真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第八十二話 踊らされた六課
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ヴォルテールを静まらせる事に成功したキャロは、流石にもう戦えるほどの魔力と体力が無かった

 

フェイトはキャロにエリオの事を任せ、自分は回りにいるガジェットを破壊していた

 

ルナとヴィータはカイトの援護に回っていた

 

カイトが一番不利な状況である為だ

 

4対1、更にはガジェットもいる

 

カイトと言えども、この状況を覆せないでいた

 

いや、リミッターが無ければ或いは…………

 

だが、そんな事を言ってもどうしようもない

 

今はこの状況をどうにかせねばならない

 

カイト「チッ」

 

ウェンディのエネルギー砲を躱し、次の攻撃に備える カイト

 

カイト(次は……貴様か!)

 

トーレの拳をウィザード(長柄双刀)で防ぐ

 

カイトは今、ブリザードフォームで戦っている

 

カイト「いい加減面倒だ!!!!!」

 

流水の魔力をウィザードの先端に集めていく

 

カイト「ストームブクリューネ!!!!」

 

その魔力を撃ち出すと、巨大な渦潮へと変換し、トーレを飲み込んで行く

 

トーレ「ウグッ!!」

 

セッテ「IS発動! スローターアームズ!」

 

ブーメランブレードを華麗に操り、制御するIS

 

セッテがブーメランをトーレに向けて投げる

 

すると、ブーメランは渦潮を切り裂き、トーレを救出する

 

トーレ「助かったぞ、セッテ」

 

カイト「チッ」

 

ディード「IS発動! ツインブレイズ!!」

 

カイトに密かに接近していた ディード

 

ここぞと言わんばかりに、カイトに攻めかかる

 

彼女のISは双剣を使った空中戦法の総称である

 

カイト「食らうか!!!!」

 

ディードの双剣をウィザードで弾き、逆に切り掛かる カイト

 

ウェンディ「エリアルキャノン!!!!」

 

しかし、ウェンディのエネルギー砲がカイトの背中に直撃する

 

カイト「グッ」

 

ディード「はぁ!!!!!」

 

その隙を突かれ、双剣で切り裂かれてしまう

 

カイト「クソ!!!」

 

仕返しにディードに切り掛かり、彼女を吹き飛ばす カイト

 

トーレ「ライドインパルス!!!!!」

 

ISを使い、カイトに急接近する トーレ

 

そして、インパルスブレードで切り裂こうとする

 

トーレ(貰った!!!)

 

トーレは勝利を確信した…………………しかし

 

ヴィータ「シュワルベフリーゲン!!!!」

 

小さな鉄球が脇腹に決まり、怯んでしまう トーレ

 

トーレ「ガッ!!」

 

カイト「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

 

その隙をカイトに突かれ、トーレは何度も切り裂かれる

 

ウェンディ「トーレ姉!!!」

 

トーレを助ける為に、カイトに向けてエネルギー砲を放とうとするが、

 

ルナ「させない!!!」

 

ルナに阻まれる

 

いち早くルナの攻撃に気付いたウェンディは、ライディングボードで防ぐ

 

ルナ「また会ったわね」

 

ウェンディ「またアンタっスか。もういいっスよ!」

 

セッテ「援軍か!」

 

ディード「クッ」

 

ヴィータ「そういうこった。テメェら全員ボコボコにしてやる。覚悟しろよ?」

 

2人の前に立ち、怒りを露わにする ヴィータ

 

2人のお陰でカイトの危機的状況は打破出来た

 

しかし、この選択は正しいとは言えなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜VSオットー〜

 

オットー「((光渦の嵐|レイストーム))」

 

緑色の光が針のように鋭く、ザフィーラを貫いていく

 

ザフィーラ「ガァ!!!!!」

 

何度もオットーのISを受けてしまい、ザフィーラの体はズタズタだった

 

オットー「…………………」

 

そして、オットーはシャマルに近づいて行く

 

狙いは彼女が抱きしめているヴィヴィオだ

 

シャマル「クッ」

 

先ほどから何度もオットーに攻撃を仕掛けているものの、一向に当たらない

 

