真・恋姫†無双 巡る外史と仮面の魔神 二十五話
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「ドキッ☆兵士だらけの相談会〜〜」

「「「いえーい!」」」

「…何故儂等はここにいるんですかのぉ、堅殿」

「あたしに聞くんじゃないよ、まあ面白そうだし♪」

 

訓練が終わって夜になった。

ここでは仮面隊の兵と希望者、ついでに海蓮さんと祭さんもいる。

何でここにいるかは気にしちゃいけないと言うことで。

ちなみにメタいけど今回は俺こと平沢梨斗視点になるっぽいです。

 

「平沢、なんじゃこの集まりは?」

「ん?とりあえず俺と隊の皆の親交も深める一貫としてトーク…まあ、話し合おうと言うことになったんだよ」

「話ねぇ…それと相談がどういう繋がりなんだい?」

「そこは…ノリ?」

 

正直何も考えてないって言ったらなんか言われるんだろうな。

訝しげな二人を席に座らせ、隊の調理できる奴等の作った夜食を食いながら始めようと思う。

ついでに酒は持ってきてない。俺はまず飲めないし、誰かさんが飲むとめんどくさくなるからな。

 

「リト…なんか悪口を言われた気がするんだけど、なんか考えた訳じゃなかろうね?」

「ハッハッハ、ハイレンサンハオウツクシイトオモッタタケデス」

「ならいいよ♪」

 

よし、誤魔化せた。で、誰から話かけてくるか…な?

あ、誰か挙手してる。

 

「じゃあ…そこの前髪素敵な人」

「じ、自分ですか!?…あ…それで相談なんですけど…」

「じゃんじゃん言っていいよ。できる限り相談に乗るから」

「…か、彼女と結婚したいんですけど、なかなか言い出せなくて…」

「はい、次の人ー」

「相談に乗るんじゃないんですか!?」

専門外だからしょうがないんだよ。俺はモテないし。

そう思っていると、周りの若い兵が羨みと嫉妬の籠った視線をさっきの兵…まあ兵Aに飛ばしている。

フムフムなるほど…。

 

「はーい、若い奴等でモテない連中。こういった彼女持ちもしくは既婚の男はリア充と言いまーす」

「「「へぇ〜」」」

「そんでリア充に対する僻みや呪いの言葉はこう言います。リピートアフターミー?…リア充爆発しろおおおおお!」

「「「リア充爆発しろおおお!」」」

「ええ!?」

「ちなみに祝福の意味を込める感じではリア充末永く爆発しろとかあるから今回こっちだね」

「天界にも変わった言葉があるんじゃのぉ…」

 

実際意味違うけど大丈夫だよな?

面白いからこれ教えたけど相談に乗るか。

 

「で、結婚したいんだっけ?」

「あ、はい。その…この隊の役割は怪物と戦うこともあって、正直命落としかねないんですよね。だから、早めに家庭を持ちたいなって」

「かー!何を弱気になっとるんじゃ!死ぬのが嫌ならもがけ!できなければ必死にもがけ!それしかあるまい!」

 

隊を辞めるって選択ないんかい。

 

「まあ、遅かれ早かれどっちでもいいと思うぞ?あんたと彼女付き合ってから長いだろ?だったら早くコクっちゃいなよ。彼女も望んでると思うし」

「そうだといいんですけど…」

「あんたは国の為に働いてるんだ。そんな自慢の彼氏がいて不満な人はそうそういないよ。それとも、彼女を信じられないのかな?」

「そんなことありません!あいつとは、固い絆で結ばれてると豪語できます!」

「ほい、じゃあ解決ね。次の人はいるかなー?」

 

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この人非番の時にイチャついてるの見てたから大丈夫だろ。

この人も彼女も一途そうだし。

すると今度は中年近くのおっさん…兵Bが手を挙げた。

 

「はっ、平沢教官の持ってる箱の中身が知りたいであります!」

「箱…ああ、これね」

「そういやそれはなんなんだい?装飾品…じゃ、なさそうだけど」

「四次元((匣|ボックス))。簡単に言えば、いろんなものを入れれる便利な道具だよ」

 

ドラえもんのポケット無断で借りたけど…すぐに返したから問題ないよな?

そう思いながらも俺は((匣|ボックス))を開けて手短な物を取り出した。

 

「これは……ああ、((伝説の超サイヤ人|ブロリー))の髪の毛か」

「何で髪の毛入ってるんだい!?」

「いや、戦闘中にむしりとっちゃって…」

 

((ブロリー|悪魔))に悪魔って呼ばれたんだっけなー。

んで、『違う、魔神だ(ドヤァ』って返したんだっけ?

