!!
武器が煙を起こした事によって剣也の姿は見えなくなった
「ギャハハッ!!モブが、俺様に楯突くからこうなんだ!!」
煙が晴れ、その場にいた剣也は……
最初に構えた状態でその場にいた
「な!?俺様の王の財宝(ゲートオブバビロン)を耐えただと!?」
「(いや…耐えてる訳ではないが…)成る程…様々な効果、特性を持つ多種多様の武器を発射する能力か…良い能力だが発射するまでの時間がかかり過ぎるな……」
聖兄の驚きの声を聞きながら剣也は呟いていた
「これでも喰らえ!!」
今度は聖弟が剣を大きく振るって攻撃してきたが剣也はそれを最小の動きで避けた
「どうした?俺の剣術にびびったか?」
「(へ?あれ剣術なの?ただガムシャラに剣を振っているだけだと思った)」
聖弟は自慢気に言ったが剣也は思っただけで無視し、掌に炎を纏わせて構えた
「天撃の炎掌(えんしょう)」
そう言いながら掌を叩き付けた。この天撃は数少ない近接型の天撃である。しかも…
ゴォウッッ!!!!
「ぎぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!?」
……当たった所から炎を放出して相手を燃やすという酷い技である
「これならどうだ!!刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!!」
聖兄はそう言いながら真っ赤な槍を投げ付けた
「ゲイ・ボルグ……?ケルト神話に登場する槍だよな?」
「はい、2頭の海獣「Coinchenn」と「Curruid」が争い、敗れた方の骨をつかってボルグ・マク・ブアインが作り上げた槍で、後に影の国の女王スカアハによって若きクー・フーリンに授けられました
。ゲイ・ボルグは銛のような形状をしており、投げれば30の鏃となって降り注ぎ、突けば30の棘となって破裂するため
この武器を調べるときに銃の 項目でなされることがあります。
クー・フーリンはこの 槍を足を使って投擲したと言われており、ゲイ・ボ ルグを槍の名ではなくこの投擲法の名とする説があり、 ゲイ・ボルグは怪力無双のクー・フーリンにし か扱えないほど重いとされる話もありますが、他の人物 が手に持つことがあり、重量に関する逸話は後世の 彩飾の可能性が高いですね。
投げた場合の能力は先程言ったものの他に、敵軍に残らず刺さ る、敵を逃さず命中する、稲妻のような速さで敵をまとめて貫くなどがあります。
つまり簡単に言えば"一撃必中"です」
剣也の疑問にウィルが詳しい説明をしてくれた
「詳しい説明ありがとう……なら、"避けなくて良いんだな"」
剣也はそう言いながらサイガ式を展開した
「使いますか…"アレ"を」
ウィルは納得した
その間にも刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)が近づき…
ヅガンッ!!!
当たった
〜アイ視点〜
*聖兄が王の財宝(ゲートオブバビロン)を発射したところからです
「成る程…様々な効果、特性を持つ多種多様の武器を展開してそれらを発射する能力か…(確か、王の財宝(ゲートオブバビロン)って名前だったね…)」
ーでも剣也には効かないよ、そんな攻撃じゃ剣也は"アレ"を感じない
「ど、どうなってるんや!?」
「当たってない!?」
「アイちゃん、どういう事!?」
あ、シャマルさんが聞いてきた
「"何もしてない"」
「…はい?」
リンディさんが不思議そうにしていた
「単純に言えば"何もしてないをした"」
「どういう事?」
今度はフェイトちゃんか
「相手の攻撃に対して人や動物は無意識に恐怖を感じて避けたり、弾いたり、立ち向かったり、防いだりしてしまう…つまり"拒絶"の意思を持つ行動をとる」
「それはそうや、攻撃してきたらそうするもんや」
はやての発言
「でも剣也はその攻撃を"受け入れる"為に体の力を抜いた」
「そんな事したら…普通は喰らうぞ!!」
クロノの発言
「諺にあるでしょ、「のれんに腕押し」「柳に風」って…受け入れる為に体の力をぬいた剣也の魔力はしなやかさを持ち、あの人の力押しの魔力を全て受け流した」
「それって…!!」
なのはが言い掛けたが続けた
「だからといって簡単には出来ない芸当だよ…あの攻撃に少しでも恐怖を感じてしまったら魔力は強ばって諸に受けてしまう
(前世ではもっと酷い攻撃を受けた事もあったらしいからアレぐらいで恐怖は感じないけどね♪)」
「凄い…」
ユーノさんが呟くのも解るよ、攻撃を拒絶せずに受け入れるなんて普通は出来ないし……
「(前世の経験があるからこそ出来る技術…か)」
今度は聖弟が剣也に向かって剣を大振りに仕掛けてきた
「……うわ、何あれ?下手くそ」
思わずそう呟いてしまった
「愛華よ…おまえも思うのか」
シグナムさんも?…って、審判の役目は!?
