帝記・北郷:十四〜決戦合肥・後之二〜
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『帝記・北郷:十四〜決戦合肥・後之二〜』

 

 

「へ…やるやないかおっさん」

「そう言うお主もな小娘」

宙にてぶつかり合う二つの刃。

片や偃月刀、片や大薙刀。

阿鼻叫喚の戦場すら二人を彩る舞台であるかのように、霞と韓当の激闘は続く。

「ち、こら孫権の首は美琉に譲るしかないなぁ…」

「御主君の首よりも自分の首を心配したらどうだ?」

振り下ろされる必殺の豪撃。

それを偃月刀の柄で受け、返されるは神速の瞬撃。

韓当はくるりと手首を返し、大薙刀の石突でそれを受けた。

「それに…孫家三代の天命。そうやすやすととれるとは思わん方が良いぞ」

「三代やろうが三十代やろうが知ったこっちゃない。要は孫権の天祐ゆうんのと一刀のそれのどっちが上か、それだけの話や」

「確かに…」

ふっとニヒルな笑みを浮かべ、韓当は大薙刀を構えなおす。

「いずれにせよ、自分は我が君の天祐の助けになるように、そなたのお相手をするだけだ」

「ふふ、要はそう言うこっちゃ。さあ、うちも一刀の為にあんたの首、とらせてもらうで!!」

再び交わる二つの刃。

その攻防は、息を呑むほどに美しく清らかだった。

 

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小師橋目指して馬を飛ばすは、若き孫呉の王・孫権こと蓮華。

それに付き従うは、孫呉の新星・呂蒙と周泰こと亜紗と明命にその手勢数百。

「蓮華様!!そこの林を右に折れれば…」

「いけない明命!!伏兵だ!!」

「!?ここもですか!!」

突如前方に翻る『楽』の旗。

背後から迫るは『司馬』の旗印。

蓮華達が小師橋へ向けて本陣を経ってからというもの、彼女達の行く手には少数ながらも必ず伏兵が配置されていた。

単に進軍している時ならば逆に撃退することなど容易い数の伏兵。

しかし、混迷する戦場からの撤退においては少数の兵すら驚異に成りえる。

加えて、その伏兵の多くは新魏の精兵・青州兵で編成されていた。

常時は屯田にあて、非常時には四交代制(本来ならば二交代制にしたかったが、屯田の都合上まだ出来なかった)で戦場に投入される、黄巾の教えと北郷一刀に心酔する黄色い布に黄色の鎧の兵士達。

