真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第八十六話 ゆりかご襲来!遂に始まる大激戦 |
六課メンバーは、ゆりかご襲来に向けて作戦を練っていた
どうすれば、被害を抑えられるか?
その事を考えているのだが、六課メンバーはゆりかごが一体何なのか知らない
スカリエッティは巨大戦艦だと言っているが、偽りの可能性も考慮しておかなければならない
隊長格はゆりかご内部へと侵入し、ヴィヴィオを奪還し、フォアード達は民間人の避難を最優先に考える
これが今、考えられるべき最良の案であった
しかし、この作戦で決定されるかと思われていたが、六課に吉報が届く
なんと、スカリエッティのアジトの場所が判明したのだ
更にユーノとカリムによって、ゆりかごは空を飛ぶ戦艦である事もわかった
よって、作戦を変更
フォアード達は予定通りのままであり、ルナが指揮を取る
そして、なのは・ヴィータ・カイトがゆりかご内部へと突入する
フェイトは、スカリエッティのアジトの近くで待機しているヴェロッサとシャッハと合流後、速やかにスカリエッティを捕えること
はやて・シグナムは本局の守備に当たる
つまり4隊に分けると言う事だ
準備は万端である
なのは達は何時でも来いと言わんばかり待ち構える
なのは(待っててね、ヴィヴィオ…………必ずママが助け出すからね)
フェイト(スカリエッティ………漸く、漸く捕まえる事が出来る)
六課メンバーはそれぞれの想いを胸に、ゆりかご来襲を待っていた
そして、その時がやってくる
ミッド上空に巨大なベルカの魔法陣が展開される
はやて「来よったか!!!!!!!」
その魔法陣からは聖王のゆりかごが姿を現す
ゆりかごとは名ばかりで、どうみても戦艦である
はやて「転送魔法でミッド上空にゆりかごを出すとは、意外と大胆やんけ。スカリエッティ………」
そして、はやては六課メンバー全員に念話を飛ばす
はやて<これが最後の戦いとなるやろう。向こうはせっかちなんか短期決戦がお望みのようや……………行くで! ウチらは勝つ! みんな生き残るねんで!!!!>
はやての言葉を合図に、六課は動きだす
いや、これは最早六課の戦いではない
管理局の戦いである
ゆりかごを止め、ミッドを救えるか?
〜なのは視点〜
なのは「良し、行こう!! ゆりかご内部を目指すよ!」
ヴィータ「ああ!」
なのは・ヴィータ・カイトは、ただ真っ直ぐにゆりかごを目指す
しかし、それを許さないものが現れる
大量のガジェットだ
しかも数機は、ただのガジェットでは無い
レリックウェポンを搭載し、戦闘力が大幅にアップしたガジェットである
ヴィータ「邪魔なんだよ!! ガラクタ!!!!」
アイゼン【シュワルベフリーゲン!!】
小さな鉄球を打ち出し、ガジェットを破壊しようとする ヴィータ……………しかし
ガジェット「!!!!!!!!!」
ヴィータ「何だと!!!!!」
ガジェットはバリアの様なものを展開し、鉄球を弾く
ヴィータ「アタシの本気のシュワルベフリーゲンが…………」
リミッターを付けていない為、破壊力に自信があったヴィータだが、あっさりと防がれてしまった
なのは「ただのガジェットじゃない……か」
カイト「バーストブレイザー!!!!」
カイトは火の弾を撃ち出す
それは撃ち出され瞬間に弾け、細かな閃光となり、ガジェットを次々と貫いて行く
カイト「高町、先に行け」
なのは「え?」
カイト「ゆりかごさえ止めればいい。さっさとヴィヴィオを連れ戻して来い」
なのは「………わかった」
カイト「俺が道を切り開いてやる」
そういうと、ガジェットを破壊しながら突き進んで行く
その様子を見ていたヴィータは、
ヴィータ「なるほどな。なのはを先に行かせる魂胆か」
カイトの狙いを把握し、ヴィータもアイゼンを振るい、ガジェットを破壊していく
ヴィータ「全部が強化型って訳じゃないんだな」
