IS 2体の魔神皇帝 |
鈴「二つ名が『黒龍の破壊神』や『龍神』ねぇ・・・」
セシリア「私は『天の竜』とか『蒼の不死鳥』ですよ。噂ではでは『魔王』ですわ」
箒「二人がチームを組んだら・・・」
清香「『天竜神』?」
簪「『天の竜』と『龍神』を掛け合わせたの?」
清香「勘?」
弾「勘かよ!!意味解らん!!」
箒達がセカンドシフトしたISを使っている2人の二つ名の話をしていて鈴が
ふと一夏の姿が無いのに気が付いた。
鈴「そういえば一夏は?」
清香「寝てるよ。昨日スカルカイザーの事で色々あって疲れてるんだと思うよ」
セシリア「其れにしては妙にお二人の肌がツヤツヤしてません?」
箒「気のせいだろう?」
弾(まさか喰われたのか・・・ご愁傷様。だが自業自得だな)
当の本人はというと・・・・・
一夏「・・・・・・・」←疲れ果てて真っ白
ラウラ「兄様?しっかりして下さい!」
自室で何かに疲れ果てて横たわっていた。
簪「でも昨日の二人、凄かった・・・」
セシリア「過剰なまでの火力に驚きましたわ・・・」
鈴「アタシもあそこまで破壊力があるなんて思っても見なかったわ。
しかも凄く燃費いいし・・・」
マドカ「マドカもビックリ。後カッコよかった・・・」
シャル「ホント凄かったよね・・・。今までより厳しい訓練が必要かもね。
二人とも大丈夫かなぁ・・・」
鈴「破龍Zを扱う為だし、別になんとも思わないわ」
セシリア「右に同じく。ストライク・ティアーズZをきっちり使いこなしてみせますわ」
簪「私ももっと訓練しないと・・・(フンス!)」
鈴とセシリアは千冬の之まで以上に厳しいであろう訓練を受ける気概を見せ、
簪も気合を入れている。
弾「ん?アメリカで原油タンカーが事故で行方不明?物騒だなぁ・・・」
弾が食堂のテレビを見るとニュースで原油を満載したタンカーや
石油工場に相次いで起こっている事故が放送されていた。
鈴「物騒ね・・・」
セシリア「そういえばロシアでも似たような事故が最近ありましたわね」
簪「確か天然ガスを積んだ中型タンカーも行方不明になってる・・・」
鈴は素直な感想をいい、セシリアと簪は似たような事故を思い出す。
此処数ヶ月の間にセシリア達の言ったような事件が相次いでおきていた。
本音「皆おはよ〜♪」
箒「布仏は何時も通りだな」
ラウラ「お早う御座います・・・」
清香「お早うラウラ♪」
清香が食堂に来たラウラに挨拶するとラウラは箒と清香に詰め寄る。
ラウラ「清香!箒姉さま!兄様に一体何をしたのですか!?」
箒「気にするな。一寸私達の我侭に付き合って貰っただけだ」
ラウラの問いかけに箒は答えるがラウラは要領を得ないようだ。
清香も箒もただニコニコ笑っているだけで弾はちょっとした恐怖を感じていた。
鈴「一夏も大変ねぇ〜」
セシリア「まぁ今回はしょうがないと思いますわね」
簪「庇うのはいいけど怪我はして欲しくなかったんだね」
マドカ「?・・・再生されてたから怪我無い・・・」
マドカは今一つよく解らないようだ。
鈴「『自己再生』を使うような事になって欲しくなかったのよ」
マドカ「よく解らない」
鈴「じゃぁマドカは好きな人が傷つくのは嫌?」
マドカ「ん。嫌」
セシリア「其れと同じですよ」
マドカ「・・・なんとなく解った」
弾「つかマドカの好きな奴って一体・・・?」
弾のさり気ない独り言が聞こえたのかマドカはいたって普通に答えた。
マドカ「マドカはボスが好き。LOVEの方で」
弾「ブーーーッ!!」
ラウラ「なに!?マドカもか!?」
弾「ってラウラもかよ!?」
セシリア「あらら・・・」
簪「・・・」
鈴「結構お似合いかもね」
弾はお茶を噴出しセシリアと簪は呆気にとられ鈴は想像してお似合いかもしれないと
思っていた。さらにラウラもボスの事が好きだとは思わなかったようだ。
箒「ボスか」
マドカ「ん。この前あったときメールアドレス交換してる」
弾「マジかよ・・・」
ラウラ「何を驚いているのだ?」
弾「いや・・・なんでもねぇ・・・」
驚いている弾にラウラは首を傾げている。
清香「二人とも頑張ってね♪」
箒「ふふふ」
清香と箒は優しく笑っているだけだ。
シャル「ラウラをとられた・・・ラウラをとられた・・・」
シャルはまさかラウラをあのボスに盗られているとは思わずに落胆している。
千冬「之を機に百合癖を治したらどうだ?」
ニヤニヤしながら様子を見ていた千冬はシャルにそういうと彼女は血の涙を流しながら
小さく頷くのだった。治る保証など無いのだが・・・。
ボス「フェーーーックシ!!!」
ヌケ「ボシュ〜如何したんでしゅ〜?」
