司馬日記44
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4月12日

入庁が同期であった伯道(?昭)が異動で上京して来た為一杯付き合ったはずだが記憶が無い。叔達の視線がいよいよ冷たいので酒は控えねば。

 

4月14日

庁内を歩いていると突如伯道に腕をつかまれ近くの倉庫へ連れ込まれた。

何事かと思っていると彼女は何故か顔を赤くして

「これで文句無いか!」

といいながら自身の裾を捲り、鮮やかな刺繍が施されいるがほぼ透けてしまっている自身の下着を見せてきた。

あまりの事に「お前は一体何を言っているのか、こんな昼間から痴女ではあるまいし腹を冷やす前に着替えて来い」と窘めると、怒気に満面朱にして「お…お前がこれにしろ、これじゃなきゃだめだって言ったのだろうが!」などと言って殴りかかってきた。

なんとかあしらっていたところ凪らが来て止めてもらい事なきを得たが、冷静な伯道があのように取り乱すとは一体何があったのだろうか。

 

4月15日

書店に行ってみたところ阿蘇阿蘇の表紙に「特集第二回 一刀様独占対談」とあったので購入してみた。読んでみたところ一刀様と于禁の対談で、于禁殿の意向なのか女性の服飾の好みについて多く語られていた。

頁末にこの特集は三回に分かれている旨と、次号については「最終回は編集自らが文書局一の巨乳を武器に体当たり取材!皆が知りたい、一刀様の夜のお・こ・の・み・は?※別冊袋綴じ」と記載されていた。

 

…次号も買わねば。

 

4月16日

先日の出来事は私が酔って伯道に強くあの下着を勧めた為らしい。

子丹御嬢様に伴われて謝罪に行ったところ、複雑そうな表情で

「過ぎた事だ、もう怒ってはいない。楽進将軍らからお前について多少聞いたぞ、お前は酔うとその…中々性質の悪い酒乱のようじゃないか。今後は程々にしておくといい」

と言われた。

先日の、陳倉の過客(であった一刀様)にお目通りしたいと伯道が言っていたのを思い出し、詫びもかねて御紹介したいと申し出たところ一も二も無くそう願いたいと言う。

このような格好でも無礼でないだろうかと軍服の両手を広げて見せてきたが、万一即日御伽を申し付けられる可能性があると思ったので

「先日の下着を着けたほうが良いだろう」と言ったところ

「おまえはとことん私を馬鹿にしているのか」と眉を吊り上げたところで子丹御嬢様がとりなされた。

…本心から伯道の為と思い意見したのだが。

 

4月17日

文書局から自宅へ叔達宛てに大きな箱が届けられた。

叔達が居なかった為私が受け取ったところ品名は衣料とあったが中身は看護服、警備隊制服、めいど服に三国塾の塾生服などの他下着も山のように詰められていた。

帰宅した叔達に無軌道な散財は感心しない、またなぜ文書局から送られたのかと聞いた所、経費で購入したものだと言う。叔達の部署でこのようなものが経費として認められるはずが無いので不正購入したのではないだろうなと問うたが間違いなく経費として認められたといい、役所へ連れて行かれ決裁書類まで見せられた。

 

いかがわしげなものも多くあったが、新しい服を得た為か叔達は上機嫌であった。不思議なこともあるものだ。

 

4月19日

三国会議終了後、一刀様と劉備様、黄忠殿がなんとなしに固い雰囲気で別室に入られていこうとすると、会議室中が妙に緊張した雰囲気となった。

三方が退室するや、諸葛亮殿が青白い顔で「――党派の方は第三会議室に集合して下さい」と言って数名の方と別の会議室の方へと消えていった。

 

詠様にこの妙な空気は何でしょうかと伺うと、

「…今夜だからよ。桃香と紫苑は一刀に念押しするんじゃない、もうここまで来たら迷うな喜んで受け入れないと可哀想だって。で貧乳党の方は対策会議でしょ?敵対して対抗するのか引き入れるのか。って言っても、現在は競合する属性のはずって思い込みたいんでしょうけどもう璃々ちゃんはボク並みか下手すりゃ越されてるし、将来性に至っちゃ違い過ぎるから引き入れるなんて出来やしないでしょうけどね」

と呟かれて執務室の方へ戻っていかれた。

 