そう思い返しながら次の物を取り出す。

 

「ああ…斬鉄剣の刃先か」

「刃先を何で持っとるんじゃ…」

「それとこれは((バッファローマン|バッさん))のロングホーン」

「角!?」

「あとプーさんのハチミツに…擬似GNドライブか」

「どっからそんなの出してるんだい!?」

「デスノートの切れ端にGストーンにキメラの翼に古びた剣にレティスの杖にカレーパンマンの顔の一部に鬼ヶ島の鬼の金棒にティガレックスの首にカンタムロボのおもちゃに飛行石に殺せんせーの触手に撫子の帽子に、あ…これはなめこだな」

「んふっ」

「「「喋った!!?」」」

 

個人的には中身の方に驚いてくれると嬉しいんだけどなぁ…。

まあ、知らないのも無理ないか。

あとから出てくる物は香辛料、ガラクタ、大事な携帯食料、QBの残骸etc.

兵Bはひきつった笑みを浮かべてわかりましたとだけ言った。

 

「はい次ー」

「じゃああたしが…」

「海蓮さんのは却下ッス」

「何でなんだい!?」

 

いや、だってこれは隊のやつであって個人的なものじゃないからね?

まあ個人的じゃないなら別だけど。

 

「一応聞いときますけど何言うつもりなんすか?」

「そりゃあ、うまい酒の作り方を…」

「平沢、元呉の王の頼みじゃ。答えれんわけがなかろう?むしろ答えろ」

「アンタらって人は…」

 

結局私情かよ。しかも祭さんまで乗ってるし。てか、飲みすぎるとつまみ食ってる暇無いだろ、海蓮さん。

しかも二人とも俺の両隣に近づいて来てるし…って!?

 

「いいじゃないかい、大人の楽しみってもんさ♪」

「そうじゃのぉ…つまみを教えたら、儂らが酌をしてやるぞ?ん?」

「そう言いながら腕絡まないでくんない!?あと酒飲めねーから!」

 

両腕には柔らかいバリーボー…てか胸に埋もれた。

マジ勘弁してよ…心拍数がはねあがるわ。

 

「むぅ…やはり若い方がいいのかの…。反応が薄い」

「あたしも雪蓮位まで若かったらねぇ」

「…一応忠告するけど、アンタらに魅力がない訳じゃないからな?たぶん呪いの一部のせいで反応薄くなってるだけだと思うし」

他者の愛情がわからないって言うことは、関連性のある性欲にも影響あんのかな?

ただいま十五歳なのに思春期というものが来ているような出来事が全くないし。

二人とも美人さんなんだけどな…なんか罪悪感湧いてきた。

 

「それだとしても自信なくすんだよ、若い男にこれだけ近づいてもいまいち反応が無いって言うにはさ」

「それなりに女としての部分もあるんじゃがの。やっぱり年増じゃからな…」

「年増って…アンタらが年増だったら雪蓮とか冥琳とかのお姉さんも全員年増じゃん。…あ、ヤベ。死亡フラグが…」

 

地獄耳だったら真っ先にここに来るだろうな…まあ、逃げ切る自信はバリバリあるけど。

 

「…ま、とにかく二人とも魅力は十分あるよ。ただえさえ…その…、いい臭いでくらくらしてんだし」

「「…………………」」

「それに面倒見がいい祭さんも雪蓮達三姉妹が慕ってる海蓮さんも相手さえいればいい奥さんになるよ」

「そ、そうかの…?」

「ハハハ…嬉しいこと言ってくれるじゃないかい…」

 

そう言いながら今度は顔を背ける二人。

なんだ?なんか悪いことでも言ったのかな?

あ…そっか、たしか海蓮さんの旦那さんもう…。

その事に気が付いた俺は海蓮さんの両手を包むように優しく握る。

当然、やられた海蓮さんは驚いていた。

 

「な…どうしたんだい、リト?」

「海蓮さん。俺…アンタの旦那さんみたいにはなれないけど、俺は俺なりにアンタを支えるよ。もちろんできる限りだけど、アンタの大事なもの全部守ってみせる」

「…ッ!?」

 

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何故かほんのり顔を赤くさせる海蓮さん。

酒飲んだわけじゃないよな…?

俺なんか変なこと言ったっけ…?

うん、ないな。

 

「んん!!…で、平沢よ。儂のことも支えてくれるな?」

「へ?祭さん結婚してたっけ?」

「?結婚しとらんが?」

「そっか。でもアンタも俺の大切な人だよ。言われなくても支えるよ」

「それでいい♪」

 

祭さんも顔を赤らめる。

しかも上機嫌だ…何でだろ?

俺以外にも支えてやれる人はいるのに。

そうしてると、不機嫌そうな雰囲気の海蓮さんは俺の手をバリーボーに誘導させてきた。

 

「あ…柔らか…じゃねえ!!?」

「ほらほら。どうだい?あたしもまだ捨てたもんじゃないだろ?」

「…堅殿、童子相手に大人げないとは思わんのかの?」

「十五過ぎてりゃいい大人さね。それともなにかい?嫉妬してるんじゃなかろうね?」

「嫉妬のう…まあ、そういうことじゃの」

 

え、なにこれ?両サイドのプレッシャーパネェんだけど?