それを指揮するのも、ある者は主戦場にいなかった将。またある者は何時の間にか戦場から姿を消していた将。

それらの将合わせて十人の部隊が、小師橋への道を阻む。

戦場にいなかった者だけでなく離脱してきた者も伏兵に加えたことによって、蓮華を守る兵士達は

正確な敵の実態をつかみかねていた。

これぞ、今回の戦で副軍師を務める程cこと風の編み出した十面埋服の計。

「穏様、大丈夫でしょうか……」

追撃を食い止めるために途中で引き返した穏を思い、ポツリと明命が漏らす。

「穏なら無事だろう。それよりもここを切り抜けるぞ!!」

愛剣を握りなおし、楽進隊へと吶喊する蓮華とその近衛兵。

迫り来る刃を交わし、すがりつく兵を屠り、ただひたすらに自分の王道を進む。

「孫権!!」

横から何かが飛んでくる。

そう思った瞬間、蓮華は素早く馬を横倒しにしてその何かをかわした。

この数ヶ月、龍泰こと龍志から伝授された技の一つであった。

飛来した何かは木にぶつかるや、激しい音をたてて炸裂し幹を粉砕した。

もしも蓮華に当たっていれば、骨が砕けるどころではなかったろう。

その何か−圧縮された気の固まり−を放った少女に一瞥を加えるや、蓮華は馬を起こして再び道を急ぐ。

「待てい!!」

裂帛の声と共に再び放たれる、かつて魏国一の氣の使い手と呼ばれた楽進こと凪の氣弾。

それを受け止めたのは、亜紗だった。

長い袖に隠された手甲で氣弾を受け止め、霧散させる。

それだけで彼女の腕にビリビリと衝撃が走ったが、それをこらえて亜紗は馬の背を蹴り拳を凪に叩き込んだ。

「くっ…」

亜紗と絡まるようにして馬から落ちる凪。

「亜紗!!」

「私のことは良いですから、明命は蓮華様を!!」

凪の蹴りを防ぎながら亜紗が叫ぶ。

明命は何か言いたげに口を開いたが、ただ顔を歪めただけでその場を後にした。

「さあ…ここは通しませんよ!!」

「己…」

ぶつかり合う拳と拳。

飛び散る汗、舞い踊る火花。

いずれ劣らぬ武の応酬。

故に亜紗は気付かなかった。

背後から袖箭を手に近付く、一人の女の姿に……。

 

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「蓮華様!!もう少しで小師橋です!!」

先を行く蓮華に、後ろから明命が声をかける。

言われるまでもなく、疾走する馬の上からでも風音に混じって河の波音が蓮華の耳に入って来ていた。

今までの様子から言って、さしもの新魏も小師橋の向こうにまで兵を伏せてはいないはずだ。

後少し…小師橋が落とされていなければ逃げきることができる。

「孫権!!」

「その首を置いていけ!!」

だが、事はそう易々とは運ばない。

どこの支道から現れたのかは知らないが、美琉と炎の二人が蓮華達に追いすがって来ていた。

敵は二人。されど伏兵に次ぐ伏兵で蓮華の周りには疲労困憊の兵が数十人しか残っていない。

背後より放たれる美琉の鉄矢。

それはあの日の二張来々の時のように、蓮華の周りの兵士を芋刺しにしながら彼女に迫る。

「はあああああああああああああああ!!!」

やがて炎も蓮華達の最後尾に食らい付き、手にした薙刀で後続の兵を削り取る。

ここに来るまで逃避行を重ねてきている呉兵にはそれに抗うだけの活気がない。一部の兵士が死力を尽くして炎に向かうが、立ちどころに馬下に斬り落とされた。

「く…蓮華様、ここは私が食い止めます!!」

「明命!?」

振り向きざまに長刀を抜き放った明命が、その勢いのまま炎へと向かう。

「私の名前は周幼平!!あなたは!?」

「私は廖元倹!!邪魔をするならば容赦はしない!!」

激突する二人。

その傍らを、美琉が駆けて行く。

「周泰は任せましたよ!!」

「承知!!」

炎の声を背に、美琉は次々と矢を放つ。

矢は蓮華の周りの兵を一人、二人と減らして行き、遂に残っているのは蓮華と二人の兵だけになっていた。

「孫仲謀…その天命、ここに穿つ!!」

渾身の力と共に放たれる必殺の鉄矢。

それは真っ直ぐに飛び、そのまま蓮華の背中に吸い込まれる……。

 

ガァン!!

 

刹那。飛来した鉄脊蛇矛に弾き落とされた。

思いがけない事態に呆然としながらも蓮華は馬を走らせる。

その後を矢を弦につがえながら美琉が追う……。

「少し待て」

「!?」

突然の冷たい声に、思わず美琉は馬を止めていた。

振り向けば、地面に突き立つ先程の鉄脊蛇矛を馬上から引き抜く一人の女が、半ば閉じたような目でこちらを見ていた。

「ふむ…また乱世が始まったと聞いて山から降りて来てみれば…なかなか面白い所に出くわしたものだ」

「何者だ!?」

鉄矢を女の眉間に向け美琉が問う。

女は相変わらず冷やかな瞳でそれを見て。

「悪いことは言わん。やめておけ。戦い続けの体じゃあ私には勝てんよ」

そう言われて美琉はぐっと詰まる。

確かに開戦からずっと弓を引き続けた腕は張りつめ、矢からも本来の威力が消えつつある。

だが、ここまで来て大将首を逃すわけにはいかない。目の前の女を無視して蓮華を追うと言う手もあるが、それを許してくれるような相手ではなさそうだ。

(一撃で決める)

