真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第八十八話 潜入!スカリエッティのアジト |
フォアード達が戦闘機人と戦い始めたころ、フェイトはシャッハ、ヴェロッサと合流していた
ヴェロッサがスカリエッティのアジトを見つけると言う大手柄を立てたのだ
その為に少数部隊で突入する事となった
しかし、管理局は戦力を裂く余裕はない
よって、スカリエッティと深い因縁があるフェイトが聖王教会と同行する事となったのだ
シャッハ「随分と早かったですね、フェイト執務官」
出迎えてくれたのはシャッハだ
フェイト「ええ、全速力で飛んできたので」
ヴェロッサ「スカリエッティを捕える前に体力切れなんて、冗談にもならないよ?」
フェイト「大丈夫………奴は、私が捕まえる」
ヴェロッサは、フェイトに少し休むように言うが、1分1秒が惜しいと言って聞かない
ヴェロッサ「やれやれ…………予定より早いが、早速向かおうか」
シャッハ「ええ、行きましょう」
何時もはシスターの服装をしているシャッハだが、今回はバリアジャケットを着用しており、デバイスであるトンファーに似た形をした剣を持っている
フェイト「珍しい形の剣ですね」
シャッハ「ええ、よくトンファーに間違えられます。不快ですよ、ホント」
フェイト「ハハハハハハ」
どう見てもトンファーにしか見えず、それなのにもトンファーと言われるのを嫌う シャッハ
その姿を見て、苦笑いをするしかないフェイトだった
ヴェロッサ「さて、アジト内はかなり広いだろうからね………ここから3隊に分かれるよ」
フェイト「わかった」
そして、ヴェロッサはレアスキルを発動する
少し透けて見える、緑色の犬が3匹現れる
ヴェロッサ「((無限の猟犬|ウンエントリヒ・ヤークト))。この子達が道案内をしてくれますよ」
シャッハ「決して油断はしてならりませんよ? ヴェロッサ」
ヴェロッサ「僕は大丈夫さ。それじゃ、フェイト執務官………アジト中央部で落ちあいましょう」
フェイト「はい」
3人はバラバラの道に進む
ここまでは順調
しかし、スカリエッティは既に気付いていた
スカリエッティ「クククク、まさか君自ら来てくれるとはわね。嬉しいよ、Fの遺産」
巨大なディスプレイに映し出されているのは、フェイトだった
それを見つめながら、とても楽しそうに笑う スカリエッティ
スカリエッティ「クククククク、少し君の力を測らさせてもらうよ」
ディスプレイに映っているフェイトは、ガジェットと戦い出す
ウーノ「ドクター、残りの2名はどうするのです?」
スカリエッティ「興味が無いね。適当に処分しておいてくれたまえ」
ウーノ「わかりました」
空中に浮かぶディスプレイを操作する ウーノ
ウーノ「所でドクター」
スカリエッティ「何だい?」
ウーノ「この戦いで何故アレを使わないのです?」
スカリエッティ「アレ? どれのことを言っているんだい?」
ウーノが言うアレがわからずに聞き返す スカリエッティ
ウーノ「我々戦闘機人のデータを元に改造したアレですよ」
スカリエッティ「ああ、アレか」
ウーノの言いたい事が理解でき、納得する スカリエッティ
スカリエッティ「アレはまだ使わないよ。最終調整が出来ていないからね」
ウーノ「そうですか」
スカリエッティ「クククククク、それにアレが無くとも十分勝てるさ」
スカリエッティ達が言うアレとは一体?