ムチャ「また誰かに噂されてたんスかねぇ〜?」
ボス「かもしれねぇな」←鼻水かぎながら
ムチャ「マドカちゃんとラウラちゃんだったら嬉しいっすか?」
ボス「ムチャ!?」
この日一夏は部屋で死んだように動かず(一応会話可能)、箒と清香は夜にしでかした事で謝り続けたとか・・・。
一夏が居るのに彼の料理が食べられずマドカは2人に一日中プレッシャー(殺意に近い)を掛け続けた。
この事で2人は織斑家の胃袋と家計、家事を握っている一夏に家庭内では絶対勝てないとこの時
初めて痛感したのであった。そして同時にこれじゃ完全に主夫だなとも思ったのだった。
放課後・・・
千冬「よし、まずどちらから来る?」
鈴「私からお願いします!」
真耶「それじゃぁオルコットさんは私と射撃武装の把握を」
セシリア「はい」
CB『私もお手伝いします〜』
真耶「よろしくお願いしますね♪」
鈴とセシリアは千冬と真耶と訓練を行い少しでも早く新しい姿の機体になれるように励んでいる。
弾と簪は束の所で自身のISのオーバーホールを行なっていた。
弾「えっと・・・脚部サスペンションが痛んでるか・・・取替えねぇと。
束さんこのパーツ何処おいてあります?」
束「3番の棚のG−29だよ」
簪「オイルが真っ黒だから取り替えないと・・・たしかO−21だったはず」
束「あ、それは21じゃなくて24を使った方が良いよ」
簪「ありがとう御座います」
束「如何いたしまして♪・・・サポートPC問題なし、各武装チェック完了まであと5分っと。
あ、カイザーとスカルカイザーのチェックもやらないと」
弾「一夏の奴死んだように動けないみたいっすからスカルカイザーの方は
明日以降になるんじゃないっすか?」
束はふとカイザー2体の整備を思い出すが弾は一夏が動けないからスカルカイザー
の整備は明日以降になるのか聞く。
束「パイルダーオフすれば大丈夫♪」
簪「パイルダーオフ?」
初めて聞く単語に首を傾げる二人。
束「頭に超小型の戦闘機がくっ付いてるの。本来は緊急用の脱出装置なんだけどね。
整備の時、敵に襲われたりしたら大変だから操縦者を保護する為に使う事もあるよ。
結構前にちーちゃんがZを整備している時に機械獣に襲われた事があったんだけど
パイルダーのお陰で助かった事もあるくらいなんだ♪」
弾「成程。でもラウラが言ってたんすけど一夏の奴、スカルカイザー展開する気力も無いみたいっすよ?」
束「ガックシ・・・」
束はガックリと肩を落とし、カイザー2体の整備の予定を明日に変更してから
2人の手伝いをするのだった。
マドカ「お姉やっぱり強い・・・」
ラウラ「セシリアの奴大分やるようになってきたな・・・私も直ぐに抜かれるやもしれん」
マドカ「ん。多分マドカより二人は強い」
ラウラ「だが直ぐに抜かすつもりなんだろう?」
マドカ「ん♪お姉も何時か抜かす♪お兄も箒姉も♪」
マドカとラウラはセシリア達の訓練を見て自身の参考にしながら
自分達の目標を語り合うのだった。
その頃Drヘル達はというと・・・
Drヘル「ウヌヌヌヌヌ・・・ブロッケンよ、奴等も実力をつけ数だけでは勝てぬようじゃ。
次の作戦は如何する?」
ブロッケン「・・・数が駄目ならパワーと大きさで勝負してみましょう」
Drヘル「成程。ならば機械獣タイターンG9を使うがよい」
ブロッケン「ハッ!お任せください。以前GRK−7の合体した状態より大きいのです。
之だけ大きければマジンカイザー達も手も脚も出ますまい。そしてその隙に
鉄十字軍団で学園を攻撃しましょう」
Drヘル「うむ。頼んだぞブロッケン」
???「おぉ、Drヘル。どうだ例の発掘の具合は?」
声のした方向には何かの獣に乗っているような人影があった。
Drヘル「7・・軍の内4名は見つけた・・・残るは・・だけじゃ」
???「ありがたい。之で我等も闇・・・と・黒・・軍の仇を討てる」
Drヘル「なに、今はまだだが妖機械獣に・・・を使わせてもらえるのだ。之くらいでは
安いじゃろう」
???「それと例の石版の解析、来年の・月には・・転用できる程度には・・・・・・めどか付いた」
Drヘル「おぉ・・・・ついに」
???「製作の終った妖機械獣・・ゴ・1をタイターンG9と・・出来る・うにしておく」
ブロッケン「ありがたい。おねがいしますぞ・・ゴ・・公」
地獄城ではこのような会話があったのだった・・・。
Drヘルの攻撃はまた直ぐに始まる・・・。
説明 | ||
Drヘルの攻撃を退けた後の話です。 | ||
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