4月20日

朝礼後、執務にかかろうとしたところ一刀様と璃々嬢が廊下を歩かれているのに気づいて会釈したところ、穏やかな笑顔をお返し頂いた。

一刀様らが通り過ぎられた後、子丹御嬢様と公達様が

「一刀様、夕べ遂にあの子と寝たんですよね」

「あー?そうらしいわね、時間の問題って聞いてたからいまさら驚かないけど。ま、あたしは競合しないから割とどうでもいいわ」

等と話されていた。

昨日のぎくしゃくした雰囲気はこれの為だったのでしょうかと伺うと、

「天の国じゃ璃々ちゃんくらいの年相手の少女性愛は禁忌らしいわよ、こっちの古今東西の偉い人たちじゃぞろぞろいたでしょうけどね。とは言ってもあの娘発育尋常じゃないし、たまに幾つなのって聞きたくなるくらいしっかりしてるとこ見せるから特段問題ないんじゃないかしらと思うけれど、一刀様には年齢ってやっぱ重要みたいなのよね」

と御嬢様が教えてくださった。元直や妹達などから璃々嬢は特段に優秀な子女と聞いている。ある程度の心身の条件さえ揃えば一刀様に公私にお仕えしてお近くで御指導を賜る事はむしろ望ましいことであるので、

「むしろ英才教育として推奨すべきではないでしょうか」

と申し上げたところ、公達様が

「それ一刀様に言ったらやな顔されるから言わないほうがいいわよ、あんたはそう思うんでしょうけどね」

と生暖かく微笑まれた。

 

4月21日

家族全員で夕食を摂っていると恵達、雅達が明日の夕食は外出する為不要だと申し出てきた。どこへ出かけるのかと聞いたところ、孫尚香様主催で「決起大会」なるものを三国一で行うのに出席するためだという。

なんの決起集会なのか聞くと、「私達の将来への決起集会です」と今一つ要を得ないが二人の表情は真剣そのものであった。士季が

「あの女、最近胸もでかくなってきたし立ち位置も含めて思いっきり競合するだろうから危機感ビンビンなんでしょうねぇ。まあ私も他人の事言えないですけど。幼達ちゃんは行かないの?」

と聞くと、泰然として様子で私は璃々さんについて行きますからと言って食事を片付け始めていた。

 

4月22日

元直と昼食を摂った際に、先に公達様らに申し上げたように若年層の後宮入りを推進すべきではないだろうかと言ってみたところ、箸を止めて

「…あんたが何考えてるか手に取るようにわかるけど、一刀様かわいそうだからやめてあげなさいよ?ただでさえ今劉表さんとか馬騰さんとか凌操さんとか、『どうして紫苑のとこだけ』って圧力かけられて困ってるんだから…美羽ちゃんなんか、当時幾つだっただのどれくらいぺったんこだったか詳しく説明しろだのうちの娘とどれくらい違うと言うのかとか定例会で答弁させられて公開処刑状態よ?ちょっと大人しくしてなさいな」

と真顔で言われた。

 

4月23日

昼休みに伯道(?昭)が訪ねてきた。

庁内食堂へ誘われるままに出ると、複雑そうな表情で「謀ったな仲達」と言われた。

多忙の為立ち会えなかったが私の方で一刀様に伯道の面会御予約を入れておいたところ、陳倉の過客が一刀様だと知ったようだ。

お前の想い人は凛々しく御立派な方だろうと言うと赤くなって暫く黙ってしまった。一言

「…御優しい方だ。私の持病の件は覚えていて下さった」と言うので、伯道が身も心も御捧げしたいと言っていたと伝えようかと提案したが、

「な、なぜいきなりそうなる!?いやその、感謝していない訳でもお慕いしていないと言う事でもないんだが、…ちょっとまだ気持ちの整理がつかん」

と言う。

傍から見て多少じれったい事ではあるが伯道の恋心は伯道のものだ、彼女の思うままに任せることとしよう。

 

4月24日

元直が書類を見ながら憂鬱げにしていた為、何かあったのかと聞いてみたところ、

「いやね…(水鏡)女学院の子達が就職活動で上京してきてて、定期的に卒業生が就職説明会やってるんだけど今回私が当番なのよ。それはいいんだけどさ、貴様やることしか頭に無いのかみたいな娘が最近増えちゃってさぁ…また幼常(馬謖)が自分が貧乳なもんだから、朱里に気に入られてるのをいいことに一刀様は微乳が好きで出世の条件だとかまず後宮に入らないと入職出来ないとか有る事無い事吹いてるから正すのだけでも一苦労なのよね。あの眉女も自分の妹止めちゃくれないしさぁ…」