てか嫉妬って、まさかこの二人…

 

「なるほど…同性愛か…」

「「はぁ?」」

「まさか曹操と同じ気があったなんてな…知らんかった」

「平沢、なにか勘違いしとるようじゃが儂は孟徳殿と同じではないぞ」

「うんうん」

 

とか言っている二人。

じゃあ何に嫉妬してんだよ。

そうやって頭を押さえていると…

 

「で、あたしがなんだって言ってたのかなー?リト?」

「私もその内容が聞きたいものだな?」

「…ウェ?」

 

ここにいるはずのない二人の声が聞こえる。

振り返ってはいけない、その衝動に逆らいながらも俺は振り返った。

そこには…((現呉王|雪蓮))と((メガ周瑜砲|冥琳))が。

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「シェレンザン、メイリンザン。ナズェココニイルンディス」

「?何でここにいるのか知りたいの?」

「お前の隊の一人から密告があってな。すぐに来たのだ」

 

隊…隊だと!?

まさか…いったい誰が…!?

 

「まったく…あたし達を引き合いに出すことはともかく、母さん達とイチャついてるのは何でかなぁ?」

「場合によっては…じっくりと話し合おうか?」

 

ちょ、話し合おうって絶対違うよね!?

某管理局の白い悪魔みたいにボコボコにするんだよね!?バスターなんだよね!?

なんか雪蓮はベルト取り出してるし…俺はすぐさま逃げようとするが…周りにいた皆に取り押さえられた。

ちなみに海蓮さん達は避難している。

 

「ツッチョ!?ナズェトリオアエルウディス!?」

「教官…先程言いましたね?」

「彼女持ちの男や既婚者をリア充と言うと」

 

いや、言ったよ?

それが何で取り押さえることになるの!?

 

「たぶん教官は自覚ないと思うんですが、隊全員の意思を伝えます」

「「「リア充爆発しろおおおおおおおおおおお!!」」」

「何で!?」

今日一番の不幸だ!!

俺彼女なんていないのに!!

手を繋いだことなんて…あ、あるわ。

 

「とにかく教官は孫策様に殺られてください」

「そのために隊の代表で密告しに行ったので」

「お…オンドゥルラギッタンディスカーーー!!?」

 

まさか一人じゃなくて全員!!?

両腕を兵C、Dに拘束され、足を椅子に縛られ固定される。

逃げれることには逃げれるのだが…俺は超直感で理解した。

逃げちゃいけない、と。

 

〈L・I・O・N! ライオーン!〉

〈バッファ!ゴー! バ・バ・バ・バ・バッファ!〉

「じゃあ、気絶したら優しく介抱してあげるわね♪」

「はは…お手柔らかに…」

 

 

その夜、壁が壊れるような音がしたことにより、ほぼ全員の目が覚めたのは言うまでもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リト「リトと!」

一刀「一刀の!」

一リ「「後書きコーナー!」」

 

リト「…はい、まず謝罪からやりまーす」

一刀「えー、作者ことXXXは急な用事で投稿する時間まで間に合わず、しかもインフルエンザにかかってしまいました」

リト「そのため大幅に投稿が遅れてしまったので謝罪させてもらいます」

 

一刀「さてと、謝罪も終わったし後書きするか」

リト「…タックル痛かった…」

一刀「痛かったですむのかよ?どんだけ頑丈なんだよ…」

リト「頑丈が取り柄なんだよ俺は」

一刀「それよりあれの中身凄すぎるだろ!なんだよブロリーの髪の毛って!?ティガレックスの首って!?」

リト「戦利品だよ。ちなみに持ち物のなかで他の物語に必要な物があったと思うけど平行世界の物ってことで」

一刀「あと隊に変なこと教えんなって…」

リト「もう手遅れじゃね?」

一刀「ジョジョがけっこう多いもんな…うん」

 

リト「はい次回予告といこうか」

一刀「あれ?アンケートは?」

リト「今回の前のアンケートで『お帰りなさいませ』が同じ数だったから次それにするつもりだけど?って作者言ってたぞ」

一刀「ああ…そう。…次回、真・恋姫†無双巡る外史と仮面の魔神二十六話は!」

リト「仮面編 “お帰りなさいませ”。…次回は俺がジョブチェンジするらしいです」

一刀「ジョブ…って仕事の?」

リト「たぶんな。タイトルからして心当たりあるんだけど…」

 

О∇Оノシ再見

 

説明
仮面編

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コメント
刃さん 一刀「ちょ、ストップ殺人!ノーモア死体製作!!」リト「…だってねt」一刀「言わせねーよ!?」(XXX)
そして次回はリトが執事になる回ですねわかりま、リト「そんな事を何時言った」バキバキゴシャ、へぶっキサ、パタリ。(黒鉄 刃)
刃さん ありがとうございます(XXX)
xxx様インフルを患って居られたとは、回復されて良かったと心より思っております。(黒鉄 刃)
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