〜シャッハ視点〜
恐らくウーノによって呼び出されたガジェットに襲われる シャッハ
しかし、彼女は聖王教会でbPの実力者であり、シグナムとも対等に渡り合える騎士なのだ
ガジェット如きでは相手にならない
シャッハ「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
彼女は自身の双剣型デバイス ヴィンデルシャフトを振るい、ガジェットを切断していく
シャッハ「数が多いですね……………ならば!!!!」
ガジェットを踏み台にして飛び上がる シャッハ
ヴィンデルシャフト【カートリッジロード!】
シャッハ「双牙一閃!!!」
双剣から繰り出される斬撃が飛び、ガジェットを一気に切り裂いていく
シャッハ「飛ぶ斬撃…………更に味わってもらいましょう」
セイン「遠慮しとくよ!」
シャッハ「っ!?」
いきなり現れたセインに脇腹を蹴られ、体勢を崩してしまう シャッハ
セイン「今だよ、やっちゃいな」
セインの言葉が通じたかのように、一斉にシャッハに襲い掛かるガジェットT型
シャッハ「旋風昇!!」
体を駒のように回転させ、その遠心力を利用し、輪っかのような斬撃を飛ばす シャッハ
彼女を囲んでいたガジェットは真っ二つになった
セイン「マジかよ〜」
シャッハ「あなたは…………戦闘機人の1人ですね?」
セイン「そうだよ、セインって言うんだ」
隠すことなく自分の正体を話す セイン
シャッハ「では、スカリエッティの所まで案内してもらいましょうか」
セイン「それは無理」
シャッハ「吐かせますよ…………すぐに!!!!」
セインに向かって走り出し、斬り掛かる シャッハ
セイン「危なっ!!」
といいながらもあっさりと躱す セイン
彼女は身体能力はかなり高いのだ
シャッハ「これで!!!!!」
セインの顔を狙う シャッハ
セイン「当たらないよ」
シャッハの斬撃を片腕で受け止める セイン
シャッハ「っ!?」
セイン「油断し過ぎ!!!」
セインの拳がシャッハの腹に決まる
シャッハ「グッハ!!!」
そのまま吹き飛ばされ、地面に倒れる
セイン「ん? もう終りか? まぁ人間がセイン様に敵うかわけないか」
セインは勝利を確信し、その場を去ろうとする
シャッハ「油断は禁物ですよ」
既に間合い入り込んでいた シャッハ
セイン「なっ!!!」
シャッハ「はぁ!!!!」
剣を振り上げ、セインにアッパーをお見舞いする
セイン「痛って!!」
シャッハ(流石は戦闘機人、尋常ではない強さです)
シャッハは既に肩で呼吸していた
体力では圧倒的不利
セイン「畜生〜 死んだフリとか汚ないぞ!」
シャッハ「フリではありません。立つのに時間が掛かっただけです」
決してシャッハは騙し打ちする為に起き上がらなかったのではない
純粋にセインのパンチが効いていて、立てなかったのだ
漸く立ち上がると、後ろを向き、何所かに行こうとしているセインを見て、好機と思っただけにすぎない
シャッハ「まぁ汚いと言うならば、否定しないでおきましょう。私も騎士、正々堂々と戦いのは山々ですが…………この戦い、負けるわけにはいかないので」
構え直す シャッハ
セイン「ったく、まあいいさ…………こっからは私も本気だ!」
〜ヴェロッサ視点〜
シャッハがセインと戦っている頃、ヴェロッサは狭い通路を歩いていた
ヴェロッサ「随分と狭い場所だな。こんな所でガジェットに来れると不味いんだが………」
ヴェロッサによって生み出された魔力犬が、スカリエッティの場所まで案内してくれている
ヴェロッサは後を追うのみ
すると急に犬が吠えだす
ヴェロッサ「ここか」
巨大な扉があり、その先にスカリエッティがいるのだろう
ウーノ「これ以上、進むのは止めていただきましょう」
よく見ると、離れた場所にウーノが立っていた
ヴェロッサ「あなたも戦闘機人か……………随分とお美しい」
ウーノ「お引き取り願います」
ヴェロッサの発言を無視し、失せろと言ってくる ウーノ
ヴェロッサ「悪いけど、此処まで来て何もせず帰る訳にはいかないのさ」
ウーノの警告を断る ヴェロッサ
ウーノ「そうですか、ならば死んでもらいましょう」
ウーノが片手を上げると、回りからガジェットV型が現れる
ヴェロッサ「やれやれ、ステルス機能持ちのやつか…………」
ガジェットに囲まれた ヴェロッサ
この窮地を脱する事は出来るのか?
そして、シャッハVSセインの結末は?
フェイトはスカリエッティを捕まえられるか?
フェイト視点はまた今度ということで!
次回は、はやて視点になります
そして、彼女の前に現れた3つの影……それは………………
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題名通りです スカリエッティを捕縛出来るのか? |
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