SAO二次創作小説 第八話 〜勝利〜 |
戦闘開始から10分。ボス戦は、かなりの苦戦だったが、被害者は出ていなかった。
「くっ……!」
俺は両手の武器を交差させ、3連突きをなんとか防いだ。だがそろそろHPがイエローの半分を切る。
「椿!翔子!鶯ちゃん!スイッチ行くぞ!!」
俺が叫ぶと、3人は即反応してくれた。
「了解よ!」
「分かりましたわ!」
「……ん!」
俺はそれを確認したと同時に、ソードスキル、<泣沢女>を放ち、女郎蜘蛛の腕を弾いた。
「「「スイッチ!!」」」
椿と鶯ちゃんと翔子がすぐに突っ込んでいく。ちなみに命とケイは回復中だ。あと10秒で復帰できるはず。
俺も3人が防いでくれてる間にハイポーションを飲む。やっぱこの味好きじゃないな……。
俺が回復し始めると同時に命とケイも回復したようだ。二人は、
「イヤッハァァァァ!!」
と奇声を上げながらボスに攻撃し始めた。
というかこのボス……
「かなり固いな……」
もう10分近く戦っているが、今さっき3本あるうちの1本目をやっと消した所だ。
しかもキリトも風林火山のメンバーも血盟騎士団のメンバーもうちのメンバーもかなり全力で行っているはずだ。それでもこの硬さだからもう冗談としか思えない。なんなのこれ。
このボスは攻撃力は中の上みたいな感じだが、その分硬すぎる。
「やるしかねぇな……!」
HPはあと少しで回復する。それまでどこまで削れるかな……?
「おらっしゃあああああ!!」
「いやっほょおおおお!!」
ケイと命うるさいな!なんで奇声上げる必要があるんだ!自重しろ!とかなり突っ込んでしまったが、あいつら強いから皆なんも言えない。
さて、そろそろ回復したし行くか。
俺は即座にボスに突っこんでいく。
「おぉらあああ
ガガッ!!
「ごっふぇ!?」
即座に吹っ飛ばされた。HPは3割程度しか減っていないが超格好悪い!
そして俺の頭の奥から何かが切れる音がした。あ、これやばい。
俺は寝そべったまま回復結晶を取り出し、自分に使う。
そして俺は立ち上がり、椿の横まで歩いていくと、ソードスキル<金鵄>を放つ。
「さて、本気の本気でいくぞ」
ボスのヘイトが完全に俺に移ったらしく、ボスが鳴き声をあげる。
「クィュウゥゥゥアァァァァ!!」
「ふ、ふふは」
「く、クロが笑い始めた……!」
椿が恐れ慄いているが関係ない。
笑いが止まらん……!もう耐えられん……!全力で潰す……!
「く、クロさん……?」
「クロが本気だす……」
「じゃあ俺達も」
「じゃあ私達も」
「「本気を出そう!!」」
ケイと命が同期して叫ぶ。俺はその二人と一緒にボスに突っこんでいく。
武器はカタナだけに変更済み。俺は本来カタナ使いなのだ。
「ぜあぁぁぁ!!」
「ッらぁぁぁぁ!」
「はぁぁぁ!!」
俺とケイと命が同時に最強のソードスキルを放つ。
ボスがその巨体を四散させたのは、それから8分後の事だった。
「「「よっしゃあああああああああああああ!!」」」
ボスが爆散すると同時に、攻略組の(ほぼ)全員が雄叫びを上げた。
「やったね命ちゃん!」
「ケイもね!」
二人はハイタッチしながらキスしながら抱き合うという複雑でしかも大胆が過ぎることをしている。
が、今の俺はそれを突っ込めない。
「はぁ…、は、は、は……」
超疲れた。この世界では呼吸はあまり関係ないのに息切れがひどい。
だがそれよりも気になるのは……
「「…………!!」」
椿と鶯ちゃんがすごい非難の目でこちらを見ている。
かくいう俺は息切れしながらの正座。少し休ませて……。
「クロ」
「はひっ!?」
椿が凄い冷たい声で俺を呼ぶ。あぁ、目も冷たいですね……。
「……」
鶯ちゃんまで……!声に出してない分余計キツイっす……!
「クロ……正座して……」
「ごめんなさい!でももうしてるよ鶯ちゃん!!」
「これは盲点……」
この何言ってんのかわかんないのは鶯ちゃんがけっこうキレてる証拠だ。恐いんだよ……。
「私達、もうあの状態にならないでって、泣いてお願いしたよね?」
「は、はい…………」
「ちゃんと返事しなさい……!」
「はい!でももうしたよ鶯ちゃん!!」
「な、なんだってー……」
鶯ちゃんが瞳孔が開き気味の顔で驚く。怖い……。
説明 | ||
本当にごめんなさいでした!!! 前回の投稿から2か月以上経過しています!!言い訳もしません!! 全力全開で土下座中です! ファンタジー系の方がちょっと筆が進んでしまい……。 あれ?俺今言い訳しないって言ったはずじゃ……? |
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