Aのコードをかき鳴らして |
ギターってのは奥が深い。
ただ、右手で弦のコードを押さえ、左手のピックでかき鳴らすだけ。
それだけの作業を、俺たちは何回繰り返したのかわからない。
ただ億は超えていると思う。
何故そんな作業を繰り返しているのかと聞かれれば、ロックの神様に惚れちまったからと言うしかあるまい。
ただ理屈を求めるなら、鳴らした音のすべてが違うからと言ってもいい。
弦の張り具合、押さえ方の強弱、ピックの下ろし方、アンプの状態、ライブハウスの反響、すべてが音を変える要素だ。
わざわざチューニングしてから、音を変える奴もいるくらいだ。
さしずめ、おれたちは中毒者と言ってもいい。
そしてまた、思いっきり弦をかき鳴らし、大声で叫ぶ。
地図にもないような町は
もう地球上には無くなったようだ
まだ人を続けるならば
宇宙に行くか妄想の世界に引きこもるしかない
皆何かを引きずって
記号の中に世界を閉じ込める
全くバカじゃないの
女の裸見てた方がまだましだね
ロッカーズ
何もかもをぶち壊して笑う
そんな存在は嫌いかい?
ロッカーズ
壊したあとは放っておく
創り出すのは面倒だ
説明 | ||
五分小説です。 読みやすいように書いております。 読んでくれたらうれしいです。 小説と言うより詩プラス歌詞と言った感じですかね? |
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コメント | ||
myulifeさんコメントありがとうございます。いやいや、そんなに持ち上げてくださらなくても。とてもうれしいです。(彬 ) 感動しました!他の下手な小説よりも説得あります。(myulife) 華詩さんコメントありがとうございます。何か曲つくっていたのですけど、うまくはまらなくて…「壊して創る」そう言ったのは確か『鋼の錬金術師』のアームストロング少佐だったような。いろいろと思いだします。(彬 ) 『記号の中に世界を閉じ込める全くバカじゃないの』この一文がすごく力がありますね。壊しちゃえばいいんですよね。(華詩) |
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