そう気持ちを固めるや、美琉は女めがけて馬を駆けさせる。

接近しながら放てば、多少の威力の低下は補う事が出来る。

「はっ!!」

放たれる鉄矢。

それを女はすっと目を細め見つめ。

 

ギィン

 

おもむろに弾いた。

美琉の方めがけて。

「なっ!?」

顔めがけて飛んできた矢を辛うじてかわす美琉。

その瞬間、その体には致命的な隙が発生していた。

 

ドゴッ

 

「か…は……」

鉄脊蛇矛の石突が鳩尾に突き立つ。

声もなく美琉は馬から落ち大地に倒れ伏した。

「……だからいったろう。疲れた体では私には勝てんと」

やれやれと肩をすくめて馬から降りた女は、美琉を抱えて再び馬上に戻る。

もしも万全の状態だったならばこうも簡単に勝負はつかなかっただろう。しかしこの二人にとっては戦場の僅かな疲労が致命的な差。

達人の戦いとはそれほどまでに厳しい。

「さて…龍志に良い手土産ができた」

そう言って女は、蓮華が去って行った方とは違う道をゆっくりと歩いていった。

 

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「……何ということだ」

蓮華の呆然とした声に、傍らの兵士達は何も言えない。

目的地であった小師橋を前に、蓮華達はその歩みを止めざるを得なかった。

小師橋は破壊されていた。

龍志と風炎が予想したとおり、ここに何ら対策をうたないほど新魏軍は甘くなかった。

「どうします御主君。いずれ張?や他の敵が追い付いてきますぞ…」

震えを必死に抑えようとしながら兵士の一人が言う。

「………」

蓮華は答えることなく壊れた橋を見つめる。

水深は深く、川幅は狭くない。

逆に言えば、広くはない。

そして橋を壊したことで安心したのか、敵兵の姿はそこに無かった。

「……お前達はどこかに隠れるか、敵に降れ。ここまでよく付いて来てくれた」

「な、御主君は!?」

「ま、まさか…」

自決を創造したのか蒼褪める兵士に、ふっと蓮華は笑いかけ。

「馬鹿な想像をするな。私の命はもはや一人のものではない。そう簡単には死ねないさ」

馬の頭を壊れた橋に向ける。

「ただ…私は歩みを止めるわけにはいかない。それだけだ」

そして、馬の腹を蹴るや凄まじい速さで駆けだした。

「ご、御主君!!」

「む、無茶です!!」

兵士の声が遠くに聞こえる。

(無茶か…確かにそうだろう、馬でこの距離を飛ぼうというのだからな)

そんなことは解っている。

だが……。

(だが、止まるわけにはいかない。母様や姉様から受け継がれた、そして少なくとも私を信ずる者達が、私が守るべき者達が私に寄せる天命は……)

「こんなところで終わるものじゃない!!」

跳んだ。

高く遠く、天を舞うかのように。

ただ、この思いが届くことを信じて。

 

ドシャ

 

「……………ふう」

着地の音から数瞬の間をおいて、蓮華は本日三度目の深い息をつく。

越えた。あの幅を馬で跳んだ。

天は彼女を見捨てなかった。

「……どうやら、私の王の道はまだ続いているようだな」

おもむろに空を見る蓮華。

それは江上で龍志が見上げたのと同じ雲一つ無い蒼天。

どこまでも蒼い空。

その眩しさに、目を細める。

燦々とした陽光が彼女を照らしていた。

そう、だから気づけたのかもしれない。

その陽光が僅かに陰ったことに。

凄まじい殺気が左方から彼女を襲ったことに。

 

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ザン

 