カイト「ウィザード!!!」
ウィザード【カートリッジロード!】
カイト「風穴を開ける! そこから侵入しろ!!!」
なのは「わかった」
カイト「ヴレイジングバースト!!!!」
紅い閃光はゆりかごに大きな穴を空ける
カイト「行け!!!」
なのは「ありがとう! カイト君!」
礼をいい、ゆりかご内部へと入って行く なのは
カイト「貴様も行け! ヴィータ!」
ヴィータ「オメェはどうするんだよ?」
カイト「このガラクタを片づけてから行く」
ヴィータ「1人で行けるのかよ?」
大量のガジェットを1人で相手をするのは少々骨が折れるだろう
カイト「少なくとも貴様よりかはな」
ヴィータ「相変わらず気に入らねぇ野郎だ…………死ぬんじゃねぇぞ!!!」
そう言い残し、ヴィータも なのはの後を追う
カイト「フン、貴様もな」
カイトの呟きは、誰にも聞こえなかった
〜?〜
この様子をアジトで見ている者
そうスカリエッティだ
スカリエッティ「クククク、彼はゆりかご内には行かないようだね」
ウーノ「ガジェット殲滅を狙っているのでしょう」
スカリエッティ「アレを動かす準備をしてくれたまえ」
ウーノ「わかりました」
ウーノは颯爽と部屋から出ていく
スカリエッティ「ククク、天城カイト君…………君へのプレゼントだ、受け取りたまえ」
果たして、スカリエッティが言うアレとは?
〜なのは視点〜
カイトの援護によって、ゆりかご内部へと侵入する事に成功した なのはとヴィータ
2人には別々の任務があった
なのはは、ヴィヴィオの奪還
ヴィータは、駆動炉の破壊である
この内のどちらかが成功すれば、ゆりかごは停止すると考えられている
なのは「凄く広い…………戦艦の中じゃないみたい」
ヴィータ「ああ、外と変わらねぇ感じだな……………油断すんじゃねぇぞ?」
なのは「勿論だよ、ヴィータちゃんもね?」
ヴィータ「それこそ勿論だぜ……ここから分かれる。絶対ヴィヴィオを取り返して来い」
なのは「うん」
ヴィータ「へっ ヴィヴィオも幸せ者だろうぜ。こんなに強い母ちゃんが居るなんてよ。じゃあな!」
ヴィータは右の道へと逸れていく
なのは「幸せ者………か」
なのははヴィータの言った言葉を考えていた
なのは(本当にヴィヴィオは幸せなのかな? 私はヴィヴィオを守れなかった)
私は………弱い
なのは(大切なはずなのに………それなのに、目の前の敵に集中し過ぎた)
ヴィヴィオの事が頭から離れていた
なのは「私は……………」
私はダメはママだね、ヴィヴィオ
なのは(ゴメンね………でも、必ず救ってみせるからね)
もう少しだけ…………辛いと思うけど、もう少しだけ待っててね
なのは「どんな手を使ってでも………救ってみせる!!!!」
そんな なのはをあざ笑うかのように、大量のガジェットが現れる
なのは「邪魔!!!!!」
レイジングハート【ディバインシューター!】
一瞬でガジェットは木端微塵となる
リミッターを外したなのはに、AMFは無意味
なのは「魔力を温存させない為の策だろうけど、甘く見ないで!!!」
今のなのはは、誰にも止められない
そんな なのはの様子を見つめる影
クアットロ「ククククク、来るならな来なさい………その時が、絶望の始まりよ!」
メガネを投げ捨て、髪を下ろしながら呟く クアットロ
クアットロ「さて、どんな顔をして、私を楽しませてくれるのかしら? ねぇ陛下」
クアットロが見つめる先には、椅子に腰かけ、俯くヴィヴィオの姿が在った
次回はフォアード視点になります
フォアードVS戦闘機人達…………勝つのは果たして……
次回もお楽しみに!!
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いよいよStsも大詰めです! | ||
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