ザフィーラ「待て………………」

 

満身創痍のザフィーラだが、何とか立ち上がる

 

オットー「……………しつこい」

 

再びISを使い、ザフィーラに攻撃を仕掛ける オットー

 

ザフィーラ「グワァァァァ!!!!!!!!!!!!」

 

もうザフィーラはまともに戦う力は残っていないだろう

 

シャマル「どうすれば………………」

 

先ほどからヴィヴィオも震えながら、泣き叫んでいる

 

その声がシャマルの冷静さを蝕んでいた

 

オットーは他の六課メンバーに気づかれないよう、結界を張っていた

 

この結界により、シャマル達の魔力の変化に気づけないのだ

 

更に念話を遮断する効果もあり、援軍にも期待できない

 

オットー「終り」

 

オットーがそう言うと、光がシャマルを貫く

 

シャマル「グゥ!!」

 

オットー「っ!!!」

 

シャマルが怯んだ瞬間、シャマルに向けて走り出す オットー

 

その勢いでシャマルを蹴り飛ばす

 

そして、結界を解除し、ヴィヴィオに近づいて行く

 

ヴィヴィオ「ヒィィィ!!!!!」

 

ヴィヴィオは恐怖のあまり、その場を動けない

 

オットー「これで任務完了」

 

オットーがヴィヴィオに触れようとする

 

すると、その手に魔力弾が直撃する

 

オットー「誰?」

 

オットーが銃弾が飛んできた方向を見つめると、

 

ヴァイス「子どもに手を出すとは……………見過ごせないぜ? 戦闘機人」

 

ライフル型のデバイス、ストームレイダーを構えた ヴァイスが居た

 

ヴァイス(頼むぜ………………鈍っていてくれるな)

 

あの日以来、引き金を引く事は無いと思われていた

 

しかし、彼は勇気を振り絞り、デバイスを構えた

 

彼の悪夢は、シグナムによって振り払われた

 

彼の妹であるラグナは、ヴァイス本人による銃弾を右目に受け失明

 

ミッドの医学では治せないと判断された

 

そして、ミッドの医学は世界の中でもトップクラス

 

そのミッドが直せないと言うならば、もう無理だろう

 

ヴァイスはそう思っていた

 

だが、シグナムは暇さえあれば、医学が発展している世界を探していた

 

時には自ら赴くこともあった

 

ヴァイスが引き金を引かなくなる

 

それはあまりにも勿体ないと考えたのだった

 

何としてもラグナの視力を回復させるほどの医学を持つ世界を探す

 

そう決意したシグナムは、つい最近漸く見つけたのだった

 

ラグナはその話を聞いた時、シグナムに深く感謝した

 

これで、自分は兄の楔にならずに済むと

 

驚かせたいので、兄には黙っていてほしい

 

そう頼まれ、シグナムは仕方なくヴァイスには内緒にしていた

 

そして、手術は成功

 

ラグナは視力を取り戻した

 

それを危険な状態であるミッドに赴き、ヴァイスに見せたのだった

 

それは六課襲撃の前、クラナガン襲撃の後つまり短い間の話である

 

妹の右目を見た時は、驚きのあまり自身の目を疑ったヴァイスだが、嘘でもまやかしでもない事実だと知るとシグナムに深く感謝した

 

この時、彼女は治療中だった為、まだ礼は言っていないが……

 

シグナムのお陰によって、ヴァイスは再び銃を持つ勇気を持てたのだった

 

ヴァイス「テメェら何かに、その子は渡さねぇ!!」

 

しかし、今回ばかりは相手が悪かった

 

オットー「IS発動、((光渦の嵐|レイストーム))」

 

名前の通り、嵐のように光がヴァイスに襲い掛かる

 

ヴァイス「グワァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

全身、血まみれのヴァイス

 

最早、彼も戦えないだろう

 

ヴィヴィオは連れ去られてしまった……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、遂に隊長格が本気を出す!

 

しかし、それはあまりにも遅すぎた………

 

次回もお楽しみに!!!

 

 

 

 

説明
ヴィヴィオの運命は!?
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 魔法少女リリカルなのはStrikerS 

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