一閃。

まるで風が吹き抜けただけのような一閃。

その一閃で、蓮華の馬は一刀両断されていた。

ギリギリで鐙を蹴って背後に跳んでいた蓮華はかろうじてその凶刃を逃れる。

「誰だ!?」

素早く地に立ち、鞘に納めていた剣を抜き放つ蓮華。

その視線の先に立っていたのは、銀髪を風に揺らし鳳嘴刀を構えた華雄だった。

「…お館様に言われて小師橋の向こうで待機していたが、まさか本当にあれを越えてくるとはな」

細めた眼で蓮華を見据えながら、華雄は鳳嘴刀を上段に構える。

それを正面に捉えたまま、蓮華は他に兵がいないか周囲の気配を探った。

「ああ、安心しろ。他の兵は戦線に送っている。ここにいるのは私とお前の二人だけだ」

その様子に、華雄がそう言った。

酷く歪な笑みを口元に浮かべて。

「来ると聞いていたんなら、兵ぐらい残しておくべきではなかったのか?尤もこっちとしては助かるがな」

青眼に構えた愛剣の切っ先を華雄に向ける。

助かるなどと言っているが、それがただの強がりにすぎないことは蓮華自身が解っている。

自分と華雄。悔しいが腕は華雄が遥かに上だ。そう易々と逃げられる相手ではない。

「それはそうなんだがな…お前だけは私がこの手で仕留めたかったものでな…」

「……どういうことだ?」

蓮華としては純粋な問いかけ。

それが華雄にもたらした結果は劇的だった。

銀髪を逆立て、切れ長の目を大きく見開き、憎悪と憤怒に顔を歪める。

「どういうことだ…だと……ふざけるなぁ!!」

振り下ろされる鳳嘴刀。

咄嗟に横に跳んでそれを避けた蓮華の目の前で、鳳嘴刀を受けた大地がパックリと割れた。

何という豪撃。

だがその一撃よりも蓮華は華雄の言葉に心を奪われる。

「お前が…お前さえいなければ……龍志様は私のもとから去ることはなかったのだ!!!」

再び振るわれる猛撃。

それを蓮華は避けることができずに剣で受けた。

「…あっ!!」

そのまま蓮華の体は宙を舞い、大地に叩きつけられる。

「ごほっ!げほっ!」

激しく咳込む蓮華に、馬から降りた華雄がゆっくりと近付いて行く。

「あの方は…あの方は私にとって唯一無二のお方だった……」

「く…」

道脇の木立の中に蓮華は逃げ込む。

「生きる意味も…目的も失った私を救ってくださったのがあの方だった……」

鳳嘴刀で木々を払いながら華雄が迫る。

「あの方こそが私の生きる意味だった…あの方に認めてもらう事が、あの方の笑顔を見ることが私の目的、生き甲斐だった……」

怖い。

この戦の中で蓮華は初めてそう思った。

「それが、依存に過ぎないことなど解っているんだ…」

信じ続けた己の天命。

「あの方は私が縛ることのできるお方ではないことなど解っているんだ…」

それが初めて、目の前の女に呑まれてしまいそうな気がしていた。

「それでも…それでもお前だけは……」

先程の一撃で感じたもの。それは彼女の師である龍志とは対極の武。

「孫権…お前だけは…」

いや、龍志も持っていた。だが王の選定の為に表だって使う事の無かった武。

「お前だけは許せない!!」

それはいかなる天命も王器も穿ち貫く、最強にして最凶の武。

「はぁ…はぁ…」

遮二無二蓮華は逃げた。

ただひたすら、背後より迫る凶刃から逃れるために。

「はぁはぁ…あ……」

いつしか蓮華の前には河があった。

恐らくは小師橋のある場所からそれほど離れていない。

「……ふ、必死になって渡った河に、今度は必死になって入ることになろうとはな」

そんな軽口が出たのはどうしてだったのだろう。

覚悟を決めて蓮華は河へと身を躍らせる。

「逃すかぁ!!」

 

ザン

 