とぼやいていた。

一刀様のお好みの問題もあるが後宮入りはいっそ入職条件でも良いのではないかと言ってみたところ、はいはい仲達脳仲達脳等と言って蜀の執務室へ帰って行ってしまった。

 

4月25日

定例の三国会議で、一刀様より今年度より入職試験の最終面接では部長級のみでなく、各国王又は一刀様もお立会いをされるとの御連絡があった。お話の最後に、

「ま、あの…あんまり圧迫面接みたいなのやっちゃうと入ってくる子も入ってこなくなっちゃうかもしれないから、厳しいのもほどほどにね」

と仰って顔を上げられると、月様、仲徳様、文若様、甘寧殿、関羽殿、黄蓋殿、顔良殿らが一斉に目を逸らされた。

 

4月26日

夢に一刀様が出てきた。今までも度々夢に見たことはあったが、往々にして現実の一刀様よりも御積極的で時に多少強引気味であるのは私の欲望を表しているのだろうか。

 

…口づける寸前で目が覚めなくても良いだろうに、後数秒が何故待てないのか。

 

4月27日

李典殿が関羽殿を連れて歩いているのに擦れ違い、珍しい取り合わせですねと声を掛けると、「新しい兵器の開発に協力してもらうんや」と言って工廠の方へと向かわれた。

すると一刀様と典韋殿が息せき切って駆けて来られ、お声を掛ける間もなく擦れ違うと李典殿らに追いつかれ、

「真桜!非人道的兵器の開発は駄目だって言っただろ!?」

「ええやないの、戦争に綺麗も汚いも無いやろ?科学の限界を超えた技術は活用せな」

「駄目です食材に対する冒涜です!お百姓さんに申し訳ないです!」

「?私は流琉の料理教室と聞いて来たのですが、違うのですか?」

等と言い争われていた。

その後執務室に戻ろうとすると白蓮殿と行き会い、「真桜がメシ食わしてくれるって言ってたんだけど、工廠ってどこ?」

と言われたので場所を教えて差し上げた。

説明
その後の、とある文官の日記です。間が空いてしまい申し訳ありません。
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コメント
仲達脳わろすwww(アンチヘイト)
とうとう璃々様が一刀とヤッてしまったか・・・。それと白蓮逃げて!!超逃げて!!!(GANGAN)
白蓮イヂメに心が痛い、確実に毎回登場しているのに何故だ。(禁玉⇒金球)
とうとう……とうとう璃々ちゃんの時代が来てしまったか…… 白蓮ちゃんいぢめ、もうやめたげてよぅ(神余 雛)
司馬家の中でも二大勢力が抗争を繰り広げる... まさに世界の縮図(呂兵衛)
一刀・・・逃げ切れなかったか・・・(白黒)
ついに紫苑念願の「親子で抱かれる」という夢が叶うんだな・・・胸が熱くなる。そして白蓮逃げて!(よしお)
ついに兵器呼ばわりまでされるかwww(アルヤ)
白蓮…食事を提供する場所が、何故工廠かと言う事に気付かなきゃ……(いた)
歴史が・・・動いた・・・(いじり)
突っ込み所が多すぎる・・・突っ込みって言ってもそういう意味じゃないぞ!?(牛乳魔人)
ついにか・・・・・ついにか・・・・!!!璃々ちゃんがヤリやがったか・・・!白蓮逃げてええええええ!!(D8)
ついに璃々とヤってしまったか…(SRX-001)
愛沙の料理は、遂に殺戮兵器へと昇華したのか!?(サワディー(・ω・))
白蓮逃げて、超逃げてwwwww遂にというかやっとというか璃々様がお手つきに……後宮の勢力図が変わるなwwwwwそれにしてもちゅーたつに面倒を見られたとか伯道さん、知られたらちゅーたつ以下という評価にwwwww(悠なるかな)
白蓮は生贄になったのです;;イキロ!(nao)
逃げて!?白蓮逃げて!!(azu)
白蓮www ひどすぎるだろこれwwww(blendy)
白蓮死なないで〜!!(飛鷲)
璃々ちゃんが遂にやりやがった!!(地球ジェット…)
璃々ちゃん、やっちまったなww一刀はこれから迫り来る幼女地獄wwwwwww(ロックオン)
長年の夢が叶いましたね璃々様www (happy envrem)
・・・無印を思い出してあげてください(血涙)。まぁ毒料理の代表格だもんなぁ愛紗は。(shirou)
ヤりやがった・・・アイツとうとうヤりやがったァァァァ〜〜!(kazo)
そっちに行っちゃダメだ、ぱいれええぇぇぇんん!?(FOX)
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