「大丈夫だ、審判なんているようでいない様なものだ」
……良いの?そんな事言って…あ、剣也が天撃で燃やした
「今の…魔力が無い!?」
「!!!??」(リンディさん、愛華以外)
リンディさんの発言に全員が驚いた
「アイちゃん、どういう事なの!!??」
なのはがそう聞いてきた
「あ、そっか、皆は天撃を知らないんだったね」
「天撃???」(アイ以外の全員)
私はなのは達に天撃の説明をしたら皆驚いたのか口を開けて固まっていた
「空気中のエネルギーを操るって…」
「とんでもない力やな…」
フェイトとはやてはそう呟いていた
「……ツッ」
アリサが突然胸を抑えた
「?どうしたの、アリサちゃん?」
それに気付いたすずかは心配そうに話し掛けた
「ううん、何でもない」
アリサはそう答えた
今度は聖兄が赤い槍を投げた
「あれは?」
私が聞いたら、ヴィータさんが教えてくれた
「何かゲイ・ボルクって技でな…当たるまで追い続けるやつだ」
「あいつの性格を反映してる魔法やな…」
はやてちゃんがそう呟いていた…
「あれ?柊君が何かする気だよ?」
すずかがそう言いながら指差した
「成る程…」
私は剣也が何をする気なのか解り、納得した
「避けられないなら…」
ヅガンッ!!!
当たった音がしたが…
当たったのは…
剣也でなく白いお面を被り、いくつもの刃を編み込んだ衣を着た童子がもつ剣だった
「"迎え撃てば良い"…サイガ式の得意分野…"様々な属性魔法"、そして"式神の使役魔法"…今回は剣鎧童子か…」
「式神?」(愛華以外の全員)
[式神]
陰陽師が 使役する鬼神のことで、人心から起こる悪行や善 行を見定める役を務めるもの。式の神 / 識の神(しきのかみ)ともいい、文献によっては、式鬼(しき)、式鬼神ともいう。本来は木の葉や人形(紙を人の形に切り、呪文を書いたもの)を核にして召還するが剣也の場合はDLCモードと同じ要領で作った疑似リンカーコアを核に召還する為魔法に分類される
「式神の使役魔法はサイガ式にしか出来ない芸当なの、因みに剣鎧童子は剣也が作った人工霊で剣鎧護法童子がモデルよ」
「剣鎧護法童子って?」
ユーノさんの質問にすずかちゃんが答えた
「日本の信貴山縁起絵巻(しぎさんえんぎえまき)第二巻に登 場する童子だよ、この童子の肌は金色, 右手に宝剣を 左手に羂索を、千本の宝剣を編みこんだ衣を着て,法輪(車輪みたいなもの)を回転させて空を 疾走するといわれていて、この童子が、信貴山から 法輪に乗っ て宮中の紫宸殿で臥せっていた醍醐天皇の夢枕 にたつと、たちまちのうちに醍醐天皇の病が癒えた為、病気平癒のシンボルとして信仰さ れているらしいよ」
*実話です
「(何で知ってるの?)」
私は聞きながらそう思った
〜アイ視点修了〜
「剣鎧童子は一応"剣の精霊"だからな…見切るのは得意なんだよ」
見切り(斬り)だけにな
「ふふふふふ………」
「??」
「クサレモブ…おまえは俺様を本気にさせた…」
聖兄はそう言いながら魔力を放出した
「ブタモブ、てめぇだけは殺す!!」
燃やした筈の聖弟も復活して魔力を放出した
ゴウッ!!
大量に魔力が放出された事で熱風が吹き荒れた
それと同時に聖兄弟を中心に少しずつ周りの風景が変わっていく
まるで侵食されていく様に
「(何だ、これは!?)」
この瞬間、剣也と聖兄弟は熱風が駆け抜ける平野に位置関係すら覆され三人の距離は先程よりも更に引き離されていた。
そして二人の側に一つ、また一つと影が現れ少しずつ実体化していく。
実体化したソレらは……一人一人があの二人の容姿、バリアジャケットと全く同じ。
…瞬く間に聖兄弟による群れが出来上がっていた。その数およそ200人+200人の合計400人
「「クハハ…。これが俺様の真のレアスキル『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』だ!!(クサレ)(ブタ)モブ、テメエもこれで終わりだなあ?」」
聖兄弟は先程と一転し、余裕そうな口調で喋り出した
*カルピスウォーター著書
魔法少女リリカルなのは〜 原作介入する気は無かった のに〜の自称オリ主の持つ能力を使わせていただいております(本人からは許可をいただいております)
「「テメエはここで無様に地べたへ這いつくばらせてやるぜ」」
「(…………キモッ!!!!!!!!!!!!!!)」
剣也は心の中で叫び、聖兄弟が喋り終わる同時に全員が一斉に観客(女性がいる所)に向かってニコッと微笑む
一方の観客……
「ひっ!!!??」
全員(女子全員)涙目でした……
「…………………………」ボコッ!!
それを見て剣也は無表情で地面の土を一掴み取り、野球ボール位の大きさにした
「「全軍…かかれえええええ
えっっっっっ!!!!!!」」
「「「「「「「「「「クハハハハハハハハハ
ハハハハハハ」」」」」」」」」」
笑いながら襲い掛かってくる聖兄弟の群れ。
普通の人なら恐怖のあまり泣いているだろう
だが、剣也は構えていた、聖兄弟に当てるという勢いで
「バレット……」
聖兄弟の群れはあっという間に近付く
「カノンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
叫びながら土を投げ付けた
聖兄弟の分身を蹴散らしながら聖兄弟に向かって真っ直ぐ飛んで行く
「「な!!!??r……」」
ドッカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!
聖兄弟に当たったらしく轟音と砂煙が激しく起こった
煙が晴れた所には…
巨大クレーターとうつ伏せ、又は仰向けで倒れ完全に意識を失っているボロボロの二人がいた
剣也対聖兄弟
剣也の圧勝
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第十三話剣也対聖兄弟 | ||
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カルピスウォーターさん、能力の件ありがとうございます。これからも応援しています(肉豆腐太郎) | ||
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