「ぐあああ!!」

その背を、鳳嘴刀が斬り裂いた。

そのまま蓮華は吸い込まれるように河面に消える。

「………」

後に残るは河のせせらぎと華雄の荒い息。

やがて、河の水にうっすらと赤いものが混じり始める。

考えるまでもない。蓮華の血だ。

血は濁った河の水に混じりながら、下流へと流されていく。

「……ははは」

不意に華雄の口から乾いた笑いが漏れた。

「ははは…あーーははははははははははははははははは!!!!」

それはやがて全てを呑みこむ哄笑へと変わる。

「ははは、あはははは、はははははははははははははは!!!!」

ボロボロと彼女の双眸から流れ落ちる涙は何に対してのものか。

「あははは…ははは…はははは……ああああああああああああああああ!!!!」

狂おしい絶叫。

河上に、木々の合間に、蒼天。

華雄の叫びが響き渡る。

「ああ…龍志様ぁ…龍志様あぁ!!!」

それに応える者は誰一人として、無い。

 

                      〜続く〜

 

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後書き

 

どうも、今回結構やりたい放題なタタリ大佐です。

まず一言、『大丈夫、蓮華死んでませんから!!』

いやぁ、今後の展開の都合上こうせざるを得なくて…っていうか、華琳といい蓮華といい王の立場にある人間てどうしてこうも死にかけるんだろう……マンネリ化しないようにしなきゃ。

前編が一刀の成長だとしたら、後篇は蓮華の成長です。最後の華雄は書くべきだと思ったから。一刀君の思いがどうであれ、龍志と華雄の関係はそう簡単に吹っ切れるものじゃないので。

いずれにせよ、龍志の予想(小師橋を渡ったら大丈夫)を超えたのは一刀と華雄という龍志の薫陶を受けた二人だったという点。これ、結構大きいと思います。

 

読者さんの一部はお気づきのようですが、最近音沙汰のない蜀。そろそろ動きだしますよ…これからの蜀の動きにもご期待(?)ください。

 

時に、実はちょっと本編から離れた短編を一本書こうかなと思うんですよね。帝記・北郷が始まる前、外史を放浪していた龍志とある一人のヒロインの物語。

本編では書けない恋愛(と言う程でもないが)モノを書いてみようかなぁと。一刀君でも良いんですが、どうしても二番煎じの種馬系統か婚姻モノになりそうなもので。

まあ、長くないと思うので、投稿したら気の向いた方だけお読みください。

 

では、次の作品でお会いしましょう。

次は龍志と一刀が六四くらいです。

 

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次回予告

 

本編

新魏の勝利で幕を下ろした合肥決戦。

混乱する呉を一挙に平定しようと策を練る新魏軍にもたらされたのは思いがけない報告。

新魏、孫呉、蜀、管理者。

様々な思惑が交錯する中、遂に龍志が……。

 

帝記・北郷:十五〜人間〜

 

短編

それはある外史での物語

ひょんなことから出会った『人にあらざる人』と『江賊あがりの親衛隊長』

かつて誰かに尽くすことに命を捧げた男と今まさに捧げる女

二人の物語は切なく、ほんの少しだけ甘い

 

龍王放浪記〜鈴の音を聞きながら〜

 

説明

合肥決戦いよいよ決着。


オリキャラ注意
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コメント
munimuniさん→is she crazy? no she is pure(タタリ大佐)
nokakakiさん→大局と個々。二つを巧く描いていきたいです。綴りは…すみません何分不勉強なもので(タタリ大佐)
れみりゃさん→美琉はやはり、彼の隣にいないと……(タタリ大佐)
りばーすさん→もしも戻らなければ…ふふふ(タタリ大佐)
クォーツさん→物語も折り返しに来ています。これかもよろしくお願いします(タタリ大佐)
komanariさん→ヤンデレ…嫌いじゃないです(タタリ大佐)
@@さん→皆が正しく皆が間違っている。世界ってそう言うものなのかもしれませんね(タタリ大佐)
美琉はどうなった!?美琉ーーーーーーー!(れみりゃ)
華雄ーー!!戻ってきてーーー!!(りばーす)
華雄が!!華雄が!!壊れた・・・・。次回からの蜀の動きが楽しみです。これからも頑張って下され。(クォーツ)
華雄さんが若干のヤンデレに・・・続編をお待ちしています。(komanari)
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